月別アーカイブ: 2014年5月

アプリ 「PrintSmash」とEye-fi カードでワイヤレスプリント

 先日、デジカメに入れているEye-FiというSDカードにWi-Fi通信の機能が付いている製品をカメラから取り出し、よくあるコンビニのマルチ端末に入れて、カードの中に入っている画像ファイルを出力しようとしたところ、何回やっても中のファイルを認識しない事態に見舞われました。

 最初に訪れたのはローソンで、その次にセブンイレブンを訪れましたがどちらの端末でもカードが認識されず、それではとミニストップに行ったところ、ここに置いてある機械はデジカメプリントに対応していないようでした(^^;)。

 それほど機会はないとは思うのですが、デシカメで撮影した写真をその場でプリントして渡すのにコンビニのマルチ端末は頼りになります。しかしその技がデジカメに入れたカードをWi-Fi対応にした途端使えなくなるのでは悲しいので、対策を講じることにしました。

 既にコンビニのマルチコピー端末用のアプリとして、セブンイレブンにある富士ゼロックス製のものに対応するアプリ「NetPrint」をインストールしていますが、このアプリにはユーザー登録が必要であり、ファイルを自力でアップロードする関係から4MB以上のファイルはアップロードできない仕様になっています。スマートフォンに導入した別のアプリでリサイズするのもめんどくさいということで、ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクスで導入されているシャープ製のマルチ端末に対応したアプリ「PrintSmash」を試してみることにしました。

 こちらのアプリを利用したプリントにはユーザー登録も、自前でのインターネット接続も必要ありません。スマートフォンの中に画像ファイルを送る必要がありますが、Eye-Fiという製品のコンセプト自体がカード内のファイルをスマートフォンにWi-Fiを使って自動的に送るものであるので、それほど大きなハードルではありません。まずはプリントしたいファイルをWi-Fiでスマートフォンに移動させておき、そうしてスマートフォンの中に入っているプリントしたいファイルをアプリを起動させた状態で選んだら、マルチ端末の操作を行ないながらスマートフォンとマルチ端末をWi-Fiで接続します。コンビニの中にはスマートフォンで利用できるWi-Fiのアクセスポイントを提供しているところもありますが、このアクセスポイントはあくまでこのマルチ端末独自のものです。スマートフォン側からのWi-Fi接続の操作はアプリ上のボタンを押すだけで完了します。

 その後、ファイルをWi-Fi経由で送るためのパスワードを要求されますが、そのパスワードは端末の方に出てきますので、スマートフォンの方でパスワードを入力すれば通信が始まります。ファイルをマルチ端末に受信させてしまえば後は他のメディアを使ったプリントの方法と同じです。枚数を指定してサイズを選び、プリントボタンを押すだけで終了します。

 今回、カードを直接端末に読み込ませようとして失敗し、その後アプリを使ってやってみましたが、カードをデジカメから出さない分、カードの紛失や取り忘れの危険もなくなるので特に旅先ですぐプリントしたい場合は一旦デジカメに入っているファイルをスマートフォンに送信してこのアプリを使ってプリントするのがいいような気もします。

 そして、これは当然ですが、スマートフォン自体のカメラで撮影した写真については既にスマートフォン側に入っているのでアプリを起動させてすぐに作業にかかることができます。旅先で写真をプリントして渡すというのは昔と違って機会も少なくなっているとは思いますが、写真送付を全てネット上で完結させようとすると、メールアドレスやSNSの情報を教え合う必要が出てきてしまいます。旧知の間柄ですでにネットでの交流がある人同士なら問題ないでしょうが、付き合いの浅い相手によっては快く思われない場合もあるので、集合写真を全員に渡したい場合は全てプリントした方がいい場合も出てくるかも知れません。あとは、スマートフォンやパソコンなどを持たない人に渡す場合はプリントアウトするしかないわけで、こうした方法について知っておくといざという時に役に立つのではないかと思います。コンビニでのL版プリントの料金はどのコンビニでも一枚30円でできますので、興味のある方はアプリを導入の上試されてみるのもいいかも知れません。


