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公衆トイレの手洗い場をチェックしてわかったこと

この週末に車を利用して新鮮な野菜を買いに遠出しました。どこへ何を買いに行ったかというのは改めて紹介するとして、いわゆる直売所にオープンと同時くらいに着きたかったので、帰りはともかく行きは早朝出発にして高速道路を使いました。

高速道路は途中で止まることもなくスムーズに進むことができ、さらに言うと早く着き過ぎるような状況になった場合、手前のサービスエリア・パーキングエリアで時間調整ができるので今回は多少早く出発して多くのサービスエリアに寄ったのですが、やはりそこで気になったのはトイレの衛生環境でした。

もちろん、高速道路会社の職員の方が定期的に清掃を行ない、明らかに汚した所があればその状況を放置せずに片付けてくれることによって、多くの感染症が防がれているということは十分想像することができます。今回は静岡を東名高速で西に向かったのですが、どのサービスエリアのトイレも十分綺麗でした。

ただ、今まではインフルエンザやノロウィルスに備えることが基本だったのですが、今年はそれに加えて今だ正体不明のウィルスについて対策しなければならず、見えない菌を意識するような事も必要になってくると思うのです。

今回、東名のサービスエリアのトイレを見て思ったのは、新しい施設の場合にはもし手にウィルスが付いてしまったとしてもきちんとトイレの手洗い場で手洗いをすれば何とか大丈夫だろうと思えたものの、古い施設の場合には手洗い用の洗浄液や乾燥について不安が残りました。プッシュしてもわずかしか出てこないような設備だと、なかなか手に付いたウィルスを完全に落とすことは難しいでしょう。さらに、エアータオルの設置の有無も重要だろうと思います。

というのも、全ての人がタオルやハンカチを持っていればいいのですが、そうでない人がトイレを使った場合には手そのものを洗わなかったり、洗っても濡れた手のままで出てくる可能性があります。そうすると、不完全に洗った手にもしウィルスが付いていたら、くしゃみによる飛沫のように水しぶきが飛ぶことにもなってきます。低い可能性の話であることはわかっていますが、もし洗浄液が不十分であれば、利用する人のためにハンドソープを置くという手もありますし(これは今回利用した道の駅でそうした場所があったので)、この時期だけペーパータオルを置くということもコストはかかりますができるでしょう。

勘違いして欲しくないのは、今回の話は利用者の側から無理な要求を通そうとしているのではなく、新型肺炎についてわからない事がクリアされるまでは、日本全国を移動している人の間で新型肺炎が伝染ってしまわないように、きちんと手洗いができる環境および、洗った手を乾かすための手段を用意することで、多少はウィルスの拡散を抑えることができるのではないかという考えのもとの提言です。

今回の利用では当然私はタオルを持って行きましたのでエアータオルがない場所ではタオルを使いましたし、洗浄液の出が少ないような場所では、改めて施設入口に置かれていたアルコールを手に付けて消毒をした上で中に入るように心掛けました。今回はサービスエリアを利用したのは早朝だったため、団体の観光客とも全く会いませんでしたので、高速道路を利用する場合の時間というものも大事になってくるのではないかと思いますが、今回のお出掛けで改めて自分で準備し、何が危険なのか意識して利用することの大切さというものもわかりました。

同じように車でのお出掛けを考えている方がいましたら、その必要性を感じられるなら、車で旅をする時には手洗い後に使うタオルとともに、必要に応じて石鹸やハンドソープを持って行くことも十分ありだと思います。もし利用する公衆トイレの設備では不十分だと思ったら、積極的に自分の持ってきたもので手洗いはしっかり行なう方がいいと思います。


海外クルーズ船で情報まで隔離されないためにラジオの活用を

コロナウイルスによる新型肺炎の広がりというのは、身近なところで具体的な感染者は出ていないので、ピンと来ない方も少なくないと思いますが、様々な報道を見るにつけ日本と他の国の対応に違いがあるということを知る中で、日本の方が他の国よりも優れている点とそうでもない点が際立ってきたような感じがしています。

例えば、オーストラリアは感染者をオーストラリア大陸から離れたクリスマス島に隔離するように留め置いて、一定の期間を経過して初めてオーストラリア大陸に入ることができるようなやり方で国内での感染を封じ込めていますが、日本政府の大変さ(島国できちんと千人以上の人間を隔離しておくための土地がない)は十分にわかるものの、勝浦のホテル三日月に武漢からのチャーター機で日本に帰ってきた人を誘導したのは良かったものの、家族でない人が一時期同部屋になるような部屋割りをされて、もしかしたら同部屋のどちらかがコロナウイルスに感染していた場合、部屋割りが原因で自分が感染するかもしれないという恐怖を与えられることになりました(現在ではそうした対応はされていないようです)。

これは完全に素人考えで、実現する可能性はないと言われることは承知の上で書きますが、今回横浜港で国内に上陸できないでいる「ダイヤモンド・プリンセス」という大型客船まさに移動する大型ホテルと言うべきものなので、もしこうした国内にある大型客船を日本政府がチャーターすることができれば、少なくとも客室の数だけの感染者と思しき人の隔離施設として利用することもできるのかも知れないと思ったりします。今回のダイヤモンド・プリンセスに残った乗船客についても、時間は相当かかっていますがきちんと検査をして陰性ならば船から降りられるわけですから、少なくとも船内の様子のみを心配すれば済みます。特に今年の東京オリンピックで海外からやってくる観光客の宿泊場所として大型客船を利用するという構想があることも聞いていますので、それなら船をチャーターするような選択肢というものを考えた危機管理体勢が取れれば良かったのにと素人の考えながら思います。

