月別アーカイブ: 2013年7月

規制解除すれば全国から人が集まる?

 とりたてて新しい話ではないのですが、様々な魚の養殖を紹介するテレビ番組の中で、岡山の岡山理科大学が海水を使わないで魚の養殖を行なっている様子が紹介されていました。

 養殖場は山の中にあり、淡水(水道水を使っていると番組では紹介あり)有効な成分を混ぜ込んだ「好適環境水」というもので様々な魚の養殖をし、高級魚のクエやニホンウナギに混じってトラフグの姿もありました。他の魚についてはわかりませんが、トラフグについては「理大フグ」というブランドで市場に出ているそうです。

 そうなると気になるのは、水道水に処理しただけの水で養殖をして、きちんと管理して与えた餌以外食べていないのなら、多くの人が食べたいと思うであろう新鮮な「河豚の肝」が安全に食べられるのではないかという事です。

 ただ、簡単に肝が食べられるかというと当然そうではなく、天然と養殖の区別がつかないため、天然の河豚を養殖の河豚と偽って有毒な河豚の肝が市場に出回ったりする危険性はぬぐえませんし、そもそも本当に河豚の毒というのは河豚の体内で生成される事はないのかという議論もあるでしょう。河豚の調理については法律で厳しく規制されているということもあるので、この問題は政治的な解決ができないと前に進まないのだそうです。もし国会でこの形での養殖ならば肝も食べていいというようなお墨付きが出れば、例えば特区のような形にして養殖場に隣接する食堂でしか食用として提供しないというような条件付きで、何とか私たちが新鮮な河豚の肝を安全に食べられるようになるかも知れません。

 今の世の中というのは、極端な話現地へ出向かなくとも、全国各地の名物を取りよせることでお金をかければいただけるようになっています。しかし、そんな時代だからこそ、わざわざそこまで行って直接調理したものを食べなければその味を楽しめないというものがあってもいいのではないかと思います。もし、製品化は無理としても、現地で調理したものなら食べられるように河豚の調理についての法律が変わるのなら、日本中というよりも世界の食通が岡山に押し寄せるような経済的な恩恵も受けられる可能性があります。それには、大きな箱物も必要とせず、単に政治的な判断だけであとは地域が勝手にやってくれるでしょうし(^^)。不況と言われる中、何より新たな食文化を切り開こうとする関係各所の情熱で解決してくれないかなと切に思います。もしそんな食事処が実現したら、長距離の運転になりますががんばって岡山まで行ってみたいですね(^^)。


光電話には転送電話が必須?

 梅雨が明けて暑くなると思ったところに雷が直撃し、ひかり電話への影響を受けている首都圏在住の方は少なくないと思います。電子機器は雷に弱いということはあるのですが、停電が起こらなくてもモデムやルータがダウンしてしまうとユーザー側ではどうにもなりません。こうした影響を受けた人が多ければ多いほど、修理の対応についても時間がかかる事が予想され、自宅のひかり電話は使えないままになってしまう恐れが出てきます。ただ、多くの人は携帯電話に連絡方法を変えていると思いますので、一般家庭における影響はそれほど多くないとは思うのですが、商売で固定電話を活用されている方には大きな問題です。

 今回、私がNTTの光電話について調べてみたのですが、もし工事の日程が決まらず、連絡は確保したい場合、考えるのが転送電話の設定です。携帯電話では無料で簡単に設定できるので、私が使っている例で言うとウィルコムの圏外にとどまる場合には転送電話の機能を使ってドコモの携帯電話に転送をかけることで、外からかけてきてくれる人ともすぐに話ができるようにしています。ウィルコムの「誰とでも定額」は転送電話の分までは無料化できないのが残念ですが、連絡が取れない方が大変なところもあるので、これはこれで便利です。

 NTTのひかり電話でこうした転送に対応するサービスが「ボイスワープ」(ひかり電話の場合、工事費2,000円 月額利用料500円(どちらも税抜き価格です))です。ただ、今回のようなひかり電話が不通になったからと言ってすぐにはこのサービスを利用できるわけではないようです。NTTのホームページでは申し込みから4日(土日祝除く営業日)かかるということなので、緊急時に申し込んだとしてもサービス開始前に回線が復旧する可能性もあります(^^)。ですから緊急時になることを見越して事前に加入しておくのがいいでしょう。転送方法にもいろいろありますが、いったん転送元の電話を呼び出した後に転送する「無応答時転送」にしておけば、電話をかけてきた相手にひかり電話が不通になっているのを悟られずに電話を受けられます。ただしその場合、ひかり電話から転送先への通話料金が請求されますのでその点にも注意しましょう。

