トイレの落書きはなぜなくなったか?

先日、テレビ朝日系の放送するTVバラエティの「マツコ有吉のかりそめ天国」を見ていたら話題が「なぜ公衆トイレの落書きが以前に比べると少なくなったのか?」という話になっていたのですが、言われてみると確かにその通りで、車で出掛けて道の駅や高速のサービスエリアのトイレを利用した際に、あからさまな落書きも、その落書きを戒める掲示も見なくなったということを感じます。

番組では「トイレを綺麗に使っていただいてありがとうございます」というような、以前とはニュアンスが違った掲示をするようになり、その効果が出ているのか? というようなところまでしか話は進みませんでしたが、それだけではそこまで落書きを見なくなるということはないかと思います。

またこれは、道の駅やサービスエリアのトイレに限るのかも知れませんが、以前よりトイレを掃除する人の数が増えたのかどうかはわからないものの、特にサービスエリアのトイレというのは常に掃除をする人が出入りしているような感じで、それほど混んでいない時には一部のスペースのみを開放してクローズしたところを掃除していたりする場面に遭遇する機会が増えたような気がします。あまり語られることはありませんが、そうして施設側の人間をウロウロさせておくことで、もし壁に何か落書きがされていても全部消されてしまうような状況を作ることで、利用者も落書きをする気が起きなくなるのか? ということも一つの考え方としてはあるような感じがします。

そして、他のブログなども見ていると「そもそもネット上の書き込み自体がトイレの落書きのようなものなので、あえてトイレには書かないようになったのでは?」という説もありますが、その意味は半分くらいは合っているのではという感じが個人的にはします。昔は、わざわざ筆記用具を持ってトイレに入るからこそ落書きもできましたが、今はそこまで筆記用具に頼る生活をしている人はそこまで多くなく、代わりに誰もが肌身離さず持っているものは、もはやペンではなく「スマホ」です。

さらに、和式から洋式へとトイレの中も変わっていく中で、座りながらついスマホに触ってしまうという人が多くいるなら、もはやそういう人は落書をするのではなくスマホからメッセージのやり取りをしたり、ネット上のニュースを見て書き込みをするような事も普通に行なわれているような気がします。そうなれば、もはやトイレの壁に何かを書くこと自体をやろうとも思わなくなるわけで、ここまでスマホが日本の社会を変えてしまうのか? というのが私の考える「トイレの落書きが消えた理由」です(^^)。

昨日からラグビーワールドカップが開幕し、海外からのお客様を受け入れる中、日本の公衆トイレは過去から比べると大変に綺麗に快適になっているという感じもします。昔は結構あったトイレットペーパーの補充についてもこまめにやられているのか、トイレに入ったものの紙がないという経験を最近はしたことがありません。新しいところではシャワートイレになっていないところを探す方が難しい気もしますし、このような日本のトイレは海外の方々の目にどのように映るのか、そんな事も気になる今日このごろです。

カテゴリー: 旅コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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