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一人旅の「旅打ち」は依存症への道にもなる

先日、「ギャンブル依存症」についての新聞記事が目に入りました。「依存症」ということでいうと、色々な依存症があり、誰に聞いても絶対ダメと言われるのが覚せい剤や大麻、危険ドラッグといった通常では手に入らないものに依存してしまうものではないかと思います。ただ、人間がつい依存してしまう心の弱さにつけこまれて、全国どこでも買えたり行なうことのできるものでの依存症もあります。広く知られているのが「アルコール依存症」や「ギャンブル依存症」といわれるものですが、普段そのことについて考えたことがなければないほど、実際に依存症になっている人に対し厳しい目を向けてしまいがちになります。

つまり、酒やギャンブルをきっぱりやめられないなんてだらしないとか、意志を強く持てば依存症になんてなるわけがないというような考え方です。こうした指摘は一見もっともだと思わせるところがあるものの、「依存症になる人は意志が弱いのでそれを直せば良い」と簡単に言えるのでしょうか。

例えば、毎年お正月に今年こそ毎日日記を書こうとか、様々な立派な決意を全て実現し、人間力を高めている人というのはめったに見たことがありません。ダイエットについても同じような事が言えます。短期間で一気に体重を落としたとしてもリバウンドで始めた時以上の体重に戻ってしまっては意味がありません。人間というものは向上しようと努力しても、なかなか誘惑を断つことができず、なかなか続かないということが多いということになると、私など自分のことを棚に上げて人にばかり「意志を強く持てばいい」なんて言葉を簡単に言うことはできないと思っています。

そして、今回見た記事ではかつてギャンブル依存症に苦しんで今は自助サークルの代表を勤める方の言葉として、「ギャンブル依存症の人がだらしないと言われるのには誤解がある」という言葉が印象に残りました。逆に言うとだらしなくない人でも依存症になりうるということで、そもそも「ギャンブル依存症」というのはだらしない行動の結果ではなく立派な病気として認定されていることを知って欲しいということで新聞の取材を付けたようです。

「ギャンブル依存症」が起こる仕組みというのを私の拙い理解の中で説明すると(内容に明らかな間違いがありましたらどうかご指摘を)、人間の脳から分泌される「ドーパミン」という物質に関係があるのではないかと言われています。このドーパミンというものは「脳内麻薬」とも言われるもので、違法な麻薬を使わなくても人間の行動によって幸福感を味わうような事になると言われています。その多くは趣味を持って楽しんだり、感動するような音楽を聴いたり、スポーツで勝って喜んだり、仕事をしていても一つの目的を持って目標をクリアして向上することを繰り返すことによって普通の人は幸福感を感じ、明日への生きる活力を作り出していくわけですが、そんな努力をしなくても簡単に幸福感を感じる方法があります。

それが酒好きな人にとっての飲酒による酩酊感であり、ギャンブル好きな人の勝った時の高揚感であったりするのです。このような体の仕組みを知らないまま、ビギナーズラックでちょっとギャンブルをやって大当りをしてしまう体験をすると、こんな簡単に幸せになれるのかという気持ちと、お金を持って座っているだけで幸福感を得られるのならもう一度やりたいという風にそれまでギャンブルなど全くやってこなかった人でさえ思う場合があります。

そして何回も勝った体験を繰り返していくと、折角出掛けたのだから一回は当てて帰りたいという風に、自分の懐具合とも関係なくなり、理性よりもギャンブルで当たりたいという気持ちの方が強くなってくることにもつながってきます。

要注意なのはそうした体験を一人でいる時にすることで、ギャンブルで勝っても負けても自分しか知らないということになると、お金がないのにギャンブルを続けるためにはどこかからお金を持って来なければならないわけですから、本来なら生活のためやローン返済に必要なお金に手を付けたり、返せる見込みのない借金を家族に内緒でしたりします。

ここで改めて考えてみますと、意志が弱いということは自分で思っていることがなかなかその通りにできないということになるのですが、「ギャンブル依存症」はれっきとした病気で、ダイエットに何回も失敗するような人のことは病気とは言わないのにははっきりとした違いがあるからです。それは、他人を巻き込んでその生活を不幸にするか否かということです。勝手に借金をして返すのが依存症でも何もない他の家族だということになれば、本人が直してくれと言う前に他人が本人を病院に連れていくことになります。この傾向はアルコール依存症でも同じようなところがありますが、少なくとも本人にこの「依存症」になっているのを認識させて、自分で直したいと思ってもらわないとどうにもなりません。あくまでご自分の医師で依存症から抜けたいと思った場合は、同様の経験をしている人との自助サークルに加入するなどして、他人の意見を聞きながら、依存症の恐しさを知るとともに様々な方法で幸福感を得る方法を考えていくということが大切なんだろうなと思います。もちろん家族がいればその協力も大切だと思います。

私自身ここまでいろいろ調べてくる中で気付いた点や誤解していた部分が「ギャンブル依存症」についてたくさんありました。こうして書いている私でも常に依存症になる危険性はあるのだということです。

それが、表題の「一人旅の旅打ち」というものです。旅の中でも車中泊での一人旅というのは誰にも気がねすることなく好きな所へ行き好きなことができる究極の一人旅ではないかと思います。その行程の中でふと立ち寄った公営ギャンブルやパチンコ店で大勝ちした体験を持ってしまうと、次も「旅打ち」をして儲かったら車中泊は止めて高級旅館でも取って大名旅行でもとつい欲が出ることがあるかも知れません。

