月別アーカイブ: 2011年8月

充電池内蔵扇風機 TEKNOS BKL-R30

 先日のブログで注文したことを紹介した充電池とAC電源の両方で動く扇風機、TEKNOS BKL-R30 が昨日到着しました。まずびっくりしたのはその大きさでした(^^;)。

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 写真のように、今使っているスタンダードタイプの扇風機と遜色ない羽の大きさです。さらにこの扇風機は首も振るので、普段使いにも対応可能かも知れません。ただ、メーカーの説明書には、一日8時間のべ110日の使用だと、設計上の標準使用期間が2年という注意書きが載っています。扇風機だけでなくラジオやLEDライトが付いた製品であるということを考えますと、計画停電が実施された際や、レジャー用としての持ち出しに使ったり、部屋に人が多くやってきて1台の扇風機ではまかないきれなくなった際の予備として常には使わない方がいいのではないかと個人的には思いました。

 注文した際に書いたブログでコメントをいただいたように、箱から出してケースをドライバーで開けないと使えなかったり、その際、充電池には保護シールが貼ってあり、ちゃんと充電池のセッティングしないとコンセントレスで使えないなどの説明書に載っていない使用前のセッティングはあるものの、それほど難しいことはありません。

 他にも同じような大きさの扇風機がありますが、この製品では扇風機を使っている時にラジオを聞く場合はFMのみ(恐らく、扇風機のモーターが発するノイズのためだと思われます)ということと、AC電源で使っている場合はLEDランプが点灯しないという家庭内のルームランプとしての利用はコンセントを差した状態だとできないという仕様があります。扇風機以外の機能について使いたいと思われている方は、同じような仕様なのかそうではないのか、店頭でしっかり確認しておく必要があると思いますが、この手のものは風力もあり、音も静かなのでレジャー用としては及第点をあげられるのではないかと思います。

 ここで改めて、この扇風機は車中泊の旅に役に立つのかという点についても思ったことを書いておきます。私の場合は限られた軽自動車の空間を利用してグッズを詰め込んでいますので、いくら充電池を搭載しているとは言え、強風で2時間半、弱風で3時間半の持続時間では、説明書において充電を完了するのに12時間かかるという鉛蓄電池であることを考えますと、インバーターの付いたサブバッテリーシステム搭載の車内で、ACコードに繋いで使うなら家族でも十分に使えそうです。一泊二日の旅で夜のみという限定利用なら個人的には快適な夜を過ごすために持って行くこともあるかも知れませんが、サブバッテリーがない車では使い続けるには厳しいと思います。製品コンセプトも、あくまであらかじめわかっている数時間の計画停電対策の扇風機ということであろうと思いますので、逆にこの扇風機を使うためにサブバッテリーシステムを構築しても面白いかも知れませんね。

 就寝時に扇風機を使う場合、内蔵電池のみでは自然に電源が切れますが、コンセントで使う場合はサブバッテリーの容量が十分あれば、朝までずっと回りっぱなしになってしまいます。風に当たりすぎると体調を壊すこともありますので、寝付くまでの時間限定にしたいところですが、この製品にはタイマーが付いていないのが残念です。

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 ただ、写真のようなタイマーを使うことによって、扇風機やラジオを止める時間をコントロールすることができます(その場合は充電池をとりはずしておかないと、充電池による連続運転になってしまうので注意してください)。このタイマーを手元に置いておけば、扇風機が止まってから暑くて起きてしまった時でもそこでの操作ですぐに動かすことができますし、持っていると便利なグッズであると言えます。

 この他にも扇風機については、ホームセンターにさまざまなものが揃っていて、作りはちゃちでも単1電池を多く利用し、長時間の動作が可能なものも売られていたりしますので、この点だけでいえば、今年の計画停電騒ぎのおかげで車中泊用の扇風機を物色する好機が訪れたとも言えます。来年以降はこれだけのバラエティに富んだ扇風機を選ぶことができないかも知れませんので、今月から来月にかけて店頭やネットでご自身の用途と合うものはないか探してみてはいかがでしょうか。


