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旅行中に使えるという観点での銀行選び

先日のニュースで鳥取県の地方銀行・鳥取銀行が鳥取県日南町にある支店を閉鎖することを発表したことで、地元の日南町が鳥取銀行に預金していたお金を全て解約し、職員についても町からのお願いという事で給与振込の銀行を鳥取銀行にしている人は変更をお願いするという、町と地銀との仁義なき戦いが今起こっていることを知りました。

地銀が平日に休みの日を設けたり、支店そのものを撤退するほどのピンチに陥っていることは過去にこのブログでも紹介してきましたが、私の地元の地銀であるスルガ銀行の不祥事につながった貸付にまつわる事件を見ていても、今日本の銀行はそこまで追いつめられているのかという感じがしています。

そんな中、あえて旅行中に使えるという意味でお金の問題を考えてみたいのですが、車で移動する範囲であれば、ガソリンなどの燃料はどのスタンドでもクレジットカードで給油ができますし、コンビニを始めとしてクレジットカードだけでなく各種電子マネーでの支払いに対応したお店があれば現金は必要ありませんので、これから紹介する銀行口座を持たなくてもほぼ問題がないと言えるでしょう。クレジットカードによる後払いがいやだというなら、デビッドカードを利用したり、スマホからネット決済で直接電子マネーにチャージして使うことも今はできます。

ただ問題は、個人商店しか傍になく、そこではクレジットカードも電子マネーも使えないというようなケースです。今の日本にそんな所があるのか? といぶかしがる方もいるかも知れませんが、実際そんな状況を今年に入って体験しましたので、改めて銀行選びをと思っている方は参考にしてみて下さい。

まず、当り前のことですが今使っている銀行がある場合にはわざわざその口座を解約したりする必要はありません。ここで紹介するのはあくまで旅行の際に現金が必要になっても困らないようにということだけなので、いざという時にお互いの口座に入金や振込ができるように口座を増やしておけばいいというわけです。ただ、事前に入金しておいたお金では足りなくなった場合、状況によってお金をストックしてある銀行から銀行へ振り込むことで現地で出金できるようにする必要も出てきます。その時に手数料がかかってしまうのがいやなら、振込手数料を払わなくてもいいように工夫する必要はあります。

他行への振込手数料を払いたくない場合、スマホから使いやすいネット利用のできるネット銀行の利用がおすすめです。ただし、銀行も企業であるため、普通の銀行から振り込む場合にかかる手数料が無料になるというのは、ある程度の条件が付く場合が多いということです。しかし、数は限られますが他行口座への振込が無料になるところはあります。旅行のためだけに使うような場合は月一回でもいいので、「コンビニでのATM利用料無料」「他銀行への振込手数料無料」「口座維持手数料無料」の取引が可能な銀行を選ぶのがいいでしょう。

このような条件は、預金残高だったり口座引き落としなど様々なサービスを利用することで一部実現される場合もありますので、何もしないとATM利用だけでも手数料を取られてしまう場合もありますが、どの銀行がいいかはその人の利用状況によっても変わってきます。ただ先ほどの旅行の時だけ最低限の利用ということで考えると、住信SBIネット銀行では無条件で他銀行への振込が1回無料ででき、コンビニATMの利用(現金引き出し)も月に2回までなら無料で2018年9月現在ではできるようになっています。ですから、いざという時に事前に住信SBIネット銀行に一定のお金を入れておき、使わなければ戻すような事を考えておけば、いざという時に旅先での現金が調達しやすくなるというわけです。

さらに、住信SBIネット銀行ではコンビニだけでなく郵便局のATMが制限回数まで無料で使える(現金引き出し)というのもポイントが大きいです。郵便局と言えばゆうちょ銀行のキャッシュカードを住信SBIネット銀行に加えて持っていると、状況に応じて使い分けられ、何かと便利のように思います。

というのも、ゆうちょ銀行は他行への振込手数料は普通にかかるものの、全国の郵便局のATMだけでなく一部コンビニのATMでは無料での利用ができるようになっています。もし何らかの事情で住信SBIネット銀行のカードを使ってATM利用を月に2回した後に現金を出したい場合、まだ他行への振込手数料の無料回数が残っていれば、ゆうちょ銀行にネットから振込をしてからゆうちょ銀行のカードでATMを使うようにすれば、それこそコンビニも他の金融機関のない離島でも回数制限なく現金が引き出せることにもなります。

ただ、そう考えるとゆうちょ銀行の口座だけを持っていればネットバンキングも使えるし十分だと思われる方もいると思います。入出金も全国の郵便局で無料ででき、手数料もかからないのですから、それこそキャッシュカードのない昔から旅にはゆうちょと言われていた利便性を確保しているゆうちょ銀行の使い勝手はいいと思うのですが、ただ全てのコンビニでのATM利用料が無料ではないとか、他行への振込手数料の問題もありますので、「他行振込無料」と「コンビニ・郵便局での出金可能」な2つの口座をうまく使っていざという時に備えた方がいいのかなと思うわけです。

ただ、今後の事を考えると政治的な問題もありますが、ゆうちょ銀行が現在のように全国どこでも使え、手数料もかからないような事を続けていられるのか? という疑問はどうしても起こってきます。しかし、先程ちょっと書きましたが私が今年訪れた沖縄の波照間島でもちゃんと郵便局だけはあり、ちゃんとそこにATMがありました。もし手近な金融機関が郵便局しかない地域において郵便局を閉めるということになれば、その時には日本のお店どこでも電子マネーが使えるようになっているか、その集落(島も含む)が消滅してしまうかどちらかになるでしょう。少なくとも電子マネーが現金にとって代わるまでは、郵便局でのお金の出し入れには手数料がかからないというのはよほど政府が大鉈を振るわない限り、今後もしばらくは続くのではないかと思えますので、様々な決済方法が利用できる過渡期の中で、一応は現金も電子マネーもクレジットカードも使えるようにしておくことが旅の際中のもしもに備える事にもなるでしょう。


