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新年は成田空港への旅 その1 朝食はグリーン車の中で

 2016年としては実質的に最初の更新になります。年末は最後の忘年会の後、早めに就寝し起床は朝の4時半でした。

 何でそんなに早く起きたかというと、青春18切符の1回分を使うためにできるだけ早く普通列車に乗った旅をするためでした。朝5時半の電車に乗って、東京方面に向かうことになりました。

 今回の目的地はなぜか成田空港で、なぜ成田空港かというと、ターミナルビルのショッピングモールが年末からセールをやっており、福袋もあるという情報を事前に得ていました。例年の福袋商戦にはまともに参加する気はなかったものの、のんびり回りながらお買い得品を探すのもいいだろうということと、最近できた第三ターミナルはどうなっているのかという事の興味と、実際に利用する場合の下見も兼ねて、行ってみようと思ったのです。

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 今回乗った電車はたまたまというか、熱海駅付近で日の出の時刻を迎え、熱海と湯河原駅との間で写真のような見事な初日の出を見ることができました。時間的に日の出に間に合うかどうか不安だったのですが、うまいこと見ることができてラッキーでした。

 その後、東海道本線に乗り大船で乗り換えて成田空港までの直行便「エアポート成田」に乗るのですが、すぐにホームには向かわず、駅構内にあるショップを目指します。実は今回の旅は東京在住の知り合いも参加するということで、どうせなら朝食を車内で食べようと乗り換えの時間を利用して有名駅弁を買っていくことにしたのです。大船の駅弁屋さんと言えば大船軒ですが、今回チョイスしたのは有名な鰺の押し寿司ではなく、日本で最初に売り出したことでも知られる、地元鎌倉ハムのボンレスハムを使った「サンドウヰッチ」(以下の表記は普通の「サンドイッチ」にしますが、正式な商品名はこちらです)にしました。

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 サンドイッチの具はハムの他にはチーズになっていて、卵好きの人には物足りないかも知れませんが、味は本格的で朝食としては申し分ありません。東京駅で合流した知り合いにはコーヒーを買ってきてもらい、成田空港までの車中でしっかりと朝食をいただくことができました。

 今回のルートは成田山新勝寺のある成田駅を通過する形になるので、成田まではそこそこ混んだものの、途中乗車した大船からもグリーン車は空いていて、のんびりした旅になりました。ここからいよいよターミナルビルのショップを巡ることになるのですが、今回はここまでにします(^^)。


横浜で早めの忘年会 その2 節約した交通費の行方

 無事に今回の出発駅となる吉原駅に着いた私は、駅の券売機ではなく窓口で切符を購入しました。というのも、東海道線の普列車にこれから乗るのですが、時間を掛けて行くならその分ゆったりとした気分を味わいたいと思ったからです。
 
 横浜中華街の最寄り駅である石川町までの切符を買い、さらに購入したのが熱海から乗り換える快速アクティーのグリーン車に乗ることのできる普通車用のグリーン券でした。吉原駅から熱海までは割とあっという間で、すぐに着いてしまったのですが、ずっと普通席に乗り続けるというのは都心に入って来るにしたがって人が増えてくると結構大変なので、ここから座れるだけでなくかなりゆったりとまったりとして行けるというのは追加料金以上の価値があるように思います。結果、今回浮いた分の交通費はこのグリーン券に化けてしまったということになるかも知れません。

 熱海から横浜までは70分くらいあったのですが、ここでおもむろに座席の前にあるテーブルを倒して作った場所にパソコンをセットし、ブログネタおよび今回のここまでの行程で気付いたことなどをメモして行ったら本当に横浜まではあっという間でした。休日の51キロ以上の普通車グリーン券は関東近郊で一筆書きで乗り継いでいる分には上限が780円で済みますので、ゆっくりと文章書きをするにも有意義な時間となりました。
 
 その後、横浜中華街で仲間うちの食事会となり、中華の食べ放題をいただきましたが、人数が大勢だったので無謀に頼んでしまった分も出たためかなりきつめの昼食になってしまいました(^^;)。あまりに食べ過ぎたので、定番のお土産である中華まんや小籠包などを食べようとも思わず、さらに買って帰る気も失せてしまいまして、改めて思ったのは食べ放題に行く場合は食べる前にお土産を買っておいた方がいいのではないかということですね。
 