私の場合、まだクレジットカードや電子マネーのない時期から一人旅をしていましたから、手持ちの現金がなくなったり、近くにお金を引き出せる郵便局のATMがなくなってしまえばそれ以上はお金を使えず、残りの旅行はひどくみじめな感じになるくらいで済んでいました。一番ひどかったのが18きっぷを使っての旅で秋田駅のパチンコ屋さんで帰りの食事代おみやげ代をみんなすってしまった時(T_T)でした。実はそれには伏線があって、その前に出掛けた旅では複数の場所でパチンコをしながら旅の費用を稼いで元手を減らすことなく帰ってきた旅があったので、夢よもう一度と思ってしまったのでした。その時は結局秋田から静岡まで、最少限のものしか口に入れられず、さらにゆっくりとした列車の旅だったもので時間が経てば経つほどなぜ秋田でそれなりのお金をパチンコなんぞにつぎ込んでしまったのかという後悔が大きくなるという、勉強になった旅でしたが本当に悲惨な旅でした。それ以来、パチンコ屋さんでトイレを借りたりする時には、運試しという感じでごく少額を使うことはありますが、それ以上に勝つために打つということは二度とする気になりません。

こうしたことは経験しなければわからないというご意見もあるかも知れませんが、このような文章を読んでギャンブルにのめり込むことの恐ろしさを認識していただき、ギャンブル中心の旅行というのを思いとどまってくれる人がいるのであれば、私自身の体験が無駄にならなかったということにもなるかと思います。特に今まで全くやったことのないギャンブルを旅先で本格的に始めるのは個人的にはおすすめしません。温泉場にあるスマートボールや射的ぐらいにとどめ、せっかくの旅なのですから違う方法でドーパミンを出して幸福感にひたることを考えた旅行を計画してみて下さい。


車での観光メインの旅では事前調査が必要かも

私が車中泊の旅の良さということを考える時、ノープランでも行きたい時に出掛けられるということがあることは間違いない事実です。ただ、本当に行き当たりばったりの内容で満足できるならそれでもいいのですが、ある程度目的地および回る範囲を決めて出掛ける場合には現地がどうなっているかという事は、実はちょっと調べてから出た方がいいのではないかと思うことがあります。

というのも、昨日は私の住んでいる静岡市内の観光名所として有名な「日本平」の峠を利用した市民マラソン「日本平桜マラソン」が開催されたため、早い時間から静岡方面・清水方面からの日本平への道路が通行止になっていまして、その周辺も含めてマラソン関係者以外は入れないようになっていたのです。日本平へのパークウェイには多くの桜が植えられていて、本当は全国から観光客の方々に来ていただきたいと思っている方もいると思うのですが、そういう方はマラソンに応募して参加して下さいということに現状ではなってしまっています。

もちろん、桜の名所は日本平だけではないので車なら簡単に他の場所に回ることができますが、正にその場所まで行こうとして何の下調べもせず昨日遠方から日本平に来た人がいたとしたら、朝から昼過ぎまで交通規制が行なわれている中、大幅な予定変更を余儀なくされてしまったでしょう。

車でない旅の場合、例えばそれが旅の目的地にビジネスホテルを取ろうとしたらどのホテルでも部屋がうまっている場合がありますが、その理由というのは様々です。マラソン大会かも知れませんし、何かの学会が開催されている可能性もあり、さらに地元以外の人が集まるアイドルのコンサートが開催される日だったりするかも知れません。

車中泊前提で目的地に向かう場合は、宿の確保が必要ない分、かえってそうした情報を宿確保をするために入手する必要がないため、現地へ行って初めて気付くというような事も起きてくる可能性も出てきます。

もし現地で急な交通規制がされていることに気付いた場合、すぐに目的地を切り替えて別のプランにしても全然大丈夫というのならいいのですが、突発的に行き先だけを決めてそれ以外何も目に入らないというような旅をされる方は、出る前に目的地周辺で何か大きなイベントが行なわれることがないか、念のため確認してから動くようにした方がいい場合もあるということを覚えておきましょう。旅の途中で交通情報を提供している道の駅や高速道路のサービスエリアで気付くようなことがあった場合はそれでもラッキーと考え、新たな旅のプランをその場で練り直すなどあくまで前向きな旅として現地で知ったハプニングを楽しまれる余裕が持てればとも思います。


車で空港利用するという考え方

私の地元静岡県には静岡空港という一応立派な空港があります。この空港の最大の特徴は駐車料金がかからないということで、以前沖縄や長崎に飛行機で行った際に利用した時には、空港前のいい場所に車を停めてすぐ飛行機に乗り、帰りも車まですぐだったためかなり楽に帰ってこられました。ただ、一つ問題があり、それはいわゆる格安航空会社が乗り入れていないということで(^^;)、最近は近くにある空港であるのに使う機会がないまま時が過ぎてしまっています(ちなみに、過去に静岡空港を使った際はクレジットカードを利用して貯めたマイルで航空券に交換して行きました)。

そんなおり、用事でどうしても沖縄に行かなければならない事ができてしまいました。普通沖縄に行くというとリゾートを想像すると思いますが、私と沖縄というの用事を済ませてから現地の仲間内で夜通し飲みまくってその日が終了するのが朝方までかかるので、ほとんど観光らしきことができないということになるのが常で、青い海の印象は実はありません(^^;)。それでも、しばし非日常の気分にひたれるのは楽しいものですが、問題になるのが今回は離島まで行く可能性があるので、沖縄まで往復するコストをできる限り抑えるということです。