お盆期間のお出掛けの傾向と対策

今年のお盆は高速道路を使っての遠出はしなかったものの、渋滞にさえ遭わなければと思って昨日出掛けたところ、この時期に混むのは道路だけではないということを思い知らされました。

昨日はお墓参りを朝早く出掛けて済ませた後、そのまま自宅に戻るのも勿体無い気がしたので、隣町にある大きなJAの直売所に行くことにしました。開店は午前9時で、到着したのが9時15分頃だったのですが、駐車場はすでに満車状態になっていました。何とか無事に車を停めて店内に入ったところ、7つか8つあるレジに、会計を行なおうと買い物カゴを満たした多くの人が行列を作っていまして、それが売場の中にまで伸びてしまっていました。

そんな状態では全ての品物を見ることも正直できません。それでも何とか買いたいものをカゴに押し込んで会計待ちの列に並んだのですが、レジを打ち終わるまでに何と30分もかかってしまいました(^^;)。前に並んでいた地元のおばさんに聞いたら、お盆の時期には野菜だけでなくお花も売っているのでお墓参りの人や、地元に帰ってきた家族にごちそうするために食材を早くから買い出しに来る人でこのくらいは十分混むのだそうで、やはりお盆の時期にはいつも出掛けているところでも甘く見てはいけないと改めて思いました。

このように買い出しに行った後には、どこかでお昼を食べて帰るというのが定番なのですが、恐らくこの状況ではいわゆるファミレスや回転ずしにお昼前に行こうとしても、普段とは違う混みようで、ここでも食べるまでにかなり待たされることが予想されました。

この場合、お弁当を買って帰って自宅に戻って食べるというパターンも当然あるのですが、お盆の時期でもそこまで人が押し寄せないのではと思った場所へ行くことにしました。というのも、人間の心情として小さな施設よりも大きな施設に引き寄せられる傾向があるのではないかと考えました。そんなわけで、今回は一般道から利用できる高速道路のうち、東名高速道路の日本坂パーキングエリアの下りの方を利用しました。いつも利用することが多いのが、上りの日本坂パーキングエリアなのですが、当然車が満車だろうと思ったパーキングエリアは静岡県内の東名高速がそれほど混んでいなかったためか、フードコートに少し人がいる程度でした。

日本坂パーキングエリアの下りフードコートは3つの業者が入っていてそれぞれに券売機があり、「ラーメン」「海鮮丼」「とんかつ」という3種類の中から選ぶことができます。実は先週、東名のサービスエリアと道の駅が合体し、観覧車を含めて様々な施設のある「富士川楽座」へ立ち寄って昼食をいただいたのですが、とにかく人が多くて安く食べられそうな食堂に入れず、ようやく入ったお店でもそれほど満足行く食事ができなかったのと比べると、十分過ぎるほどどのお店もクオリティが良い食事を提供してくれていました。お盆の時期によくある、「お盆専用メニュー」のような手抜き(?)のような事もなく、全てのメニューの中から美味しそうなメニューを選んでいただくことができました。やはり人がそこまで集まらないパーキングエリアの食堂を狙うのが、どこへ外食に行こうとしても人が多かったり食べたいメニューが提供されていなかった場合に、一般道から入ることのできる小さ目の高速道路のパーキングエリアのフードコートはおすすめになる可能性があります。

お盆の時期には、自分から遠出しなくても今回の私のように普通にいつも行っているところへ買い物に行ったり外食に行ったりしたときに、尋常でない人が押し掛けていて普段通りにならないことを経験された方も少なくないと思います。本来は多くの人が休みを分散して取ることで、混雑の平準化ができればいいと思うのですが、今のところそうした地元にいながらの混雑に辟易してしまう場合は、事前に買い物を済ませて引きこもりの体で涼しい部屋でテレビでも見ながら過ごすとか(^^;)、お弁当など買ってすぐ食べられるものを電話やスマホアプリで予約してから買うなど混雑にもきちんと対応した対策を取りましょう。


「孤独」を楽しめるのも才能の一つかも

世の中ではなかなかポジティブには捉えられない「孤独」という言葉がありますが、そもそもこのブログも毎日の仕事やありきたりの日常から離れ、一人で車のハンドルを握って出掛け、好きなところで寝て好きなところへ行き、人の意味に左右されずに自分で好きなことをするというのが、特に私が車中泊がらみの旅を行なう際のポリシーです。

ただ、なかなかこうした「おひとりさま」でのお出掛けというのは、一部の方々には理解されにくいところもあったのですが、最近になって思わぬ方面からこうしたお出掛けについて支持されるような状況にもなってきました。

というのも、芸能界で活躍されるタレントさんの中には、普段人に囲まれて仕事をしている事がストレスになるのか、休日になると一人でキャンプに出掛け、その様子をYouTubeに上げることで人気になっている方もいらっしゃいます。そんなYouTubeでの人気がお仕事につながるのが面白いところです。もはやそうした一人ぼっちのソロキャンプは個人の奇行ではなく、「そんな旅をしてみたい」という人たちの憧れの対象にもなっています。