 私自身ひかり電話を契約していないのですが、ここまで通信を担うライフラインとして従来の電話線からとって変わろうとしているのがひかり電話なので、いつまでも停電や災害に弱いからと諦めず、ユーザー側でできるこうした対応も必要になってくるのではないかと思います。個人的には転送サービスを今回のような災害や停電時などには無料にして、携帯電話やネットからでも切り替えられるようにしてすぐに使えるようにしてくれればいいのにと思うのですが、そうした対応が出てくるまでは従来のメタル回線で頑張ろうと思っています(^^;)。


海外のキャンピングカー事情をテレビで確認

 日本と違って海外の休暇というのはいわゆる「バカンス」と言われる長期の休みを取るため、大きなキャンピングカーを使っての旅が日本よりも一般化しているようです。そうした環境があるからこそキャンピングカーが一般化するので、まだまだ日本では海外のようにキャンピングカーが普及するには道半ばというところではないでしょうか。例えば私が今の状態でキャンピングカーを持てる資力があったとしても、仕事に時間を取られて年に十数日くらい動かすだけだったらその都度レンタルするか、ホテルに泊まった方がいいのではないかとも思えます。日本でキャンピングカーを使わない車中泊が比較的多くの人に利用されているというのは、私が思っているように、普段使っている車をそのまま利用して旅に出られることで、連続して取れる休みの数が少ない日本でも気軽に出掛けられやすくなる側面があるのだろうと思います。逆に言うと、時間がたっぷり使える旅に年に数回出掛けられるだけの余裕があるならば、真剣にキャンピングカーの導入を考えるかも知れません。

 先日のスカパー(有料の衛星放送を使ったテレビ)無料放送時に、世界的に知られた自転車レース、「ツール・ド・フランス」のピレネー山脈を越えるステージの生中継を見る機会がありました。広大な自然の中を駆け抜けてゆくレースの興味はもちろんありますが、集落と集落の間にはなにもない(冬にはスキー場として使われている場合も多いとか)場所でも多くの観客が声援を送っていて、そちらの方にも目が奪われてしまいます。

 中でもコース沿いのちょっとした空き地や路肩に停車しているおびただしい数のキャンピングカーは圧巻でした。可動式の屋根に太陽電池モジュールを付けて車内の電気をまかない、ほとんどの車におそらくレースの動向を見るためであろうパラボラアンテナが付けられていました。こうした場所を確保するには先着順になると思われるので、かなり前から現地に乗り込んで、車内でリゾートライフを楽しみながらゆったりと選手達が通り過ぎるのを待つといった感じなのでしょう。私が旅に出るのとはかなり違って、目的地に行くまでは運転が大変かも知れませんが、目的地に着いてしまえばレースの日になり、選手が通り過ぎるまで日々の喧騒からのがれて一日中のんびり過ごしながらキャンピングカーで暮らすというライフスタイルはなかなか日本では普通にできませんが憧れますね(^^)。

 レースの中継映像を見ていると、恐らく冬はスキー場のゲレンデとして使われていると思われるところではテントを張ったり椅子が出されたり、かなり自由に使われているという感じがしました。日本だけでなく海外でも路肩に駐車して勝手にキャンプするのはまずいのではないかと思っていたのですが、映像で見る限りにおいてはかなり大らかにキャンピングカーおよびテントの設営には寛容なような感じがしました。歴史あるレースですから、そうした観戦スタイルも文化として許容されているのかも知れませんね。もし何かの機会でレースの中継をご覧になる機会があった場合、沿道や空き地に止まっているキャンピングカーにも注目してみると面白いと思います。


車を買い替える理由も様々

 私が今乗っているスズキのKeiは走行距離はかなりいっているものの調子は全く問題なく、今年のゴールデンウィークも静岡から高速道路を使って岩手までの往復を無事にこなしてくれました。車の性能を維持するためには、最低限こまめなオイル交換は必要ですが、それほど大変な事ではありません。そういう意味では気に入っているのですが、車自体の性能とは関係ないところでの不具合があります。