長距離移動におけるフィットの実測燃費

 2014年のゴールデンウィークはほとんど出掛けられませんでしたが、それでも最終日に少し遠出をしました。ずっとテレビの前に陣取って過ごすのもどうかと思った事もあるのですが、ある程度の長距離を走る場合の燃費について把握しておきたかったということがあります。

 今年のゴールデンウィークは、出掛ける前に満タン給油にしただけで済んでしまいました。それだけ期間を通じて出掛けなかったわけですが(^^;)。最初のお出掛けはすでにこのブログで紹介しました静岡市内~由比~富士川楽座の往復で約100キロの道のりで、この行程に使ったホンダフィット(平成18年 初代の後期もの)ガソリンの燃費は燃費計によると約15km/lといったところです。

 そして、暦通りの連休最終日には同じく静岡市内から国道52号線経由で山梨県の増穂から高速道路に入り、伊那インターから伊那市内および高遠城址まで観光しました。当然のごとく高遠は全て葉桜だったので観光客もほとんどいませんでした(^^;)。帰りは高遠城から諏訪湖方面に抜ける杖突峠を通り、茅野市から国道20号、韮崎までは県道を通って国道52号線に入り、新東名の新清水インターチェンジまでは高速に乗らずに進み、最後のみ新東名~東名高速に乗り継いで帰ってきました。今回の走行距離を示すトリップメーターは約500kmで、改めてガソリンを満タンにしたら約26リッター入りました。燃費計は20km/lを示していましたが、実測値だとトータルで約19km/lといったところでした。恐らく最初の行程がなく、純粋に後半部分のみで実測したら平均燃費は半分以上一般道でも20km/lを超えたと思います。予想よりかなりいい数字でした。

 フィットのガソリンタンクの容量は40リットルちょっとですので、移動が主の旅の場合、一回の給油で問題なく700kmは走行できる計算になります。以前私がワゴンRで鹿児島まで高速道路を走った際にはだいたい燃料計の針が半分になったところの250kmくらい走ったところで給油をしていましたが、フィットの場合はその倍の500km走ったところでガソリンスタンドを探しても十分でしょう。最近はガソリンも値上がりしていますし、できるだけ高い高道道路上での給油を避けるという意味でも、軽自動車と比べて一回の給油で長い距離を走り続けることのできるコンパクトカーの優位性は出てくるのではないかと思います。

 ちなみに、今回走ったコースはいわゆる高速道路の渋滞の名所には全くあてはまらないので、渋滞により通過に時間がかかるようなことはなかった上での数字であることをお断りしておきます。


小型ソフトクーラーを選ぶ その3 イエロースタジオ キューブ保冷ランチバック

先に購入したサーモスのクーラーバックは車に常備するには便利ですが、普段持ち運ぶバッグの中に入れて持ち運ぶには大きいのが難点です。まあ、さすがにオレンジのミッフィのバッグなど普通に持ち運ぶこと自体が恥ずかしいので(^^;)、小さいサイズがあったとしても買わないとは思いますが、実はさまざまなショップを見回っている際に気になる製品を見付けていました。

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東急ハンズに置いてあったさまざまなランチ用の保冷バッグの中で、比較的厚いウレタンが入っていて、たたむ際にもうまく潰れてくれるイエロースタジオという会社のものでした。広げると四角になり、つぶすとかなりぺしゃんこになります。

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前出の登山用のメーカーが作ったものと比べるとサイズは小さいのですが(約120×200×95(マチ)mm)、大きめのものの補完用として使うものとしては十分使えそうです。中を開けるとこんな感じになっています。近所の東急ハンズでは千円弱くらいのものだったのでそのまま買って帰ろうかとも思いましたが、先にサーモスのクーラーボックスを買ってしまったこともあり、ネットで同じものがないか調べていたら、ネットで買う方が安いことがわかりました。というのも販売元の会社がネットショップを持っており、そこでアウトレットということで安くなっていたので、車内用と自宅用の他に原付バイクのメットインの中に常備するために3つも注文を出してしまいました(^^;)。