I-O DATA VULKANO FLOW で外からテレビ視聴

 車の旅でどうしてもテレビを見たいという要求は、ある人にはあるのではないかと思います。私の立場としては、あえてテレビなど見なくてもいいと思っているのですが、さまざまな工夫を考えておられる方は多いでしょう。サブバッテリーシステムが既に車にある方なら、普通に液晶テレビとアンテナ(BS含む)でいいとは思うのですが、電源は取れないがとにかくテレビを出先で見たいという方のための一つのやり方として、自宅のテレビをインターネット経由でストリーミング配信させ、ネット接続したパソコンやスマートフォンで見る方法があります。

 この方法はWimaxなどの高速インターネットでないと大きめの画面で滑らかに再生できなかったり、エリアの関係でネットが繋がらない場所では使えないという問題はあるものの、システムを構築してしまえば海外であってもネットが繋がればそこで日本の番組が見ることができるというメリットもあります。わからない方には敷居が高いものであるかも知れませんが、I-O DATAが面白い製品を出しているようなので、ここで紹介してみたいと思います。

http://www.ioplaza.jp/shop/contents/vulkano.aspx

 VULKANO FLOWというテレビやチューナ付きのレコーダーに接続し、ネット経由で転送するアダプターが上記リンクで紹介されています。パソコンで見るためのソフトは無料で、スマートフォンで見るためのアプリは有料となりますがだいたい千円強で入手することができます。自分の環境できちんとストリーム配信できるのかという方にはお試し環境が整備されていますので、そこで確認してから購入を検討してもいいでしょう。従来のこうしたハードと比べると、自分で設定する手間がかかるので接続ケーブルと合わせても1万5千円程度で済んでしまうので、多少こうしたノウハウを持っていて、旅先でどうしてもテレビが見たいと考えておられる方には意外と面白いのではないかと思います。

 直接車にテレビチューナーとアンテナを設置する場合と違い、旅先ではネットが繋がるかどうかだけを気にすれば良く、レコーダーの場合は録画予約も出先からできるので、ネットの繋がる状況で録画した番組を、後で見るということもできます。きちんとセッティングできるスキルがあるならば、これくらいの投資でBSを含めたテレビを見られるというのは魅力的ですね。こうしたスキルがない方の場合でもお金さえ出せば専門の方が自宅までセッティングに来てくれるサービスがあるそうですので、自宅でのネット接続環境および、外での高速ネット回線の確保(スマートフォンでは機種によって3G接続で見られないことはありませんが、できたらWimaxがおすすめ)を導入した後に考えてみてもいいかも知れません。くれぐれも、こうしたネット接続環境がない方が目先の安さに釣られてネット環境も整わないうちから買うものではないということをお知らせしておきます。普段携帯電話を通話だけしか使わず、パケット用の定額プランに入っていないままこのシステムを導入してしまうと、ちょっとの番組をスマートフォン経由で見ただけでも高額の通信料を請求されてしまうことになります。まあ、スマートフォンに機種変更するような方はほぼ強制的にパケット用定額プランに入らされていると思うので、5~6千円程度の突出した出費で済みますが、今回のテレビ視聴に限らずネットを利用したさまざまな機能を使いこなすためには、定額のネット接続プランをできるだけ安く契約しておくことが重要になります。

 話は最初に戻りますが、あくまで生中継の番組をリアルタイムで見たいと思うなら、宿泊をホテルにする方が簡単です。また、ドラマなどいつでも見られるようなものならば、事前に自宅のレコーダーに録画予約をして出掛ければいい話なので、今回紹介したような機材を使って自宅のテレビをリアルタイムネット配信するというのは、限りなく趣味の世界に近いとも言えるかも知れません。ただ、ある程度スキルのある方はそれほどお金を掛けず、追加投資もそれほどかからずにできることは確かなので、興味のある方はチャレンジしてみるのもいいかもしれません(^^;)。