今回ダイヤモンド・プリンセスで乗客が足止めされる原因になったのは、すでに下船した乗客が新型肺炎の陽性反応を示したことで、船が横浜港から進めなくなってしまったのですが、問題なのは船内をしばらく新型肺炎にかかった人物がウロウロしていたということを、他の乗客が早い段階で知らされていなかったということでしょう。

昨日のニュースでは問題の人物はレストランでの食事は当然していたそうですし、プールで泳いでいたという事実もあったようです。船内に感染者がいて、そうした行動をすれば当然コミュニケーションを取る人もいたでしょうし、これも船内で「この乗客の事を知っている人がいたら名乗り出てください」という形でも呼び掛けて、濃厚接触した人間を絞り込むことはできなかったのかなんて考えてしまうのですが、船内に新型肺炎にかかった人物がいたという事自体を日本国内にいる家族からの連絡で初めて知ったという人もいたということですから、対応の遅れが目立っているように感じます。それでも、船の中であったことが乗客および乗務員の一斉検査という行動を可能にし、新型肺炎にかかった人とそうでない人とをより分けることはできます。その点については良かったと心から思います。

今回のダイヤモンド・プリンセスの航路は横浜から台湾・香港方面にも寄港するというものでしたが、自分の命にも関わりかねない感染者の情報を船の発表の前に自ら手に入れる手段が全くなかったかというと、そうでもありません。実際私は漠然と海外クルーズに憧れていて、あのジャパネットたかたの提供するクルーズについて羨ましいと思いつつ見ていたのですが、その前に調べなければならないことがまだあるということを今回改めて実感した思いです。それは、海の上でいかに情報をを確保するかということについてです。

情報というとやはりスマホやパソコンを使ったインターネットを連想しますが、基本的に海の上というのは携帯電話の電波というのは陸上にいる時のように使えないかも知れず、特に日本の領海を離れてしまった場合、いい気になってスマホを使っていると国際ローミングに切り替わって高額な料金を後から請求されてしまう可能性も出てくるのでそれは避けたいところです。基本的にはスマホのモバイルネットワーク通信を切っておき、船内のWi-Fiを利用するか、寄港時にその港のある国(日本および海外)のアクセスポイントを使ってのネットや電話をするかというのがいいと思います。

今回の事で改めてダイヤモンド・プリンセス船内のインターネット環境について調べてみたところ、船内では無料のWi-Fiはあるものの、その範囲は船内での連絡に利用に限定されていて、船の外部との接続はできないものなのだそうです。私達が国内で利用するようなインターネットを利用するにはツアー代金の他に有料での利用となり、その利用限度によって一日14ドルから30ドルちょっとを払うか、船内にあるインターネットカフェを利用するかどちらかになるようです。今回のような誰がかかっているかわからない感染症の場合、多くの人が殺到するであろうインターネットカフェの利用はできれば避けたいところです。今回の場合は乗船客は感染者が乗船していたことを知らされていなかったのですが、普通の人はインターネットのない生活こそクルーズの醍醐味とばかり、わざわざ毎日お金を出してインターネットにつなぎまくらなくても、クルーズ期間中くらいはネットとは離れた生活をし、船内の娯楽施設で楽しめればいいと思った方も多くいたのではないでしょうか。

そうは言っても乗客にとっては、過去にさかのぼれば感染するかどうかの瀬戸際のような状況だったわけなので、早めの乗務員の対応(乗客は各客室にこもって食事はルームサービスとか)があった方が良かったと思いますが、今回のような乗客に対する情報伝達の遅れが海外クルーズでは普通だとしたら、今後船の旅を利用するような場合は、自分である程度の情報を仕入れるための対策を用意しておく必要についても考えてしまいます。有料のインターネットサービスに入って客室内で毎日情報収集するのも良いですが、そのインターネットは船の方で提供される分コントロールすることもできてしまうように思うので、船長の判断一つで、乗客のパニックを心配するあまり情報を遮断されてしまう可能性も0ではないでしょう。

最初に書きましたが、船の中というのは外界から隔離された社会というところが良くも悪くもあるので、そんな中で船とは関係なく緊急避難的にでも情報を入手するための方法は、個人レベルで対策しなければなりません。その際、高いお金を用意して衛星電波を使った通信を利用しなくても、短波放送が聞けるラジオ一台あれば事足ります。今回のクルーズ船のルートなら日本国内のAM局でも十分だったかも知れませんが、日本の領海を離れた時のためにNHKの海外向け日本語放送であるNHK World Japanやこれは国内向けではありますが全国カバーしているラジオNIKKEIを船内でも聞けるようにしておけば、定時のニュースで日本ではどんな事が起こっているかということについてはおおまかに知ることができるようになります。必要であればラジオニュースをスマホの録音機能を使って録音し、船の乗組員に聞かせて対応を迫ることもできるでしょう。そうした情報収集をしていたら今回の場合、特にレストランで感染者と濃厚接触された方のいる可能性があるため、騒ぎになる前から安全な部屋の中で過ごすことも可能だったと思われます。

クルーズでない現地を回る海外旅行の場合、ホテルや公共施設ののWi-Fiサービスおよび、現地で利用できるSIMカードとモバイルルータを利用すればラジオがなくても情報は入手できますが、地域によってはネットがつながりにくい場所もあるかも知れません。急にクーデターが起こってネット使用不可能になることもあるかも知れません。個人的には海外旅行に行く場合もラジオはあった方がいいと思いますが、特にネット自体を船内で管理されている海外クルーズに参加されることを考えている場合には、ある程度感度のいい、さらに短波放送が受信できるラジオの用意を考えておくことがゆくゆくは身を助けることもあるかも知れませんので、一つ用意しておきましょう。私はすでにそうしたラジオは中国のものですがPL-380という機種を使えるようにしてあります。さらに、事前にネットで海外向けのNHK World Japanの放送時間(時間は世界標準時なので必ずしも現地時間とは一致しないのでご注意を)、そして放送される周波数をプリントして用意しておくことでいざという時にスムーズに海外でもNHKからの日本語放送を聞くことができるようになります。