また、この製品の口コミの中には、私の持っているサーモスのフードコンテナーが2つ入るというものがあり、これもこのバッグを手に入れようと思った理由の一つです。本当に入るなら別のニーズも生まれてきます。今回、いろんなお店を回っている中に、サーモスのフードコンテナー用の保温ケースが売られているのを見ました。それ自身にも保温・保冷効果があるフードコンテナーですが、さらに中に加工がされたケースに入れることにより入れた時の温度をより保つように作られているようですが、価格もそれなりにします。このバッグが同じ目的で使えるなら、2つのフードコンテナーをセットにして持っていけば弁当箱の代わりとして使えるだけでなく、バイクの中でひっくり返る危険も減り、なかなかいい組み合わせになると思います。

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結果、手持ちのフードコンテナー、380mlと270mlの2つがぴったり入りました。恐らく同じ大きさのもの2つでも大丈夫でしょうが、とにかくこの使い方ができるとわかって、とりあえず使っていないフードコンテナーをこのバッグに入れておくことにしました。

これからフードコンテナー専用のバッグとして使うのもいいですし、出先で急に買ったものの保温が必要になった場合はに備えて、折りたたんだ状態のままカバンや車の中に忍ばせておいてもいろいろ使える状況が出てくるのではないかと思います。普通の食品用パックに入ったものなら何とかこのバッグに入るような気もしますので、とりあえずこれで、これからの暑い季節を乗り切ろうと思っています(^^)。


小型ソフトクーラーを選ぶ その2 サーモス ソフトクーラー 5L RDJ-005B

 前回紹介したコンパクトなソフトクーラーボックスはそれなりに見てくれも良く魅力的ではあるものの、車の中に常備することを考えると、もう少し容量が多いものもあった方が便利です。そんなわけで、登山用品のメーカーだけでなく、範囲を広げて製品をあたってみる方がいいものが見付けられるような気がしたので、普通のホームセンターやショッピングモールに捜索の範囲を広げてみました(^^;)。
 そんな中、ステンレス真空ボトルでかなりのシェ¥アを持つ、サーモスが出している小型のクーラーボックスが目に留まりました。私が店頭で見たのは新製品で、ミッキーマウスのもの(REA-005DS)とミッフィーのもの(REA-005B)で、折りたたんだ状態で売られています。前回紹介した登山用のクーラーボックスより高さと容量がおよそ倍にも関わらず、ゴムバンドと底ボタンで止めることで、うまく折りたためるように工夫されています。サーモスには同じ容量でキャラクターの付かないRDR-005という製品もありますが、こちらのほうには折りたたんだ状態をキープするためには別にゴムバンドか必要になりそうですし、この製品のほうが持ち手が長いので、多くの車に付いているフックにかけておけそうだということで、こちらの製品に注目しました。
 ただ、新製品のREA-005シリーズは販売価格が約2,000円とまだそれほど安くなっていないので、改めてネットで情報検索をしたら一つ前のモデルがあることがわかり、さらに大人の男性が外に持っていくには恥ずかしすぎるオレンジのミッフィーがあしらわれたモデルがアマゾンで千円を切って売っていたので、思わず注文してしまいました(^^;)。
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 これが折りたたんだ状態です。クーラーボックスの底の部分にボタンがあり、これをすることで何かの拍子に広がらないようになっており、正面のミッフィーがあしらわれている部分がゴムバンドになっていて、蓋の部分を押し込めるようになっています。
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 ボタンとゴムバンドを外して展開すると普通の小型ソフトクーラーとして使えるようになります。型くずれしないように底に敷くためのプレートも付いています。また、蓋の裏がメッシュになっていて、この部分に保冷剤を入れることができるようになっています。
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 他のソフトクーラーはどうかわかりませんが、持ち手は長めなので、私の車にある買い物袋用のフックを使って掛けておくことができます。クーラーボックスによっては底に水滴が付き、車の底を濡らしてしまうこともあるため、見てくれは可愛すぎてもこのタイプのものを選んで正解だったと思います(^^)。
 とりあえず車の中に常備しておき、決して外には持ち出さずに使う分には安いしコンパクトに折りたたむことができますし、ハードクーラーボックスを忘れた時や、手持ちのクーラーボックスが満杯になってしまったばあいに使うことを想定しているので十分でしょう。
 これで、車の中に入れておくものとしては満足する買い物ができましたが、単独でソフトクーラーを持って移動したい場合もあるにはあります。バックパックやトートバックに入れて持ち運ぶにはこのクーラーボックスは少々大きすぎますので、もう少し小さくて持ち運びしやすいものについても検討したいと思います。


