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今の国産車の耐久性はいかに?

 先日、テレビドラマの「刑事コロンボ」を見ていた時の話です。彼の乗っているプジョーのカブリオレはポンコツ寸前でまともに動かないという設定なのですが、ドラマの中で、車の走行距離についての言及がありました。それによると15万キロ走っているそうなのですが、ドラマではもういい加減新しい車に買い換えた方がいいといろんな車屋さんにさんざん言われながらもコロンボはプジョーにこだわるのです。

 ちなみに、私が現在乗っている平成18年のホンダ・フィットがついに10万キロに到達しました。もちろん私がずっと乗っているわけではないのですが、この時点では昨年に車検を通した時もそれほど問題は見付からず、まだまだ大丈夫そうです。ネットで同じ車に乗っている人のブログなどを調べてみたところ、20万キロくらいなら普通に整備をやっていれば問題なく走ることができるという、こちらにとっては大変ありがたい事例であったので、できるだけエンジンに負担をかけずにもう10万キロ乗れるくらいまで頑張ってみようかと思ったりします。

 一般的に軽自動車は普通車と比べると常時回転数が高い分消耗も激しいと言いますが、それでも営業用に10万キロを超えても平気で乗っている人もいますし、メンテナンスと普段の扱い方いかんによって変わってくるということもあるでしょう。過去には10万キロを超えた軽自動車でいろんなところに行っていた時期があったのですが、エンジンの調子はすこぶる良く、もしかしたらエンジンを載せ換えたのではという疑問もわくほど調子良く乗り続けることもできた車も私の車遍歴には存在します。逆に大丈夫と思っても急にダメになる車もありますし、いい車に当たっているかどうかというのは運次第ということもあるのかも知れません。

 それでも、総じて日本車というのは乗り潰すことが難しい車だと言えます。20万キロから30万キロ乗ったトヨタのハイエースや日産のキャラバンのような普通車のワゴン車は、それだけ乗ったにも関わらず中古車市場で値が付き、そこから海外へ行ってさらに距離を乗ることもあるといいます。海外には独自の部品屋さんがいて、消耗品は現地でも手に入るそうですが、いかに私たちがまだ使える車を手放しているかという風にも思えます。

 前に乗っていたワゴンRは下取りで高く売ろうと思って早めに手放してしまったのですが、今のフィットは今手放しても下取りの価値はほぼないと思いますので(^^;)、重大な故障が起こったり、車検に莫大な費用がかかるような場合を除き、そのまま乗り続けるようにしたいと今は思っています。次に買う車が新車ならともかく、中古車の場合は新しく買った車の方が不具合が出る可能性も0ではないというのが恐いところなので、今後もフィットによる車中泊を極めていきたいと思っています。


トヨタの自動運転車は2020年を目標に高速道路から

 テレビコマーシャルでは日産自動車が自動運転車の開発を高らかにアピールしていますが、トヨタ自動車の方も人が操作しないでも目的地まで自動的にたどり着く自動運転車について、具体的な計画を発表しました。
 トヨタの計画では、2020年の東京オリンピックまでに高速道路のゲートを入ってから出るまで自動運転可能な車を開発する予定であるとのことです。実験の映像も見ることができましたが、確かに流入や車線変更も人の手を使わずに機械が自動で行なっていました。
 もし本当にこの機能が使えるようになり、ほぼ全ての車に自動運転機能が付けば、従来の通りの車が紛れないことが条件にはなりますが、お盆や正月の渋滞においても、完全に止まってしまったまま動かないということは減っていく可能性があります。渋滞の原因というのは、周辺の車の流れに乗れず、急にスピードを落としてしまうドライバーのために、後続の車がうまく動くことができず、止まってしまう場合というのが多いので、インターの出口で前が詰まっていたり、事故や大雪などで完全にストップしている以外ではスムーズに渋滞の中を走れるようになる可能性はあるでしょう。
 トヨタがとりあえず高速道路限定の自動運転にしたのは、やはり一般道での不測の事態を恐れ、まずは一般道より突発的な事が起こりにくい高速道を選んだのではないかと思います。
 しかし、夢の自動運転車実現については、まだまだ解決しなければならない問題は山積みです。今問題になっていることに、高速道路の逆走車がありますが、これは問題なく避けられるのか、さらにもっと突然にやってくるかも知れない動物の侵入についてはどうなのかということですね。高速のまま急に出てきたものを避けるというのは危険きわまりないですし、では車のプログラミングで小さめの動物なら避けないでそのまま進んでしまうようにしてしまうのかどうかというのは、単に車の開発という問題だけではなく、動物愛護団体との意見のすり合わせが必要になるでしょう。高速道路の通る山の中というのは元々動物が暮らしているところなので、道路内に入ってくるのは止むを得ないところで、あくまで人間の安全のために動物を犠牲にするのかとなった場合、自動車メーカーはどうするのかが気になります。
 さらにその先には、完全な自動運転車実現の先に、今の自動車保険との関係がどうなるのかという問題もあります。2020年に登場の車は、自動車保険が今までの車と料金が同じなのか、安くなるのかということもどういう風に決着するのか見ものです。
 個人的には多少高速上で居眠りをしても安全に車が目的地まで誘ってくれるのなら、歓迎したいですが、果たしてどのような車として出てくるのか、楽しみは尽きません。