まだ旅までには日があり、日程的にはゴールデン・ウィークを避ける方向でいるので、普通の時よりは安くなるものの静岡空港から那覇空港までだとANAの早割を使って片道1万4千円前後といったところです。これで駐車料金が0円なら十分安いとも言えますが、他の空港からの沖縄便の格安を見ていくと、LCCの利用を前提にすればさらにこの金額の半額くらいでセントレア発(中部国際空港)なら期間限定で静岡空港からさらに半額で行けるチケットもインターネットで検索すると出てきます。

しかし、その内容をよく見るとセントレア午前6時発のスカイマーク便だったりするので、通常で静岡から朝6時に出るように出発する公共交通機関がありません。そうなると、静岡からセントレアまで車で行くかということになるのですが、残念ながら空港の駐車場は有料になってしまいます。

駐車場の料金は1日ごといくらという形で空港直営の駐車場は普通車 24時間¥1500、5日目以降30日迄一律¥7500という風になっています。民間の駐車場では24時間¥1000というところもあるようですが、現地にどれくらい滞在するかでお得かお得でないかということが決まってくるように思います。

ちなみに、そうした駐車場の一つにビジネスホテルチェーンの東横インが運営しているところがあり、公式ページからの宿泊を予約することで240時間(まるまる10日間まで)は駐車料金が無料で利用できるという特典があるそうです。会員では一泊5000円くらいで泊まれるので、前日ゆったり入って早朝すぐ出発なら前日ホテル泊というパターンも良さそうです。ただ、最近はどこの格安ホテル利用でも同じでしょうが、海外からの観光客が多く利用している可能性が高いので、しっかり寝たいと思っていても寝られない可能性が(ホテルのせいではありませんが)あるということもネットの口コミを見ているとありそうです。夜中に出発して東横インの駐車場だけ利用する場合、駐車料金は一日1000円×日数なので、3泊4日までならホテル利用なしの方が安くなるということになります。

まだ正式な日程が決まっていないので予約もまだできない中、日々チケットの価格は変わっていくので、状況によってはセントレア発ではなく静岡発の飛行機を利用する可能性もありますが、よほど何かない限りは、やはりセントレアまで行く方がいいかなとも思えます。というのも運賃の安さ以外にも、那覇から出る飛行機は静岡空港行きというのはかなり限られた便数になりますし、もし何かのトラブルで帰りの飛行機が出ない場合にその日のうちに帰ることができる代替便が手配できなければ翌日以降のキャンセル待ちにするにしても便が限られているとなかなか大変だと思えるからです。

便数を考えると羽田まで行って乗った方がいいのかも知れませんが、羽田に車で行って置いていくことは考えたくないですし(^^;)、距離的にはセントレアの方が少し短いかも知れないので、今回はセントレア発にこだわり、「パーク&飛行機」というパターンの移動でできるだけ交通費を浮かす方法をこれから考えていきたいと思います。


駅弁大会の駅弁と現地で食べる駅弁との意識の差

先日の東京からの帰りは、東京から沼津までグリーン車で移動する列車を待って乗ったので、夕食は車内でいただこうと思い、東京駅構内にある毎日が駅弁大会という駅弁屋さんに寄って行きました。時刻は夕方になろうとしているところだったので、列車内で食べるというよりも自宅で食べる夕食用に買っていく人も多いようでかなり混雑していました。

ただ、普通のお弁当と比べると駅弁は高い傾向にあるのですね。駅弁にこだわらなければ、安くておいしいお弁当は色々ありますし、今回は買いませんでしたが東京大丸に支店がある「米屋のおにぎり屋 菊太屋米穀店」の「目刺し弁当」は小さめのおにぎり2つに目刺し2匹、そして沢庵が2切れだけという、駅弁が発売された当初のものと見まがうほどのシンプルなものですが、500円でお釣りの来る安さもあり人気があるようです。少食の方ならこのくらいでも十分なのですがにもう少しいただきたかったので、駅弁屋さんの中にあるお弁当で安いものがないかと見てみることにしました。

基本的にはお肉、さらに牛肉のお弁当が人気だそうで、山形県米沢市の「牛肉どまん中」(税込1,250円)もちゃんと置いてありました。ただ、千円を超えるお弁当ならどこかで食べて行っていいなと思って千円以下でそれなりに満足できそうなお弁当を探しました。個人的には横浜駅崎陽軒の「シウマイ弁当」(税込830円)で間違いないところですが、このシウマイ弁当は地元の駅ビルでも売っていて、先日いただいたばかりだったので今回はパスして選んだのが高崎駅の有名駅弁「鳥めし弁当」(税込900円)を選びました。ちなみに、周りでは高額なお弁当が飛ぶように売れていて、さすが人の多く集まるところはすごいものだとも思いました。

鳥めし弁当と言えば秋田県大館駅の「鳥めし弁当」(税込880円)が思い浮かびますが、高崎駅のものも好きで、気軽に買いやすいので現地に行った時には「だるま弁当」(税込1,000円)よりもこちらの方を買うことが多いです。ご飯を敷き詰めた上に半分鶏そぼろ、半分海苔が敷いてあり、海苔の敷いてある方に鳥の照り焼きとコールドチキンが乗っています。鳥とは別に舞茸入りの肉団子が入っていて、あとは野沢菜漬け、カリカリ梅、群馬県らしくこんにゃくも入っています。デザート的に小さな栗も入っています。

東京を出発して1時間くらい経って、隣の人も降りて車内が空いてきたところでお弁当をいただきましたが、今の世の中ではなかなか電車の中でお弁当を食べる機会がないので、東京駅からの帰りに夕食を電車内でいただくために普通列車のグリーン車に乗るというのもなかなかいいものです。

