テレビのニュース番組を見ていたらカーシェアリングの特集をやっていまして、個人間でのシェアを仲介する「エニカ」に取材していました。よく使われるケースなら車の維持費をも稼ぎ出すケースがあるという話になっていて、ちょっと身を乗り出して見てしまいました。傷だらけの7人乗りの車(アルファード)は、逆にこの傷があることが人気になって、安く貸し出すことで利益も出ているそうです。
12時間ないし24時間貸す値段は貸主が決め、その車は24時間3,980円という料金にして、さらにちょっとこすったぐらいでは加入が義務付けられている保険を使わないという点が受けているようです。ちなみに、保険の内容は対人対物は無制限で、車両保険も付いていて車のオーナーが修理費を負担することはありませんが、利用者は事故の際の自己負担が10万円あります。もっともレンタカー契約でも同じような負担が生じますので、その分安く、さらにレンタカーにはないような車を借りられるのならということで、利用者も増えているとのこと。
また、もう一台のケースは恐らく専門の業者さんによってカスタマイズされ、全面フラットになったりリビングにも切り替わるハイエースの車中泊仕様車が一番人気なのだそうです。こちらは24時間14,800円+1,800円(保険代)で借りられるということで、キャンピングカーを借りるよりはずいぶん安くなります。レジャーシーズンには多くの予約が入るのだそうで、普段車を持っていない人の中にも車中泊をしながら出掛けることの潜在的なあこがれがあるという感じです。
私はカーシェアサービスの回し者ではないのでカーシェアを積極的におすすめするような事はしませんが、もしご自身で車中泊を楽しむのに、自分でDIYをして内装を作ってしまったり、軽トラにミニハウスを乗せて自作のキャンピングカーを作って楽しんでいる方がいたら、オーナーとして登録してみるのも面白いと思います。軽トラキャンパーを自作している方なら、居住部分を安く自作し、ベースとなる車については載せ替え可能なら、多少の事故ではショックにならないくらいの軽トラに居住スペースを乗せれば費用も安くそれなりのきゃんぴんぐかーが作れると思うので、ちょっとした商売のように車を貸し、予約が入らない時には自分で使うような形でも十分に次のキャンピングカーを作るための費用の一部が賄えるのではないかと思えます。
「エニカ」のサイトを見たらキャンピングカーとして登録してある車の中で軽キャンパーは2台しかなく、エブリィやアトレーというワンボックスタイプの中に居住空間を作っているタイプの車でした。ただ、レンタル料金は安く24時間4千円から5千円くらいで借りられる設定になっています。ただ、車中泊前提のキャンピングカーならちょっとそこまでという用途や、一度乗ってみたいというような用途とも違い、最低でも2日以上という感じで使われることが多くなると思いますし、自分の車を他人に使わせ、さらに事故を起こされるリスクについても割り切れるならこうしたサービスを使って自分の理想のキャンピングカーのあり方を利用者に問うてみるというのも面白いのではないでしょうか。興味を持たれた方はまずは以下のリンクから確認してみて下さい。