VWの不祥事でクリーンディーゼルはどうなる?

 ちょっと前の話ではありますが、フォルクスワーゲン社の不祥事のショックは今もなお広い範囲で影響が出ているように思います。エコカーを作る方法論として、日本ではハイブリッド車や電気自動車、最新では燃料電池車の方にシフトしていますが、ヨーロッパではクリーンディーゼルのエコカーが主流になっています。車を乗る身としては、果たしてどちらの方法論がいいのか、なかなか判断が下せない状態の中このような事が起きてしまったのでした。

 マツダのデミオにディーゼルエンジン搭載のタイプが出た時に、本気でクリーンディーゼルも考えたのですが、新車価格をガソリン車と比べると約20万円くらいの違いがありました。ガソリンと軽油の価格差を考えても、車両価格の差を埋められるほど距離を乗るかということもあり、本当にクリーンディーゼルの恩恵を受けられる人はそうそう多くないのではないかと、新車価格で比較する場合は思います。とりあえずはまだ中古車として国産のクリーンディーゼルは出回ってきていないので、このような比較をするしかないのですが、もし今後中古車として出回ることが多くなれば価格もこなれてくるのではという希望があったのですが、今回のフォルクスワーゲンの件があり、クリーンディーゼル車自体がどうなってしまうかという事も心配になってきました。

 確かに窒素化合物を出すということになると販売も自粛しなければならなくなるでしょうが、今の耐久性(アメリカの機銃に合格するだけの制御プログラムでは燃費も耐久性も悪くなるとの話)が保てないのならば、環境にいい車としてはクリーンディーゼルの優位性はなくなってしまいます。それでも、現在のインフラであるガソリンスタンドをそのまま使え、電池の劣化を考えなくていいというメリットもあるので、何とかエコカーとしてのクリーンディーゼルが残って行くように考えてもらいたいものですね。


車載コンピューターの未来は恐ろしい?

 車とコンピューターの関係というのは別段新しい話ではなく、かなり前から普通に車に搭載されています。車を運転して長い方ならその変化に何となく気が付いているかも知れませんが、エンジンもミッションもブレーキも全て電子制御でコントロールされているのが普通です。

 そのため、もし車に不具合が起きた場合、昔の車なら調整や部品交換で直せたものが、故障の中味が機械的なものなのか、動作を制御するコンピューターの不具合なのかわかりかねて丸ごと交換になってしまう場合も少なくありません。

 さすがにもうコンピューターを使っていない日本の車というのはないと思いますので、いくら気に入った車でも原因不明の故障でミッションを交換なんてことになったら相当修理費用がかかると思います。ただ、今まではそこまでの話なのですが、車のコンピューターがインターネットに繋がるようになってきて、新たな問題が起ころうとしています。

 というのも、アメリカの車でネット接続のシステムが乗っている車が外からハッキングできるかという実験が行なわれ、ハッカーのノートパソコンから簡単にハッキングできてしまったとのこと。ハッキングされた車は外部からコントロールし放題で、突然オーディオを大音量で流したりエアコンを付けたり切ったりしたり、実験であることがわかっていても車に乗っていた人たちは驚いていたのだそうです。