小型ソフトクーラーを選ぶ その1 登山グッズ店巡りでの比較

 保冷や保温した状態を持ち運ぶために、必要となるのがクーラーボックスであり、このブログでも複数のクーラーボックスを紹介してきましたが、車内のスペースの関係からなかなか車の中でかさばるハードタイプのクーラーボックスを常備できないというのが正直なところです。そうして持ち出すのを忘れたときに必要になることが多いというのも困ったものなのです。

 どうしても持ち運びたい場合はホームセンターや100円ショップなどで発泡スチロールの安いクーラーボックスを現地調達するのも手ではあるのですが、もう少しスマートに、折りたたんでしまっておけるソフトクーラーボックスの中でもごく小さいものを用意しておけば、魚介類や果物でも標準的なパックに入ったものを入れて持ち運びができて(当然保冷剤の用意は必要ですが)便利になるかも知れません。

・モンベル クーラーボックス 2.5 L 15x21x8cm

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・ISUKA コンパクトクーラーバッグ 15x21x8cm

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・マウンテンダックス ランチキャリーショート 16x22x9cm

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 私のいるところにある登山用品を売っているお店は3店あるのですが、平べったくて折りたたんで持ち運びしやすそうなソフトクーラーボックスがものの見事に3種のものが別々のお店に置かれていたのでした。価格的にはイスカのものが一番安く、他の2つは1,700円前後と同じくらいで、その見てくれとは逆にこの種のクーラーボックスとしては、ちょっと高いのではないかという気もしないではありません。そこで、改めてこの3つのクーラーボックスを比較してみることにしました。

 まず、大きさで言うとランチキャリーショートが若干大きめですが、大きさの差はわずかなのでそれほど神経質になることもないと思われます。外は布地で、中にウレタンが入っていて内部は断熱用のミラーシートになっています。

 3つ店頭で触ってみた中での違いは、細かいところにあります。イスカのコンパクトクーラーバッグにはジッパーのところが布で覆われるようになっており、開閉部から熱の逃げるのを防ぐ工夫がされているように思います。しかし、その状態でジッパーの開閉を行なおうとすると、ジッパーが布に引っかかってしまうことがありました。きちんと布の部分を上げればそんなことはないのですが、人によっては面倒に感じることがあるかも知れません。モンベルとマウンテンダックスのものはスムーズに開閉できますので、保冷効果を取るか開閉の簡単さを取るかで選ぶ製品は違ってくるのではないでしょうか。

 次に、ソフトクーラーを私が購入しようと思った大きなポイントの1つ、未使用時の折りたたみやすさについてです。これは、保冷効果を上げるため中のウレタンを厚くすれば折りたたみにくく、薄くすれば折りたたみやすくなるというジレンマが存在します。3つの製品の中で何とか押しつぶして収納できそうなのは私にはマウンテンダックスのものが一番だと感じました。そうなると、3つの中ではマウンテンダックスのランチキャリーショートということになりますが、恐らく保冷力については3つの中では一番低いのではないかと思います。

 と、ここまで検証してきましたが、この文章を書いている時点で私は購入して使っているわけではありませんので、あくまで外装から見た推測に基づいたものであることをお断りしておきます。個人的にはもう少し安い他の製品についても見ておきたいので、もう少し検討することにします。