必要なメモを保存しよう

 夏の暑さを克服する方法というのは、車の中でエアコンを使えないことを前提にして考えると、この季節は最も車中泊には向かない時期と言えます。しかもここのところ全国各地でいきなりのゲリラ豪雨に見舞われる可能性があることを考えると、できればもう少し穏やかな天候の時に出掛けたいものですが、長い休みを取ることができるのがお盆期間だけということになると、つい無理をしてでも出かけてしまいたくなりますね。家族と一緒に出掛け、泊まるところも人の出入りの多いところを選ばれる方はそれほど感じないかも知れませんが、一人でひっそりと車中泊をと考えておられる方は、いつ自分が災害や犯罪に巻き込まれないとも限りません。そんなわけで、いざという時のため、自分の事を他人に知らせるための覚え書きの内容について考えてみました。

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氏  名
性  別
生年月日
血液型 
住  所
自宅電話
緊急連絡先
勤務先 
勤務先℡
常備薬 
アレルギー 
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 基本はこのくらいかと思いますが、これらをメモしたものを何らかの形で身に付けておけばいざという時に適切な医療措置および家族への連絡を期待することができます。一人暮らしで自宅に連絡しても意味がないような場合は緊急連絡先を複数の場所に分けて親戚の連絡先を記入しておくようにすればいいと思います。また、個人情報の流出を危惧される方は、上記の内容を必要な人だけに見せる工夫として、パソコンを利用して上記内容を携帯電話のカメラを使って読み込めるQRコードの形にしてプリントアウトするという技もあります。ちょっと勘のいい方なら、これは携帯電話のカメラで読み込めると思うでしょう。メモとして持ち運ぶのが大変なら、宛名用のシールになった用紙にプリントして持ち物に貼り付けておくなど、お金をかけずに工夫する余地はありますね。

 こうした情報の中、特に「常備薬」の項目はいざという災害時には役に立つこともあるでしょう。毎日薬を欠かさず飲んでいる人であっても、その薬の名前など細かいところまで常にそらんじているわけではありません。急に避難する時はもちろんですが、旅にまで薬袋を持って行かれる方はそうそういないと思います。自分が飲んでいなくても両親や祖父祖母が飲んでいる薬について、細かいところまで聞いておけば、本人の代わりに毎日飲んでいる薬を正しく処方してもらいやすくなります。家族でお薬を常用している方がいる場合はその人のためにメモしておくというのも十分ありでしょう。今回挙げさせていただいた内容以外にも、普段の生活の中で調べなければ出てこない情報がある場合は、積極的にメモとしてすぐ見ることができるところに置いておくことが必要になってくるかも知れません。


充電池入扇風機

 昨年までは夏の車中泊を快適に過ごすものとして、車載用の扇風機を選ぶのにいろいろ苦労しました。以前から存在したシガーソケットで電源を取るものをポータブルバッテリーで使っていたこともありましたが、持ち出すのにかさばるということで、小型でも乾電池やUSB経由で動く小型の卓上用扇風機を使うというのがベストチョイスという感じで、以前紹介した扇風機もAC電源とUSBおよび乾電池という3wayタイプのものでした。

 しかし、本格的に電力不足による停電を心配するような状況になってきて、ここにきてホームセンターの店頭であったり、テレビショッピングの商品紹介でいろいろ出てきたのが充電池を搭載した多機能扇風機というものです。こういった商品というのは計画停電の話が出てきた後に企画されたものなのかと思うのですが、乾電池駆動とは違いそれなりのパワーがあり、何とか普通の扇風機の代わりとして使えそうな感じではあります。

 問題は、やはり充電池の容量と交換ができるかどうかということでしょう。個人的にはLEDライトもラジオもいらないのですが(^^;)、普通の購買層にアピールするには一つあれば大丈夫というような仕上がりになっているのは仕方ないとしても、多くのこうした製品の場合、多機能のもの一つよりも、基本性能のしっかりしたものをそれぞれ持った方が私の場合は安心できます。

 とは言うものの、ネット検索をしてBKL-R30という扇風機がアマゾンで1,000円を切って売っていたのでつい注文してしまいました(^^)。内蔵の蓄電池だけを取り出して使ってもそれだけで元が取れてしまいそうだということで、もし扇風機として使いものにならなくてもそれなりにつぶしは利くと思いますが、こちらに到着しましたら改めて使い勝手などを紹介させていただきたいと思います。