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 写真はエアコンの吹き出し口ですが、上の部分に紙片がはさんであるのがわかるでしょうか。実は時間の経過とともにエアコンの吹き出し口が固定できなくなり、このように何かで挟んでおかないとそれ自身の重みで風が思ったところに当たらなくなってしまうのです。

 冬にはそれほど気にならないのかも知れませんが、夏の暑い時期にはやはりピンポイントで風を当てたいと思いますし、こうした対処法を知らない人にとっては、この不具合だけで車を手離す判断になってしまうかも知れません。こういう細かいところの作りの良し悪しはユーザーの満足度にもつながってきますから、決しておろそかにすべきではないと私は思うのですが、価格競争で使う部品の質を落とし、できるだけ早いサイクルで買い替えてもらえるような物作りをしているのかなと思われても仕方がないと思いますね(^^;)。

 車を買い替える人の中でも、今回の例のように本来の車の動力性能以外の不具合がきっかけになることが少なからずあるでしょう。よく聞くのがパワーウィンドウ不良ですが、修理するにも結構費用がかかってしまうので、そこで判断してしまうのかも知れませんがまた十分乗れる車がそういう理由でスクラップになってしまうというのはもったいない気がします。

 他の車を買い替える理由として、税金がエコカーの場合に安くなるというものもありますが、古い車を一台つぶすのにもかなりのエネルギーがかかり、ゴミになるということもあります。新車に乗り換えるのが全ていいのかということも考えつつ、今乗っている車を大切に使うという選択も今後どんな変化があるかわからない状況の中ではありなのではないかと思う今日この頃です。


事故を起こして逃げる人の心境

 何気なくテレビのニュースを見ていたら、秋田市で起きた事故をとらえた映像が紹介されていました。雨の中、横断歩道を渡ってきた自転車に右折してきた車がまともに衝突し、あろうことか交差点周辺で停まることもなくそのまま走り去ってしまったのです。

 こうした映像が撮影されたのは、たまたま地元のテレビ局の定点カメラが設置されているところで事故が起きたからで、被害者にとってはひき逃げ犯が早期に逮捕されたことで安堵されているところもあると思います。

 多くのドライバーは事故を起こした際、できることならなかったことにしてほしいと思われるでしょう。しかし、公道で周囲の目もある中、逃げ切れることなどないと思った方がいいでしょう。もちろん、今回紹介したひき逃げ事件の運転者も逮捕されています。ただ今回の映像を冷静に見ると、自動車と自転車の事故ということで、自動車側に賠償責任が出てきてしまうのは仕方がないことだと思いますが、逃げさえしなければもっと違った展開になったように思えます。

 というのも、テレビで繰り返される事故の映像を見ると、交差点の信号は自動車側が右の矢印で、自転車側の歩行者用信号は赤になっていました。車同士なら信号無視というのは弁解の余地はないと言わざるを得ませんし、事故解決への話し合いの中では今回の事故については逆に相手の信号無視について主張できるところもあります。ただ、歩行者や自転者が相手で、その相手が大怪我をしているということになると、相手に対して主張できると言われてもなかなかそこまではできないでしょう。自動車を運転するという事はどうしても無防備な人を傷つけてしまう可能性を考えながら運転することが要求されますし、高齢の方や子供が急に飛び出してくることを見越して安全を確保しながら運転をしないと、悲惨な交通事故を根絶することはできないと思います。

 今回のケースは相手に対する怪我の対応は要求されるとしても、逃げさえしなければ警察による処分は普通の場合よりも軽いでしょうし、何より全国に報道される事もなかったわけです。もし、運転者側に全て責任があるような形で事故を起こしてしまったとしても、相手に怪我があるようならすぐに救急車を呼び生命を危険にさらさないように全力を尽くすことで、相手の感情も変わります。もし人も車も通らない場所で事故を起こしてそのまま逃げ、そのために助かるはずの命が失われるとしたら、警察による処罰という事だけではとても納得出来ない大罪を背負うことになります。

 事故を起こす危険は車を運転する人なら全て同じようにあります。普段なら大丈夫でも、ここのところのような大雨などの悪天候や視界不良になれば、その確率はかなり上がると考えていいでしょう。全く事故を起こさないというのは難しく、誰でも起こす可能性があるのですから、もし事故を起こしたらどうするかという事を考えることも必要だと思います。逃げてもいいことは一つもありません。一人での対応が不安なら、友人や保険会社などに連絡を取り、適切なアドバイスを受けて対応するよう心を強く持つことが大事だと思います。


ウィルコム だれとでも定額パス<WX01TJ> の利用価値とは?