こんな感じで駅弁を食べるのは久し振りでしたが、それは最近は地方都市でも近くのスーパーが客寄せのために定期的に「駅弁大会」を行なっているからで、スーパーの駅弁大会ではいい駅弁は早くに売れてしまうので、新聞のチラシを見てその日のお昼ご飯を名物駅弁でいただくこともしばしばありますが、全国の駅弁の単価が高いと大家族とかになるとかなり費用がかさむのが大変ですね。

最近は比較的安くてそれなりに楽しめる豊橋駅の「稲荷ずし」(税込550円)もこうした駅弁大会に早く行けば手に入るので、気軽に買うことができるのですが、残念ながら昨日にあった駅弁大会では昼過ぎも3時くらいに出掛けたのでお目当てのお弁当は売っていなかったのですが、その中でいまだに千円以下で買える全国一の有名弁当が昼過ぎまで全く売れていないのを発見しました。

北海道の森駅で食べたという方は少ないかも知れませんが、全国のデパートの駅弁大会ではいつも人気一位という触れ込みの有名駅弁、「森のいかめし」がこのような有様だったのにはびっくりするとともに、以前はワンコインで買えていたものがイカの記録的な不漁でその価格が650円から780円まで値上がりしたことで、そこまでこの駅弁にお金は出せないと思う人が多いのではないでしょうか。実際に北海道に出向いて駅弁としてこの味を知った方は高くなっても仕方ないと思って買う方もいるでしょうが、多くの人に気軽に駅弁を楽しむことのできる駅弁大会が全国どこでも当り前に開かれるようになった現代、駅弁と旅が結び付かない人を中心に、単なる弁当と駅弁の事をとらえるとシビアに値上ったものが敬遠される傾向にあることも確かですね。普通のお弁当より価格が高い名物駅弁にとっては試練の状況というのも今後起こってくるのではないかと思いますが、実際にその地方で食べる分まで食べられなくなるのは勘弁してほしいと思うところです。


民泊システムで不安に思うある特殊な事例

現在、冬季オリンピックが開催中で、様々な問題はある中でも盛り上がりはありますが、2年後の東京オリンピックを控える日本において、ホテル不足を補う一つの方法として注目が集まっています。

個人的にはこうした形での宿泊場所提供のシステムはあってもいいと思うのですが、いわゆる「又貸し」を禁じている賃貸物件で民泊用に部屋を貸したり、閑静な住宅地で入れ変わり立ち代わり海外からの旅行客を含めた人が入り込んでくることに不安を感じる人がいたり、騒いで勢い余って部屋の中を破損しても何食わぬ顔で出て行ってしまったりとか、危惧される状況というのはたくさんあります。

また、部屋の内部を録音・録画されるような悪質な部屋提供者が出ているケースや、特定の人の利用を認めないいわゆる「差別的」な扱いが日本でも問題になってくる可能性もあり、新たに法律ができて本格的に多くの住居が民泊用として使えるようになった時に、単にビジネスホテルより安いからという理由で広く使われるようになるのかという危惧は出てきてしまいます。

私自身は車中泊という選択で車で出掛ける場合には、車の中で宿泊するメリットとディメリットを考えながら車の中で寝るかホテルを使うかということを判断することになります。ただ、先日こうした「人の家の鍵を借りて宿泊する」という事について考えた方がいいような出来事に遭遇してしまいました。

といっても私自身の話ではないのですが、読む人が読めば笑い話になるものの、その友人からしてみると笑い話にもならない状況でした。その友人は家の近所で飲み会があり、奥様に車で送ってもらい飲み会に参加し、飲み会が午後10時過ぎに終わったので家に電話したところ自宅と連絡が付きません。後からわかったのですが、奥さんは子供を寝かしつけるだけのつもりで子供と一緒に寝入ってしまっていて、自分のスマホの置いてある部屋とも離れていたので友人が何度電話を鳴らしても全く応答がなかったのだそうです。

その時には、まだ友人は事態を深刻にとらえてはいず、自宅に歩いて帰ってピンポンを押せば奥さんは起きてくれると信じていたと言います。ただ問題は、帰りも奥さんが車で迎えに来てくれると思っていたので、車の鍵も自宅の鍵も持たずに家を出てきてしまっていたのでした。

友人が自宅に着いても奥様は深い眠りの中にいらしたようで、呼び鈴を何度押しても出てくる気配すらありません。季節は冬で体も冷えてくる中、何とかしようと思うものの、戸締まりは万全であまり家の前でガサガサやっていると近所の人に通報される可能性もあります。その友人の自宅は駅からは遠く、いわゆるビジネスホテルに逃げ込もうとしてもまだスマホを使いこなすまでには至ってなく、タクシー会社を調べて電話して迎えに来てもらうという選択肢を持たぬまま、とにかく1時間くらい歩いてコンビニまでたどり着き、その時は夜中の12時くらいだったのですが私の所に電話を掛けてきました(^^;)。

たまたまオリンピックのノーマルヒルジャンプの中継が長引いたこともあって普通に起きていましたのですぐ電話には出ました。友人の訴えを聞きどうにもしょうがないので、その友人を車で30分くらいかけて迎えに行き、自宅に「民泊」させたのですが、今回は特に寒さで頭に他の有効な手段が思い浮かばなかったということでした。翌日奥様は友人を車で迎えに来て昼食をごちそうしてくれましたが、それにしても自分の家でも計らずに締め出されることが現実にあるというのに、民泊にはこうした危険性はないのかと思ったりもします。