お米が食べられなくても

 改めて言うまでもないことですが、今の私たちはマスコミからの情報に踊らされてわけのわからないまま消費をさせられているような気がしてなりません。これから収穫されるであろうお米の放射能汚染が気になるあまり、古米を大量に買い占める人が出てきたそうですが、そのためにお米の値段が上がったり手に入りにくくなるのではないかという話がまことしやかに語られています。

 しかし冷静に考えてみると、今の日本の食生活は、むしろお米を消費せずパンを多く食べるような形へ変化してきていると言えます。そんな中、お米の消費量を上げるために米粉で作ったパンが注目され、お米を直接機械に入れてパンを作ることができるベーカリーマシンが大人気になったことは記憶に新しいところです。マスコミの情報に踊らされて長い間待って買われた方は、これからは米で作ったパンよりも普通の小麦粉で作ったパンの方を食べざるを得ない状況になることが予想されます。米と比較して小麦粉は主に輸入されるものが多いため、現在の円高の影響もありそれほど値上がりしないと思われるからです。

 その昔、東北地方の例外により国産米が極端に少なくなった時がありました。その時は外国米を食べるかパンやうどんを多く食べるかといったように代替品がかなり出てきましたが、その時のことを考えても食べること自体に困るようなことにはならないと思うのですが。今、古米を買い占めている人たちは、そうした騒動が終わったら、もしかしたら大量の在庫を抱えてしまうかも知れません。お米自体は長期の保存に耐えるものであるので、なくなるまで食べ続ければいい話ですが、味の面から言うと新米にこしたことはないので、これからお米の値段が上がったり店頭から消えたりしてもあわてずに対処すべきでしょう。

 食生活の変化は旅先でもこれから影響は出てくるかも知れません。ただ、いくらお米の値段が高くなったとしても、旅の途中で自炊できる状況があるならば、出来あいのお惣菜を買ったり3食すべて外食にするよりも、米を炊いた方が安くあがることも事実なのですね。その場合は多少高くてもお米を持って行った方がいいわけですし、無洗米が入った炊き込みご飯セットのような普段の生活では買わないようなものを旅に持っていくという方法もあります。日本の食生活というのはお米中心ではあるものの、四国のうどんや山梨のほうとうなど、お米が食べられない状況での代用食自体が名物になっている場所も多くあります。そうした土地へ行って代用食を食べまくる計画を立てるというのも面白いかも知れません。


ラップの効用

 地震や台風などでライフラインが使えなくなった場合、電気とともになくては困るのが水であることは疑いないでしょう。一日あたり一人3リットルの水が必要ということですが、これはあくまで体の中に取り込む量で、私たちはそれ以上に日常的に多くの水を消費しています。

 実際に罹災された方で、これは役に立ったと思われるものに、ラップがあります。食事をする際、食器が汚れてしまうのは仕方のないことですが食器を洗う水が使えない場合、あらかじめラップで覆ってから使うようにすれば食器自体が汚れることはなく、表面のラップだけゴミとして捨てればいいので、洗浄用の水は少なくて済みます。こうしたことから、私も改めて車に載せるラップをどうしようかと考えてみました。

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 写真のラップはメジャーどころの「サランラップ」ですが、別にどこのラップでもいいかと思います。ただ、ラップ自体を引き出しやすく切りやすいように工夫されたものにしておいた方がいざという時にあわてずに済みます。これは日常使われている中で、一番使いやすいものを選べばいいでしょう。安いからといって普段全く使っていないものを買ってしまうと、いざという時にその扱いに苦労することもあるかも知れません。

 そして、私の場合、車載している食器はほとんどがキャンプ用の小さなものなので、包むときに無駄にならないように横幅が22センチのものにしています。このサイズだとほとんど一杯になってしまった車載スペースに収まりが良いということもあります。長さの方はいざという時の事を考え、50メートルとしました。もちろん、使用が想定される食器のサイズが大きければ横幅の大きいものを選ぶべきでしょうし、家族で使うような場合は、長いものを一本よりも複数用意しておいた方が便利に使えるでしょう。とりあえず使う場面が想定できないような場合でも、やはりいざという時のために車に積んでおくことで、活用される時が来るかも知れません。