それが、BS-TBSで放送されていたお笑い芸人・ヒロシさんの「ヒロシのぼっちキャンプ」という番組です。

http://www.bs-tbs.co.jp/vitaltv/detail_camp.html

番組の都合上、夏のシーズンでそれなりの人のいるキャンプ場で収録しているものの、本当は夏も終わったオフシーズンに誰もいないキャンプ場で一人たき火をしながら肉を焼いたりご飯を炊いたりしつつ、雄大な自然のもとぼーっとした時間を過ごすのが好きだというヒロシさんにとってはちょっと不本意なところもあるのかも知れません。しかし、夏ならではの過ごし方として、テントは使わずにハンモックを張るだけでハンモックを椅子代わりにし、夜はハンモック専用の蚊帳を付けて寝袋に入って寝るというのは実にシンプルで憧れます。

薪は買わずにそこらへんに落ちているものの中で使えそうなものをマナー違反にならない程度に探し、白樺の皮や松ぼっくりなどを拾って着火剤の代わりに番組ではしていました。さらに夕食で鍋をやる時には同時に冷凍のうどんを購入して保冷剤代わりに使ったり、あえてオイルランタンを持って行きその雰囲気を楽しむなど、かなりソロキャンパーとしては上級者であることをうかがわせます。

また、現地まで向かうために乗るのは、かなり古い幌付きのスズキジムニーという、車中泊なしキャンプのみという感じの装備で徹底されています。単に形から入って何もしないのではなく、十分にキャンプをヒロシさんは楽しんでおられますので、興味のある方は特にこの暑い夏の時期については、あえて車中泊だけに固執せず、風が涼しい野外での野営の方法を学ぶという意味でヒロシさんのテレビ番組やYouTubeのヒロシチャンネルを楽しみながら自分なりの一人旅の方法を考えるというのもいいのではないかと思います。

ただ、ソロキャンプをやるなら、暑くて虫も出る今の時期ではなく、秋の声を聞きキャンプ場で花火をやって盛り上がる人がいなくなる時期をねらって実行することを個人的にはおすすめします(^^;)。


飛行機に乗るなら考えたい荷物のこと

この夏、飛行機を利用して国内・海外への旅行を計画している方も多いと思います。現代の旅事情において、遠くへ安く行くということになると、格安航空会社を使ってバーゲンセールのチケットをゲットするということも当り前に行なわれているので、旅の費用が心もとなければ、あえてそうした格安チケットを狙った飛行機移動の旅を利用する方もいるのではないでしょうか。

私自身も先日、飛行機を利用しての旅をしてきましたが、車や列車の旅とは違って安全管理が徹底されているので、様々な飛行機に乗るためのルールが存在します。手荷物の検査やシートベルトの着用など、安全な運行のためには乗客として気を付けなくてはいけない事項が数々存在するのが飛行機なのですが、普段の旅をする身ではあまり気にすることはないと思いますが、もしも飛行機に搭乗中に何かトラブルが起こった際のルールについても確認しておくことが必要だと思います。

というのも、先日の事ですが2016年に羽田空港で起こった大韓航空機がエンジントラブルで炎上した事故についての報告書についてニュースになっていて、そこでの客室乗務員や消防団員の証言が気になりました。

というのも、飛行機から乗客乗員が避難する際に、空気で膨らむスライダーが使われたのですが、乗客の中には客室乗務員の注意を無視してトランクを持ってスライダーから降りる人がいたり、スライダーから降りた直後にその場から離れず、スマホで写真を撮ったりその場から電話していた人も結構いたとのこと。どちらも航空会社が乗客の安全を確保するためにお願いしているルールを守らずにいる乗客がいるということを問題視しているかのようです。これは海外の航空会社だから起きたことではなく、過去の日本の航空会社の飛行機で起きた事故でも同じような事が起こっているようです。

もしかしたら機内の燃料に引火して大爆発が起きるかも知れない状況で、いつまでも飛行機の傍にとどまっているというのは危機意識が無さすぎで呆れるばかりです。この件については多くの人がその場に留まった乗客の心得として、良くないことだという事はおわかりかと思います。ただ、今回の報告書で同じように指摘されている荷物を持ったまま逃げる行為については、もし自分が同じような状況になったらつい何かの荷物を持って逃げてしまうかも知れないと考えてしまうところもあります。

なぜ荷物を持って逃げてはいけないかということを考えてみると、まず考えられるのは荷物を出したり選別している間に逃げるのが遅れると、少しの時間の差で助かるはずの命が助からないということがあるでしょう。また慌てて身の回り品をバラけさせてしまっては、そうした物に逃げる他の人がつまずく恐れもあります。さらにトランクをそのまま持って行くということになると大きなトランクは他の人が逃げるのに行く手を塞いだり転倒する危険を生じさせるだけでなく、もう一つ大きな問題を引き起こす可能性があります。

これは私も思い至らなかったのですが、飛行機から外に出るためのスライダーは空気で膨らむため、部品に金属が使われているトランクが何かの拍子でスライダーの表面をこするような事になってしまうとスライダー自体が破れる可能性があります。まだ全員が避難していない状態でスライダーが破れてしまったら残った乗客乗員はどうすればいいのでしょうか。救命胴衣はあるものの、客船のように脱出用のボートがあるわけでもなく、最悪の場合も考えられます。また、女性の場合はスライダーの破損防止のためにハイヒールを脱ぐことを強制されることがありますが、安全に避難することが第一なのでこうした指示にも従うべきでしょう。

