消費税が上がる前にまとめ買いをすべきか?

2019年10月を間近に控え、一部の人たちは消費税が8%のうちに買っておこうと様々なものを「爆買い」したり、大きな買い物をするなど、それなりの経済活動が行なわれているようです。

私の場合は、だからと言って買いだめは行なおうとは思いません。というのも、大量の日用品などを購入しても保管する場所がないということもありますが、実際にまとめ買いをしても節約になるかどうかが不明瞭だからです。

小さな日用品から大きな家電についても同じような事が言えると思うのですが、実際セールがあって通常の流通価格と比べてかなり安く買えるものを大量買いできるならいいのですが、ただ単に消費税分の2%の差ということだけで、決して安くないものも含めて買ってしまうということになると、消費税が上がった後にセールで安くなったものを買った方が、トータルの価格が安かったというような事は可能性としてあるのではないかと思います。あえて駆け込みで購入することで得になるケースというのは、市場価格が安定していてほとんどセールにならないもので、自分が必ず買おうと思っているものならいいと思います。

さらに、買いだめをする場合、確実に買った分をすべて使い切れればいいですが、一部を残してしまったり、食べ物の場合食べ切れなかったりするなどして使い切れなかった場合、その分の購入金額がまるまるマイナスになってしまいます。最初から安くなった時だけピンポイントに購入することを続けた方が、トータルの支出は抑えられるのではないかと個人的には思う所以です。

さらに、10月からはクレジットカードおよび電子マネーを利用することでポイント還元が行なわれます。安く買ってその分からさらにポイントを貰うように考える方が、今買いだめのために頭を使うよりも、賢い消費の仕方だと思うのは私だけでしょうか。

また、中古でいいような物の場合、お店で買わずにオークションやフリマアプリを利用した個人売買で物を手に入れるようにすれば消費税は関係なくなり、いいものをじっくり選んで購入することも可能でしょう。ただし、フリマやオークションでは法人であるお店が販売の一つの方法として出している場合もありますので、消費税を出したくないという場合には、出品者が個人であるか、価格総額に消費税が入っているかどうかを確認してから入札を行なうようにしましょう。

あくまで冷静に考えると、今回上がる消費税というのはこれで終わりではないだろうということもあります。ですから、今から目先の数%の上下に目くじらを立てるというよりも、使うところには使っても、後からゴミになったり使ったことを悔やむような消費というものを事前に考えて使わずに財布の紐を締める知恵ということになるような気がします。となると、改めて自分が毎月使っているお金について「何を」「いつ」「どこで」使っているかということを分析してみることで、後から考えてこれは使わなくても良かったのではという支出を見付けることにもなるでしょう。

そういった支出の中で一番思い当たるのは、旅行の際の支出についてです(^^;)。自宅から出るとどうしても外食中心になりますし、普段の生活の中では決して買わないものでも、つい気が大きくなって買ってしまうこともあるでしょう。それが旅の醍醐味だと言われると、それは正にその通りなのですが、今回のように間際になって日用品を数十万円も買うだけのことをするなら、日々の生活の中での支出と旅行の際の支出を比べてみるだけで、まとめ買い以上の家計に対する成果となってくるのではないかと思います。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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