月別アーカイブ: 2015年8月

息の長い製品を出すメーカー

 前日に書かせていただいた通り、以前このブログで紹介させていただいた製品について、Amazonのページヘのリンクをさせていただいています。私がこのブログを立ち上げてから結構経つので、紹介させていただいたものの中にはもう入手できなくなっているものも多いのですが、一つ一つリンクを貼っていると、長きにわたってロングセラーを続けているものがある中、一つの製品が目に止まりました。

 それは、TASCAMというブランドで古くからあるオーディオメーカーのTEACが出している高音質のICレコーダーDR-05で、すでに生産は終了しています。現状では新機能の付いたDR-05 VERSION2が販売中ですが、ぱっと見るとその形は全く同じで、主にソフト的なバージョンアップのようです。VERSION2の新機能は以下の通りとなっています。

・楽曲制作に便利な非破壊オーバーダビング機能
・ボーカルや楽器をきれいに響かせるリバーブエフェクト
・入力レベルを基準に自動で録音開始するオートレック機能
・入力レベルを基準に自動でマークを打つオートマーク機能
・動画ファイルとの位置あわせに便利なオートトーン機能

 個人的には自動でマークを打ってくれるのは後で聞き直す場合に便利ですし、今後、動画の音声を別々のハードで録り、それを合わせて高音質の動画を作るような場合にオートトーン機能はありがたいですね。ただ、普通に考えると新しい機種を購入しなければならないと思いがちですが、実は旧DR-05をVERSION2の機能を使えるバージョンアップファイルが公開されており、私の旧DR-05も簡単にVERSION2相当になりました。

 逆に考えると、まだAmazonでも旧DR-05が売っている状態ですから、家電量販店で安く古いものが売られている場合、あえて購入して自分でバージョンアップさせて使うということもできるわけです。そうでなくても、ソフト的なバージョンアップによって現行機と同じように引き続き利用できるというのは、メーカーのご英断もあるかと思いますし、ユーザーにとってはありがたいものです。同じような製品を販売するメーカーを検討する中で、やはり選ぶべきはユーザーの方向を長く見ていてくれるメーカーの方がいいわけで、その実例ということで紹介させていただきました。製品自体はごつくて大きいものですが、音質重視のICレコーダーとしてはとりあえずこれ一台あればしばらくは新しいものを買うこともないかなと思います(^^;)。


Amazonへのリンクについて報告

 これまで、あえて広告バナーを貼らないブログ運営を続けてきましたが、そもそも、このブログはいろんなジャンルのグッズを具体的な型番とともに紹介しているのに、読まれた方がいくらくらいするかということがブログ内でわからない(改めて別に調べないといけない)という問題を抱えていました。

 いろいろ考えましたが、ブログで紹介したものを気に入っていただいた場合に手間を掛けないでだいたいいくらぐらいするものか、読んですぐにわかっていただけるよう、アマゾンの商品ページのリンクを該当するページに貼らせていただくことにしました。具体的には「Amazonアソシエイト」への参加をさせていただくことによって、各商品へのリンクを行ない、ページにアクセスいただいた方がこちらで紹介させていただいた商品の実勢価格を把握することができるようになるわけです。ただ注意点もあります。

 アマゾンで売られている商品は、Amazon自体が販売している製品であっても一時的に品切れになったり、すでに販売を終了したものについては中古品を含むマーケティングプレイスという販売手法で継続して売られる場合があります。そのため、ショップやマーケティングプレイスの出品者の中で、商品を出品している人がいなければ、あえて高いと思うような値付けがされたものが最安となってしまう場合があります。さらにその中にはいわゆる「プレミアム価格」として普通のお店では考えられないような、かなり高めの価格が付けられているものも出てきます。どうしても今買いたいと思う人は法外な値段だと思っていても買ってしまうことを狙ってのビジネスモデルなので、私の方で付けている価格ではないことをお断りしておきます。