例えば、夜間にコンビニまで買い出しに行っていて、中で待っているはずの同行者が中から鍵を閉めたままでとか、オートロック解除に応じてくれずにそのまま寝込んでしまった場合に、ビジネスホテルのような24時間対応のフロントがない民泊ではどのように対応するのかということですね。一軒家の離れを借りたり、集合住宅で同じ棟に管理者が在宅しているなら何とかなるでしょうが、ただ鍵を一つ借りるだけで、外出時にその鍵を持って行くのを忘れたり、外で鍵を落としてしまった場合、夏ならいいですが冬には命にも関わりますので、私の友人のような惨事が今後日本の民泊で起こっても大丈夫なような対策も、特殊といえば特殊ではありますが、民泊が一般化する際には考えて欲しいものであります。


LCC各社の欠航時補償とその対応方法

前回の内容では、格安航空会社の欠航時に何の対応もされなくて最悪ロビーで寝ることを考えたグッズについて紹介させていただきましたが、もう少しその内容に補足して各LCC会社での補償内容についての違いと、ロビーで寝なくても済む対応策についても今後のために調べようと思ったので、その結果について紹介させていただきます。

まず、大手航空会社より安いというLCCで一番注意が必要なのは「ピーチ航空」です。欠航には航空会社の責任のない天気や天災で飛ばない場合と、機材のトラブルやパイロット不足(実際ピーチの便では人手不足で飛ばなかった便もあります)という航空会社が原因の欠航がありますが、ピーチ航空ではどちらのトラブルでも対応は同じで「同じピーチ航空の他の便への振り替え」と「払い戻し」しかありません。便数が少なく当日の便に振り替えができなければ翌日以降の便になりますので、現地に留まるためのホテル代や食事代が必要になるかと思いますが、この費用はピーチ航空では一切補償されません。まさにこうした事があるので航空券を安く提供している面もあるわけです。

次に、スカイマークの場合、自社に責任がある欠航の場合に限って他社の航空便への振り替えを行なうことがあるということです。ただし自社に責任のない欠航についてはピーチと同じです。それでも、その安さから考えるとスカイマークの処置は良心的だと言えます。また、当日中に振り替え便が飛ばなかった場合の宿泊費の補償はされません。ただ、その場の状況によって対応が変わってくると思いますので、欠航のアナウンスが遭ったら早めに窓口に出向き、具体的な交渉をするといいでしょう。

ジェットスターの場合は、天候など自社の責任がない場合は通常のチケット購入で補償はされないものの、自社都合での欠航についてはホテル代の実費などの対応をすることが言われています。ただ、天候の関係で飛行機が飛ばなくなってもチケットの購入時にオプションの「Starter Plus」2,000円の追加料金(1フライト分)を払うことで欠航時に定額の見舞金が1万円まで出たり(すぐに支給されるわけではなく、後日請求して精算になるので注意)、「Starter Max」で4,000円の追加だと見舞金の額持;2万円になるなど独自のサービスがあります。自宅から出発する場合で飛行機が飛ばなければそのまま家に帰ればいいですが、自宅に帰るためのフライトが欠航になった時に備えて、こうしたオプションを帰りのフライトだけ付ける事で、旅行先で見舞金の範囲内で食事をしたり、ホテルに泊まりながら天候の回復を待つこともできます。

基本的な対応というのはピーチ航空のような補償がないというのが国際基準なので、LCCの飛行機に乗る場合には別の補償の手段を考える必要も出てきます。ジェットスターのようないざという時の見舞金を出してくれるものとして、国内損害保険会社で取り扱っている「国内旅行傷害保険」の中の「飛行機遅延費用補償」があります。ただし、搭乗日の10日前までに保険加入が必要で、保険適用の場合にも後日請求して実費分の支払いが後日行なわれる形になります。

国内旅行傷害保険の一つの例として、いちいち出向いて入るのもめんどくさいという方はインターネット上だけで完結するタイプのものがおすすめです。調べるとAIG損保にインターネットから加入できるベージがありましたので紹介しておきます。

https://web.aiu.co.jp/dtaiy/c001/?p=dKC45BA1

ちなみに気になる保険料は安い方の補償で3泊4日まで1,355円で、6泊7日まで1,547円です。内容は旅行中のケガの他、旅行中の携行品の破損・盗難の補償(現金や乗車券も5万円まで補償)、留守宅の家財の空き巣被害、旅行先で入院した場合に家族などの救援費用など幅広い対応があるので、LCCを使った旅をするならこうした保険加入についても考えた方がいいと思います。そして、当然車中泊の旅をする場合にも「飛行機遅延費用補償」を抜いた方のプランに入ればさらに安いプランに加入できますので、個人的にはこうした保険に入った上での旅行を国内旅行の場合でも勧めます。トラブルがあっても後から補償されると思えば、ピンチがチャンスに代わる可能性もありますので、個人的には頻繁に出掛ける方にも国内旅行保険への加入をおすすめします。


高速道路のSA PAの売り場の変化を分析してみる

台風が通り過ぎた結果、晴れただけでなく日中の気温が34度にもなってしまう予報だったので、さすがに自宅にこもりきりではうだってしまうと思ったので、そろそろ彼岸花の季節ではないかと、毎年出掛けている藤枝市の名所と呼ばれるところに行ってきました。

結果としてはまだ咲き始めという残念な結果ではありましたが、ようやく連休のお出掛けができたということで写真を撮り、戻る途中にある新東名の藤枝パーキングエリア(上り)にトイレ休憩を兼ねて寄っていくことに。ただそこで、普段の生活の中では気付かないちょっとした状況の変化を感じ取ってしまいました。

連休で、人気の高速道路のパーキングエリアといえば、一般道から入ることのできる「ぷらっとパーク」(中日本高速道路の名称)も人が集まることが多いのですが、まだお昼前の午前中とは言え、一般道から入ってくる車はほとんどいませんでした。