モバイルバッテリーでも使用できるラジオ TECSUN PL-380

上のリンクは私が過去にこのラジオを紹介した時の内容ですが、今の日本ではこのラジオ以上にコストパフォーマンスのいい短波ラジオはなかなかありません。それこそ日本の家電メーカーは高性能なラジオを作ってその評価を上げたというところもあったのですが、現在のラジオというのは非常時の手回し発電ラジオのようなものが出ているものの、短波の聞ける手回しラジオというものもソニーや松下は作っていなくて、本当の意味での日本の方が海外での情報を得る最後の砦というのは中国のメーカーに任されているような感じになってしまっています。

それが時代の流れといえばそれまでですが、これはメーカーだけが悪いということではないことも確かです。日々の生活の中でテレビすらも必要ないと思っているネット依存の社会があるからこそ、ラジオというメディアは顧みられなくなってしまっているのでしょう。しかし、5Gという次世代インターネットがもてはやされる現代にあっても、ラジオしか情報源がなくなる可能性というものを今回の事で再認識したということは、私にとってはきっちりと備えるためのいい教訓だったように思います。早くこの新型肺炎の騒動は鎮静して欲しいと思いますが、デマに惑わされることなく正しい情報収集をするためにも、ネットの情報をラジオニュースで確認するなど、細心の注意をしないと行動を誤る事もあることを考えながら、万全の用意をお願いできればと思う次第です。


想定外では済まして欲しくない空港運営

状況の変化によって今までは有難かったものが正反対の効果を生み出してしまうということがあります。その場合、今までうまく行っていた事でもそれだけに頼らないで、きちんとうまく行かなくなった時にどうすべきか考えておくことがリスクマネジメントの考えだと思うのですが、代替案もなく目前の利益だけを目指していると足元をすくわれるのではないかと、ここのところの新型肺炎の騒動を見るについて考えるところです。

というのも、私の住んでいる静岡県もそうですが、国内の需要だけでは地域経済はこれ以上伸びないと思い、海外に活路を見出すパターンがこれまで政府および地方公共団体のレベルで行なわれています。政府関係者や県知事自体が海外におもむき、セールスマンとして観光客を誘致してきました。実際にやってきてくれた観光客に対しては最大限のおもてなしをする中で、国内旅行をする人はないがしろにされている感じを受けた方もいるかも知れません。しかし行政側の方では、国内の観光業や小売業の業績が上向くことこそが国内の経済にとっては良いわけで、その点についての一定の効果は上がってきたことは確かです。

他の県でも同じような事はあるかと思いますが、静岡県の場合についてちょっと説明します。静岡県では地元住民の反対もそこそこある中で強制収容までして富士山静岡空港を作ったのですが県民を中心とした利用客は思いの外伸びませんでした。開港時から駐車場無料という特徴はあったものの、便数および価格面で考えると静岡県の西部在住なら中部国際空港、中部および東部なら羽田か成田を利用した方が安いしもしトラブルがあった時にもとにかく現地から早く帰ってこられる可能性は高まります。地元のバス会社も静岡かや羽田・成田行きのバスを出していたり、前日に現地近くに出向き安いビジネスホテルに泊まれば早朝発の便を使えるので現地での仕事・観光時間を確保することができます。

もし静岡県が県民の事を考えて富士山静岡空港の利用者を増やすことを考えるなら、具体的に中部国際空港や羽田・成田空港を使うより富士山静岡空港の方が県民が利用しやすいようにLCCを誘致して安く出掛けられる環境を作ってくれないと、なかなか地元空港を利用できないと思うのですが、県の方針は違いました。海外からの観光客に依存するかのように、主に韓国や中国の航空会社との折衝を重ね、そうした国に半ば依存するような形で、日本への玄関口として多くの利用客を呼び込み、空港の経営を成り立たせようとしているというのが現状です。

こうした取り組みは一時は韓国・中国からの利用者を増やし、空港の収支の向上に貢献したと思いますが、昨年には韓国と日本との関係が悪化する中で就航を開始したばかりの韓国からの路線が無くなったりして利用客が落ち込み、中国からの観光客を頼りにするしかなくなってしまいました。それでも中国の観光客の購買力は高いので、富士山静岡空港を利用した乗客をいかに県内に誘導するかというような事で考えていた人は多いかと思いますが、それも今回の新型肺炎の問題でその利用も見込めなくなりました。

昨日のテレビニュースでは、香港の専門家の見解として、感染の拡大はこれからも続き、拡大のピークは今年の4月から5月になることが考えられるということが一つの可能性として示されていました。それを信じると2020年は半年間は中国からの観光客が見込めないという最悪のシナリオもあるのです。そうなったらいくら営業を頑張ったとしても、根本的な中国・韓国頼りの運営について考えを一部改めない限り赤字からの回復は見込めないのではないでしょうか。空港の赤字は県民税にも関わってくると思うので、何とかしてくれないと直接こちらの生活にも関わってくるかも知れません。

例えば、ある程度まとまったお金を持っている人がいたとして、いくら現状で儲かる投資があったとしても、全額をその投資につぎ込むような人はいないでしょう。現金で持つ分もあり、不動産や金投資など、一つの要因で一気に資産を減らすことがないように、リスクを回避しつつトータルでの増益を目指すというのが普通だと思うのですが、まさか国民や県民の税金をつぎ込めるからある程度の赤字垂れ流しは仕方ないと思っているのだとしたら、ちょっと県民を舐めているのではと思ってしまいます。特にこの富士山静岡空港の場合、最後まで徹底的に反対した地権者はどんな風に思うのでしょう。