 また、リンクから購入される場合、アマゾンが直接売ったり配送を受けもつものは送料無料ですが、そうではない出品者(一般的な有名店舗も含む)からの購入の場合は別途送料が余分にかかる場合もあります。そういうわけで、品物にリンクが貼られている場合には、詳しい内容を十分確認し、納得した上での購入されることをお薦めします。リンクについてはこれから新たに書くものだけではなく、過去にさかのぼって、現状で入手可能な場合は、これまで紹介したものについて追加していく予定です。リンクから物品を購入いただけると以下に記載しております通り、こちらに紹介料という形でなにがしかのお金が入ってくるわけですが、基本的にはそうして得たものについては、次にこのブログで紹介できるような品物の購入資金の一部にできればいいと思っています。

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 このサイト「車中泊徒然草」はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。


城めぐりの旅 その6 帰路と今回のまとめ

 何とか姫路城の見学が終わり、あとは帰るだけとなりました。そのまま一気に帰っても良かったのですが、たどり着く前に食事の心配もしなくてはいけません。ホテルの朝食の後に喫茶店のモーニングを食べてしまったので、それほどお腹は減っていないものの、やはり少しはお腹に入れておいた方がいいだろうと、とりあえず京都で電車を降りました。

 旅行のおみやげを京都駅構内で買うという目的もあったのですが、少量でも食べられて安いということで、大阪名物の蓬莱の肉まんを京都のイートインでシュウマイ、餃子とともにいただきました。関西方面へ出掛けて小腹が空いた場合はたこ焼きもいいですが、肉まんプラスアルファの食事というもの結構お薦めです。

 お土産と食事まで京都でしてしまったので、一応プラン候補にしていた名古屋での途中下車は中止し、一気に進むことにしました。ただ、京都から米原方面に18きっぷで移動する場合、注意したいことがあります。スマートフォンの路線検索アプリで調べると、ぎりぎり乗り換えられる組み合わせを案内されることが多いのですが、姫路発米原行の新快速が米原に着いて、乗り換えが5分くらいしかない場合、乗り換えはホームの階段を登り降りするだけでなく、何本か前の電車に乗ってきた人たちはすでに米原発の電車に乗り込んでおり、最悪座れなくなる可能性もあります。また、何らかの影響が電車が遅れたりすると、米原発の電車を待たせて乗り換えが済み次第発車というせわしないものになってしまいがちです。たまたま私が乗り合わせた時がそうで、そうしたことを見越して、あえて京都発の新快速を待たず、先行する普通列車で先に米原に着いて待っていたので余裕で乗り換えできましたが、京都で新快速を待って米原まで向かった人は大変だったと思います。こういうことは何回も経験しているとわかりますが、スマートフォンのアプリに頼り切ってしまっているとはまってしまう落とし穴のようなものですので、今後このラインを通られる予定の方は同じ待つなら先の駅でということをまず考えるといいと思います。

 新快速のない豊橋から静岡の間はかなり大変でしたが、何とか無事に当日帰りできました。夕食を駅中でいただき、帰りは少々歩いて車を停めていた駐車場へたどり着いたところでほっと一息です。車を運転し続けることもしんどいですが、座って動かない状態で移動できるので楽といえば楽です。今回は主に電車と歩きの移動でしたが、行った先は車だと大変なところばかりだったので、次回関西方面に出掛ける時は、逆に電車や歩きだと行きずらいところに出掛けてみようかなと思います。車と電車、どちらかに偏るのではなく、それぞれのいい所を感じながら使い分けるのもいいことです。特に車中泊が厳しい真夏の旅には、安く行ける電車の旅はお薦めだろうと思っています。


城めぐりの旅 その5 姫路城と大阪城の入場者の違い

 旅の2日目、何とか早起きすることができ、ホテルの朝食も開店早々からいただくことができました。団体客はまだ出てきておらず、城見物には大事な朝食をしっかり取ることができました。