高速道路のスペースに入ってみると、3台の観光バスが目立っていたのですが、パーキングエリア内に入って開業当初からいろいろ変わっている点があってびっくりしました。というのも、自動ドアには明らかに後から付けたと思われる、自動ドアを開けるための注意が外国語で書いてあり、中の様子も普通のサービスエリアの売店としてはかなり趣の違った海外旅行者に好まれそうな日本の品物を多く扱う販売スペースが増えているような感じでした。

具体的には手に持って写真撮影の可能な羽子板の隣に扇子のコーナーが有ったり、浴衣風の着物が売られていたりと、ここは海外旅行者のための販売コーナーかと思ってしまったほどです(^^;)。恐らく、このパーキングエリアを訪れた国内旅行をしている人たちにとっては購買意欲がそれほど沸かないもののコーナーが多いので、その分個人的には見るもののない販売スペースになってしまっていたことは確かです。

ただ、このようにパーキングエリアの販売スペースが変容を遂げた背景には、国内の観光客向けに売り場を作ってもなかなか収益が上がらず、海外から多くやってきて比較的財布の紐がゆるい人たちを狙った店作りをしないとダメだという判断をしたということになるのかと思います。ただ思うのは、通行料金を取って観光だけでなく仕事でも使われる高速道路において、一定区間ごとにドライバーの休憩をサポートする施設であることを第一にすべきではないかとも思えます。

これはあくまで個人的な考えであるのですが、海外から来られた方が日本の製品を購入される場合、個人的におすすめしたいものというのはなかなかお土産物屋さんに陳列されているあくまでお土産用に作られたものではないものを紹介したいということがあります。パーキングエリアやサービスエリアの売店というのは、お土産だけではなく旅先で必要な実用品などへの需要も少なくないと思いますので、そうしたものの中で、日本人旅行者にもニーズがあり、海外旅行客にも魅力を感じることができるような物を増やすことでも、十分海外旅行客からの売上げをを伸ばすことも可能だと思うのですが。

これから東京オリンピックを迎える中、海外からの旅行客を多く呼び込むために、今回私が紹介したようなサービスエリアやパーキングエリアが当り前になっていきそうな気もしますが、何か、入ったとたんに国内旅行者や一般道から入ってきた人が「およびでない」と思うような形の売り場が普通になるとしたら、国内を車で旅行する場合には事前に車で旅行する場合に必要なものを購入してから出発するとか、何らかの対応策を考えなければいけないかも知れませんね。


スーパーのセルフレジに慣れておこう

昨日、たまたま立ち寄ったイオングループのスーパーでレジに並んでいたところ、そのレジは一部セルフになっているということがわかりました。普通、セルフレジと言えば、自分で購入した商品をバーコードを読み取らせながら通し、支払いまでを全て自分でやるようなものが近所の大きなスーパーにあるのですが、今回のレジは全て自分でやるのではなく、店員さんが付いているレジで商品のタグを読み取り、購入済かごに入れるまでも店員さんにやってもらい、支払いだけを自分がやるというものなのです。

どちらのタイプのレジも、慣れてしまえば有人のセルフでないレジの行列に並ぶよりも早く自分の買い物したものを持って帰ることができますが、全て自分でやるタイプのセルフレジだと、タグが付いている商品だけを購入するならいいですが、魚や野菜など、自分で決めた個数を袋に入れて購入するようなものがある場合にはタッチパネルからの操作が必要になったりして、初めてだと戸惑うことがあります。そのために、店員さんが常に一連のセルフレジを見ていて、操作の補助に入っている光景をよく見ますが、これも慣れればいいのですが、お店の方もかえって大変なのではと思うことがあります。

今回利用したのはお客としてはお金を払うところだけを自分でやることになるので、そんなに慣れていなくてもお店の人に力を借りるような状況は少なくなるのではないかと思います。そして、この方式のセルフレジというのは、店員の負担を少なくしたいお店側のメリットだけでなく利用するお客側にも便利な感じがしました。

買い物でお金を払う際、後ろに会計を待っている人が多く並んでいる場合であればなおさら、細かい現金を探したり、現金ではなく電子マネーやクレジットカードを使おうとか、更にはイオンであればクレジットカードを出して会計は現金で済ませることを選ぶこともできるのに大き目のお札を出して済ましてしまうなんてことになってしまうことはままあることです。

イオングループの発行しているクレジットカード「イオンカード」は持っていますが、そのカード自体がポイントカードになっていて、さらにお店で使える電子マネーの「WAON」も付いています。もちろん現金で買い物をしてもポイントが付きます。そうした支払方法についての選択を、セルフのガソリンスタンドのようにじっくり考えながらやったとしても、一つのレジに支払い用の装置は2つ付いているので、相当まごまごしていない限り後から会計をしようとしている人を待たせることにはなりません。そう考えると、今後はそういった会計だけを行なうタイプのセルフレジについては、そんなに悪いものでもないと思えるようになりました。

日々の生活の中で個人的に感じることはないのですが、車で旅行をするような場合、旅の予算との兼ね合いで支払い方法をぎりぎりまで迷うことがあります。昔とは時代も変わり、極端な話現金を全く持たなくても旅を続けることはできるようになっているとは思うのですが、それでも財布の中に現金が多少は入っていないと、いざという時には困ることもあるのではないかと思います。

当然、今のスーパーではクレジットカードが使えるところがほとんどなわけですが、やはりどこのスーパーでもストレスになるのが時間によっては頻繁に起こるレジの渋滞なわけで、そうした混雑を避けることができ、さらに自分のペースで支払い方法を選んでも迷惑にならないこの種のセルフレジというのはあれば積極的に利用してみようかなと思います。
ただ、こうした仕組みに慣れないで、気が付いたらセルフレジに誘導されてしまい、支払いの時にまごつくような方もいるのではないかと思います。それでも、誰でも最初は初めてなわけで、こうした支払い方法を使うことに慣れていけば、旅先で役立つこともあるかも知れません。


迷ったら先に歯医者に行こう!