2014ゴールデンウィークのお出掛け その2 新鮮なしらす直売所

 前回の続きになりますが、東名高速の富士サービスエリアからUターンし、国道1号のバイパスを通って静岡方面に帰る途中、夕食のおかずにしようと清水港のすぐそばにある魚の直売所「河岸の市」を目指すため、興津を過ぎたあたりでバイパスを降りました。バイパスを降りてすぐのところにあるのが今回紹介する直売所「西宮丸」です。ここは何回も通っているものの、いつもお店が開いている時に通ったことがなく、先日BSの釣りビジョンでこのお店が紹介されていたのを思い出し、開店しているのを確認して訪れてみました。

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 お店の方は午後という時間であるからかも知れませんが、たまたま前を走っていた車が同じように入っていったのみで、全く待たずに買い物ができました。朝取り立ての生しらすを買って帰ってこられればよかったのですが、たまたまクーラーボックスを持たないで出てきてしまったので、釜揚げしらすを購入してきました。

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 パックに170gとぎっしり詰まって、1パック540円でした。海洋深層水と塩を入れて釜揚げしてあるので、そのままつまんでもかなりいけます。保冷バックがない場合でも、車内で食べながら帰るのでもこの時期の釜揚げしらすはおすすめです。このパック1つで、いわゆるしらす丼が2人前は十分に作ることができますから、ちゃんとクーラーバックを用意できれば自宅へ持って帰って熱々のご飯の上にのせていただくのがおすすめです。生のしらすに抵抗がなければ、ぜひこうした新鮮なしらすを購入できるお店で生のしらすを買ってきて、生しらす丼を食していただきたいというのが、地元で暮らす私の率直な感想です。

 なお、お店の開店状況および、朝取りのしらすが入っているかどうかというのは、お店のホームページの情報か、直接電話して聞いてみるのが一番確実です。しらすを目的に静岡に行こうと思っている方は、以下のリンクもチェックされるといいと思います。

http://www.stk.in/nishimiyamaru/index.htm

 しらすを購入後、さらに清水駅方面に車を進めていくと、だんだん車の流れが悪くなり、駅前でとんでもない渋滞に遭ってしまいました。清水駅裏の清水港方面に、直売所と飲食店が並列する「河岸の市」があって、普段の週末くらいなら十分に車が待たずに入れられるところ、さすがゴールデンウィーク中ということもあって、いつ目的の駐車場に入れるかわからないくらいの車列が続いていました。清水ではまぐろも有名なので、しらすだけでなくマグロも買ったり食べたい場合は待ってでも河岸の市に行くしかありませんが、釜揚げしらすや生しらすで十分という方なら、あえて長時間並んで買うこともないと思います。前回紹介した桜えびのかき揚げ丼とともに、日帰りながらゴールデンウィークにしてはスムーズに回ってこられたと思っています。時間とともにこうした状況は変わっていくかとは思いますが、あえて人の集まるところを避けたいと思っている方の参考になれば幸いです。