私自身は当時はそこまで物事を深く考えずに、そこまで反対しなくてもというような傍観者の体だったのですが、ここまでの状況になってしまうと、中国・韓国に寄りかかった空港運営について今回の状況を機に静岡県内の住民が利用しやすいような方向に転換していってくれることを真剣に期待したいです。そうなれば今回の新型肺炎騒動とオリンピックが終わった後には積極的に空港を利用しようと思うのですが。


企業努力によって支えられている私達の生活を思う

昨年末から年明けにかけて、地元の友人達と集まって過ごしていました。主に県外からやってくる友人の都合により、誰かの家に集まって飲むということが難しく、静岡駅で集合して行きあたりばったりで飲むことになったのですが、大晦日はとにかく多くのお店が閉店してしまっていたので大変でした。

これが年末年始でなくGWやお盆だったらここまでお店が休みということはないのですが、やはり日本のお正月というのは皆でそろって休みたいという大いなる意志が働いているような感じを受けました。

とにかく、いわゆる「街呑み」をするのに使っていたお店がことごとく休業しているというのはお店の選択を限られたものにし、どうしても開いているお店の中で選ぶということになってきます。そんな中で利用した一件のお店は、日本酒の飲み放題プランをやっているお店だったのですが、入店してメニューを詳しく見ると、飲み放題専用のお酒を絞って提供しているようで、本当においしい日本酒は飲み放題の銘柄の中にはありませんでした。さらに、単体で注文したおいしい日本酒についても、メニューに有る価格から考えると明らかに小さ目のグラスで用意されていて、ぼったくりとまでは言わないまでもお店がお酒の提供をケチっているような感じでした。

そうなると、日本酒よりはハイボールの方がいいかもと思ってハイボールを注文してみたのですが、このハイボールについても氷が多い上に全体的な量が少なく(^^;)、これはさすがに何杯もおかわりしようとは思いませんでした。こういうお店の場合、氷や水で水増しのできないビールを頼むのがセオリーであることにようやく気付いたものの、こういうことを勉強できたという点では有益ではあったものの、定番の場所が使えない場合には無理に冒険しない方がいいのではないかとも思えました。こうした防衛策は、旅をしていてほとんどお店がないような場合の対処法としても使えるような気もします(^^;)。

そうしてフラストレーションが溜まった中で、次のお店は全国にチェーン店を持つ「串カツ田中」に行ったのですが、このお店ではハイボールとレモンサワーなど酎ハイ各種を頼む場合、レギュラーサイズを普通に注文する以外に面白いプランがあります。丼鉢の中にサイコロを2つ投げ、ゾロ目なら一杯無料、偶数なら定額の半額になるものの、もし奇数を出してしまった場合には倍盛りの大ジョッキの提供(料金も倍)になるという「チンチロリンチャレンジ」です。

うまくゾロ目が出れば飲み物代が0円になりますし、奇数偶数のうちで果たしてどの目が出るのが運が良いのかわかりませんが、サイコロで奇数が出て提供される大ジョッキになみなみと注がれたハイボールは、前のお店ですぐに無くなってしまったハイボールの量を考えると、お代りを省略してじっくり飲めるだけの量があるので、お店に入って最初に頼む飲み物としては十分です。改めて全国チェーンのお店の有難さというものを実感した次第です(^^;)。

幸い、静岡市内の串カツ田中は9時過ぎまで営業してくれていたので、そこでとことん飲んでから散会となったのですが、この後でちょっと口直しにコーヒーを飲もうとしてもコンビニの店頭で持ち帰りのコーヒーを買うぐらいになってしまっていました。いつもは24時間営業の牛丼店やファミリーレストランも早いうちに営業を終えてしまっていたので、少し酔いを醒まして帰るということもできませんでした。年末年始にはそもそも外に飲みに行くこと自体が昨年から今年にかけてはおすすめできなかったということになるのですが、いつも使っているお店の利便性と経済性が使えなくなると、その代替に選ばざるを得ないお店で同じように食べたり飲んだりすると満足もできない上に割高になってしまうので、正直社会の流れには素直に従った方がいいという事が改めて出てきてしまいます。

ちなみに、静岡駅周辺では駅から歩いて行ける範囲で唯一営業していたのが全国チェーンのラーメン店として有名な「一蘭」でしたが、夜半から深夜にかけてずっと行列が出来ていて、とてもじゃありませんが気軽に夜食を食べるという風には行かずに、結局外で食べるのを諦めて帰ってきてしまいました(^^;)。

来年以降がどうなるかはわかりませんが、昨年から今年にかけての静岡駅周辺のように、普段なら開いているお店がのきなみ休業し、24時間営業の飲食店の数が限られてしまった場合、その店に多くの人が押し寄せるようになってしまうと、常に行列がある中で順番を待つのが当り前になってしまうようことが考えられます。そうした状況でお店を探してウロウロするよりも、早めにネットカフエにしけこんで、お店提供の食事をいただくか、コンビニで買ってきた食材を食べるというような形にした方が良かったかも知れません。


新しいタイプの安宿とは

実はこの連休はずっと仕事でどこへも行けなかったのですが、その代わりとして今月中に3連休をいただけることになりました(^^;)。本来ならこのブログの題名のように車中泊の旅へと向かいたいところですが、その3連休の初日に関東近郊に夕方から出掛ける用事があり、その用事が済めば飲み会になだれ込むことはわかっているので、不本意ではありますが首都圏のどこかで一泊して旅行気分を味わおうと思い直しました(一応東京方面なので新幹線なら何とか帰ることはできます)。

実際にどこに行くかは行った後に明らかにしたいと思いますのでここでは明かしませんが、かなり大きな街で全く予約をしないで行っても何とかなるとは思うのですが、どうせ泊まるなら「安くてそれなりに良さそうなところ」を事前に調べて、必要なら予約を取って行こうと思いネットで飲む予定場所周辺にそんな一人旅に便利な宿はないかと思って探してみました。