 今回は18切符も使えない時期に出掛けたのですが、車と組み合わせたおかげで交通費もそれほどかかりませんでした。ちなみに、お腹が張りすぎて動くのが大変だったため帰りもグリーン車を使いましたが、ホームに設置されているグリーン券用の券売機は現金の使えないSuica専用なので注意しましょう。現金で購入する場合は事前に駅構外の券売機やみどりの窓口で普通列車のグリーン券の購入が必要になります。私の場合、帰りの切符を買う時に同時にグリーン券を買わなかったため、横浜駅のホームでは買えず、いったん改札から出てグリーン券を買っている間に沼津までの直通列車を寸前で逃がしてしまったのですが(;_;)、その後に来た快速列車に乗って逃がした列車を追い掛け、前の普通列車を追い抜いた国府津駅で乗り換えたら、待ち時間3分で先程逃した沼津行きの普通列車に間に合ったので、普通席に座っている時間は行きより短かく快適になりました。もちろんグリーン券は横浜から沼津まで念のためということで買っておいたので(料金は変わりません)、とりあえず乗れる見込みはなくてもグリーン車連結の普通車が走っている範囲までは買っておくという私の目論見が幸いしました。

 そうして沼津から吉原までは4駅あるのですがそこだけは一般席に乗り、その後は車で自宅に向かったのですが、時間的には電車を使った方が早く着くものの、自分の車で走ることができるとほっとするところがあり、体力的にもだいたい1時間くらいの道のりなのでそう疲れることもありませんでした。

 いつもの最寄り駅を利用する電車の旅の場合、駅に付いてからバスを待ったりタクシーに乗ったりするところ、すぐに自分の車に乗り換えて自宅まで直行できるので、今回のような車と電車を並用するパターンはなかなか面白く、次の旅でもここまで車で遠くまで行かなくても、適当な所に車を停めるなどして使ってみたいと思っています。


横浜で早めの忘年会 その1 行きのルートはしっかり計算して決定

 以前のエントリーで紹介した交通費の節約を実践するために、12月の始めでまだ青春18きっぷの発売もない時期に横浜まで出掛けることになったのをいい機会として、途中まで車から電車に乗り換えて悠々と横浜を目指してきました。
 
 当日の集合は横浜中華街ということで、そこから逆算して、だいたい静岡市の自宅を午前9時前に出たら間に合うということで、かなり余裕を持っての出発です。電車の運賃が安くなる駅で、しかも一日停めても安く済む駐車場がある場所ということで選んだのがJRの吉原駅でした。ここは静岡市内からおよそ40キロくらいで、私の車の燃費では当時のガソリン価格でだいたい600円(往復のガソリン代)で済みます。時間的にも1時間あれば着くので、ちょっとしたドライブを楽しみながら出掛けることになりました。

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 直接目的地まで行っても良かったのですが、時間調整という意味もあって道の駅富士で車を停めてトイレ休憩を済ませた後で向かいました。目的の吉原駅まではすぐでしたが、事前に駐車場の場所はGoogle Mapで確認しておいたものの、どのくらい車があるのか不明で満車だったらどうしようかと思っていたのですが、その不安通り、だいたい午前10時くらいで写真の通り、ほとんど車はいっぱいでした。同時に来ていた車の様子を見ていると、2日間停めっぱなしにしている車も多く、私と同じ事を考えている人も少なくないことがわかります。何より一日400円で24時間、48時間なら800円前払いをすればいいのですから、流行るはずです。この系列の駐車場は吉原駅周辺に3ヶ所ありますが、一番近い駐車場だけは一日500円なので、私と同じように使いたいと思っている方は距離的にも大した違いはありませんので、安い方が空いていればそちらの方に停めるのがおすすめです。


浜松へ半日の旅 その2 浜松での直売所めぐりといえば

 龍潭寺にはだいたい30分くらい滞在し、午前9時30分過ぎに出発しました。というのも、このブログで以前紹介したバームクーヘンの切れ端を安く売ってくれる「ヤタローアウトレットストア」の開店が午前9時30分からだからです。

 龍潭寺からヤタローアウトレットストアまではカーナビ計算でおよそ20分ということで開店前には全く間に合いませんが、ストア側が用意した品数以上にお客が押し寄せる場合がほとんどなので、多くの場合、1人3個までとかの購入制限をしています。その結果、だいたい午前11時頃までに行けば何とかバームクーヘンの切れ端を買えるとふんではいたのですが、早く行って早く帰って来られればそれに越したことはありません。