 こうした日用品というのは、普段の生活の中でラップが切れたような場合のストックとして使えるというのも便利ではあります。金額的にもたいした出費にはならないと思いますので、一つ車の中にじょうびしてみてはいかがでしょうか。


グリコ ビスコの保存缶

 車中泊のためだけでなく、災害用としてさまざまなグッズを車の中に入れておく中で、一つの問題が食料をどうするかということがあります。車中泊用の食べ物という点では出掛ける前および行程の途中で買ってしまえばいいわけで、あえて食料を保存しておく必要は旅のみの場合は必要ないでしょう。

 ただし、災害用として保存しておくということなら話は別です。災害用の非常食というとかなり幅が広く、お湯や水でもどして食べるものや温めて食べるようなものもあります。一般的な非常食というとそちらの方かカンパンのようなものを想像される方が多いと思います。普段の車中泊旅行でほとんど燃料による煮炊きをしない場合、お湯を使わずそのまま食べられるものでおいしいものを探した方が無難のような気がし、いろいろと検討して購入したのが写真のグリコ・ビスコの保存缶です。

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 賞味期限は製造日から5年と長く、忘れた頃に食べようとしても賞味期限に間に合うくらいの期間ではないかと思います。さらに、缶入りということ自体にメリットがあります。もし津波や洪水で保存しておいた場所が水没してしまっても、缶そのものがつぶれて破けない限りは密封されているので何とか食べることは可能でしょう。缶入りの保存食のメリットでもあります。

 中に入っているビスコは市販されているものと同じもので、一缶に5枚入ったものが6パック入っています。1パックで約100kcalとカロリー計算しやすくなっているのが嬉しいですね。他社からもさまざまなお菓子の保存缶が出ていますが、クリームがサンドされていて、子どもから大人まで楽しめ、賞味期限が迫って消費しなくてはならなくなっても割と普通に食べられるのはカンパンには到底できない芸当でしょう(^^)。グリコではグリコキャラメルの保存缶もありますが、キャラメルやドロップは人によってはすぐに食べきるのは難しい気もするので、飴を非常用に保存しておきたい場合は通常の品を頻繁に入れかえてもいいような気が私はします。

 そうは言っても、各社からいろいろと工夫されたお菓子の保存缶が出ているので、基本車中泊、さらに災害用として備蓄するためにいろいろ探してみたいと思っています。ただ、こうした保存缶はなかなか近所のスーパーにも売っていないのが難点です。私はグリコのネットショップで5缶まとめて購入しましたが、時期によっては在庫がない場合が多いとのことなので、欲しい場合は注意して近所のお店やネットを確認する必要があります。個人的にはこうした缶入りの長期保存お菓子をいつでも買えるように供給して欲しいところですが、今のような地震にナーバスになるような時期というのは限られているということもあるので、買える時にしっかり買っていざという時に備えることが重要です。

 単品で見付けることができれば、そんなに単価の高いものではないので、ここで紹介しながら食べくらべというのもできればやってみたいと思っています。


おかしいな? と思ったら

 先月の初めのブログで書いたことがありましたが、7月初旬に冷蔵庫の調子が悪くなり、冷えなくなってしまったので修理をお願いして無事に冷えるようになりました。ところが最近になって、新たな問題が発生したのでした。

 自宅にある冷蔵庫の扉部分には、内部の温度を示す液晶画面があり、普段は温度表示になっているのですが、ふと気付くと温度表示は消えてエラーメッセージが出ています。説明書とインターネットで確認したところ、霜取り部分のエラーでメーカーに問い合わせが必要となっています。