 ホテルを7時半過ぎに出て、東海道本線を姫路へと向かうのにだいたい20分くらいで着いてしまいます。姫路城の開門は午前9時からですが、駅からお城がまっすぐに見えるくらい近いので、のんびり歩いていくことにしました。駅前通りはまだお店も開いていませんでしたが、その分まだ日陰も多く、アーケード商店街に行かなくても体力を使うことなく歩いて行ける感じです。歩いていくうちにどんどん城の姿が大きくなっていくというのは姫路ならではでしょうか。城内に入るとすでに観光客の方々はちらほら入ってきていました。

 ぶらぶら歩いていたのでお城の入口に着いたのは8時半くらいになってしまっていましたが、それより前に来た人も沢山いたようで、だいたい30分くらい開門を待つことになりました。この頃になるとだんだんと日差しが強くなっていて帽子がないときついレベルでした。

 そうして、ようやく開門になったのですが、順路としては最初に西の丸に行き、天主閣は後からというのがセオリーなのだそうですが、人が押しよせた場合は天主閣に入場できる人数を制限すると聞いていたので、まずは天主閣を目指します。熱中症にならないようにと、登城する途中のところでペットボトルの飲み物を売っています。夏の間は全く飲み物を持って来ない人が城内で倒れてしまう事例もあるそうなのですが、今回私は一応ホテルの冷蔵庫で冷やしてきた水を持ってきていたのでそこはスルーしたのですが、そこから天主閣まで至る道ははるかに想像を超えたものでした。

 何しろ昔の建物ですから、エスカレーターやエレベーターの設備はありません。大阪城は上りだけ途中まで登れるエレベーターはありましたが、さすがに世界遣産の中にエレベーターを付けられないということなのでしょうか(^^;)。そして、外敵を防ぐために階段は狭く急になっています。バックパックを背負っているとつっかえるところもあるぐらいで、階段を延々と登っていると自分の体力の無さをしみじみ感じてしまいました。

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 ただ、開門と同時に入場したせいか天主閣まではスムーズに進み、入場制限を掛けられることもありませんでした。一番上から見る姫路市街の景色は素晴らしく、この時だけは疲れを忘れることができました。

 帰りの道の中、すでに多くの人が天主閣に押しかけているのとすれ違いました。私が門を出た時には30分待ちという天主閣入場制限の看板が出ていました。これは、午後あたりからのんびり行こうと思ったらかなり暑い中待たされるなと思うと同時に、早めに出てきて正解だなとしみじみ思いました。

 そうして歩いていくうちに、用意していった水は底を尽き、行きにそのまま通り過ぎたペットボトルの販売所ではたまらず水とスポーツドリンクを買ってしまいました。人にもよりますが、天主閣にはトイレもないので、入る前にトイレを済ませて水の用意は十分にすることが楽しい姫路城観光には欠かせないものだと実感しました。

 その後、疲れた体にムチを打ちながら西の丸の方も見学し、一通り見学が終わりましたが、最初は城内にある動物園でも行こうかなと思っていましたがとてもそんな余裕は無くなっていました(^^;)。帰り道は屋根のあるアーケード商店街の方を通りましたが、この時点でまだ11時前だったので、疲れた体を癒やす水分と塩分補給のために喫茶店に入ったのですが、まだモーニングサービスを受けることができたのはラッキーでした。

 とにかく、駆け足で回っても一時間以上見学にはかかりますので、時間に余裕を持った計画および、特に夏に出掛ける場合は私のように開門と同時に入ろのがいいと思います。あと、私が開門と同時に入ったからかも知れませんが、回りにいた観光客の人は姫路城の場合はほとんと日本人だったのに対し、昼過ぎに入った大阪城の方は逆に海外からやってきた観光客の人数の方が格段に多かったということも印象に残りました。世界遣産を必要以上に有難がるというのが日本で暮らす人の特徴なのかも知れませんね。