飛行機が事故を起こすというのは相当な状況であることが考えられますので、その中でなぜ自分の命よりも自分の荷物を守りたいのかという風にも思えます。基本的にはもし自分の命が守られた場合、事故を起こした責任のある航空会社から荷物についても賠償を得ることができるわけですから、お金では賠償できない物を飛行機を使った旅行には持って行かないということを徹底し、着の身着のままで逃げることを基本にしておく方がいいと思います。それとは別に飛行機に乗る場合には海外・国内を問わず旅行保険で損害を賠償してもらうことも考えて保険料を旅行費用の中に予定しておくことも必要でしょう。

航空会社の方も、そこまで安全を考えるなら座席の上にある荷物収納スペースについて、出発時にロックして、到着時にもシートベルト着用サインが消えるまでロックを保つような事も必要ではないでしょうか。ただそれでも座席の下に荷物を置いている人やセカンドバックを持ち込んでいる人はそうした身の回りのものを持って逃げようとするでしょう。

確かに財布・パスポートや携帯電話、女性の方がハイヒールを脱いだ後に必要な携帯用のシューズやスリッパなど全く何もない状態でいるのが不安になると、何かしら持って行きたいものはあると思いますが、少なくとも服のポケットに入れられるようなものでないと、客室乗務員からは持って逃げることを静止されます。先に説明したようにバッグの中のものが散乱して他の人の迷惑にならないようにという明確な理由があるためです。

もしどうしても大事なものを持って逃げたいという場合にはそのためのコストを掛けましょう。旅行グッズの中には服の内側に収納することで常に体に身に付け、貴重品を収納できるバッグも販売されているので、どうしても非常の際に持ち出したいものがあるような場合にはこうした専用のバッグに入れて身に付けることも考えておくといいでしょう。


公営のままがいいか民営化がいいのか

このブログで何回もお伝えしている静岡県の清水港から西伊豆の土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」の運行について、現在運行している会社が2019年3月で航路を廃止すると発表したことで、静岡県がフェリーの存続を見据えたプロジェクトチームを作り、今後どうするのか考えているということで、その状況を地方ニュースが入るたびにここでも紹介しています。

先日は、伊豆の観光関係者の方々が存続を県に陳情していることがニュースになっていましたが、何らかの対策をしない限り、航路自体は赤字体質を逃れることはできないので、静岡県の判断になりますが、そのまま廃止ということも十分考えられます。

普通に考えると、採算が取れないなら赤字を垂れ流すよりもすっぱりやめるのが筋だということになるかも知れませんが、その考えを貫き通すと過疎化が進む地方の村や町の中には自身で住民サービスをやりくりできないところもあります。私はそのような地域に住んではいませんが、観光という名目で訪れることもありますが、世の中が都会だけになったら田舎らしく作ったリゾートが残るだけになってしまいかねません。

今後、そうした土地で生活している人たちをどうするのか、政策次第で変わることになるでしょうが、あえて赤字路線でも交通手段を残すことの意味というものもあるということで、私の住む静岡市のケースを今回紹介させていただきたいと思います。

私は実際に乗る機会がなかったのですが、かつてJRが国鉄と呼ばれた時代に、全国で一番短い路線が静岡市にありました。鉄道に詳しい方はご存知でしょうが、1984年に廃止された清水駅と三保駅を結ぶ「清水港線」です。

この路線は距離が短いだけでなく、私が知った時には一日一往復しかしないダイヤになっていたので、よほど鉄道が好きでなければ乗りませんで、結局当時は何の感慨もなく廃線になったニュースにも無関心でした。元々は三保方面にある工場まで行く貨物支線として始まり、荷物の輸送が鉄道からトラックに変わる中でその役目を終えたと見られて廃止になったわけです。

しかし、1984年で廃止されずに地方の足として赤字覚悟で残していたら、また変わった運命を清水港線はたどったかも知れません。その9年後にサッカーJリーグが発足し、初年度からご当地の「清水エスパルス」がJリーグ最初の10チームの中に入りました。現在の清水エスパルスのホームスタジアムは、清水港線の廃線跡から歩いてもそれほどかからない所にあります。今までもそしてこれからも、全国からエスパルスとの対戦チームのサポーターがやってくるのですが、現在のように渋滞が起こったら帰りの時間が読めないシャトルバスでの移動よりも、試合の時には臨時便を出したりしてスタジアムにいる人の多くを時間通りに運ぶことができる鉄道の方が好まれるに決まっています。

さらに、2013年には富士山が世界文化遺産登録された際に、富士山から遠く離れていながらも美術作品などで富士山とセットで紹介されることが多く、その眺望も素晴らしいということで三保の松原が世界文化遺産に選ばれることになりました。そのため、今までとは比べものにならないくらいの観光客が訪れることになったのですが、今までは松の群生するすぐそばまで観光バスで行けていたのが、あまりにも多くの人が来ることによって松の生育に影響を与えるということで、観光バスの駐車場から三保の松原までかなり歩くことになってしまいました。

もし清水港線がエスパルス人気のお陰で存続していたとしたら、今も公園として残る旧三保駅からなら観光バスの駐車場より少し遠いものの、十分歩いて駅から三保の松原に行けるので、エスパルスの試合がない日でも週末を中心に観光客が安定して訪れる場所になっていたかも知れません。基本的なことですが、常に鉄道の路線として駅から歩いて行ける名所があれば、その観光地が知られていればなおさら、「静岡まで来たからついでに行ってみよう」と思う人も増えることが考えられます。特に三保の松原は世界文化遺産登録前から知られていた名所でしたから、なぜ観光路線として残すことができなかったのかとも思えます。