 ウィルコムが新機種発売にともなって、その機種特有の色々な料金プランを出してきました。スマートフォンに適用される料金プランは確かに安いものですが、既に月額千円以下でドコモエリアで使えるSIMカードを使うのが一般化してしまった方々にとっては今さら感が強いものかも知れません。ただ、使い方によって面白いなと思ったのは、大きさがPASMOのようなクレジットカード型端末の「だれとでも定額パス」の存在です。

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 Bluetoothで特定のスマートフォンに接続し、スマートフォンの方から発信および着信ができるという端末なので、実質的には2台持ちながらも人から見るとあたかも一台のスマートフォンだけでPHSを使った発着信ができているように見えます。ドコモ・au・ソフトバンクの契約者が番号を2つ持って使い分けられるというメリットもありますし、データ通信専用の格安SIMカードをスマートフォンで使っている人がIP電話より安定して発着信し、仕事にも使えるPHSの番号を持てるという側面もあります。

 契約は3年間使い続けるのが基本で、途中解約には違約金がかかりますが、だれとでも定額パスでウィルコムと契約する場合の基本料金は月額490円です。さらに、10分以内の通話なら月500回まで定額な「誰とでも定額」のオプション料金は980円となり、合計で1,470円で通話定額が実現します。もしスマートフォンにBB.exciteモバイルLTEの3GコースによるSIMを使い、家族3人で契約する場合、スマートフォンとカード型端末の2台持ちにはなるものの、データ通信用SIMは約385円で持てますので、一人当たり1,855円と、2千円を切る形で通話もデータ通信も使い放題のプランが持てます。なお、このだれとでも定額パスは、もう1台無料キャンペーンの主回線として契約はできないようなので、2回線までなら個別に増やした方が安いでしょう。家族同士で使うなどもう1台無料キャンペーンの上限である3回線まで増やしてもいいなら、主回線を通常の電話機にして、それに応じた料金プランで契約し、残りの2回線をこのだれとでも定額パスか通常の電話機にするか選んで契約するのがいいでしょう。この場合の毎月の通話にかかる料金は、以下のようになります(電話機の料金は別です)。

・主回線 新ウィルコム定額プランS(1,450円) 誰とでも定額(980円)   計2,430円
・副回線 だれとでも定額パスプラン(490→0円)誰とでも定額(980円)  計  980円
・副回線 新ウィルコム定額プランS(1,450→0円)誰とでも定額(980円) 計  980円
(副回線はだれとでも定額パスでも従来の電話機(イエデンワ含む)にしても料金は変わりません)

 3回線にした場合の合計4,390円はだれとでも定額パスを3台別々に契約するより安いですし、何といっても単体で通話できる電話を1台持てるということでおすすめのプランです。なおここで計算した金額に加えて、電話機本体を購入するための別途費用がかかる場合がありますので、購入時に確認してください。

 日常の行動範囲が広かったり旅先で使う場合には、ウィルコムの通話エリアは心もとないという方もいるかも知れません。具体的なウィルコムの圏外対策としては、無料で使えるIPフォンFusion IP-Phone SMARTをそれぞれのスマートフォンに1つ契約して導入し(クレジットカードが最大3枚必要になりますが)、あえて通話アプリを起動せず留守番電話対応とし、ウィルコムの電話が圏外だったりスマートフォンとだれとでも定額パスとの通話がうまくいかず、つながらない場合にウィルコムからFusion IP-Phone SMARTに転送する設定にしておけば、かかってきた電話はIP-Phoneに転送されてそのまま留守番電話のメッセージが流れます。かけてきた相手が留守番電話に吹きこんだメッセージはサイトから直接聞けたり、メールに添付して送られてきたりしてスマートフォン自体から聞くことも可能です。発信もbbexiteのプランでIP-Phoneを使えないことはないでしょうし(^^;)、通常はウィルコムの電話だけで十分というのなら、3名分5,545円というのは、普通の携帯電話会社と契約する一人分のデータ通信料(基本料は入っていません)より安い場合もあるわけで、十分に検討する価値があると言えるかも知れませんね。

