楽天モバイルのタイムリミットは近い?

ドコモがオンライン限定の新プラン「ahamo」を出してきたことで、今後の他キャリアの動向が見ものだと思いますが、正直なところ後発でプラチナバンドのない楽天モバイルは尻に火が付いたような状況なのではないかという気がします。

私の住む静岡市内のエリアについては、いつの間にか自宅周辺が楽天エリアになっているものの、市内中心部の静岡駅の周辺でさえもauのパートナーエリアにつながってしまい高速に通信できるという楽天の電波が入らないことが多くなっています。ここ数日は、あえてモバイルルーターに楽天のSIMを入れて、自宅内で固定回線の代わりとして使えるかどうかのテストをしているのですが、自宅の場合は高速でつながってやったと思ったら、いきなり速度が落ち(恐らく楽天モバイル回線からau回線に切り替わっていると思われる)、動画もカクカクになってしまったりしています。

はっきり言って、私自身は移動通信のために楽天モバイルの回線が使えなくてもいいとすら思っています。もし、高速無制限とは言えないものの固定回線と同じように使えるような感じに自宅がなるとしたら、楽天SIMは常に自宅に置いておき、自宅のインターネット用に使います。モバイル回線にはahamoだったりUQ・ワイモバイルあたりの大手キャリアか、mineoあたりのMVNOでも安い値段で維持できる大手キャリアが貸し出した回線を使い、楽天モバイルの売りである「楽天LINKアプリ」はスマホに入れて、大手キャリアの安定した電波で利用することで通話およびSMS使い放題を利用することを目論んでいます。

しかし、そうした目論見も、いつまで経っても自宅での通信が安定せず、そのうちにパートナーエリアの電波を提供してきたauがサービスを停止したまま不安定な状態で楽天モバイルの電波がつながらないとなると状況は変わってきます。そうなると現在の有線インターネットは継続し、モバイル回線については安定して日本全国で使えるようなところを選ぶようになるでしょう。

実際には、私の場合楽天がテストユーザーではなく一般に向けてサービスを開始した2020年4月から使っていて一年間無料で利用しているのですが、2021年3月までで無料期間が終了し、その後は月/2,980円(税抜)の料金がかかってくるので、その時までに電波状況がどうなっているかで今後も楽天モバイルを続けるかどうかを見極めるということになるでしょう。

一部のマスコミ情報では、楽天モバイルが高速通信を制限する数ギガのプランを千円前後でahamo対策で出すのではないか? という話もありますが、問題はそのプランで「楽天LINKアプリ」による通話・SMS無料がSIMを入れないスマホやパソコンでも使えるようになるかというのが気になります。もし使えるなら、回線の品質は下がるものの通話とSMSが追加料金の心配なく他社のSIMを入れてエリア的に不満のないスマホから利用できることになるので、あえて通話定額を契約しないでトータルの料金を節約できることが考えられます。

今後、ほとんどの事がデータ通信やコミュニケーションアプリで解決するとしても、企業や団体への問い合わせを自宅にいながらにして行なう場合、5分や10分定額のかけ放題では話が込み入った方向へ向かってくると通話料金が気になってしまいます。現在は楽天経由で時間を気にせずに話すことができるので、メインの回線は5分定額にしていますが、楽天だけでなく大手キャリアの方でも、通話についてもう少し改善する余地があるのではないかと思うのですが、このまま楽天が競争に敗れてしまったらまた過去の3キャリアによる寡占状態に戻ってしまうのではないかという危惧もあります。

とにかく楽天モバイルには、少なくともエリアの中の電波状況を整備していただき、光回線を解約してもそれなりに自宅で使えるくらいの回線品質を目指し、先日販売を開始したモバイルルーターの他に、家で使うことを前提にしたホームルーターの開発にも着手していただきたいと切に思います。もっと言うと、過去にPHSのウィルコムが出した「イエデンワ」タイプの端末を出し、自宅の家電話とインターネットの利用の両方ができるようにしていただければ、大変素晴らしいと思います。

もし今後、楽天が衛星を使った日本全国をカバーするエリア形成がうまくいけば、そのイエデンワタイプのルーター付き端末を車にセットすれば、日本全国どこに行ってもそこがエリアになり究極のテレワーク社会になると思うのですが、まずは来年3月を目処にエリア拡充をしっかりやって欲しいものです。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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4 thoughts on “楽天モバイルのタイムリミットは近い?