最近の安宿の傾向というのは、昔の男女別合部屋、二段ベッド設置という「ユースホステル」タイプの宿ではないかと思いますが、酒を飲んで他人の寝ている部屋に忍び込むように入って行くというのは、今回の泊まりのスタイルには向いていません。全くの一人旅で宿で知り合いを作ろうという場合にはそうした宿に積極的に行った方が面白いこともあるでしょうが、パソコンを持って行って寝る前にサイトのチェックをしたりとかが普通になっているので、「Wi-Fi利用可」「個室」というハードルができてしまいます。

そんな中で、あえて格安な宿ということを考えてみると、それこそ「格安ビジネスホテル」「カプセルホテル」となりますが、あまり安さを追求すると環境も悪くなりがちなので、むしろ宿泊施設ではなく鍵のかかる個室のあるネットカフェの方が飲み物はフリードリンクだし、朝食も無料サービスを提供しているところもあるし、シャワーもあるのでそれで十分ではないかなと思ったりもしてしまうのです。

ちなみに、個室ネットカフェの宿代りの利用については、少なくとも9時間から12時間くらいの滞在になるかと思うので、だいたい2千円台から3千円台くらいの料金になり、普通にビジネスホテルを利用するより安く、カプセルホテルと比べると微妙な感じです。というわけで、更にカプセルホテルまで範囲を広げて調べていたら、たまたま今回行く場所のすぐそばに昨年できたばかりとカプセルと個室キャビンを併設する宿泊施設があることがわかりました。

こうした宿を予約したり情報を得る場合には、前にもちょっと書いたかも知れませんが、いわゆる予約サイトは利用しません。あくまで公式に宿自体がやっている予約ページがあれば多少高くても直接予約することで、余分な手数料を宿が予約サイトに払わなくても良くなることで、別のサービスが得られたり安く泊まれたりする場合があります。

今回白羽の矢を立てた宿泊施設は、カプセルだと一泊3000円くらいですが、新しいといっても普通のカプセルなのでシャッターを閉めれば個室空間にはなるものの、基本的には寝るだけという感じになるでしょう。今回興味を引いたのは「個室キャビン」という形態のスペースで、法律上の規定で鍵はかからないものの貴重品用のセーフティボックスがあり、どうしても放置しておけない荷物についてはフロントに預けるという不便さはあるものの、同一スペースに上下二部屋という形でカプセルと比べるとそれなりの広さと安心感があり、宿代もだいたい600円くらいしか違いません。

さらに、公式ページからの予約特典としてそれなりに食べられそうな朝食(パンとフライドポテトだけでない)を宿泊料金だけでサービスしてくれるプランがまだ数部屋空いていたこともあり、とりあえずその部屋を押さえました。もし急な都合があってお出掛けそのものが中止になっても、一定の期間でのキャンセルならキャンセル料はかかりませんし(予約サイトの中にはキャンセル不可の代わりに格安なところもありますが)、これからもう少し調べて今回予約したところと比べてさらに条件のいいところがあったら簡単に乗り換えることもできるので、まずは宿を確保しました。とにかく今回は宿代が安く済んだので通常なら新幹線で帰るところを、途中下車を楽しみながら普通列車で帰れば、ほとんどコスト的には変わらないということにもなります。

さすがに地方ではこうした条件のいい個室もどきのキャビンを備えた宿泊施設を見付けることは難しいかも知れませんが、逆にそれなら安宿で考えればホステルタイプの宿かネットカフェで探せばいいと思います。一昔前と比べると単に寝るだけという風に割り切るなら、3千円前後でそこそこ設備が整った宿泊施設にどうして泊まるかという風に探せばどこかの施設が引っかかってくる可能性があります。ちなみに、今回予約した宿では別料金にはなるものの、駐車場の利用も可能とのことで、車旅でも利用は可能なようです。ただ、実際に利用しないとその宿が本当に良いのかということはわかりかねますので、実際に泊まった後にここで紹介できればいいなと思っています。


トイレの落書きはなぜなくなったか?

先日、テレビ朝日系の放送するTVバラエティの「マツコ有吉のかりそめ天国」を見ていたら話題が「なぜ公衆トイレの落書きが以前に比べると少なくなったのか?」という話になっていたのですが、言われてみると確かにその通りで、車で出掛けて道の駅や高速のサービスエリアのトイレを利用した際に、あからさまな落書きも、その落書きを戒める掲示も見なくなったということを感じます。

番組では「トイレを綺麗に使っていただいてありがとうございます」というような、以前とはニュアンスが違った掲示をするようになり、その効果が出ているのか? というようなところまでしか話は進みませんでしたが、それだけではそこまで落書きを見なくなるということはないかと思います。

またこれは、道の駅やサービスエリアのトイレに限るのかも知れませんが、以前よりトイレを掃除する人の数が増えたのかどうかはわからないものの、特にサービスエリアのトイレというのは常に掃除をする人が出入りしているような感じで、それほど混んでいない時には一部のスペースのみを開放してクローズしたところを掃除していたりする場面に遭遇する機会が増えたような気がします。あまり語られることはありませんが、そうして施設側の人間をウロウロさせておくことで、もし壁に何か落書きがされていても全部消されてしまうような状況を作ることで、利用者も落書きをする気が起きなくなるのか? ということも一つの考え方としてはあるような感じがします。

そして、他のブログなども見ていると「そもそもネット上の書き込み自体がトイレの落書きのようなものなので、あえてトイレには書かないようになったのでは?」という説もありますが、その意味は半分くらいは合っているのではという感じが個人的にはします。昔は、わざわざ筆記用具を持ってトイレに入るからこそ落書きもできましたが、今はそこまで筆記用具に頼る生活をしている人はそこまで多くなく、代わりに誰もが肌身離さず持っているものは、もはやペンではなく「スマホ」です。