 しかしながら、同じトラブルで修理をしてもらい、エラーメッセージが出ていても十分に冷やす能力があるので、また修理担当の方にお手数を掛けてまで連絡をするか、コンセントの抜き差しでエラーメッセージが消えるのならそのままにしてしまおうかちょっと悩みました。何度も来てもらって何もなかったら、さすがに悪い気がしますし。ただ、冷蔵庫だけは家庭にある電化製品の中で壊れてしまったら困るものでもありますし、先週末に修理担当の方に連絡を入れることに。で、昨日出張してきてもらいまして見てもらったところ、先月換えてもらったばかりの部品が破損していて、それによってエラーメッセージが出たことがわかりました。念のためとは言え、早めに連絡しておいて良かったとしみじみ思ったことは言うまでもありません。本当に過信というのは禁物だと思った一日でした。

 家庭の中の冷蔵庫と同じく、車中泊の旅で一番気にしなければならないのは自分の車の調子であり、車で出掛ける際の事前点検というのは大変に重要です。ただ、新しい車ならそれほど気にかけなくてもほぼ問題なく長距離の行程でも行けてしまうこともある意味事実ではあります。しかしながら、長距離ドライブに出掛ける前にタイヤの空気圧のチェックとバッテリーの点検、オイル交換の有無の確認および警告灯の点滅の有無を確認することぐらいはやってから出掛けるのが無難でしょう。

 その他、いつもよりエンジンから異音がするとか、普段乗っている状況と違う点に気付く場合もあるかも知れません。車での旅は道さえつながっていればどこへでも行けてしまうため、先日のように大雨の中走らなければならなくなるかも知れませんし、とにかく普段の走行より車に負担はかかってきます。旅先のトラブルに遭遇したことがない方でも、突然車がほとんど交通往来のないところで止まってしまうことを想像してください。運良く携帯電話が繋がり、カーレスキューサービスが救援に向かってくれるとしても、連絡を入れてすぐやってきてくれるわけではありません。相当長い時間を車の中か周辺で延々待つだけの覚悟が必要になります。どうにもならない場合は待つしかないものの、できればそうしたトラブルは避けたほうが良いに決まっています。そのためには、特に車での旅に出る前には普段通りの車の調子であるか確認の上、不安が少しでもあったらその不安を解消してから出掛るようにすることをおすすめします。また、普段使いの車とは別にキャンピングカーを使って出掛けられる方については、出掛ける前のチェックは当に念入りにしておくことが未然にトラブルを防ぐことに繋がるでしょう。

 車の場合はこうした事前点検も大事ですが、車検の際の扱いも大切です。格安の車検やユーザー車検などの方法もありますが、長距離を頻繁に走る場合は、車検時期にしっかりと不具合がないか見てもらうことが大事だと思っているので、私の場合は懇意にしている自動車整備士の方にお任せし、オイルやオイルエレメントの交換も定期的に頼んでいます。オイル交換を頼んだ時に自分ではわからない問題が発見される場合もあるので、普段の心掛けというのが大切であるとも言えるでしょう。とにかく、車で出掛る旅というのは車の調子がおかしくなったらそこでストップしてしまうので、この夏に出掛けられる予定のある方はしっかり点検してからお出かけください。


地震が来ても慌てずに

 これだけ日本各地で地震が起こると、もはや私の住んでいるところを襲った地震の震度5ではニュースにはならないのかという気もしますが、東日本大震災の影響で、もはや日本全国どこでこの程度の地震が起こってもおかしくない状況は依然続いています。昨日のエントリーではちょっとしか書けませんでしたが、改めて自分なりの地震に対する心がまえおよび、車内で地震に襲われた際の対処について思うところを書いていきたいと思います。

 私自身、数年前の震度5強と今回の震度5弱という震源地に相当近い地震に遭遇していますが、あまりに震源に近いと緊急地震速報は役に立ちません。どちらの場合もテレビより速報が早いと思われるラジオから情報を得ていましたが、かなり大きな揺れで驚いた後に緊急地震速報のアラーム音が発せられました。揺れている最中にはとりあえず回りの物が落ちないように押さえておくぐらいがせいぜいで、もしここで家が崩れたりしてしまったら諦めるしかありません。ただ、今の自宅はかなり古いのですが、それほどの被害はなありませんでした。かなり大きいと感じるような地震であっても、まずはあわてずに自身の安全を確保することがまずは大事だと思います。