同時に、儲かるのは観光業者だけで鉄道会社は赤字を埋めるだけということになるとそれはそれで問題です。ちなみに、同じ日に廃線となった路線を第三セクターという形で路線を維持したのが岩手三陸鉄道の南リアス線と北リアス線になり、これも長い間赤字路線として苦労して維持されていましたが、NHKの朝ドラ「あまちゃん」の効果で多くの人が訪れるようになったのは皆さんご存知の通りです。

個人的には「駿河湾フェリー」は「清水港線」と同じ道を辿るようだと、もし浜岡原発で深刻な事故が起こった場合、住民を逃がすルートの一つが失なわれるという点もあるので、個人的には静岡県や私たち周辺住民の力も加えながら存続への道を探って欲しいものですが、なかなか背に腹は代えられないというのも事実です。改めてどんな結果が出てくるのかを今後も注目していきたいと思っています。


LCCで頻繁に旅行ができる人たち

これから学生の方々の長期休暇が始まりますが、データ通信が誰でも使えるようになったことと、格安航空のLCCを使った旅行に行けるというのは、そんなものがなかった時期に学生生活を過ごしてきた私などからすると大変羨ましいと思います。

たまたま見たニュースの一コーナーで、LCCを使いまくって安く長距離移動をしている人たちに取材している特集を見ていましたが、格安の中でも一番安い運賃でもさらに一番安い運賃のチケットを購入できたとしても、仕事や日々の用事について日程をチケットの方に寄せて変更する必要に迫られます。

もちろん、LCCを使いながら自分の休みが取れる日程に寄せていき、運賃の方が多少上がっても仕方ないとする方法もあります。テレビでは具体的な運賃を紹介しながらも成田から長崎まで千円を切るバーゲン価格で乗ったことを紹介しつつも、場合によっては安いことは安いものの大手の特割程度の運賃をあえて使っている状況もあり得ることを示しています。

そういう意味からすると、日々悠々自適に年金生活をしている人か学生でないとなかなか最低料金を目指してLCCを利用するのは難しそうですが、それともう一つ格差があるものとしては、地元からLCCが利用しやすいような場所に住んでいるかどうかということもあります。

そういう意味では東京と名古屋の中間点にある静岡に住んでいる私としては、多少時間はかかるものの成田空港や中部国際空港とそれほど離れていない場所に住んでいるのはそこそこ選択肢はあると思いますが、せっかく静岡にも空港があるのにそこから出発する国内LCCが全くないというのは、本当に残念であり本当に静岡に空港が必要なのか? という疑問も出てきてしまいます。

かくいう私も先日の沖縄への旅では最初から富士山静岡空港を使おうとは思いませんでした。LCCを使うなら成田か中部国際空港まで行くという選択肢の中、安いチケットの取れそうな空港から出ることになるでしょう。当然成田から出発して中部国際空港に戻るというパターンも考えます。

ただ、そうしても空港への交通費や場合によっては前泊のホテル代がかかってしまうので、それほど安く行けないというのが正直なところです。そう考えると、将来LCCを目一杯使っていろんな所に旅行に行きたいと考えられている方は、大きな都市の傍で暮らすのがいいという事になるかも知れませんが、今回ニュースに出てきた一つのパターンからもう一つの可能性を感じてしまいました。

というのも、関東近郊でLCCを使いまくっている月収約20万円という女性が、趣味の旅行に出掛けつつも、札幌市郊外で暮らす高齢の自分の母親に会いにいくのに、今までは年に一回出掛けるのが精一杯だったのが、今ではLCCを上手に使って月に一回は会いに行けるようになったという事例が紹介されていました。これは裏を返せば、札幌や那覇に生活の基盤を移すことで、LCCを使って日本国内の多くの都市に行けるということになります。しかも、人口は首都圏と比べると札幌も那覇も少ないので、チケットが取れる可能性も上がるかも知れません。

もちろん、今まで何の縁もない人が札幌や那覇に移住することの是非というものはあるかも知れませんが、安定して自宅からLCCを使える空港の近くに住むということでは茨城や千葉に生活の拠点を置くというのも一つの方法でしょう。

私自身は今後どうなるかはわかりませんが、飛行機で移動した先でレンタカーという形で回った方が効率的な上、LCCで安くチケットを手に入れれば他の公共交通機関で旅をするよりも安価に遠くまで行けることになります。今でも第二の人生を田舎暮らしでなんて風に考えている方も少なくないと思いますが、家族全員で移住する場合、格安で頻繁に首都圏と行き来できるLCCが使える空港がある田舎に移住するという風にすれば、家族の承諾も得やすくなるかも知れませんね。


来年のために旅行前の生活習慣を考える

こんな事を書くからには、今年のゴールデンウィークの旅行は諦めていると言われても仕方がないですが(^^;)、今年のゴールデンウィークは5月に入ると必ずしも天気が良くないと言われているので、なかなかどこかに行って楽しむということは難しいだろうという予想を含めての話になります。

基本的に車を運転して車中泊込みの旅ということを想定し、意外と旅行中の生活ということになるときっちりと朝早く起きて、夜になると疲れてそのまま寝るという行動パターンになる傾向があります。これは、旅行中には普段の生活と違い、車の中で寝ることになると気が張っているというのか普段より早く起きてしまうということは、先日紹介した小田原から東京への車中泊移動をした時の旅で実証済みです(^^;)。

ただ、あまりに早い時間に起きて活動していると、昼間から午後にかけて眠気に襲われるだろうということはわかるので、何とかして効率の良い睡眠を旅行中に得るにはどうすればいいのかという事を考えることにしました。

いろいろ調べたのですが、就寝前に温めのお風呂に浸かるなどという事はさすがに旅行中には難しいことがあるのでその方法は使えませんが、一つ来年のために自分でも覚えておこうと思ったことがあります。