城めぐりの旅 その4 ホテルのある相生と播州赤穂の町並み

 炎天下の中、歩き回ったことで体へのダメージを感じながらとりあえずは本日の宿のある相生まで移動となりました。私が乗り込んだ東海道本線の電車の中はかなり冷房が効いていて、これはこれで体が冷えすぎてしまうレベルでした。改めて汗が乾きやすい下着やタオルによる汗ふきの重要性を実感しました。ただ、電車の車両の中には弱冷房車というのもあるので、事前にわかっていれば弱めの冷房をしている車両に乗るべきだったかも知れません。

 とにかく体が疲れきっていたので、相生駅に着いて駅前すぐのところにあるホテルの立地は有難かったです(^^;)。ホテルに着いたのが午後6時くらいでしたが、同時に到着したらしいのがアジア系らしい団体客の人たちで、一瞬ここが日本なのかと思ってしまうほどでした。フロントで受付をしていると、そうした団体客を束ねる添乗員のような男の人が、フロントの方に文句を言っているのが耳に入りました。スマートフォンを利用するのに、ホテルが提供するWi-Fiがどうしてもつながらないというクレームらしいのですが、後で私のスマートフォンでパスワードを入れたところ問題なく繋がりました(^^;)。恐らくパスワードの細かい部分に違いがあったのだろうと思いますが、そこまでフロントレベルで説明するのは無理だったらしく、クレームを付けていた方も一時諦めたようでフロントを離れていきました。そのタイミングでフロントの方が教えてくれたのは、今の方々は翌日の朝食は8時からの予定なので、鉢合わせするのが嫌だったら、朝食開始の6時半から7時頃には下に降りて朝食を済ませた方がいいとのこと。そうした配慮に感謝しつつ、とりあえず部屋に入ります。

 このホテルはロビーだけでなく部屋でもWi-Fiが使えるようになっています。ただ気になったのはロビーでは強かった電波も、部屋の中ではかなり弱くなっているのです。さすがにこれだと海外客からはクレームが来るレベルかなとも思えます。ただ、個人的にはこうした状況を予測した上で出てきていましたので(^^;)、部屋内にあるLANケーブルを持ってきた小型のモバイルアクセスポイントに繋ぎ、部屋の中では問題なくインターネットが無線で使えるようになりました。今回メインで使おうと考えていたWindowsタブレットは電源と外部接続端子が一緒になったmicroUSB端子1つしかなく、充電しながら他の周辺機器を使うことができないので、簡単にケーブルレス環境が作れるグッズは本当に頼りになります。

 そうして落ち着いた上で夕食でも食べに行こうかと思ってホテル周辺を見たところ、居酒屋さんやコンビニはあるものの、食事処というのはあまりない感じだったので、今回は18きっぷで移動していることもあり、播州赤穂まで足を伸ばそうと電車移動をすることに。しかし案の上というか、駅から少し離れたところにイオンのショッピングモールがあるせいか、駅前のお店は相生よりも少しはましという感じでした(^^)。駅中の土産物店も閉まっていたのでお土産も諦め、駅ビルの中にある中華料理店で赤穂の塩を使ったという塩ラーメンをすすりながら餃子と生ビールをいただきました。食べ終わって外に出ると、駅から海の方を見ると花火が上がっているのが見えました。その日は赤穂の花火大会の日だったので駅前には人がいなかったのかも知れません。しばらく花火を見ながら時を過ごしましたが、相生や赤穂という場所は夏よりも冬に牡蠣を食べに行き、歴史的な街並みを巡るような形で計画を練った方がいいようですね(^^)。まあ今回の目的はお城を巡ることですし、その日は早々に相生に戻り、体の疲れを取るために早々にベッドに入りました。