 また、一人で使う場合を考えると、高速クーポンを貯めておけ、公衆無線LANのWi2 300を使えるBIC SIMとの組み合わせが何かと便利でしょう。この場合は、

・BIC SIMミニマムスタートプラン 945円
・だれとでも定額パス 1,470円

 となり、だれとでも定額パスの本体料金がかからないなら、それでも月2,500円程度で十分な通話と通信環境が完成します。単純に比較すると3回線で持つ場合の一台あたりの金額より割高になりますが、従来の契約でウィルコムとの2台持ちにした場合はウィルコムの料金だけで2,430円+電話機代かかりましたから、むしろ一回線だけを契約する場合にこそだれとでも定額パスのうまみが出てくるのかも知れませんね。

 なお、携帯電話を使っていて、今までの電話番号を使い続けたい場合は、エリアの問題さえクリアできれば、PHSと携帯電話の番号が乗り換え可能になるまで待つのがいいでしょう。私自身はすでに誰とでも定額を付けたウィルコムの電話機を使っているので、そこまでのメリットはないですが、月々の負担がかからずに機種変更できるようなら、副回線で塩漬けにしている回線が1つあるので、持ってみてもいいかなとも考えています。


dtabで「しゃべってコンシェル」が使える

 ドコモのスマートフォンやタブレット端末を使っている人についてはどうでもいい話ですが、他の携帯電話会社で契約している人にとっては一度使ってみたいと思っているのがこのアプリ「しゃべってコンシェル」ではないでしょうか。

 もっとも、格安のSIMカードをドコモの白ロムのスマートフォンに入れれば使えるのですが、SIMカードを抜いてWi-Fiのみの運用では「圏外のため使用不可」になり、使えないのは不便と感じる方もいるでしょう。

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 今回、ドコモが販売するWi-Fi専用タブレット端末「dtab」を購入したのですが、白ロムでの購入のためドコモとの契約は全くしていません。しかし、プリインストールされているアプリの中に「しゃべってコンシェル」があり、先日気付いたらドコモが提供するアプリのまとめてのアップデート通知があり、そのままアップデートしたところ、ドコモおなじみの羊のキャラがホーム画面をウロウロしだし(^^;)、どこからでもしゃべってコンシェルを起動できるようにセッティングされてしまいました(アプリの設定でこの機能は無効化できます)。やはりというか、例外的にWi-Fiのみでもdtabでなら使えるようにセッティングされているようです。

 マイクの感度も良好で、Wi-Fi接続で問題なく動きますので、例えばiPhoneのテザリング機能を使ってdtabを使いながらしゃべってコンシェルを使うというのもなかなか面白いと思います。そう考えるとキャンペーン価格でない通常価格でもそこそこお買得ではないかとも思えますね(^^)。


初心者のための通信カードおよびタブレット端末選び~説明編

 いよいよ、タブレット端末と格安SIMカードの組み合わせで通信費を安くあげたいという人に会って話すことになったのですが、もしこちらが全て面倒を見て何かトラブルに見舞われてもいやなので(^^;)、ここである程度のシミュレーションをしてみたいと思います。これはとりもなおさず、初心者が端末やカード購入において失敗しないためのノウハウの蓄積という効能もありますので、あらゆる可能性を考えながら書いていこうと思います。

・既にテザリング対応のスマートフォン使っている場合はそちらを優先

 携帯電話の契約は端末購入からおよそ24ヶ月の縛りがあるため、安いものがあるからと言って今ある契約を変更したり解約をするとかえって解約費用がかさんでしまいます。新しいスマートフォンの機能の中には、スマートフォンで通信するだけでなく、他の端末をWi-Fiなどでつないで共用できる「テザリング」という機能があるものがあります。今支払っている料金にオプション料金を追加するだけで無線ルータと同じ機能をスマートフォンに持たせることができるので(転送容量が規定の容量を超えると追加料金が必要になる場合があるので注意)、タブレットはWi-Fi専用機を購入し、テザリングオプションを追加する方が費用がかからない可能性があります。将来的に通信料金を減らしたい場合は、契約の更新月まで待ってから格安SIMに変更しても決して遅くはありません。