さらに、和式から洋式へとトイレの中も変わっていく中で、座りながらついスマホに触ってしまうという人が多くいるなら、もはやそういう人は落書をするのではなくスマホからメッセージのやり取りをしたり、ネット上のニュースを見て書き込みをするような事も普通に行なわれているような気がします。そうなれば、もはやトイレの壁に何かを書くこと自体をやろうとも思わなくなるわけで、ここまでスマホが日本の社会を変えてしまうのか? というのが私の考える「トイレの落書きが消えた理由」です(^^)。

昨日からラグビーワールドカップが開幕し、海外からのお客様を受け入れる中、日本の公衆トイレは過去から比べると大変に綺麗に快適になっているという感じもします。昔は結構あったトイレットペーパーの補充についてもこまめにやられているのか、トイレに入ったものの紙がないという経験を最近はしたことがありません。新しいところではシャワートイレになっていないところを探す方が難しい気もしますし、このような日本のトイレは海外の方々の目にどのように映るのか、そんな事も気になる今日このごろです。


因果は巡ってまさかのネットカフェ利用

前回は、電車で帰る途中に大雨の影響で電車が動かなくなってしまったというところまで書きました。元々、普通に電車が動いていれば静岡の駅に到着する予定が22時半くらいだったこともあって、多少は18きっぷのタイムリミットまで余裕はありました。沼津駅でも電車が止まってから2時間くらいで再び動くだろうという感じで列車を開放していましたので、最悪でも沼津駅で夜を明かさなくても済むだろうという予感はありました。ただ、静岡駅到着が12時前後になってしまうと、いったん家に帰ってまた出てくるというのは翌日のスケジュール的に大変なところがあります。深夜にお風呂に入って明日の支度をすれば正直ゆっくり休む時間もなくなってしまうくらい早くから仕事をしなければならなかったので、ここで先日利用してみようかなと思ったばかりの、静岡駅からすぐのネットカフェを利用してみようと思い立ったのでした。

何とか電車は予定時間くらいには動き出し、結局、静岡駅に着いたのはだいたい午前0時前という時間になっていたので、有無を言わずに2019年8月にオープンしたばかりの「快活clubリラックスルーム静岡駅南口店」に入店しました。ここは料金が少し高い代わりに、全ての部屋が鍵のかかる個室になっているということで、ゲストハウスよりリラックスできるような作りになっています。最初に利用する場合には会員登録が必要なのですが、専用のアプリをスマホにインストールして個人情報を入力すると、その内容をQRコードにしてフロントで読み取り手続きを簡素化できるので、移動中にその作業をやっておけたのでスムーズに入店できました。

案内された部屋の中は狭いような感じもしますが、靴は下に入れられますし、身長175センチの私でも手足を伸ばして寝られるようになっています。またカプセルホテルのように天井が低いということもなく、対角線をうまく使えば180センチ以上の人でも何とか寝られるようなスペースになっています。私の部屋は多機能ではないスタンダードのお部屋なのでパソコンが一台置かれているだけですが、ハンガーとブランケット、枕と座椅子というようなリラックスするための装備は揃っています。ただ部屋着は別料金です。また、部屋の温度はフロントで全室管理されているようで、エアコンの風量だけ調整できるようにはなっています。

あと、ちょっと困るのが部屋の中に時計がなく、アラームの装備もありません。何もなければ手持ちのスマホかパソコンのモニターに小さく表示される時間で確認するしかないので、最初から使おうと思った場合には旅行用の時計でもいいし、部屋の中では無料ワイファイも制限なく使えるのでスマートスピーカーを併用しながらアラームを使うのもいいかも知れません。

3階にある15分程度のシャワー使用が無料だったので、さっぱりと汗を流して頭を洗って、タオルは部屋に持ち込めないようなのでシャワー室の外にあるドライヤーを使って髪を乾かしてトイレに入ってから部屋に戻りました。ちなみに、ここではフリードリンクがあり、コップが出てくるタイプの自販機で好きなだけ飲み物をいただけるのと、無料のソフトクリームが24時間提供されています。ただし、飲み物以外のソフトクリームを含むネットカフェ提供の食事(朝食の無料提供もあり)は部屋への持ち込みはできないようになっています。

ビジネスホテルのシングルルームと比べると、滞在時間によってはかなり安く使えるネットカフェのリラックスルームですが、「トイレが別」というのは人によっては厳しい事もあるでしょう。ただ、今回私が利用した時間というのは3時間超6時間未満だったのですが、シャワーやドリンク代も込みで2千円という価格は、元々東海道線が止まっていたことで、その時動いていた東海道新幹線でワープした場合の「自由席特急券」+「普通運賃」の合計額とほぼ同じでした(青春18きっぷでは新幹線に乗る場合、特急券だけでなく乗車区間の運賃も必要になります)。

個人的には今回、鍵のかかるネットカフェの使い勝手を身を持って体験することができましたし、今後どのような場合に利用するのがいいのか、様々なイメージを持つことができました。実はこのブログもネットカフェの中で書いているのですが、ファミレスに長居するのとはやはり快適性が違うので、今後は車中泊の旅の中でも活用する方法を考えていきたいと思っています。


「軽減税率」と「キャッシュレス」が個人商店にかけるプレッシャー

先日紹介した静岡市のわさび漬け製造「野桜本店」の事業終了について、後日の報道で現社長のインタビュー記事を見ることができました。現状での事業継続は難しいものの、会社組織は残し、支援してくれるところがあれば社長一人ででも保存料などを使わない製法でのわさび漬けの再生産は可能だという話をされていましたので、全く無くなるということではないと信じたいです。それにしても、今後の社会情勢を見ていくと、今回紹介した「野桜本店」のように、創業100年を超える老舗でもお店を続けられない状況が全国で起こってくることが懸念されます。