旅に持って行きたい熱中症対策グッズ

 本日も今回の旅の報告を続ける予定でしたが、一昨日、横浜で花火大会の夜に京浜東北線が止まってしまい、多くの人が電車が動かないストレスと蒸し暑い気候に大変な思いをした人も多かったと思います。下手をすると夜間であっても今回の事故と同じように長い間電車が止まってしまうと、熱中症になってしまう危険が出てきますので、私が今回体験した真夏の旅の中で持って行って良かったものおよび、持って行った方が良かったものについて旅の報告を中断して紹介させていただこうかと思います。これから日帰りでも電車で出掛ける方の参考になればと思います。

 まず、日中の暑い日差しを避けるためには日傘か帽子を持って行くといいですが、多くの人が並んでいる中では日傘を使うと邪魔になる場合があります。私が使っている登山用の帽子はゴアテックス仕様のもので、頭のムレを防ぎ、なおかつ急な雨でも水をはじくようになっているため、夏の間だけでなくオールシーズン持ち歩くようにしています。あまり実用主義を通すと見てくれが悪くなってしまいますので、そこまで機能的ではなくても、自分の気に入った帽子を持って行くことは大切なことの一つでしょう。

 次に、どんな場所でも自分のための風を起こすことのできる団扇や扇子は持っておいた方がいいでしょう。特に、小さく折り畳んで荷物の隙間に入れておける扇子は持った方がいいと思います。冷房の効いた車内では風を起こすだけで冷たい風を呼び込むことができますし、外て全く風のない場合でも風を当てれば涼しく感じます。水分補給のための水があれば、濡れてもかまわないところに少量をかけて、そこに当たるように風を起こせば、気化熱の効果でひんやりと感じることもできます。冷却シート冷却スプレーも体を冷やすには有効ですが、常に持ち歩けるものでもないので、出発前から日差しの中を歩いたり待ったりすることがわかっている場合には用意しておいた方がいいかも知れません。

 また、多量にかいた汗を拭き取ったり、水に濡らして体にあてるため、タオルを用意することも忘れないでください。汗で体が濡れていると気持ち悪いですし、その状態のまま冷房を浴びると急激に体が冷えてしまい、体調にも影響が出るかも知れません。汗をかきやすい方の場合は速乾性の下着を利用することも体調を崩さないためには大切な準備の一つです。

 そうした準備をした上で、熱中症の予防には大切な水分補給のためのグッズには何がいいかということについて、私の考えを書いておこうと思います。今回の旅で私が持って行ったものは、自転車用の直接口を付けなくても、本体を押すことによって少量の水が出てくるボトル及び(保温機能なし)、200mlと少容量の保温機能付きボトルの2本でした。これはこれで便利だったのですが、日中35度を超える気候の中ではやはりいつでも冷たい飲み物をいただきたいというのが正直なところでした。保温機能の付かないボトルおよび、ペットボトルをそのまま持ち運ぶ場合、時間の経由とともにどうしても中の水はぬるくなってしまいます。

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 旅に限らず外出中の水の補給はどうしてもコンビニや駅売店、自動販売機からの購入になりますから、冷えた飲料を購入したらすぐに保温機能があるボトルに移し替える用意があった方がいいかなと思えました。私の場合はバックパックの左右のボケットに入れてもそれほどかさばらないという理由で、200mlの直接フタを外して飲めるボトルの他に、350mlのコップ付きのボトルを追加して持ち運ぶことにしました。合計550mlの容量がありますので、コンビニなどで一般的なサイズの500mlのペットボトルをまるまる移し替えることができます。もちろん、一本だけで済ますために500ml入るタイプのものを用意してもいいのですが、私の場合は直接口を付けて飲むタイプと、コップに移して飲むタイプを並用することで、回りの人におすそわけしたり、少量ずつ飲むことがしやすくなるので、何かを持っていくなら次回はこの組み合わせがいいのではないかと思いますね。