・格安SIMはドコモの端末でしか使えない

 今持っている端末が普通のガラケーの場合は、格安SIMを使った方が安く上がるようになるでしょう。この格安SIMというのは、全てドコモの回線が使えるものです。今の携帯電話の勢力図はドコモ・au・ソフトバンクの3社にイーモバイルとウィルコムがありますが、カードを差して使える端末はドコモのものだけです。いくら安い金額で他社の通信機器が売られていたとしても、それらのものはSIMフリーの状態になっていないと使えません。中古品を選ぶ際には何においてもドコモの端末を選ばないと使えないので十分注意して端末を選びましょう。

・SIMカードには大きさによる種類がある

 普段、電話やスマートフォンの中に入っているカードを意識することは少ないと思いますが、スマートフォンやタブレット端末の中に入っているカードの大きさは同一ではありません。以前から携帯電話の中に入っていた「標準SIM(mini SIM)」はご存知かと思いますが、これから小さくなり、多くのスマートフォンやタブレット端末で採用された「micro SIM」、さらに小さくiPhone5に採用された「nano SIM」の3種類があります。今のところドコモの端末でnano SIMを使った端末はありませんので、購入した端末がどちらのSIMカードを使っているかを確認する必要があります。購入前にどちらのカードを使っているかわかっている場合はいいですが、そうでない場合は先走って適当にSIMカードの注文を出すと、来てから使えないことがわかり、返品もきかないという事にもなりかねません。カード交換には解約して再契約する場合と、手数料を払って交換できる場合もありますが、自分の発注ミスで手数料を払うのも莫迦らしいので、カード注文前には大きさの確認を忘れないようにしたいものです。

・SIMカードを直接差せる端末は中古品の購入が基本

 ドコモの端末を契約なしに買うには、中古での購入が基本となります。赤ロムの問題を回避するため、初期不良保証の他に赤ロムを永久保証してくれるショップの利用をおすすめします。なお、購入してすぐであっても落下や水没による保証はされないので、その際はあきらめて新しいものを買い直す覚悟も必要です。

・タブレットのサイズによる価格差について

 10インチのタブレットを買うつもりで、小さく価格も安めの7インチのタブレットを選んだ場合、この種の端末を使った事がない人だと(パソコンでのインターネットを使っている場合は特に)操作自体と文字の大きさの違いにストレスが溜まる場合があります。10インチの大きさがネックになる場合を除いては、まず大きいものを購入し、必要に応じて7インチを買い足すのがおすすめです。

・格安カードを選ぶポイント

 とにかく安いものをと言われても、個人的には月額490円のServersMan SIM 3G 100はその遅さを納得して使う場合の選択なので、月額千円前後のものから選ぶのが無難です。具体的に一押しは「OCN モバイルエントリー d LTE」(月額980円)で、首都圏などで公衆無線LANのアクセスポイントを利用できる環境にある場合はスターバックスやマクドナルドでも使えるWi2 300の料金込みの「BIC SIM ミニマムスタートプラン」(月額945円)、タブレット端末とは別にスマートフォンを本人だけでなく家族にも持たせたい場合は大きさを選べる3枚のSIMが支給され同時使用可の「BB.exite モバイルLTE 3G対応コース」(月額1,155円)が2013年7月現在のおすすめです。

・通信費の支払い方法について

 多くの方は問題ないかも知れませんが、格安SIMカードの料金の支払いは、料金集金事務軽減の方向からかも知れませんが、クレジットカードの利用が基本になっています。クレジットカードがない場合、契約をしたくてもできないかも知れませんので、必要であれば作らないといけないという事も考えましょう。

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 というような感じで説明をしたら、その方はドコモの契約はあるもののガラケーでスマートフォンにする必要性を感じていないとのことでした。一応「dtab」の話をしてみましたが、別にルーターを使うのはめんどくさいという話だったので、まだかろうじてネット通販で新品が手に入るsony tablet Sの3G+Wi-Fiタイプのタブレットを注文し、カードは一番無難な980円のOCN モバイルエントリー d LTEを入手してもらうことにしました。最新の機能を使えなくても、新品で延長保証および落下・水没でもお店の保証も利用できるものということで、この選択は十分ありでしょう。しかし、こうしたハードはいつでも入手できるとは限りませんので、購入相談を受ける時期も大事ですね(^^)。