というのも「脳の睡眠スイッチを入りやすくする方法」として言われていることに、就寝時間と起床時間を固定するのがいいということがあるそうで、車中泊ではどうしても早く起きてしまうということがあるので、連休前あたりから夜更かしをしないように心掛け、午後11時くらいに床に就くようにしておき、その反動でかなり早く目が覚めてしまっても二度寝はせず、目覚しを20分間隔で2回セットしておくというのがスッキリと目覚めるコツなのだそうで、できれば旅行にも持っていけるスマホのアラームなどできちんと時間をセットして就寝時間と起床時間を揃えるように自分の生活を変えてみるというのが、旅行先でも日常と同じような生活リズムを崩さないためにも必要なのかなという風に思えてきます。

テレビをどうしても見たいとか、夜でないとできないことがあるというものがあっても寝る時間を守ることができれば、早朝から起きられるなら起きてから録画した番組を見たり、自分でやっておきたいことを朝にやるなどの事までできるようになればしめたものです。大切なことは、連休が終わったらそこまで無理をしないで就寝時間と起床時間をずらしつつ安定させるようにもできると思います。今の時期は日の出の時間が早く、どうしても車中泊をしていて日の出とともに起きてしまう場合が多いので、もしお読みの方でゴールデンウィーク後半に車中泊の旅を計画している場合には、今からでも朝型に生活のパターンを変えてみてはどうでしょうか。


レンタカーは基本料金だけで借りると後悔するかも

すでに連休に入っている方もいると思いますが、旅行を通して車を使うのは大変な場所まで旅行する場合、現地でレンタカーを利用される場合もあるでしょう。そもそも、都市部在住の方を中心に、車自体を持たずに必要な場合にのみレンタカーやカーシェアリングを利用される方もいるかと思いますが、車に限らず物を借りる場合は「元通りの状況にして返す」ということが厳しく要求される場合があるので注意が必要になります。

すでに、車を借りる会社が決まっている方は、ノーマルに借りる場合と、補償に関するオプション料金を追加して借りる場合があることはご存知かと思います。ここでは、そうした補償に関する知識と、いざという時に多額の料金を請求されて後悔することのないように、レンタカーやカーシェアリングでの補償制度について考えてみたいと思います。

基本的にレンタカーを借りる場合、事故を起こした場合の補償については会社の方で保険に加入しているので、人をはねてしまって数千万円というような多額の請求を受けることはないのですが、基本契約のままだと、借りる前に払った料金とは別に支払いの義務が生じる場合があります。

まず、レンタカー会社の例として「トヨタレンタカー」のページによる説明を見ると、事故を起こした場合のユーザーに請求される料金は、相手の車や物に対しての負担と、自分が借りた車の修理に関する補償がそれぞれ最大5万円あり、相手の車の修理費と事故の際の過失割合の関係でこちらが払う請求額が5万円以内なら保険を使わないで実費となり、それ以上は一律5万円となります。これは自車両の保険についても言えるので、物損と車両を合わせて10万円の費用負担を求められるということを覚悟しなければならないでしょう。

また、レンタカーを使用した際のトラブルとしてやりきれないものに、駐車中の車を傷つけられたり当て逃げをされたようなケースや、飛び石でフロントガラスが破損した要な場合があります。この場合は相手への賠償というものはありませんが、多くの場合その場で車に傷を付けた人や車を特定することは難しく、自分にはなんの落ち度がなくてもレンタカー会社に修理費を払わなければなりません。

ただ、これはあくまで保険が利用できるものについてのケースになっていて、保険が使えないものについては基本契約ではその分も負担を求められる可能性があります。それは大きく分けると2つあり、一つがそれ自体が消耗品であるタイヤ単体の損害及びホイールキャップの紛失や損傷事例です。しかも、最近の乗用車の一部では燃費のカタログ値を上げるためにスペアタイヤを搭載せず、代わりにタイヤの中に空気を入れるようにして内部から応急的に穴を塞ぐパンク修理剤が常備されている車がありますが、トヨタレンタカーのホームページを読むと、自分でスペアタイヤへの交換ができない場合やスペアタイヤが入っていない車の場合は損害保険会社のロードサービスへ連絡し、レッカーで修理工場に搬送し、その修理代を自弁する形になります。また修理不能で新しいタイヤに交換する場合には事前連絡の上、付いているタイヤと同等のタイヤに交換することになり、その費用も基本自弁になります。

そして、もう一つの負担費用は、レンタカーの場合、時間とともに次の利用者が決まっていたりする事もありますので、事故によりすぐにその車が使えない場合にはその分の営業補償をする必要が出てきます。これをノンオペレーションチャージ(NOC)と言い、トヨタレンタカーでは自走して戻ってこられれば2万円の負担、自走できずレッカー車などで搬送された場合は5万円の負担を請求されます。また、このノンオペレーションチャージについては、車内で食べ物をぶちまけたりペットが大量の毛を落としたり、気分が悪くなって車内で戻したりした場合も適応になる可能性があります。こうして見ていくと、大きな事故でタイヤを含む損害が生じた場合、15万円+タイヤ代の負担が考えられるわけです。

次に、カーシェアリングの大手「タイムズ カープラス」のホームページを見てみると、保険の分の自己負担はないようですが、タイヤや車内装備品の破損は実費、そしてノンオペレーションチャージについてはトヨタレンタカーと同額になっています。また、忘れものやゴミ処理についてもノンオペレーションチャージの2万円に加えて実費が請求されるようです。