 幸い停電も大きな物やガラスなどが落ちて破損することはありませんでしたので、とりあえずラジオを持ちながら移動し、テレビを付けました。そして、靴下をはき外に出てもおかしくないような服装に着替えることに。今回の地震で静岡県内でけが人が出たそうですが、多くはびっくりして二階から飛び降りて腰の骨を折っただとか、あわてて部屋の外に出ようとして室内に散乱したガラスで足を切ったというような、直接地震によっての被害ではありません。今回の地震は就寝直前だったので靴下は脱いでいましたが、すぐにはけるところに靴下と着替えを置いておくことは大切ですね。車内で寝ている際に地震にあった時のためにも、手の届くところに靴下や着替え、履物は用意しておき、うかつに外に飛び出すことは避けましょう。回りの状況を十分に確認してから外に出るくらいの感じでいいと思います。それ以上に大切なのは、車中泊を行なう場所の設定です。大きな地震が来ても影響を受けなさそうな広い駐車場なら言うことはありませんが、回りを見渡して、倒れてきそうなものが近くにある場所は避けたほうが賢明でしょう。

 さて、その後ですが動揺した心を落ち着かせつつ情報を入手しようとテレビとラジオの両方から目と耳を離さずにいたところ、さらに緊急地震速報がテレビで表示されました。しかし、2回目の速報で揺れることはなく、空警報となりました。ここで、問題になるのはこの地震が東海地震かどうかです。車中泊で東海道を通行する車の中でこうした地震に遭遇した場合、この地震が活断層のずれで起こったものなのか、海底に震源のある東海地震・東南海地震と関係あるものなのかというのは重要な情報です。地震が起きた当初はそれ以前に津波が起こる危険があるのかどうかというのもポイントとなります。幸いにして津波の影響はないということがわかり外に出ることはありませんでしたが、津波注意報が地震直後に出たという情報もあり、かなり緊迫感を持ちながら情報収集は行なっていました。テレビでの情報はすぐに終わって通常番組に一時戻ってしまったので、ラジオからの情報が大変役立ちました。その中で専門家の方による電話によるインタビューの中で、東海地震とは違う場所で起こっているという情報を入手できましたので、ここにきてようやく一息ついたといった感じでした。この時点で多少は余裕ができたので、市内にいる親戚の安否を確認します。かなりつながりにくい状況にありましたが、携帯電話よりもウィルコムの方がつながりやすい感じで何とか安否の確認をし、ネットにこちらの状況をアップしました。ただ、インターネットが生きてさえいれば、こちらからの連絡事項などはネットにアップするなりメールするなりした方がそちらの方が確実です。また、ラジオについてはNHKと民放で内容に若干の違いがあります。通常放送に戻るタイミングも違ってきますので、より多くの情報を入手したい場合はラジオを2台付けるような体制もあった方がいいのかも知れません。

 そして浜岡原子力発電所の被害もないこともわかり、直後の余震も大丈夫そうなので、気象庁の記者会見で正式に東海地震とは関係ないとの内容を聞きようやく床に着きました。こうした地震がほぼ毎日続く東北地方の方の苦労を改めてわずかですが実感することとなったわけですが、直後にあわてずに正確な情報を入手してから行動することが、自宅にいても旅先であっても大切であるということをしみじみとかみしめました。こうした体験を糧にして少しずつではありますが準備の品の再点検をしていこうと今は思っています。


とりあえず大丈夫でした

 さきほど大きな地震を感じ、何と最大の震度5弱を記録した地震に遭遇してしまいました。その時にはここでも紹介したソニーのポケットラジオを聞きながらブログを書こうと思っていたところだったのですが、大きな揺れを感じてから緊急地震速報が入ってきました。震源地に近いとはいえ、もう少し身構える時間が欲しかったですね。

 とりあえず人も車も家も被害はないようです。今後の余震についての情報が欲しいところですが、今これを書いている現在、テレビ局は地震についての情報を全く流さず、通常番組に戻ってしまっています。やはりいざという時に頼りになるのはラジオからの情報であるとこんな時に実感した次第です。

 とりあえず、今日のブログはこれにて。