記事やニュースでは出ていませんでしたが、食品を売る個人商店というのはなかなか大手食品工場、コンビニや大手スーパーのように設備投資を簡単に増やすことはできません。それでも、お店の中で製品を作っているような場合は機械の設備投資についても考えている方々もいるとは思いますが、例えばお店の中でイートインコーナーを開いているようなお店の場合、イートインコーナーを止めるのがセオリーでしょうが、お客さんへのサービスのためにそうしたスペースを残したいと思ったら、「店内での利用」と「持ち帰り」では違ったレジの打ち方をしなければならないので、それに対応したレジに買い替える必要があります。

また、そうした食品製造には直接関係ない設備投資という意味では、購入金額のうちポイント還元を利用者に行なうためにはクレジットカード・電子マネーをお店で使えるようにする必要があります。金銭的には導入は可能でも、そうした機械をうまく使いこなせるのかというところで二の足を踏む方も少なくないのではないかと思います。これからは現金よりもキャッシュレスの時代になるということは頭ではわかっていても、自分の代ではそこまで対応できないということになると、そのために事業そのものを続けられなくなる所も少なからず出てくる可能性も考えていかないとならないでしょう。

また、大手小売業の中では10月をにらんで会社の「減資」を行ないポイント還元率の高い小売業に転換しようとする動きがあるような報道もあります。政府としては後から意図的な減資を行なった事が発覚した場合、補助金の返還を求めるとしていますが、多くの政治献金を出しているような所でそこまでの事ができるのかというのは個人的にはわかりません。大手資本の強さというものを実感すると同時に、今後は中小の零細業者というのは消えていくしかないのではないかと思う経営者の方もいるような気がします。

最初に紹介したわさび漬けの「野桜本店」は小規模な食品の製造販売を行なうお店でありますが、大手の大量生産ではなく保存料などを使わないこだわりの製法を守ってきたことで、多くのファンを持っていました。社会の変化によってこうした「こだわり」が消え、大手の量産化された食品しか普通では手に入らないような状況になってしまったら、それは消費者にとっても選択の範囲が狭まってしまうわけで、単に安く便利になるからいいということにもならないと思います。

特に全国を旅していると、「その土地でしか買えないもの」というのは見付けるのに苦労します。それこそ、大手によって量産化できないようなものを欲しいということもあるので、もし今回の制度変更によって貴重な全国のこだわりのお店が消えることがないように、行政に携わる方々の方からも今後に向けて弱者を助けるような流れになっていていただければと思います。


「人がいい」人々から破綻していく今の社会

甲子園球場のそばで営業している食堂で、信じられないくらいの大盛りの「カツ丼」を出すお店が、お店の名物でもあった「カツ丼大盛り」の提供を止めるということがテレビのニュースになっていました。これを書いている2019年8月20日が全国高等学校野球選手権大会(いわゆる夏の甲子園)の期間中ということもあり、テレビの取材が入ったと思うのですが、なぜ提供が中止されたのかという事についての説明に、またかという思いがしました。

今の世の中は、多くの人がスマホを持って移動しています。スマホには様々なメリットがありますが、比較的多くの人が感じるメリットということだと、スマホというのは写真や動画が簡単に撮れるハードであるということがあり、さらにそれ自身に通信機能が付いているので、家や外で撮った写真や動画をすぐにネットからアップして多くの人に紹介することができるようになっています。

このブログにのっけている写真のほとんども、スマホで撮った写真がほとんどですし、記録用として撮っておくには十分です。さらにTwitterやInstagramにアップすることで多くの人に広げたいと思っている人にとっては、もはやスマホを選ぶ基準として「カメラ性能の高さ」というものが大事になってくるでしょうし、なかなか外に出られない人にとってはそうした面白いものを写真や動画で紹介してくれるということは有難いことでもあります。

話を最初のニュースに戻しますが、実は紹介した食堂が「カツ丼大盛り」の提供を止めたのは、インターネットのSNS映えを狙った「無理な注文」の増加が背景にあるのだと言います。私なども旅先で食事をした際、それこそ先日富士川サービスエリアでいただいた食事の画像をブログにアップしましたが、ネットにアップするためだけに「カツ丼大盛り」を注文する人が増えたことで、店主の張り合いが失なわれたのではないかということがニュースを見た感じではあります。

元々はいくら食べても食べ足りない学生のためのサービスメニューとして提供し、提供された学生たち大食漢達も、店主の心意気に感謝をしながら今まで続いてきたと思うのですが、ニュースではあくまで「インスタ映え」のためだけに「カツ丼大盛り」を注文し、全部食べられずに残して帰るお客が増えたことで、作る気力がなくなったというような事を店主は取材に対して答えていました。

普通の大盛りを提供するお店なら、たとえお客さんが全部食べられずに残したとしても、お店にとって不利益にならない価格設定をしたり、大盛りの段階を作って(大盛り・特盛り・超特盛り のような)、特盛りを食べ切った人でないと超特盛りを注文できないという「決まり」を作るといったことを行なっている大盛りで有名なお店もあります。しかし単に店主のご厚意で安く大盛りを提供しているようなお店の場合は、大盛りメニューが売れれば売れるだけ赤字になる可能性は高いですし、そのような無理な注文が続けばそのためにお店が続けられなくなるかも知れません(インタビューで店主の方はこれでもう大量のお米を仕込まなくて済むと言っていました)。