 ハッキングもこれくらいなら可愛いいものですが、もしテロリストがそうした車のハッキングに成功したら、爆弾をわざわざ危険を冒して持ち込まなくても簡単に死傷者を伴なう大規模なテロを起こすことも可能です。その方法はちょっと考えればわかると思いますのであえてここでは書きませんが、ネット経由の行動となれば現場まで行く必要もなくなるかも知れず、テロとの戦いが益々難しくなることが予想されます。さらに、そのようにして起きたテロの犯人を検挙することも難しくなるでしょうね。

 確かにインターネットに車自体のコンピューターが連動して動くなら、今までは販売店に行かなければできなかったシステムのバージョンアップが車に乗りながらできてしまうなど便利な面もあります。ただこれからの社会では映画の中でのことだけだと思っていたことも起こってしまいそうですので、最新テクノロジーを搭載した車を購入しようと思っている方は、購入前にもし車がハッキングされたらどうなるのかという事を考えた方がいいでしょうね。販売店の方にもその時どうなるのか(自分の責任になるのかメーカーが責任を取るのか)という事を聞いて納得の上で購入されるのがいいかと思います。


あまり語られない気がするミッション車の話

 私が普通に車を買う場合、ほとんど無条件に選ぶのはいわゆるオートマ(CVT含む)の車だろうと思います。免許の種類に「オートマ限定」ができて、その話が増えれば増えるほどオートマ限定では運転できないマニュアル車を選ぶということが少なくなっているように思います。すでにメーカーによってはマニュアル車の販売を一部車種では行なっていないところもあり、将来性もないというのが正直なところでしょう。

 私自身現在はオートマに乗っていて、その便利さを知った上であえてマニュアル車を選ぶかと言われると正直選ばないのですが、それでも一部の人の間には根強い人気がありますし、それなりのメリットも有ります。たまたま先日懇意にしている修理屋さんと話をしていて、人によってはあえてマニュアル車を選ぶのもありかと思ったことがあります。それは、特にシニア以上の方の場合です。

 大きな事件のない日には格好のニユースソースになるのではないかと私が思うのは、いわゆる「アクセルとブレーキの踏み間違えた」や「前進と後退を間違えた」ことに起因する事故です。オートマの場合アクセルとブレーキの操作だけを右足で行なうため、感覚の違いでブレーキのつもりでアクセルを踏み込んでしまう事故が多発していますし、前進で駐車してバックで出ようとして(その逆もあり)実は前に進んでしまって店の中に突っ込んでしまったなんてこともあります。

 こうした事故を起こした車はまずほとんどがオートマ車であるということが想像されます。マニュアル車で同じような操作をした場合どうなるかというと、前進でも後進でも車を動かす場合はクラッチを繋ぐ必要があるので、停まった状態から急に出られないような構造になっています。また、マニュアル車の場合はまずギアをきちっと入れてからクラッチをつなぐようになるので、急に出る前にエンストしてしまうことがほとんどでしょう。

 つまり、最新のカメラシステムを仕込まなくても安全に除行しながら発進および後退できるのがマニュアル車の特徴であると言えます。クラッチのつなぎ方が下手だとクラッチ板を壊してしまったり、坂道からの発進に恐怖を伴うなどオートマの方がいい場合ももちろんありますが(^^;)、慎重にクラッチを繋いて運転することができるならば、いわゆる暴走するような事故を起こしたくない場合はマニュアル車を選んだ方がいいということになるでしょう。

 長いスパンで考えると、今オートマ限定免許しか持っていない人たちがシニア世代になった場合、その頃には公道を走るほとんどの車が衝突防止システムが標準装備になっていないと、この種の事故というのはなかなか減ることはないでしょう。家の近所は結構田舎なので(^^;)、田んぼへ行くと思われる軽トラに乗っているシニア世代の方の中にはものすごい勢いで空ぶかしをしてる場面に出くわすことがあります。あれはまだマニュアル車だから自分の車を傷めるだけで済んでいると思うのですが、そうした運転をオートマ車でやったらと思うと巻き込まれたらと思うと大変危ないと思います。マニュアル車がなくなっていくのは時代の流れで仕方ありませんが、今ならまだ新車でマニュアル車が買えますので、こうしたマニュアル車の良さを感じられている方は次回の車買い替えの際にも再考してみるのもいいかも知れません。