 およそカーナビの時間通りにヤタローアウトレットストアに着きましたが、ここでちょっと嬉しい誤算がありました。というのも普段ならバームクーヘンの購入制限が当り前なのが、たまたま行った時には工場で製品の増産中らしく、その日は購入量の制限を外しているとのことでした。

 とは言っても際限なく買うのもひんしゅくを買うので、だいたい2,000円分くらいバームクーヘンを買いました。大したことないと言うなかれ、このアウトレットショップでは1グラムあたり1円で売っているので2,000円出せばおよそ2キログラムのバームクーヘンを買えるのです。

 他にも買いたいものはあったのですが、何しろレジに並ぶ列がすごいことになっていましたので、とりあえずバームクーヘンだけをカゴに入れて、他のものはレジ待ちの列が動くのを見ながら近くにある品物を物色するという感じでした。購入してきたバームクーヘンは家だけでなく友人へも少しおすそ分けしましたがおおむね好評でした。

 ヤタローアウトレットストアは、浜松市内でも買い物をするのにいい場所にあります。車ですぐのところに巨大なショッピングモールのイオンモール浜松市野があるのですが、この後でちょっと寄ってみました。ここで買い物はしなかったのですが、10分で髪の毛をカットしてくれるQBハウスの支店があるので、ちょっと鬱陶しかった部分をカットしてもらってから次の買い物へと出掛けました。

 浜松の名物には「浜松餃子」がありますが、元々はお店で食べるというよりも家で食べるお土産餃子として発達してきたところがあります。そうした持ち帰りの名店はいろいろあるのですが、私のいる静岡市内でも存じ上げている味の餃子に浜松市に本店のある中華のファミリーレストラン「五味八珍」があります。この「五味八珍」の直売所がイオンモール浜松市野の近くにあるので、ついでに買って帰ろうと直売所にも立ち寄ってみました。
(写真は 五味八珍生餃子直売店 浜松市東区小池町2424-2  053-443-8175 AM10:00~19:00)

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 本社の隣にある直売所は新しげな建物で、大きさは小さめなものの通常時の価格で56個の冷凍餃子が1,290円で買えます。セールの時期には同じものが999円になる時もあるのですが、土日がからまないとなかなか浜松まで行けないのが残念ではあります。この直売所ではお店で出している唐揚げもお惣菜のような形で油で上げたものを販売しています。今考えるとその唐揚げも買って行ってその日の夕食のおかずにすれば良かったなと思ったのですが後の祭りでした。

 というわけで、2回に分けて半日でたどった行程を書いてみたのですが、とっとと出掛けて帰ってきた割には実に沢山のものを買いながら観光らしきこともしてきたという中味の濃いお出掛けになった気がします。近場で、しかも買うものが決まっているからこその場合ではあるのですが、適当に出掛けて大外れよりはマシだったという気もします。

 もちろん、時間を掛けてあてもなく出掛けることもいいですが、時間がないからどこへも行けないということもないという事を感じていただければ幸いです。インターネットで調べつくして短時間で集中的に回る旅も十分ありだと思った今回のお出掛けでした。


浜松へ半日の旅 その1 龍潭寺の庭園を楽しむ

 2015年11月の連休は、やることもあって長期の旅行ができる感じでは全くなかったのですが、家族が連休中日に早朝からバス旅行に行くということで、最寄りの集合場所に午前6時前に送りに行ってきました。

 さすがにこのまま自宅へ帰って寝直すのはもったいないので、折角だからと早起きを生かしてどこかに行こうと考えてみました。新そばでも食べに長野の方に行こうかとも思いましたが、連休中にもやることがあったため、まるまる一日を出てばかりではこれも時間がもったいないという気も起こってきたのでした。

 考えた結果、その当時ゆるきゃらグランプリで人がそちらに集中しているかも知れないということで浜松周辺を集中的に回り、午後の早い時間には帰って来ようという魂胆で半日の旅というのを考え、実行することになりました。

 まず、行こうと思ったのが2017年といいますからこの文章を書いているタイミングから次の次の大河ドラマである「おんな城主 直虎」の主人公・井伊直虎の墓所がある龍潭寺(りょうたんじ)の庭園です。小堀遠州作の庭はまだ紅葉には早い感じでしたが、何より手入れされた庭が素晴しいということで、開園直後の一番乗りを狙います。