ただし、ここで紹介したレンタカーとカーシェアリングサービスについては、以上の自己負担を出さないでも済む補償制度が用意されています。ただし申込時に同時に入らないといけません。トヨタレンタカーでは「安心Wプラン」で保険の自己負担分とNOCの負担がなくなり、24時間1,620円となっています。タイムズ カープラスの方でもNOCやタイヤの実費を無料にできる「TCP安心補償サービス」が一利用ごと309円で受けられるようになっています。

個人的な見解としては、事故の際の負担だけではなく、NOCの負担分も含めた補償制度がある会社で車を借りることが望ましいと思いますし、契約をする際にはNOCを含めた事故があった際の自己負担を少なくできるW補償に入っておくのが、安心して借りた車を運転するためには必要になってくることではないかと思います。この分をケチっていざ事故や車内装備の破損や紛失が起こったりした場合、補償に加入していないことで出た差額はいっぺんに逆転してしまうだけでなく、いわゆる予定しない出費が10万円単位で出てしまうことになるので、ショックも大きくなるでしょう。

もちろん、事故を起こしたり車内をきれいに保っておくことができればこうした費用は発生しないのですが、いざ何かあって多額の費用を請求された場合、どんな人でもあまりいい気持ちはしないものですし、後々までストレスとして楽しい旅の思い出が残ってしまうのもどうかと思います。車を借りることにはそれだけのリスクが有るということを十分認識なさった上で、補償加入を検討していければと思います。


一人旅の「旅打ち」は依存症への道にもなる

先日、「ギャンブル依存症」についての新聞記事が目に入りました。「依存症」ということでいうと、色々な依存症があり、誰に聞いても絶対ダメと言われるのが覚せい剤や大麻、危険ドラッグといった通常では手に入らないものに依存してしまうものではないかと思います。ただ、人間がつい依存してしまう心の弱さにつけこまれて、全国どこでも買えたり行なうことのできるものでの依存症もあります。広く知られているのが「アルコール依存症」や「ギャンブル依存症」といわれるものですが、普段そのことについて考えたことがなければないほど、実際に依存症になっている人に対し厳しい目を向けてしまいがちになります。

つまり、酒やギャンブルをきっぱりやめられないなんてだらしないとか、意志を強く持てば依存症になんてなるわけがないというような考え方です。こうした指摘は一見もっともだと思わせるところがあるものの、「依存症になる人は意志が弱いのでそれを直せば良い」と簡単に言えるのでしょうか。

例えば、毎年お正月に今年こそ毎日日記を書こうとか、様々な立派な決意を全て実現し、人間力を高めている人というのはめったに見たことがありません。ダイエットについても同じような事が言えます。短期間で一気に体重を落としたとしてもリバウンドで始めた時以上の体重に戻ってしまっては意味がありません。人間というものは向上しようと努力しても、なかなか誘惑を断つことができず、なかなか続かないということが多いということになると、私など自分のことを棚に上げて人にばかり「意志を強く持てばいい」なんて言葉を簡単に言うことはできないと思っています。

そして、今回見た記事ではかつてギャンブル依存症に苦しんで今は自助サークルの代表を勤める方の言葉として、「ギャンブル依存症の人がだらしないと言われるのには誤解がある」という言葉が印象に残りました。逆に言うとだらしなくない人でも依存症になりうるということで、そもそも「ギャンブル依存症」というのはだらしない行動の結果ではなく立派な病気として認定されていることを知って欲しいということで新聞の取材を付けたようです。

「ギャンブル依存症」が起こる仕組みというのを私の拙い理解の中で説明すると(内容に明らかな間違いがありましたらどうかご指摘を)、人間の脳から分泌される「ドーパミン」という物質に関係があるのではないかと言われています。このドーパミンというものは「脳内麻薬」とも言われるもので、違法な麻薬を使わなくても人間の行動によって幸福感を味わうような事になると言われています。その多くは趣味を持って楽しんだり、感動するような音楽を聴いたり、スポーツで勝って喜んだり、仕事をしていても一つの目的を持って目標をクリアして向上することを繰り返すことによって普通の人は幸福感を感じ、明日への生きる活力を作り出していくわけですが、そんな努力をしなくても簡単に幸福感を感じる方法があります。

それが酒好きな人にとっての飲酒による酩酊感であり、ギャンブル好きな人の勝った時の高揚感であったりするのです。このような体の仕組みを知らないまま、ビギナーズラックでちょっとギャンブルをやって大当りをしてしまう体験をすると、こんな簡単に幸せになれるのかという気持ちと、お金を持って座っているだけで幸福感を得られるのならもう一度やりたいという風にそれまでギャンブルなど全くやってこなかった人でさえ思う場合があります。

そして何回も勝った体験を繰り返していくと、折角出掛けたのだから一回は当てて帰りたいという風に、自分の懐具合とも関係なくなり、理性よりもギャンブルで当たりたいという気持ちの方が強くなってくることにもつながってきます。

要注意なのはそうした体験を一人でいる時にすることで、ギャンブルで勝っても負けても自分しか知らないということになると、お金がないのにギャンブルを続けるためにはどこかからお金を持って来なければならないわけですから、本来なら生活のためやローン返済に必要なお金に手を付けたり、返せる見込みのない借金を家族に内緒でしたりします。