キャンピングトレーラーを引く車

 ホンダのコンセプトカーとして出てきたNboxの後ろを切ったような車ピックアップトラックの「N-TRUCK」と牽引用のキャンピングトレーラー「N-CAMP」はなかなか面白いと思った方もおられたことと思います。

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 このサイズでも連結部のフレームをを折りたたむことにより、2台をできるだけくっつけて駐車すれば、全長はよくある駐車スペース一台分に収まる全長5.5mまでに抑えているそうなので(いわゆる合体して一体化できるものではないようです)、日常と旅行で使い分けることもできますし、普段はキャンピングトレーラー部分だけ書斎代わりに使ったり、いざという時のシェルターとしても有効かと思います。実際に販売されるものではないと言いながらも、出たら欲しいという方も多いのでしょう。

 ただ、個人的に一つ不安なのが、トレーラーを引っぱる車が軽自動車ということです。軽自動車はエンジンの制限からトレーラーを引っ張っての坂道走行に不安がありますし、耐久性も普通車のように20万km以上走っても大丈夫かどうかはわかりません。今の日本では軽自動車の税金が安いので、レジャー用として軽のキャンピングカーが売れている状況もあるのですが、大きさはそのままでできればもう少し大きいエンジンを積んだ車でこのようなコンパクトタイプのキャンピングトレーラーシステムが出てくればいいのにと思います。

 具体的には、ある程度力があって燃費がいいということで考えると、排気量はできれば1,500ccあたりくらいは欲しいところです。ピックアップトラックタイプというとアメリカで多く走っている巨大なものが思い浮かびますが、こじんまりとしたものでも写真のようなホンダのコンセプトカーのようにできるなら、かなり気軽にキャンピングトレーラーを引っ張って出動できるようになるのではないでしょうか。日本ではアメリカのようにピックアップトラックに乗りたがるユーザーは限られていると思いますが、アメリカの一般的なピックアップトラックよりもさらに小さいタイプなら日常使いにもそう困らないでしょうし、普及する余地もあるように思います。そういう意味では、ホンダだけではなく他のメーカーにも参入してもらい、新たなコンセプトのキャンピングカーのアイデアが出てきて欲しいところですね。


新型エブリィの実力やいかに?

 以前にスズキの軽トラ「キャリイ」が全面改良された際に、これで軽四ワゴンのエブリイのモデルチェンジも近いかなと思ったのですが、先日ようやくというか、新しいエブリイが発表されました。

 新聞報道によると4ナンバーの商用車で最高燃費が20.2km/lという数字が踊っていまして、どうせ5速マニュアルの数字だろうとたかをくくっていたのですが、詳しく見てみると微妙に違っていました。

 というのも、R06A型というキャリイに採用された新しいエンジン採用による能力アップに加え、同じく新しい技術の5速オートギアシフト(5AGS)搭載車が最高燃費を出しているのだそうです。ちなみに、従来の5速マニュアルの燃費(JC08モード)2WDで19.0km/lということなので、マニュアルよりもカタログ上は低燃費走行が可能なトランスミッションになっているようです。また、5AGSはマニュアル的に手動でギアを切リ替えての走行も可能ということで、雪道対策として有難いのが、切り替えてマニュアルモードにすれば2速発進も可能ということです。

 注目すべきは、今までの主流だったオートマの4ATはJOINターボにしか搭載されず、ノンターボの選択は3ATがなくなり、5速マニュアルか5AGSのみになったことです。燃費および走行性能に優れたミッションだからこその展開だとは思いますが、以前のキャリイの実績からか、かなり自信があるようですね。ただ、燃費の差が気にならないなら今回の発表によって旧モデルになってしまった車の新古車(登録済でも走行がわずかな車)の価格が交渉によって下がるかも知れないので、そちらに乗りながら様子を見るという方法もありますね。