 あと大切なのは、全て飲み切る前に新しいペットボトルを購入し、常にいつでも水分補給できる状況をキープしておくことです。体から水分が失なわれている状態では、500mlの水でも足りませんので、どちらかのボトルが空いたら新しいペットボトルを購入し、移し替えて満水をキープしておけば、予期せぬ事故が起きたとしても、しばらくの間は冷たい飲み物をいつでも飲める状況が整います。もちろん、これより大きい容器に大量の水を持ち運ぶという事でもいいのでしょうが、持ち運ぶ容量を増やすほど容器と合わせた重さも増しますのでバランスが大事です。電車で移動する分にはそれほど飲み物の入手は難しくないと思いますので、個人的には少量のボトルの複数持ちの方をおすすめしておきます。

 ちなみに、ボトルの中に入れる飲み物は、ボトルを洗う手間を避けたいということと、別に塩飴を用意する前提で、普通の水を入れるようにしています。水道の水が美味しく飲める地方に住んでいる方なら、前夜のうちに水道水を冷やしておき、出掛ける前に冷たい水を持って行ってもいいですし、まとめて用意したミネラルウォーターを少しずつ消費していってもいいでしょう。スーパーの客寄せでアルカリイオン水を提供しているところもありますし、安くておいしい水を用意する手だてはいろいろありますので、体を冷やしながら水分補給をぜひ試してみていただきたいと思います。



城めぐりの旅 その3 大阪城までの道のりは今も大変だった

 大阪駅に午後1時半頃に着き、少々遅い昼食を取ってから向かったのが、環状線の大阪城公園駅でした。ここから天守閣まで歩こうというわけですが、当時の天候は晴れでこの夏一番ではないかと思われる程の暑さで、歩き始めた時点からへばり気味でした(^^;)。

 駅から進むと大阪城ホールがありますが、たまたま当日、Hey!Say!JUMPのコンサートが開催されるらしく、改札を出た所から余ったチケットを求めるチケットを買えなかったであろう女性達が大挙して待っていました。そこから進んでも進んでもコンサートの開門を待つ人の群れで溢れていました。8月の最初の土曜日というのは各地でコンサートが行なわれていたようで、今回静岡から朝電車に乗ったところでも、派手な刺繍のある特攻服を着た人が乗り込んできました。これは静岡のサッカーワールドカップ開催地であるエコパで行なわれた、ももいろクローバーZのコンサートへ行くために、朝の7時過ぎからテンションを上げて来ている男性中心の集団だとすぐにわかりました。男でも女でも、こうした人たちのエネルギーは本当にすごいと思いましたが、冷静に考えると、静岡からわざわざ普通列車を乗り継いで高台にある城を見に行くというのも相当いかれた行動ではないかと思えますし(^^;)、むしろ大好きな人を目の前で見るために出掛けるという行動の方がしごくまっとうで、適当に出掛けてわざわざ夏の暑い盛りに城へ登るなんてことの方が異常な行動なのかも知れませんね(^^;)。

 大阪城ホールを抜けるとようやくお堀端に出て、ようやく天主閣が見えます。橋を渡って中に入ってからが延々と登りになり、体力を徐々に奪っていきます。自宅から持ってきた水も飲み干してしまい、体中から汗をかきまくります。一応、日除けのための帽子は持ってきたのでかぶって向かいましたが、入場口のある広場に着いた時には本当にへろへろになってしまい、売店の脇にあったペットボトルの自動販売機に速攻で掛け込みました。当然ですが、水分補給してもすぐに汗となって出てしまう天候では水を切らさないことが重要です。ここでは自宅から持ってきたボトルにペットボトルの水を移し替えていよいよ大阪城の天主閣に向かいます。入口からしばらくはミストが設置されていて、中に入ると冷房も入っていたのでほっとしましたが、回りを見回すとお客さんのほとんどが海外からの観光客で、国内旅行で来ている人が少なかったのが印象的でした。天主閣は古くはないものの立派で、真下から見上げるとやはり迫力はすごいですね。