2014ゴールデンウィークのお出掛け その1 由比の桜えびかき揚げ丼

 2014年のゴールデンウィークは、連続した休みが少なかったことと、車の中に積載可能な自転車を注文したものの連休前までに納車が間に合わなかったということもあり、近場のお出掛けに終始することにしました。といっても、車で出掛ければ主だった施設では多くの人と車が押し寄せ、ゆっくりと食事や買い物、観光をすることもなかなか難しいものです。そんな中でもできるだけ人の流れが早く、行列などできないところに見当を付けながら出掛けてみました。
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 2014年の5月3日、午前中のそう早くない時間に自宅を出発し、東名高速の清水インターチェンジから高速道路に乗りました。上り線を東京方面に進むと、すぐに由比パーキングエリアに着きます。このパーキングエリアは多くのドライバーにとってはトイレ休憩の場か、写真のように駿河湾と富士山を眺められる景勝地として認知されているかも知れません。しかし、このパーキングエリアの売りは地元産の桜えびを使った食事メニューの数々でもあります。
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 写真のように売店および食事スペースはそれほど大きくはありませんので、私が到着したお昼前であっても食事をしている人はそう多くはなく、店内の飲食スペースを簡単に確保できました。ただ、店外にもテラス席があるので、天気の良い日ならあえて外で富士山を見ながら食事をするのもいいかも知れません。基本的には桜えびやしらすを使ったメニューが充実していて、かき揚げ・釜揚げ・生と種類も豊富です。店内の1番人気メニューはそばの上に桜えびのかき揚げが乗ったかき揚げそばですが、その次に人気があるのが、今回紹介したい「由比丼」(税込920円)です。
 食事の際には食券を購入してのセルフサービスなのですが、食券をカウンターに持っていくと、お店のスタッフの方から「本当に注文していいの?」と、普通の食堂では考えられないようなことを聞かれました。何でも、由比丼の上に乗るかき揚げは20センチもある特大のもので、食べられなさそうなら別のメニューに変えられるとのこと(^^;)。食券で購入するような店では、間違って購入しても返金をしてくれないところもあるというのに、何と良心的な対応でしょうか。しかし、私は食べる気満々だったのでその申し出には応じず、そのまま由比丼を注文しました。
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 結果、このような丼が出てきました。かき揚げの上に少量ですが釜揚げしらすが乗っています。小瓶に入ったポン酢が付いていまして、全体にかけていただきますが、ご飯とかき揚げの中にはマヨネーズの入った大根の千切りや野菜が入っていますので、あまりポン酢をかけすぎるとかなり塩辛くなってしまうかも知れません。桜えびの方は港から上がったものを急速冷凍してあるもので、美味しさは格別です。この値段でこのボリュームというのはなかなか見当たらないように思います。
 由比パーキングで食事をした後、富士川楽座のある東名高速富士サービスエリアへ行きましたが、そこでの混雑はものすごいもので、二箇所あるレストランは長蛇の列で、外にも休憩で食事をしている人で溢れていました。桜えび自体が苦手な方にはさすがにおすすめしませんが(^^;)、トップシーズンのお昼時でも待たないで食事でき、しかもそれなりにレベルの高い食事がいただける由比パーキングエリア上りは個人的におすすめです。

コンビニの観光地図出力サービスを利用する

 私は予定を組んで出掛ける旅も好きですが、全くの行きあたりばったりで出掛ける旅も面白いと思います。ただ、いくら行き当たりばったりとはいっても、せっかく観光地まで来て、周辺情報などを知らないと、後でわかった時にここへ行っておけば良かったと思うかも知れませんので、観光案内所に飛び込んで無料の地図をもらったりすることが多いのですが、車での旅ではそう簡単に目的の場所の情報が得られるわけでもありません。

 そのために、スマートフォンやタブレット端末を使っているということもあるのですが、やはり紙の地図の方がいいという方も多いと思います。今回は目的地に到着する前に観光地の明細地図を入手できるサービスをコンビニのセブンイレブンが始めたので、そのサービスを見ていくことにしましょう。

 このサービスは「セブン旅マップ」というサービスで、コンビニの中にあるマルチコピー端末を使って地図を出力します。

http://cg.printing.ne.jp/contents/contents_title/245.html?id=245&page=1

 上のリンクには全国各地の観光マップが紹介されていますので、その中に自分が行きたいところがあったら、「プリント予約番号」をメモし、1ページ100円の料金を支払ってA3の地図をプリントアウトできます。セブンイレブン自体が特定の地域に出店していないということはあるのですが、車で現地に向かう途中に見付けたら、とりあえずプリントアウトして旅の参考にするのもいいのではないでしょうか。

 私自身はこのゴールデンウィークに遠出をする予定はないのですが(;_;)、せっかくなので京都駅周辺の地図をプリントしてきました。先に紹介したリンクには、マルチコピー端末に入力する予約番号をメール送信できるようになっているので、事前に自分のスマートフォンに使うかも知れない地図のプリント予約番号を送っておいてから出発すると現地でスムーズに地図を出力することができるでしょう。実際にマルチコピー端末を操作する際は、メニューの中の「ネットプリント」から入り、予約番号を入力すれば出力が始まります。メニューの中にある地図とは違いますのでご注意を。