 価格は、ノーマルの2WD 5AGS でちょうど100万円くらいと、以前のモデルと比べると価格も上がっています。新車ならではの不具合について心配される方もいるかも知れませんが、今回紹介したエブリィはハイブリッド車ではなく、既に先行販売されている軽トラのキャリイと同じエンジンおよびトランスミッションを使っているので信頼性はそれなりにあると思われます。新車の場合は保証期間もあるので、出先でリコール級の不具合が起こらない限りはそう上で挙げたことを気にする必要はないかも知れません。何よりも2人での車中泊に使う車としては4ナンバーのエブリィは実にコストパフォーマンスに優れた車であることは間違いありませんし、実際の乗り心地や収納性能・カスタマイズがどのくらいしやすいかということもいろいろ見てみたいですね。


車検証上の「車両重量」は事前確認を

 今年11月に車検を通した私のホンダ・フィットは1300ccで、平成18年登録の車であるにも関わらず、自動車重量税はエコカー減免こそなかったものの、エコカー扱いとして2年で10,000円(通常は16,400円)の支払いで済みました。選挙が終わり、新しい政権では自動車関連の税制も変わるような報道もあるので、恐らく次回の車検では通常額に戻るのではないかと思いますが、先日私の知り合いで3年前に販売開始された当初に購入して、つい先日車検を通したというスズキ・ソリオに乗っている方と、車検費用についての話になりました。

 エンジンは同じ1300ccですが、スズキ・ワゴンRを一回り大きくした形ということだけでなく、後ろのドアがスライドになっている他、運転席と助手席との間が空いているため、歩いて後ろに移動できるウォークスルーが大きな特徴になっているのがスズキ・ソリオの特徴です。混雑する駐車場や、雨が降っている中での乗り降りならスライドドアからした方が安全で確実なため、一時はフィットよりもソリオの方の購入を考えたこともありました。ちなみに、車中泊車としての評価は、軽のワゴンRと同じように助手席シートが前に水平に倒れるため、一人用の車中泊には問題なく使えるレベルです。

 車の新しさや装備から言えば当然ソリオの方がいいと思いますが、話を聞いてびっくりしたのは、最初の車検の明細を見たら、重量税2年の金額はエコカー扱いにもならない24,600円になったとのこと。同じ1300ccでこの差が出るのは、私のフィットと比べると重量税のランクが違うためで、私の車とその方のソリオとの差は14,600円も出てしまったことになります。将来的に双方ともエコカー扱いにならなくなった場合でも、重量税の差は7,800円ありますが、フィットとソリオの車両重量の差はわずか30kg(車検証の値)です。

 重量税の仕組みは0.5トン以下、1トン以下、1.5トン以下、2トン以下の4つに分かれています。その中で私のフィットの車両重量はちょうど1,000kgで、ソリオのそれは1,030kgなのです(^^)。さすがにそこまで確認して車を買ったわけではないのですが、新車を買って初年度の維持費は税金の優遇で低く抑えられていたとしても、次の車検以降の経費にかなりの差が出てくるということは事前に知らないと、特に中古車を購入しようと思われている方には思わぬ誤算になってしまいかねません。基本的な車両の情報というのはインターネットから簡単に入手できますので、軽自動車以外の普通車を購入する場合にはこのような情報も事前にわかった上で購入手続きをする方が後でしまったと思わずに済むでしょう。

 そう考えると、私の今回の車検に限っては本当にラッキーだったと思います。でも、その分をタイヤ4本新しくした分でチャラになってしまったのですが(^^;)。そして思ったのが、スズキがソリオの車重をきっちり1000kgにして出してくれていたらなおよかったのにと思っています。個人的には現在の新車はいろんなエコ装備が付いているので、できるだけノーマルな出たてのソリオはお気に入りの車種なので、今後の中古車相場の動向も視野に入れながら次に乗る車を思い描く際には考える参考にしたいと思いました。


年末年始に備えてまずは車の周辺点検から

 車を運転していると、走っている車の中に明らかに整備不良である車を見付けることがあります。ここで言う整備不良とは、車の前後左右にあるランプが切れているというようなことです。