ネットオークションで「白ロム」を買う前に

 インターネットを利用したオークションというのは見ているだけでも楽しいものですが、さまざまな問題を今も抱えているシステムであると思います。出品者と落札者が直接やり取りをするため、トラブルの事例も多いのですが、たまたま見たテレビのワイドショーで、事前に現物の写真を撮影した後にオークションに出品し、落札者がいたら改めてその品物を盗んで金に替えるというとんでもない行為が話題になっていました。確かにリスクの少ない方法ではあるのですが、こういう輩がいるためにネットオークションの信頼性が揺らぐのかと思うと悲しい限りです。ただ、件数も多く悪質な出品として特に問題が多いのが、携帯電話やスマートフォン・タブレット端末の本体を出品する「白ロム」取引におけるトラブルだと思います。

 白ロムを出品する人のほとんどは、自分で契約した端末を使わなくなったので放出するといった感じで出すと思いますが、中には確信犯的に、問題のある端末を出品したりします。ここで言う問題とは最初から故障や水没をして使えない端末を、そうした事実を隠して出すのではなく、落札者が受け取った可動品が、しばらく使っているうちに使えなくなるとわかっていて高額で落札させるという手口です。

 普通は回線の契約をしたら自分に払えるだけの利用料を見越して使うのだと思いますが、新たに契約をして高額で転売できそうな端末を手に入れたら、すぐにオークションに出品したり中古の白ロムを販売する業者に持ち込んだりして現金をせしめ、回線契約の方は一切払わないということをやる人がいるのです。そうなるとどうなるのかと言うと、携帯電話会社が通信料の他に毎月の端末の割賦販売料金を契約者に請求するのですが、料金の回収が難しい場合には、せめて端末の転売を防ごうと遠隔操作によって端末が使えないようにロックをかける場合があります(このような端末の状態を「赤ロム」と呼ぶことがあります)。こうしたロックがかけられてから業者に持ち込んだとしてもお金にはなりませんから、最初だけは料金を払っておいて端末が売れたところで支払いをストップするといった巧妙な方法を使う人もいるでしょう。そうなると買取業者の方も契約時点では普通に動くので買取するでしょうし、オークションで落札した場合でもしばらくは普通に使えるのでしばらくは問題が発覚しません。また、全く悪意がなくても結果的にロックを掛けられてしまう可能性もあります。端末を持ち込んだり出品した人の経済状況が激変し、毎月の支払いが滞ってしまい、その支払分の中に端末の割賦金が含まれていたような場合はやはり遠隔操作によって端末にロックが掛かってしまうでしょう。

 私たちが中古の通信端末を購入する場合、買った当初は動作確認ができていても、急にロックが掛かり使えなくなる危険というのが常につきまとうという事はおわかりいただけたの思いますが、購入者側の対策はあるのでしょうか。

 実際に不具合が出た時の対応というのは購入店によっても違いがあります。先日私がdocomoのdtabを購入したリサイクルショップでは、6ヶ月間は使えなくなった場合は返金対応するという事でしたが、実はdtabはWi-Fi専用端末なので、ロックを掛けられる事はなく本来はこうした保証自体が不用なのですが(^^;)。専門店でないところはこのように詳しい知識のない店員が杓子定規な対応に終始する可能性もあるので、個人的にはおすすめできるものではありません。全国にチェーン展開する中古ショップではその点は立派なもので、ロックがかかってしまった場合は購入時のレシートがあればいつでも同機種を用意するか、全額返金対応するとのことでした。このへんは買取時にしっかりと確認を行なっているかどうかにかかっているので、中古白ロムを買うなら信頼できるところがいいでしょう。

 それでも、まだお店での購入なら文句の言いようがあるのですが、オークションの場合には出品者がIDを消して逃げられてしまったらそれまでです。特に新しく出たばかりの機種をオークションで購入したいと思う場合は、一呼吸おいて考え直す方がいいと私は思います。せっかく安い通信SIMカードを使って料金を節約しても、高額で買った端末代がまるまる騙し取られたというのでは泣くに泣けませんので、本当に注意して購入するようにしましょう。