ここで改めて考えてみますと、意志が弱いということは自分で思っていることがなかなかその通りにできないということになるのですが、「ギャンブル依存症」はれっきとした病気で、ダイエットに何回も失敗するような人のことは病気とは言わないのにははっきりとした違いがあるからです。それは、他人を巻き込んでその生活を不幸にするか否かということです。勝手に借金をして返すのが依存症でも何もない他の家族だということになれば、本人が直してくれと言う前に他人が本人を病院に連れていくことになります。この傾向はアルコール依存症でも同じようなところがありますが、少なくとも本人にこの「依存症」になっているのを認識させて、自分で直したいと思ってもらわないとどうにもなりません。あくまでご自分の医師で依存症から抜けたいと思った場合は、同様の経験をしている人との自助サークルに加入するなどして、他人の意見を聞きながら、依存症の恐しさを知るとともに様々な方法で幸福感を得る方法を考えていくということが大切なんだろうなと思います。もちろん家族がいればその協力も大切だと思います。

私自身ここまでいろいろ調べてくる中で気付いた点や誤解していた部分が「ギャンブル依存症」についてたくさんありました。こうして書いている私でも常に依存症になる危険性はあるのだということです。

それが、表題の「一人旅の旅打ち」というものです。旅の中でも車中泊での一人旅というのは誰にも気がねすることなく好きな所へ行き好きなことができる究極の一人旅ではないかと思います。その行程の中でふと立ち寄った公営ギャンブルやパチンコ店で大勝ちした体験を持ってしまうと、次も「旅打ち」をして儲かったら車中泊は止めて高級旅館でも取って大名旅行でもとつい欲が出ることがあるかも知れません。

私の場合、まだクレジットカードや電子マネーのない時期から一人旅をしていましたから、手持ちの現金がなくなったり、近くにお金を引き出せる郵便局のATMがなくなってしまえばそれ以上はお金を使えず、残りの旅行はひどくみじめな感じになるくらいで済んでいました。一番ひどかったのが18きっぷを使っての旅で秋田駅のパチンコ屋さんで帰りの食事代おみやげ代をみんなすってしまった時(T_T)でした。実はそれには伏線があって、その前に出掛けた旅では複数の場所でパチンコをしながら旅の費用を稼いで元手を減らすことなく帰ってきた旅があったので、夢よもう一度と思ってしまったのでした。その時は結局秋田から静岡まで、最少限のものしか口に入れられず、さらにゆっくりとした列車の旅だったもので時間が経てば経つほどなぜ秋田でそれなりのお金をパチンコなんぞにつぎ込んでしまったのかという後悔が大きくなるという、勉強になった旅でしたが本当に悲惨な旅でした。それ以来、パチンコ屋さんでトイレを借りたりする時には、運試しという感じでごく少額を使うことはありますが、それ以上に勝つために打つということは二度とする気になりません。

こうしたことは経験しなければわからないというご意見もあるかも知れませんが、このような文章を読んでギャンブルにのめり込むことの恐ろしさを認識していただき、ギャンブル中心の旅行というのを思いとどまってくれる人がいるのであれば、私自身の体験が無駄にならなかったということにもなるかと思います。特に今まで全くやったことのないギャンブルを旅先で本格的に始めるのは個人的にはおすすめしません。温泉場にあるスマートボールや射的ぐらいにとどめ、せっかくの旅なのですから違う方法でドーパミンを出して幸福感にひたることを考えた旅行を計画してみて下さい。


車での観光メインの旅では事前調査が必要かも

私が車中泊の旅の良さということを考える時、ノープランでも行きたい時に出掛けられるということがあることは間違いない事実です。ただ、本当に行き当たりばったりの内容で満足できるならそれでもいいのですが、ある程度目的地および回る範囲を決めて出掛ける場合には現地がどうなっているかという事は、実はちょっと調べてから出た方がいいのではないかと思うことがあります。

というのも、昨日は私の住んでいる静岡市内の観光名所として有名な「日本平」の峠を利用した市民マラソン「日本平桜マラソン」が開催されたため、早い時間から静岡方面・清水方面からの日本平への道路が通行止になっていまして、その周辺も含めてマラソン関係者以外は入れないようになっていたのです。日本平へのパークウェイには多くの桜が植えられていて、本当は全国から観光客の方々に来ていただきたいと思っている方もいると思うのですが、そういう方はマラソンに応募して参加して下さいということに現状ではなってしまっています。

もちろん、桜の名所は日本平だけではないので車なら簡単に他の場所に回ることができますが、正にその場所まで行こうとして何の下調べもせず昨日遠方から日本平に来た人がいたとしたら、朝から昼過ぎまで交通規制が行なわれている中、大幅な予定変更を余儀なくされてしまったでしょう。

車でない旅の場合、例えばそれが旅の目的地にビジネスホテルを取ろうとしたらどのホテルでも部屋がうまっている場合がありますが、その理由というのは様々です。マラソン大会かも知れませんし、何かの学会が開催されている可能性もあり、さらに地元以外の人が集まるアイドルのコンサートが開催される日だったりするかも知れません。

車中泊前提で目的地に向かう場合は、宿の確保が必要ない分、かえってそうした情報を宿確保をするために入手する必要がないため、現地へ行って初めて気付くというような事も起きてくる可能性も出てきます。

もし現地で急な交通規制がされていることに気付いた場合、すぐに目的地を切り替えて別のプランにしても全然大丈夫というのならいいのですが、突発的に行き先だけを決めてそれ以外何も目に入らないというような旅をされる方は、出る前に目的地周辺で何か大きなイベントが行なわれることがないか、念のため確認してから動くようにした方がいい場合もあるということを覚えておきましょう。旅の途中で交通情報を提供している道の駅や高速道路のサービスエリアで気付くようなことがあった場合はそれでもラッキーと考え、新たな旅のプランをその場で練り直すなどあくまで前向きな旅として現地で知ったハプニングを楽しまれる余裕が持てればとも思います。