  1. ケータイオタク

    楽天が競争に敗れた場合過去の3キャリアによる寡占状態には戻る事にはなりますが、以前と大きく違うのはドコモがNTTの完全子会社となっているので政府のコントロールが効くと言う事です。
    少子高齢化人口減少社会への道を進んでいる日本では効率的な資源配分が必要。むしろドコモと楽天、auとソフトバンクを統合させ2大キャリアとして争わせた方が良いのでは。
    巨大化するNTTですが、政府にはコントロール可能。世界特に中国には官民一体で対抗しないと対抗できない。相手は資本主義のルールが通用しない相手です。
    ドコモを完全子会社化する事によってNTTは無線と有線を一体化したサービスが可能となった。過疎地域ではドコモの電波を利用した据え置き型の無線電話に固定電話を置き換える事も可能です。
    総務省は楽天モバイルにはもう期待していないと思います。楽天・三木谷の面子を保ちつつ撤退出来る環境づくりも必要では。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    日本と中国との通信を考える上での大きな違いは、日本ではいまだ有線にこだわっていて、中国では逆に有線にするという選択肢は広大な国土に有線でネットワークを張り巡らせることは常識では考えられないので、必然的に無線の方に流れたということでしょう。

    現在のNTTの固定電話についても、家庭まで引かれた有線の設備は残しつつ、その間をIP化するということですが、ある意味そうした古いインフラは完全に捨てるような形で考えていかないと人件費がかかるばかりで古いインフラを残すだけになってしまいます。NTTがドコモと一緒になって、固定電話の携帯電話への移行(電話機の形としては黒電話由来の形を残すとしても)についても考えてほしいです。場合によっては政府に尻を叩いていただきたいものですが。

  3. ケータイオタク

    現状維持に固執する日本人らしいですね。乗る人はほとんどいないのに鉄道に固執する、紙の通帳廃止と言うと半狂乱。現金と言う実物化された金銭に固執する。キャッシュレスに異常な拒絶反応。変化を嫌う。
    デジタル化の流れは拒絶しても世界はその方向に流れている。流れには逆らえない。
    別荘地など大きな台風があっても電力会社は点検に来ますが、NTTは苦情が来るまで来ないそうです。形だけは電話線を残している。
    中国は広大ですね。いくら列車で動いても同じ景色が続く。でもそんな場所でも携帯電話は使える。PHSは早々に姿を消しましたが。
    ペルーも有線電話が普及しない状態だったので携帯で通信網を築いていきましたね。インフラが破壊されたカンボジアではホテルでも携帯電話が用いられていました。
    固定電話の携帯電話の移行に当たってはソフトバンクの「おうちのでんわ」と言うモデルがあります。ドコモの技術でより完成されたシステムの開発も可能なはず。
    ユニバーサルサービス義務をNTT単体でなくNTTグループ、NTT本体とドコモで補完し合う形を法で認めてもらいたいものです。

  4. てら 投稿作成者

    おうちのでんわは、実際携帯電話なのにファクシミリが使用できるなど普通の携帯電話にはないメリットもありますが、端末を分割購入させられて途中解約すると残債が残るという携帯電話と同じ問題があり、さらに携帯電話なのに通話定額オプションがないなど、もう少し携帯電話のサービスに寄せていってほしい部分もあります。この点はNTTにしっかりとした「部屋を移動できる家の電話」という形で仕上げていってほしいなという気がします。

    現在の新型コロナウィルスの脅威の中で暮らしていく中で、例えば在宅で問診を受けられるリモート診療など、使えなければ生命にも関わることも出てきています。そういう意味でも、スマホに慣れていない人でもストレスなく重いアプリやテレビ電話でのやりとりができるくらいの新しいスマホプランを、特にスマホを使えていない人にも使ってもらえるようにするアプローチも必要になってくるでしょう。ただahamoはシニア層には加入することすら難しいかも知れないので、その対策プランも考えていった方がいいような気がします。

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