九州南部が梅雨に入り、夏の足音がそろそろ聞こえてくる季節になりました。夏の車中泊はできればやらないに越したことはありませんが、長距離移動のため仕方なくせざるを得ない方もいるのではないかと思います。
夏の車中泊のためのアイテムとして扇風機のような風を送るものや、寝床周辺を冷やす冷却パッドや氷枕・アイスノンの類など直接的に暑さを何とかするグッズについては言うまでもないと思いますが、どちらにしても周辺の車の状況にも気を配りながら車中泊を快適に過ごすためにはさらなるグッズの用意が必要な場合も出てくるかも知れません。
車内に扇風機があっても締め切った中で使うと熱い空気を回すだけになってしまうので、虫が入ってこない程度に窓を開けて外気を車の中に入れたいところですが、周辺に多く車が止まっている場合にはなかなかそういう風にはいきません。私自身はやるつもりはありませんが、車の中で涼しく過ごすために車のエンジンをかけっ放しにしてクーラーを付けたまま就寝する車やトラックは今や普通にどこの駐車場にも出没します。マナー違反であるということはありますが、それがすぐに犯罪行為にはつながらないということもあり、条例でアイドリングを禁止しているところでないところではどうにもならないというのが正直なところではないでしょうか。近くにアイドリングをしている車が後から入ってきた場合、全くもって逃げ場がなくなってしまいます。車の窓を完全に閉じていれば気になる音も多少はシャットアウトできるものの、少しでも窓を開けているとかなり気になる音が耳に入ってきてしまいます。
旅館やホテルを使わずに車の中で寝る以上、こうした外からの音から完全に逃げるのは不可能ですから、多少の音など気にしないようにするか、対策グッズを使うかということになります。写真の耳栓はウレタン素材のもので、潰しながら耳に入れるとかなりぴったりと耳にフィットし、音が気になって眠れない場合にいくらか耳に入ってくる音を軽減してくれます。耳栓といってもいろんな種類がありますが、私は主に100円ショップの安いものを使い、効果が薄れてきたなと感じたら新しいものに交換するようにしています。とはいっても、小さな音を気にするようなこともないので、アイドリングする車にぴったりと隣に付けられるなど、それほどひどくなければ耳栓を使うことはありませんが。
あと、これは言うまでもないことですが、耳栓自体で外からの音を完全にシャットアウトすることはできませんので、最初からあまり高いものを試さずに安いものから試していくことをおすすめします。