自分自身で何がどうめぐっているのかはわかりませんが、春のゴールデンウィークの前やお盆休みの前、年末年始の前になると何かしら歯に関してのトラブルに見舞われています。オーラルケアはそれなりにやっているはずなのですが、何故こんな時期にと思うことは一度や二度ではないというのが不思議なところです。

今回も原因はわからないものの、冷たいものをいただいた際ちょっと歯にしみるなと思ったところ、何か虫歯臭いような感じがありました。このまま世間はお盆休みに入ってしまうので、お盆明けに歯医者さんには行こうとも思ったのですが、もし大事になったら大変だと思って近くの歯医者さんに出掛けたところ、かなり時間を掛けた治療になりまして、次回こそお盆明けの治療になりましたがとりあえず応急処置だけはしてもらえたので、何とかこれでだましだましお盆期間はやり過ごせるかなと思っています。

個人的な経験で、やはり少しでも気になったら歯だけは早めの治療が大切だということは骨身にしみてわかっているので今回も休み前の早い時期に治療に行けたのですが、特に旅先で歯のトラブルに見舞われると切ないものです。

たまたま先日テレビを見ていたら、大切なテレビ出演で食事のレポートをしている時にあろうことか差し歯が取れてしまったというトラブルを告白していたタレントの方がいらっしゃいましたが、ただ取れただけなら瞬間接着剤でくっつけるという手もあるようですが、その場をしのいだらすぐに歯医者さんに行って治療してもらう必要があります。くっついたからとそのままにしておくとそこから虫歯になることもあるそうなので、素人の応急処置ではなく歯医者さんの治療が基本的に旅先であっても必要になってきます。

これもテレビでの話ですが、タレントの関口知宏さんが、国鉄の乗りつぶしの旅をNHK BSで毎日朝の生放送とともに行なっていた時、旅先で歯が痛くなり途中で歯医者さんを探してさまよったというハプニングがあったことを思い出しました。普段の生活と違い、長距離を電車でもバスでも自動車でも乗ったまま移動するだけでもエコノミークラス症候群になるわけですから、長旅の疲れのせいか顔の周辺に集まる血流の関係からか、いきなり歯が痛くなるという事も出てくるかも知れません。もちろん、テレビ番組で日本を回るのですから出発前に出演者およびスタッフはくまなく健康診断は受けるとは思いますが、歯の場合は前の日まで全く問題なくても食事で食べたものの種類によってはいきなり痛くなったり欠けたり取れたりする場合もあるので、そのハプニングではただただ関口さんが可哀想でした。

そういった突発的な歯のトラブルに対応するためには、定期的な検診と、ちょっと気になったくらいでも早めに歯医者さんに行って直してもらうという心掛けではないかと思います。これから国内だけでなく海外へ行き、現地の美味しいものをたくさん食べて来ようと思っている方は、歯のトラブルについても十分考慮した上で出掛けるようにしましょう。

海外ということで思い出しましたが、海外旅行の際に掛けることができる「海外旅行保険」の治療費用の保険はしっかり入っておいても、歯の治療費用については別に追加料金を払って加入できる「特約」に入らないと、通常の海外旅行保険では歯の治療費を保険で利用することができないのが普通です。保険会社によってはそうした特約のないところもあるようですので、同じ保険に入る場合でも、歯の治療費を出してくれるプランがあるのかということは事前にしっかり確認してから必要に応じて加入することをおすすめします。トータルの費用を考えると、もし海外で虫歯が痛くなってもあくまで自分で帰国まで我慢するならば、鎮痛剤の用意もお忘れなく。

国内の場合は保険証を持っていれば緊急処置をしても全額負担にはなりませんので、旅行の際もしっかり持って行くようにしましょう。あとは、よほど歯の強さに自信がある人でなければ、やみくもに地方の珍味に出会ったとしても闇雲に噛み付かないという心掛けも必要かなと思います。楽しい旅が台無しにならないよう、皆様におかれましても十分に気を付けて下さい。


中距離の移動手段に悩む

毎年この時期に静岡から京都まで片道約300キロの行程を出掛ける用事があるのですが、微妙な距離であるだけに状況によって現地までの交通手段をどうするかで悩むことになります。これが北海道や九州だったら飛行機か新幹線で必要に応じてレンタカーでも借りるという考えでいいのですが、確かに長い距離ではあるのですが新幹線でなくても当日中の往復が可能な「中距離」とも個人的には思える距離の移動なので、料金的なことだけでも、時間的なことだけを理由にして交通手段を決めたとしても、実際に出発日周辺に何があるかで手段を変えることもあります。

というのも、例えば台風が日本に向かってきていて、出発地と目的地の間を進んでいるときに鉢合わせしたら、まず飛行機は運行休止になるでしょうし、鉄道についても一定量の雨や風によっていったん止まってしまったら、迂回できる路線がない限りは足止めをくらってしまいかねません。