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 入口から途中までは昇り専用のエレベーターで行けるため、涼みながら列に並びましたが、これで多少体力を回復できました。ただ、エレベーターを降りてもまだ階段はあるので、お城特有の急な階段に難儀しながらも何とかたどり着きました。

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 今まで通ってきた大阪城ホールがかなり小さく見えましたが、またこの道を通って駅に戻らなければならないと思うと、大阪城へ行こうと軽く考えて結論を出してしまったことをちょっと後悔しました(^^;)。でもこんなことでもなければわざわざ天主閣まで上ることはないでしょうし、とにかく駅まで頑張って歩けば後は電車に乗って涼めると思って何とか気を入れ直し、上り下りのある道を戻りました。今考えるともっと別ののんびりとした大阪観光の方法もあったと思いますが、この後で行く姫路城は徳川秀忠の娘である千姫が大阪城から移り住んだ場所でもあるということで、時空を超えた旅としては一応ポイントは押さえられたのではないかと思います。ただ、私と同じように夏の暑い時期に大阪城を訪れようと思われる方は、日除けのための日傘や帽子と、十分な水力および塩分補給の用意をしてお出掛けされることをおすすめします。


城めぐりの旅 その2 出発時間から予定を決める

 今回の旅は題名こそ「城めぐりの旅」となっていますが、とりあえずは姫路城へ行くことは決まっていたものの後は全くのノープランでした。当日の朝も起きた時間に行くという感じで、夕方から夜に相生駅に着けば何でもいいという感じでした(^^;)。

 実際はそれほど早く起きれず、朝の6時半くらいに車で出掛け、駅から歩きで10分くらいの距離がある以前紹介した「スペースECO」という駐車場に入れました。この駐車場は1日1回いくらというパターンではなく、料金を先払いすれば2日とか3日とか連続して駐車し続けることができるのです。ちなみに料金はオープン記念の特価で一日500円ですが(静岡駅付近の駐車場の相場は安くても1日1,200円位)、先払いということの他にもトラップがあり、料金は全て100円か500円の小銭で用意しなければなりません。

 私はこの駐車場会社の無料会員になっているので、今回2日で1,000円払いましたが、駐車場利用にも使えるポイントが100円分付きました(^^)。まる48時間なので最悪翌日中に帰り着けなくても、月曜の早朝までに静岡駅にたどり着けばこの料金で済むということになります。これも計画を立てるにあたってはかなりいい加減な感じになります。

 そうして静岡駅に着いたのは朝の7時過ぎになっていました。ここから西へ向かうと、京都にお昼ぐらい、大阪には1時過ぎという感じになります。

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 電車を乗り継ぐ中、豊橋で有名駅弁の「稲荷寿司」を購入し、豊橋発の新快速の中で朝食としていただくことにしました。甘く煮た油揚げが私は美味しいと思うのですが、人によっては甘すぎると感じるかも知れません。乗り換えもスムーズで途中遅れもなく進んだので、どこかで降りて観光すると考えると、京都か大阪か神戸かという感じになると思いますが、実は京都は今シーズンもう一度行く予定があるので、今回のような全くノープランでなければ行けないだろうと思う所に行こうと思いました。姫路城へ行くなら、その前に外せないと思ったのは天守閣のある大阪城ではないかとそこで考えてしまったのです(^^;)。実際に夏の大阪城に行ったことのある方なら、それはやめた方がいいと言われるでしょうね。

 そういうわけで、いったん大阪駅で遅いお昼を食べてから環状線に乗り換え、大阪城へと向かったのですが、かなり大変な思いをすることになってしまいました。


城めぐりの旅 その1 宿泊場所の予約

 今回の旅は、日程から想定外のものとなりました。7月の連休が台風で出掛けられず、お盆も人が多いとなかなか出掛けられないなと思っていたところ、たまたま8月の始めに予定が空いたということで、思い切って出掛けることを思い付きました。
 
