Canon ギガタンクインクジェットプリンター G5030 その概要

今回購入したプリンターは、複合機ではないものの、それなりに一通りの機能が揃っている割に安く買えたギガタンク仕様のインクジェットプリンターCanonのG5030という機種です。

見てくれはこんな感じで、普通のプリンターそのものですが、少し前から「ギガタンク」方式のプリンターが出てくる中、このプリンターもインクコストが安いことが特徴になっています。ご存知の方も多いとは思いますが、どこが今までのプリンターと違うのかということをまずは紹介させていただこうかと思います。

まず、プリンターの上に購入時に付属してきたインクボトルを載せた写真を撮ってみました。このインクはボトルにインクが入っているだけで、インクカートリッジを追加購入するわけではなく、このインクボトルを購入することになります。本体には黒・シアン・マゼンタ・イエローの4色を入れる注入口があり、ボトルを垂直に立ててインクを落とすようにタンクに補充します。

さらに面白いのは、プリンターのヘッドの仕組みで、普通のプリンターでは自分で交換するのも困難ですが、このプリンターのヘッドは「ブラック」と「カラー(CMY)」に分かれていて、キャノンの安いプリンタ用のカートリッジや、HPのヘッド一体型のカートリッジに似ています。ブラックとカラーの位置を間違わないようにセットするのですが、実はこのヘッドは部品として安価に注文が可能なので、普通のプリンターならメーカー送りになるところを、このプリンターならヘッドの単品を注文して自分で交換できるのです。これは故障のパターンとしてヘッド不良というのが少なくないだろうと思うので、インク云々だけでなくもしもの時に心強い点だろうと思います。

そして、注入したインクは管を通ってヘッドに至り、印刷ができるわけですが、私自身は過去にHPのプリンターを使っていたことを思い出しました。HPのプリンターではヘッドが消耗する前にインクが無くなってしまい、まだ十分に使えるヘッドを捨ててしまうのはもったいないので、ボトルに入ったサードパーティのインクボトルのみを購入し、インクカートリッジの上から注射器でインクを注入して経済的にプリンターを使っていたのですが、一回ずつ注入する際に気を付けないと手だけでなく部屋もインクまみれになってしまい、さらにインクを注入したカートリッジが正常に印刷できるように調整するのが大変だった思い出があります(その代わり印刷コストは激的に下がりましたが)。

このプリンタは、過去にネットで調べて、大変苦労し、さらにメーカーの保証を諦め(純正インク使用以外の不具合は保証が受けられない)た上で使っていたのが、今回のプリンタはそれと同じことを全て純正インクで行なえ、気を付けて行なえば手も汚れずにインクの継ぎ足しもできるので、それだけでも素晴らしい状況の変化だと思えます。

プリンターの設定は、家庭内のインターネットに接続しているパソコンが有れば有線ケーブル(USBおよびLAN)が無くても設定して利用することができます。私は複数のパソコンから使えるように設定したのですが、便利なのはプリンター用のソフトから電源を切ることができ、さらに電源が入っていない状態でもソフトの設定で印刷を開始すれば自動的に電源が入って印刷できることです。

さらにこのG5030では、普通紙(A4)を本体下のカセットにセットすることができますので、印刷のたびに紙をセットする必要はありません。年賀状など、サイズ違いの用紙は背面から手差しをして印刷しますが、基本的には定型のA4印刷が主なので、この仕様は有難いです。あと、大量に印刷する場合にはありがたい、自動両面印刷に対応しています。具体的に300ページの文書を印刷する場合に用意する紙は半分の150枚で済むというのは地味ですが嬉しい点ですね。

また、先日紹介した通りスマホから写真を撮ってコピーとして出力するようなアプリもありますので、インクが固まらないように常に動かすことを意識して使ってみようと思います。量販店でもぎりぎり2万円台で購入可能ですので、プリンタの買い替えを考える方で複合機が必要ない方には魅力のあるプリンターではないかと思うのですが。


カテゴリー: その他のハード | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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