さすがに大きな地震が起きたら無茶な移動は諦めるしかありませんが、最近では天気予報が晴れの予報でも突然にゲリラ豪雨が降ってきたりします。昨年、京都へ出掛けて帰ろうとしたところ京都周辺で大雨があったようで、本来乗る予定の電車が来ず、全体的に30分くらいの遅れが新快速を中心に出ていました。その時はあくまで局地的に短時間降っただけだったので、何とか普通列車を乗り継いで帰って来られました(その時は一日でJR普通列車乗り放題の「青春18きっぷ」で往復という強行軍でした)。しかし、雨が続いていたら途中で繋げなくなることも予想できたので、在来線が遅れていてその先が止まっていることが判明した場合、もし同時刻に新幹線が動いていれば動いているうちに乗り換えて帰ってくるという手段も考えなければならないところでした。

幸いにして昨年の京都からの帰りについて、雨は京都と大阪付近で激しく降っていただけだったので、何とか普通列車を乗り継ぐことができ、多少時間に遅れは出たものの何とか無事に帰って来られましたが、今年に入ってはいつどこで数時間も身動きが取れないようなゲリラ豪雨が降ってくるか全くわからないので、同じ手段を使うにしても常に雨雲の動きには注意しながら、のほほんと電車に乗っているわけにもいかなくなりそうです。

そんな事もあるので、ぎりぎりまで交通手段は決めたくないのです。天候さえ安定していれば新幹線を「こだま」にすることで安く乗れるJR東海ツアーズの出しているツアー商品(乗車券ではありません)「ぷらっとこだま」なら私の最寄り駅である静岡駅から京都駅まで指定席でも片道7,700円と格安で「こだま」と言えども新幹線なので寝ているうちに帰って来られて実に快適なのですが、このチケットは当日の購入はできず、さらに乗車券ではないので悪天候で遅れがあっても変更はできず列車に乗り遅れたら無効、チケットを買った列車が運休の場合のみ払い戻し対象となるという風に、いろいろ制限があるのです。ぷらっとこだまを利用する場合、もし現地で何か天候によるトラブルがあった場合に怖いというのが正直なところです。天候が安定している季節ならいいのですが、不安定な季節というのは本当に考えてしまうのです。

天気予報で当日の現地の天気が安定しなさそうな場合には、とりあえず行けるところまで安く移動できる季節きっぷの青春18切符を使い、もし在来線のトラブルがあった場合、新幹線が動いていれば使うか、どうしようもなくなったら早めに沿線上にあるビジネスホテルに入ってしまっても新幹線より安く帰って来られたりするなど、行動予定の変更がしやすいのは普通列車を使った18きっぷを使った旅の方だったりすることもあるのですから、当日までの判断はなかなか難しいものです。

さらに、「ぷらっとこだま」より安く京都に行くのに、深夜バスを使うという方法もあります。料金は静岡駅から京都までは7,000円から7,200円(事前割引なしの場合)くらいで、バスの中で車中泊をして午前6時前に京都駅に着きます。ただ、深夜バスは普通列車と比べても席こそセパレートなものの他の乗客との関係もあってゆったり休むことは難しく、事前予約しようとしても満席で乗れない場合もあります。以前は京都での用事を済ます前に早朝観光をするためにこのバスに乗って行ったり、逆に京都在住の友人と飲みに行った後に乗って翌日早朝着という形で利用したこともありましたが、バスの運行の関係上、京都発でなく大阪発であったため、すでに京都駅から乗ったら周りはUSJで遊び尽くした人たちが爆睡していて席に付くことも大変で、個人的にはかなりストレスがたまるのでどうしても現地で滞在する時間を確保したい場合以外はおすすめしづらいです。

あと、鉄道でない公共交通機関の宿命として、高速道路を走る路線ということで、天候だけでなく事故による渋滞や、全く動かずに時間だけを浪費する可能性もあり、さらに公共交通機関なので自分の勝手で途中で休んだりすることもできないので、事前にチケットを入手してしまったら、とにかく当日は天候不順も事故も起こらないで欲しいと願うしかないでしょう。

そう考えると、同じ高速道路を走ることになりますが、自分の車に乗って京都の手前まで行って、パークアンドライドの仕組みを使って往復運転というプランも十分に有りではないかと思うのです。実際に京都まで行く時には浜大津の駅に隣接する駐車場を利用するのに、指定の切符を購入すると、駐車場の一日料金が500円で利用できる仕組みがあり、過去に何回か利用しています。特に浜大津の駐車場は名神高速の大津インターからすぐなので渋滞とも無縁で、特に帰りは駐車場からすぐに高速道路に乗れますので車で京都観光を考えている方にはおすすめの方法だと思います。

もっとも車を使っての旅は全ての行程を自らの運転で行くということになると体力がないととてもだめですし、疲れたまま運転していると自ら事故を引き起こしてしまう可能性さえあります。人によっては自ら運転をすること自体がNGだという方もいるかも知れませんが、自ら運転して行くということになると、ゲリラ豪雨のような事があったとしても自分のペースで休んで行くこともできますし、台風の場合は時刻表にとらわれず台風がまだやって来ない時間に出発したり、台風のコースによって自らの運転するコースを変えて行くこともできます。

そんなわけで、最近ではあえてぎりぎりまで交通手段を決めず、前日に18切符を利用回数分買うか、天気予報で全く心配がないと判断したら新幹線利用の「ぷらっとこだま」にするか、とにかく天気予報を見ながら判断し、もし当日の天候悪化で足止めをくった場合に備えあえて公共交通機関を諦めて車で出掛けるというパターンもしっかり持っておきます。車で出掛けた場合は、もし帰りに大雨や台風に行く手を阻まれたら、車中泊のために準備した寝床で仮眠を取り体力の回復も待ちながら進もうかと思っているのですが、予定している今月末の週末には、今週末のように台風がやってこないことを正直祈りたい気分です。