 ちなみに、私の住む静岡市内から龍潭寺まではだいたい車で高速に乗らなくても2時間余りで到着するくらいの距離です。拝観時間は午前9時からなので、途中の『すき家』で朝食をゆっくりいただき、さらに国道一号線バイパス沿いにある『道の駅掛川』で農産物の中から目ぼしいものがあるうちに買い付けるなど、それなりに時間を取って寄り道したにも関わらず午前9時前に着いてしまいました。しばらくは入口周辺の散策やいい場所を見付けての写真撮影を楽しみながら開門を待ちます。

 ちなみに拝観料は大人1名500円で、拝観時間は午前9時から午後4時30分(閉門は午後5時)となっています。たまたま、この連休中には配管終了後の夜にも庭園がライトアップされる夜間特別公開が午後5時半から午後8時30分まで行なわれていました。翌年以降の詳しい日程については大河ドラマの放送時期には変更があるかも知れませんので、公式ページにてご確認下さい。

龍潭寺ホームページ http://www.ryotanji.com/

拝観開始時間の9時にはそこそこの人たちがやってきましたが、とりあえず写真撮影のため急ぎ足で有名な庭を先に訪れ、撮ってきたのが以下の写真です。紅葉の美しさという点では物足らないところはありましたが、朝の鳥のさえずりが聞こえる中で気持ちも落ち着かせていい気分で撮影ができました。

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 ちなみに、今回拝観した龍潭寺と同じ入場料500円の『ゆるキャラグランプリ』では一投票ごとに再入場が必要で、その分また500円を払わなければならないような仕組みだったそうです(^^;)。そうした入場者の投票のおかげで地元キャラがグランプリを獲得したことがニュースになっていましたが、井伊家を扱った大河ドラマが放送されることになれば、この龍潭寺だけでなく井伊家の主であるそのキャラクターも目いっぱいしゃしゃり出てくるんたろうなと予想できてしまいます(^^;)。そうした喧騒に煩わせられたくない方は、2016年の早いうちにこの美しい庭を見に行くことをおすすめしておきます。


京都まで日帰りの旅 その4 移動中のブログ書き

 定例の集まりも終了し、頼まれたお土産も購入して、何とか当日帰りできる状況で京都を出発することができました。京都から静岡までは普通列車でおよそ5時間余りなので、6時半発くらいがぎりぎりで、7時発だと当日中は無理という感じの中、6時の新快速に乗ることができました。本当にぎりぎりになってしまうと、例えば冷房にやられて途中下車をした場合、下手をすると途中で進めなくなってしまいかねません。せめて一本前の列車には乗るようにした方が様々なトラブルに対応できると思いますので、何とか最終一本前の列車に間に合ってほっとしました。

 最近は時刻表自体を見る方も少ないと思いますが、出発する時間によって乗り換えの回数が変わる場合があります。私の乗ったパターンだと、まず米原で豊橋行きの新快速に乗り換えて、豊橋からはその時間は浜松行きではなく直接静岡まで運転する普通列車に接続していたので2回の乗り換えで済みます。荷物を持って走りながら駅の中を移動する回数が減るのでラッキーではありますが、夏休み中で青春18きっぷを使って長距離を乗っていそうな人はかなりいますので、乗り換えで座われなかったら長時間立ちっ放しになってしまうため、逆にしんどいという事はあります。ただ、今回は何とか空いた席に座りながら行くことはできたのですが、移動中はほとんど何もできないというのがつらいことでした。

 予定では静岡駅着が午後11時過ぎを予定していましたから、そのまま帰ってからブログを書いてアップするというのはかなり大変です。できるものなら車中にいる時間で何とかブログを書きたいと思ったのですが、さすがにタブレット端末とキーボードのセットを出して打つというのは人が多い時には難しく、しかも一番長い時間乗っている米原~豊橋間の列車で座れたのは四人掛けの席だったので、せめて二人掛けの席が空かないかなと思いながら時間が過ぎていきました。

 こうなれば仕方ないと取り出したのがメインで使っているスマートフォンで、この状態でブログを書くならスマートフォンでフリック入力をするしかないと思って書き出したのですが、普段キーボードで両手打ちをしている身にはなかなかフリック入力はスピードが上がらないのですね。それでも何とか調子が上がって来たと思った時に事件は発生しました。

 急にスマートフォンの画面が暗くなったと思ったら、いきなり製造メーカーのロゴが出現しました。まさか強制的に再起動したのかと思ったら案の上そうでした(;_;)。たまたまその時、そこまで書いた内容を保存していなかったのでショックは大きく、もう一度同じようにフリック入力でブログを書こうとは思えなくなりました(^^;)。