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 単なる紙の地図に100円というのは高いと思われるかも知れませんが、地図を一覧できる10インチクラスのタブレットを持っている場合は、アプリ「マップルリンク」をインストールし、地図の脇に印刷されたQRコードを読み込ませると、ユーザー限定のガイドブックを無料でダウンロードすることができるようになります。私の購入した地図は京都駅周辺のものでしたが、ダウンロードした地図は京都エリア全域にわたり、むしろプリントアウトした地図の代金はタブレット端末にインストールできるガイドブックの料金だと考えれば安いものだと思います。写真のように全く同じ地図でもタブレット端末内の地図は拡大縮小が自由自在ですし、ジャンル別のスポット情報も利用できます。もちろん端末のGPS機能を使えば現在地表示も可能になるので、本当に便利ではないかと思います。

 今後こうした地図はさらにエリアが多く収録されるということですので、行き当たりばったりな旅であっても現地周辺で明細なガイドブックを安価に入手できるようになります。ガイドブックをダウンロードするにはインターネット接続が必要ですが、多くのセブンイレブンには誰でも使えるWi-Fiスポットがありますので、Wi-Fi通信しかできないタブレット端末でも利用可能です。その際、プリントアウトをしてすぐ店を出るのではなく、きちんとガイドブックのダウンロードまで済ませてから出るようにした方がいいですね。


IIJmioの200kbpsでWindous Update

 ようやくマイクロソフトから「インターネットエクスプローラー」の修正プログラムが公開されました。このプログラムを導入すれば、とりあえずは安心してインターネットエクスプローラーを使ったインターネットの閲覧ができます。

 今回、いつも持ち歩いているノートパソコンで試したのは、他の更新と合わせておよそ14MBもあるこの修正プログラムを、MVNOの低速回線でしっかりダウンロードし、更新できるかどうかということです。そんなわけで、試すにあたってあえて高速クーポンを使わずにIIJmioのミニマムスタートプラン基本の約200kbpsのみで試したのでした。

 今回は、docomoのスマートフォンの中でroot化しなくてもテザリングのできる、PanasonicのP-07Dをケーブルで繋ぎ、安定して通信を行なおうと思ったのですが、最近P-07D自体のテザリングの調子が悪く、突然通信が途切れる事が良くあります。200kbpsくらいの低速で大きなファイルのダウンロードするには結構時間がかかるのですが、案の定、途中で接続が切れてしまいました。

 そこで改めてテザリングをやり直し、ダウンロードを再スタートさせたところ、最初からやり直しになるのではなく続きからダウンロードが始まるようになっていて、何とか無事に修正プログラムをダウンロードできたのでした。もしこれがもっと大きなファイルだったとしたら、一日および前後3日間のデータ通信量が一定の値を超えるとさらなる規制が入るので、その場合には高速クーポンを使わざるを得ないのですが、毎少の更新ファイルならMVNOのSIMによるデータ通信のみで大丈夫という印象です。

 今回試したのは安定して200kbpsの出る時間帯と、複数の業者を比較する中で割と安定して速度の低下のないIIJmioを選んでみましたが、それでも通信が集中する時間帯や首都圏などユーザーが集まる中では厳しい場合も出てくるかも知れません。ただ、速度計測アプリなどを使って接続速度を確認し、低速でも安定して200kbps前後のスピードが出るようなら、時間はかかってもWindowsのアップデートが可能であるというのがわかっただけでも、いざという時には役に立つのではないかと思えました。実際は高速で安定して通信できる家庭内の回線を使ってアップデートするのが一番なのですが、長期旅行の中、今回と同じように深刻な脆弱性が手持ちのパソコンで心配される場合には、普段はスマートフォンの中に入れておいたSIMカードを差し替えて、パソコンに直接つなぐことのできるモバイルルーターやUSB端末などの用意をしておくことも案外重要ではないかと私には思えます。