理解に苦しむのは、一般的な経済概念があると思われる年代の方が、面白がって地方の食堂の経営にとっては注文されてうれしいものではないメニューを頼み、面白がってネットにアップするような状況をなぜおかしいと思わないのかということです。ただこうした傾向はインターネットの一般ユーザーだけにあるのではなく、古くからテレビのバラエティ番組で面白おかしくこうした店主を取材してお店の状況をおかしくしてしまった事例というものはたくさんあります。

今回のテレビ報道はまさにマッチポンプのように、自分で火を付けながら消火をも行なうような行為であるように思います。ただテレビの方は本当に問題になれば店主の要望に沿うような形で取材を自粛するでしょうが、インターネットについては今の日本ではそうした情報発信を禁止するような事はできないので、今後もどんどんこうした「デカ盛り店」の情報を発信し続け、全国にあったその種のお店を消して行ってしまう可能性もあります。

せめてこうした事が誰のためにもならないと思われた方だけでも、ネタをネット上にアップする前に少し考えて、大きな影響を与えてしまいそうな事についてはあえて出さないという判断も必要なのではないかなと思います。


職業ドライバーの密かな楽しみを奪う権利はテレビにあるか?

このブログというのはマスメディアとは違って多くの人の目に触れるものではありませんが、その分自分の目や足で確認したことを中心に(もちろん、伝聞だけで書いていることもあるので完全とは言えませんが)様々な情報を提供しているつもりです。今回はこのようなブログとは桁違いの注目度を持つ、マスメディアであるテレビについて、情報バラエティ番組で話題になった場所はどう変わったかということのレポートをしたいと思います。

ただ、今回紹介したいことと同じような結果を引き起こし、ドライバーの密かな楽しみをテレビが奪ったとしか考えられない事例を、実は今から6年前の2013年9月のブログに載せています。興味がある方は、以下のコンテンツも合わせてお読みいただければ嬉しいです。

宣伝のようなテレビ番組 その影響

上記リンクの事件がきっかけになって、私自身のそれ以前とその後における東名高速の日本平サービスエリア下りの利用率はかなり低下してしまっています。テレビで密かな職業ドライバーへのサービスと思えるものを全国に曝したことで、一瞬にしてサービスは終了に追い込まれた顛末をご確認いただいた上で、同じ静岡県の東名高速道路のパーキングエリアで起こったテレビ取材とその後の状況について、考えていただければ幸いです。

そのテレビ放送があったのは2019年5月10日という、ゴールデンウィーク後の週末に日本テレビ系列で放送があった「沸騰ワード10」の放送がきっかけでした。当時の放送データでは「▼芸能人が通い詰める海老名サービスエリアの隠し○○【企画・演出】水嶋陽 【プロデューサー】新井秀和 【チーフプロデューサー】遠藤正累」とあります。

この情報だけだと東名の海老名サービスエリアしか行ってないように思えますが、その次にこの企画を主導するお笑い芸人の横澤夏子さんが番組レギュラーの滝沢カレンさんを連れて訪れたのが、さらに西に進んだところにある「小笠パーキングエリア」(上り)でした。

番組で紹介されていたのは、そこにある食堂で定食を頼んだり、麺類を購入した際に別にチケットを購入することで注文できる「カレー」および「ライス」の食べ放題や、ざるそば食べ放題についての詳しい内容でした。

このサービスは、決して大きな休憩施設とは言えない(隣がフードコートがリニューアルオープンした牧之原サービスエリア)小笠パーキングエリアが、主に利用するトラックの運転手など職業ドライバーへのサービスということで、とにかくお腹を満たしたいお客のニーズに合ったものとして存在していたように思います(番組で紹介された「上り」だけではなく私が今回訪れた「小笠パーキングエリア・下り」もカレー食べ放題のサービスをやっていました)。上下とも同様のサービスを行なっていることで、恐らく多くのテレビに感化された人が上下の小笠パーキングエリアに訪れたと思われます。私が下りの方の小笠パーキングエリアを訪れたのはテレビ放送から3ヶ月後ですが、お店の中には、ルールについての説明書きが複数掲げられていました。

基本的には注文した本人だけのサービスなので、最初に入っていた器で自分が食べられる分だけお代わりをして満足したらそれで終了のはずが、家族やグループで一品だけ頼んでカレーを食べ回したり、外に出て見えないところでカレーをタッパーに移して持って帰るような人が続出したような感じを張り紙の内容を見て想像しました。さらに、張り紙の最後に書いてあることは、お店の切実な声を表していると思いますので、その内容を以下に紹介させていただこうと思います。

(ここから引用)

※最近、違反者が多いのでカレー販売の継続が困難となってきました。末永く継続するためにも、お客様のご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。違反者を見かけましたらスタッフまでお声掛け願います。

(引用ここまで)

さらに、これを書いている2019年8月4日現在、日本テレビの「沸騰ワード10」のホームページには番組内容紹介の項目に、横澤夏子さんの以下の言葉が紹介されています。この内容も記録としてここで引用させていただきますので、どうぞごらん下さい。

(引用ここから)

横澤は「ここに家族で来るのが夢なのよ。散々 子どもたちにこのカレーを食べさせて、ここのカレーで育ってほしい」と語った。

(引用ここまで)

これでは、放送後に家族でやってきて「食べ回し」することを推奨する書き込み内容だと誤解を受けても仕方ないでしょう。恐らく、テレビを見ていてこの種のサービスが有ることを知ると、遠くからでもそのために出掛けて行く人というのが潜在的に存在するであろうことは、6年前に書かせていただいた内容と合わせても容易に想像できそうに思うのに、番組の責任者はこのような状況に小笠パーキングエリアの食堂がなってしまったことについて何の責任も感じていないと思わざるを得ません。もしこれを読んでいる全国のサービスエリア・道の駅・ドライブインなどで独自のサービスを行なっている方がいましたら、テレビの取材には本当にお気を付け下さいと、重ねて紹介させていただきたいと思います。