 その後、多少席が空き、二人掛けの席が空いたのでそちらに移動してから速功でキーボード付きのタブレットを取り出し、できるだけ隣の人のじゃまにならないように気を付けながら、とにかく本日の分だけと割り切って一気に書いたのがこのシリーズの1回目の文になります(^^;)。やはり日々使い慣れたキーボードからの入力の方が楽で早いというのが実感で、自宅に帰ってから改めてブログを書くという最悪のケースだけは防ぐことができました。

 その後、豊橋で乗り換えた電車はクロスシートでしたが、むしろクロスシートの方が大き目のタブレットやパソコンで作業するには向いているという感じがしました。隣に人がいないような空き席のある状況なら何とか私ならパソコンを使っての作業もできるように思えます。単にちょっとした空き時間にメモ的に旅行の様子を打ち込むだけなら乾電池で動くポメラDM100を持って行った方がいいことはわかっていたのですが、ブログにアップする場合、ポメラで入力してもその内容をパソコンで使えるように取り込むのが手間で持って行くのはやめました。何とかポメラ単体でクラウドにファイルをアップロードしたり、バソコンで作っておいたファイルを取り込んですぐ作業できるような機能があればと思うのですが、そうなると乾電池で動くようにはならないかも知れないし、難しいですね。

 ともあれ、大きなトラブルも無く、駅から歩いて駐車場まで行き、無事に自宅まで当日中にたどり着きました。朝の5時過ぎから夜の12時までほぼ1日を費してしまいましたが、その3分の2は移動していたというかなり無理のある旅となってしまいました。それでも、今回は余った青春18きっぷを使ったのでほとんどお金はかかりませんでしたし、こんな旅もたまにはいいかなという感じです。ただこのような旅をする場合、事前に移動中や現地で何をするか十分に考えておかないと、後で後悔するかも知れません。


京都まで日帰りの旅 その3 京都移動の交通機関は臨機応変に

 今回、私が京都まで日帰りて出掛けた目的は毎年この時期にある定例の集まりのためで、日程もお盆の時期を外してもらっているので、何とか行けるなら行き続けたいと思っています。縁ある方のお墓参りをして、その後で一席を設けて散会とワンパターンではありますが、それはそれでいいものです。

 集まりは妙心寺の近くで行なうのですが、京都駅から妙心寺方面というのが行くまでにはなかなか大変です。交通手段としては電車・バス・地下鉄・タクシーとありますが、時間があって他の観光地や買い物に行く時間があるなら市バスの1日乗車券を使うのがいいと思います。料金は500円なので、一日に3回以上乗れば元は取れてしまい、バスだけでも様々な場所へ移動できます。さらに駅前の案内場で1日乗車券を購入すると路線が書かれたマップがもらえますので(自販機やバス車内での購入も可)、京都駅からスタートするなら、中央口から右側にあるバスの案内所などで購入するのがおすすめです。

 ただ、何らかのイベントが有ったり雨が降っているような場合は、バスよりも地下鉄を使ってある程度まで移動した方が時間が読めるだけでなく早いので、あまりバスに固執する必要はないでしょう。さらに500円足すと、バスと地下鉄の一日乗車券が買えますので、両方使うか地下鉄だけにするか、迷うところです。

 今回は京都駅からバスで妙心寺方面に向かいましたが、今になって考えてみるとJR線乗り放題の青春18きっぷを持っていたわけですから(^^;)、山陰本線に乗って妙心寺最寄りの花園駅まで直行するというパターンもあったことを思い出しました。バスは渋滞だけでなく、利用している乗客の人が土地に不案内な人の集団だったりすると、停留所に停まってからお金を取り出して両替しようとしたりして(^^;)、結構時間がかかったりします。そういう事を微笑ましいと思える余裕のある日程ならいいのですが、そういかない場合もあります。今回、集まりの会食を済ませ、帰ろうと思った時からけっこう時間に追われていて、何も京都らしい所にも行けず(^^;)、お土産は京都駅地下で買うのが精一杯だったのですが、交通機関の選び方だけでも京都で過ごすことのできる時間は増やすことができると思います。ちなみに、妙心寺にたどり着くまでにバスを待つこと10分、バスの乗車時間が45分と、ほとんど1時間余り使ってしまいました。定例の集まりは来年以降もあるので、来年はもう少し時間をうまく使い、状況に合った交通機関を選ぶことも考えた方がいいなと思います。今の世の中はインターネットを駆使すればだいたいの時刻表は入手することができますので、短い時間でも観光したいと思う方は鉄道・地下鉄・バスの時刻くらいは比較して臨んだ方がいいかなと思います。