事件報道で取り扱いが変わるかも知れないもの

 北海道札幌であった爆発事件で使われた爆発物というのは、私たちが普通に購入できる一般的なものでした。それこそ、100円ショップでも売っている「カセットガスボンベ」自体を加熱することによって、すぐには爆発しないものの時間をおいてガスボンベが爆発することを狙い、さらに付近に画びょうや釘を置いておき、爆発の際に飛び散って周辺にいる人への殺傷を狙った極めて悪質な使い方だと言えます。

 このように犯行の手口が明らかになるにつけ、レジャーや災害対策として車にコンロを積んでいる方にとっては気楽に燃料を持ち運べなくなるのではないかという不安も出てくるというものです。もっとも、車の中にガスボンベを常備するような用意の仕方については大変危険ですので、私もやっていませんし他人におすすめするつもりは全くありません。それでも、キャンプに車で出掛かける際にはカセットガスボンベやキャンプ用のガスボンベを持っていくことがあるかも知れません。その際、もし職務質問を受けてガス缶を指摘された場合どうなるのでしょう。セットとして使うカセットコンロやキャンプ用のバーナーと一緒に提示すればわかってはもらえるでしょうが、単体での持ち運び(購入直後の運搬を除く)というのは事件のすぐ後ということもあり、面倒なことに巻き込まれたくないと思う方は止めた方がいいでしょうね(^^;)。

 事件報道ということで思い出すのが、お風呂のお湯を白濁させ硫黄の匂いが出る、まさに家庭の浴槽で温泉気分だけでなくその効能を味わうことのできた入浴剤についての話です。この入浴剤は「六一〇ハップ(ムトウハップ)」という商品名で日本中で割と安価に購入することができました。また、群馬県草津温泉では「草津温泉ハップ」として同様の入浴剤が売られていて、私が草津温泉に出向いた時には必ず買って帰る定番のお土産だったのです。しかしこれらがある洗剤と混ぜると硫化水素が発生し、自殺に使われるだけでなく周辺にいる人の健康にも影響をおよぼすことがネットで拡散され、自殺についての報道が加熱するに従って、洗剤の方は今も普通にテレビコマーシャルが流れ、販売されているのにも関わらず、入浴剤の方だけが販売に制限がかかり、その結果ムトウハップの販売元は事業を続けられなってしまいました(草津温泉ハップも現在一般販売はされていないようです)。この入浴剤に限らず、薬として売られているものは用法や分量を守って使わないと命にも関わるような結果をもたらす場合があります。きちんと使用方法を守って使っている分には大変便利であるのに、わずかな、しかも用法を守らずに使っていた人のために製品の販売が中止されてしまうようなことは大変理不尽で悲しいことです。本当に、こういうことは今後起こって欲しくないと思います。

 あくまで仮定の話ですが、今後カセットガスボンベを面白半分に使っての爆発騒ぎが起こり、それが大きく報道されるようなことが続けば、私たちは今までのように気軽にカセットガスボンベを購入することができなくなってしまうかも知れないという最悪の状況についても考えないわけにはいきません。現状では火を使わないIH調理器が普及しているので、家庭用のカセットコンロに取って代わる可能性は十分にあります。そうなると、普通のカセットコンロは屋外での使用は想定されていないため(主に風対策の面で)、残るのは一部の屋外用コンロのみということになってしまいます。ボンベを使うコンロがなくなれば、一気に店頭からカセットガスボンベが姿を消し、今のように100円ショップで気軽に買えるようなものではなくなってしまうという事もあながち見当はずれな推測ではないでしょう。

 キャンプ用のものを含むカセットガスボンベは使い捨てなため、使い終った後のゴミの問題も指摘されるところではあります。その点からも今後に向けてなくなっていく可能性はあるものですが、もし今後大規模な地震が起き、安全に室内で使える調理器具は何かという事を考える時、やはり一番手に来るのがカセットコンロだろうと思います。本当は安全に調理に使うことができる燃料が開発されればいいのですが、それまでは今ある技術を安全に使って、今まで通り販売が続くような状況でいてくれればと思っています。