 先日、夜間走行中、どうも前方の視界が見にくいことに気付き、車を停めて確認してみたところ何と車検を通したばかりだと言うのに片方のヘッドランプが点灯していないのを見付けました。もしかして接触不良かなと思ってヘッドライト付近を叩いてみましたが状況は変わらず(^^;)、それでも何とか自分で電球を買って付け替えられないかと見たところ、さすがに小さなスペースにいろんなものを詰め込んでいるフィットだけあって、とても人間の手がランプの裏側に入る隙間もありませんでした。

 仕方がないので車検でお世話になった業者の方に連絡をし、来ていただきました。その方もフィットの内部を見て、これはリフトで上げてタイヤを外し、下の部品を外さないと無理だと言われ、しばらくの間車を預けて作業してもらうことになってしまいました。

 せめて自分で何とか交換できる構造だったら良かったのですが、まあ遠出をした先でこのようなハメに陥らなかった事は良しとしましょう。その場で違反切符を切られることはないでしょうが、電球切れはパトカーに見付かればすぐに止められて注意を受けるレベルの不具合なので、皆さんをせめて、ウィンカーやバック時のランプを含め、全て問題なく点灯するかどうかを事前に確認しておくのがいいと思います。後ろのライト全般は一人では確認が難しいので、誰かに頼んで見てもらうことも必要になってくるでしょう。

 問題ないのは当り前とはいいながらも、私のように車検を通したばかりでしばらくは問題が出ることはないだろうと思った途端に電球が切れるという事もありえますので、年末のぎりぎりになる前に、一通り車の使用説明書を見ながらわかる範囲でも不具合がないか確認されることをおすすめします。


自動車リサイクル料金を確認する

 もしかしたらほとんどの方は知らないことかも知れませんが、今日本で走っている全ての車には、廃棄される際の料金を先払いするシステムが運用されています。車の売買をする際にこの料金は上乗せされ、その額は「預託証明書(リサイクル券)」に書かれています。

 恐らく車の車検証や自賠責保険の証明書と一緒に入っていると思いますが、もし自分の車に入っていなかった場合どうすればいいのでしょうか。基本的にはリサイクル券が必要になるのは、車を売買する時です。しかし業者を介しての売買ならリサイクル料金はちゃんと調べてくれ、きっちりその分は戻してもらえます(リサイクル料金を払う人は、車を解体する時に所有者だった人なので)。問題になるのは、車を個人で売買する時です。もしリサイクル料金を払っていない車を個人売買で購入した人が、後でその事に気付いた場合、前の持ち主にリサイクル料金の支払いを請求されることもあるかも知れません。リサイクルシステムが動いてからかなりの時間が経っていますので払っていない車を乗っている方もそうはいないとは思いますが、車検証入れの中にリサイクル券が入っていなかったら、いい機会ですのでネットからリサイクル料金の預託状況と金額の確認をしてみることをおすすめします。

http://www3.jars.gr.jp/p/RPT09.nsf/0/67226466F45B8877492572C200262323?OpenDocument

 上のリンクは自動車リサイクルシステムのホームページに有るFAQですが、ここを見るとリサイクル券を無くした場合はリンク先に進み「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷しておけばよさそうです。知り合いと話をしている時にたまたまこのリサイクル券の話になり、そんなものは車の中に入っていない(本当は中を確認してない可能性の方が高いと思いますが)ということを聞き、ちょっとインターネットで調べてみたのでした。

 私も、リサイクル券は備え付けてありますが、上記リンクから印刷をしてみました。インターネットエクスプローラー7.0以上でないと使えないというアラートが出ましたが、chromeブラウザでも印刷可能でした。印刷用のファイルはPDF形式になるのでアクロバットリーダーも必要ですが、chromeの場合、印刷元のウェブページから印刷するためのメニューが出てこなかったので、キーボードショートカットの「ctrl」+「P」でプリンタを呼び出して印刷しました。

 実際に印刷してみると、「シュレッダーダスト料金」「エアバッグ類料金」「フロン類料金」「情報管理料金」と、さまざまな項目に分かれて費用がかかっているのがわかりました。さしあたってまだまだ乗り続けるつもりでいますが、車の大きさや装備の違いで料金も違ってくることと思います。こういうことは専門の業者に頼まないとできないと思っていましたが、こんなに簡単に自分のパソコンからできたのには改めてびっくりしました。リサイクル券が探しても見付からない方はぜひサイトにアクセスして印刷しておきましょう。