 交通手段は車でなく青春18きっぷを使っての電車です。行く場所はいろいろ考えた結果、今年改修したばかりの世界遣産、国宝の姫路城を中心に組みたてることにしました。普通列車での旅なので、欲張れば遠くまで行ける反面、単に電車に乗るだけの旅になってしまいかねないので、目的地の姫路周辺に宿を取り、朝の開門に合わせて混雑をさけて見学するように考えました。
 
 で、姫路で安いホテルを探したのですが、思い立ったのが7月の終わりだったということもあってか有名どころのホテルにはほとんど空きがないことがわかりました。まあ、世界遣産効果というのは大きいのか、海外から大挙しておし寄せる観光客が根こそぎ安いホテルを取りまくっているのかわかりませんが、自由に移動できる18きっぷ使用の旅であることから、周辺に安いホテルがあればいいやと思って姫路に泊まることは諦めました。
 
 その時に思い出したのが、数年前の正月明けに四国から神戸に行った際に途中下車した相生の駅前にあった東横インでした。まさに小さい駅のまん前という感じで、姫路までも15分程度で行くことができます。東横イン名物の朝食を食べてから出ても、十分に姫路城の開門に間に合う距離です。早速空室の確認をしたら、喫煙室は全て埋まっていたものの、禁煙室には数室の空き部屋があったのですぐに予約を完了させました。
 
 ホテルの予約さえできてしまえば、突発的なアクシデントがない限りは問題なく旅を楽しめます。後は天気の問題ですが、この時期は台風さえ来なければにわか雨や雷雨に気を付ければ良いので、きっぷを購入して旅の当日を迎えることになったわけです。
 
 ちなみに、宿にチェックインした際にはかなりの海外から来た旅行者でホテルはごったがえしていました(^^;)。うまく予約が取れたのは運が良かったのかも知れませんが、ホテル予約の際は目的地にこだわり過ぎることもないと改めて思った次第です。


気楽に旅に出るための心掛け

 日々の忙しさの中に余裕がなくなると、なかなか旅に出ることが難しいということがあると思います。人によっては完璧な計画を立ててしまうあまり、計画を立てた時点で行った気になってしまう人もいるでしょうし、旅行かばんに必要なものを詰めているうちに疲れてしまったりする事もあるかも知れません。

 実際、旅先で何が必要で何が必要でないかを考えた時、そう特別に必要なものはないのではないかと私は思うようになりました。ホテルに泊まるならアメニティは揃っていますので歯ブラシや髭剃りの類は持って行かなくても大丈夫でしょうし、どうしても着替えが必要な場合は現地で買えばいいと思えば、最初から重い荷物を詰め込んで出発しなくてもいいのではないかと思うのですね。

 それでも、雨具や下着類の替えは用意するとして、私の場合は全国どこへ行ってもブログ更新ができるようにするためのモバイル環境の持ち運びさえできれば、後はどうでもいいという感じです。そして、このモバイル環境については、日常の中で持ち運んでいるバックパックの中に入れているので、改まって追加するものといったら旅行用のデジカメくらいであとは適当に詰め込んで出発ということも可能です。

 私のように常日頃持ち運んでいるものをそのまま旅行にも持って行くということに抵抗があるという方は(^^;)、災害時の非常用持出袋を作るつもりで、その中にお財布など毎日持ち歩いているものを入れればすぐにでも出発できるセットを作っておけば、急に休みが取れて出掛けられるような場合、行動をすぐに起こすことができるのでおすすめです。宿泊や交通機関の予約が外出先からも確認できるようになると、更にフットワークが軽くなります。昔から旅の具多きは道の障りなりと言いますので、できるだけコンパクトに旅の道具をまとめてみるということは、ちょっとした休みを有効活用するためにもぜひやってみることをおすすめします。
 
 実はこの文章は旅先のホテルから書いています。ホテルのアメニティを頼ると、持って行くのもののほとんどがモバイル関連機器になってしまいました(^^;)。それでも十分旅は続けられています。旅の報告については後ほどまとめてする予定です。