NTTdocomo dtab 激安でも意外と使える大型タブレット

 ドコモの既契約者(主にスマートフォンを契約している方)向けに、SPモードサービス(月額315円)に加入しつつ、さらにdビデオという月額525円のサービスを一定期間契約することを条件に、2013年9月30日までのキャンペーンで、本体価格9,975円で購入できるという、強烈なアピールのもと登場したドコモのWi-Fi専用の10.1インチ画面のタブレット「dtab」です。私自身は安く購入できないという事で眼中にはなかったのですが、たまたま近所のリサイクルショップで売りに出されているのを発見してしまいました。価格は1万円以下とはいきませんでしたが、最初に説明したサービスに加入しない場合の販売価格である25,725円よりもかなり安く、さらに調べたら全国の中古ショップの相場よりも結構安い値付けだったので、いろいろとdtabについて調べてみました。

 すると、今使っているNexus 7の弱点をうまくカバーしてくれ、私の使い方であればノートパソコンの代替にも十分なるということがわかったので、思い切って購入してきてしまいました(^^;)。購入しての第一印象は、やはり大きくて重いものでした。

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 実は私がタブレット端末の購入を検討した際には、Nexus 7にしようかNexus 10にするか迷いました。最初に購入したタブレットがGalaxy Tabの7インチのものだったので、その画面表示に不満が正直なところあったため大きいものがあればいいなと思っていたのですが、10インチのタブレットは販売価格が高く、比較的安価なNexus 7に落ち着いたのでした。今回dtabを購入した金額はNexus 7より安かったため、Nexus 10を購入できる金額くらいで2台のタブレットを購入できたということになり、結果的にいい買い物ができたのではないかと思います。

 Nexus 7を使い込むにつれ、不満があることは画面の小ささだけでなく、他にもあります。具体的に言うと、micro SDカードが使えないのでデータ移動に苦労することと、アウトカメラの設定がないので、ちょっとしたメモ代わりに写真を撮りたい場合も不便でした。しかしdtabはどちらもクリアーしており、今までNexus 7でできなかったことができるようになりました。

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 このdtabはそれ自身に通信機能はないWi-Fi通信専用ですが、長期旅行に関してパソコンのかわりにメインで使える可能性を秘めています。まずは画面の大きさが10.1インチで表示領域は1,280×800ドットあるので、小型のノートパソコンくらいの表示能力があります。電池は内蔵式ではありますが高容量で、こうしたタブレット端末はどんどん新しいものが出てくるわけですから、内蔵電池がへたってきた時が替えどきと言えるかも知れません。それ以上に電源回りでありがたいのが、専用のACアダプターではなく、汎用のmicro USBケーブルから充電が可能なことです。写真は付属のアダプターですが、2Aの出力を持ちながら小型で、Nexus 7と充電用アダプターが併用できます。車内で走行中なら2A出力のシガーソケットアダプターを使って車内での充電もできます。出力は落ちますが単三電池を使った外部バッテリーからも充電が可能なので、小さな太陽電池パネルを使って単三電池を充電できるシステムを組めば、電力供給が絶たれても使用することが可能です。。これは、ノートパソコンでは決してできない芸当です。

 さらに充電用と同じところからmicro USBケーブルを専用のホストケーブル(別売り)を経由して接続すれば、USBキーボードをそのままつなぐことも問題ありません。Bluetooth経由でキーボードもつなげますが、安定して動作するUSBキーボードを接続して使えるのならば、無線でうまく接続できずあたふたすることもなく、必要に応じて長文の入力も問題ありません。

 ただ、docomoが自社のサービスを展開するために格安で出しているものであるだけに、充電して設定をした後に出てくるホーム画面はドコモのサービスが全面に表示されるようになってしまっています。ただ、この画面はGoogle Playからランチャーアプリをダウンロードすることでごく一般的なアンドロイドのホーム画面風にカスタマイズすることができます。私が使っているのは「Nova Launcher」です。

 大きめのタブレットは日常的に持ち運ぶものではないかも知れませんが、限りなくノートパソコンに近い使い方をしながらも電源回りをスマートフォンと統一できるdtabは価格の安さとあいまって、ノートパソコンでないと画面が小さくて不便だと思われている方には魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。元々の売り出し価格が高くないので、アフターサービスが心配な場合は、多少高くなりますがドコモからの直接購入もありだと思います。