京都まで日帰りの旅 その2 車内での時間のつぶし方

 全ての行程を普通列車で行くというのは、距離が長くなればなるほど時間もかかります。それでも、自動車で高速道路を使ってぶっ飛ばしたとしても、JRの普通列車を使った方が早く着くと思います。日本のダイヤは正確なので乗り換えもスムーズにいきますが、特に18きっぷの時期には多くの利用者が押し掛けますので、うまく乗り換えないと全行程立ちっぱなしという風になりかねませんから注意が必要です。

 ちなみに、静岡~京都間の所要時間は約5時間ですが、これはスムーズに乗り継いだ場合です。事前に時刻表を調べ、できるだけ乗り換えの回数を少なくし、豊橋と米原の2回のみで京都まで行けます。ただ列車にいる時間がどうしても長くなるので、車内でどう時間をつぶすかというのがこうした旅を続けられるかどうかのポイントになるでしょう。

 今回の全行程で回りの人が何で時間をつぶしているか見ていたところ、ほぼ例外なくスマートフォンを見ながら音楽を聴いているか、ゲームをやるかといったところでした。今回は以前よく見掛けていた専用ゲーム機や大型のタブレット端末やブックリーダーの類を持っている人はほとんど見掛けられず、スマートフォンでもかなりの割合でiPhoneを使っていた人が多かったですね。その中でただ一人、ASUSのZenfoneを持っていた女の人がいたのが目立ったくらいでしたね(^^;)。

 個人的に思ったのは、狭い座席に並んで座っている中で、隣の人に迷惑が掛からないようにしつつ、何をやっているかのぞかれないところまで気を付けるには、私が持って行ったiPadmini2でも大きいという感じがするのですね。そんな中で私が時間つぶしのために何をしていたかというと、以前録音したもののなかなか内容を聞くことができなかったラジオの番組をまとめて聞いていました。

 これはあくまで私の場合ですが、自分の好きな音楽を端末に入れるのも大変ですし、鳴り物入りで登場してきた音楽の聴き放題サービスにいたっては、かなりジャンルにばらつきがあるので、これが聴きたいと思っても聴けないケースが結構ありました。そうなると流しっぱなしにできるネットラジオの方がましな部分もあるのですが、常に自分の好むプログラムを流してくれているわけではありません。たまたまここのところ、録音したものの聞けない番組がたまっていたので今回はそうした番組を聴きながら移動することができ、暇を持て余す時間を有効利用できました。

 本当はこのようなブログの内容をタイピングしながら行きたいところだったのですが、電車内が空いていて、隣に人がいない時でないとさすがに小さいものでもキーボードの付いた端末を出すことはできませんでした。ただこれがそれほど混んでいないローカル線に乗り続ける旅なら、かなりリラックスして旅の内容からブログネタまで車窓を見ながら書き続けることはできたかも知れません。

 そうして朝6時過ぎに静岡を出、京都にはお昼前には到着することができました。お昼は全く変わりばえしませんが、駅から徒歩10分かからないで行けるラーメンの「新福菜館」か「第一旭」のどちらかにしようと決めていましたが、最近はお昼前後だけでなくいつ行っても「第一旭」の方に行列が出来ているので「新福菜館」になってしまいます。今回もまさにそうで、時間の関係でどうしても早く食事をしなければならなかったので、泣く泣く今回も第一旭のラーメンと餃子は諦めることに。でも新福菜館の中華そばがおいしくないわけではなく、十分京都まで来たことに満足できる味でありました。


京都まで日帰りの旅 その1 駐車場で車中泊をしていた人たち

 8月の頭に姫路城まで青春18切符で行ったのですが、まだ1回分だけ余ってしまっていたので、今回京都に行く定例の用事があるということで、無謀にも18切符で静岡から京都までの往復という無謀な計画を立ててしまいました。
 
 一応、用事はお昼過ぎから夕方までなので、何とか日帰りできる日程ではあります。しかし、何か事故があって東海道線が止まってしまったら帰りつけなくなるという危険な旅でもあります。
 
 当日は朝5時に起き、車で出発します。前回の姫路城への旅の時に紹介しましたが、1日の駐車料金が500円という駐車場が静岡駅から徒歩で約15分という所にありまして、今回もその駐車場にお世話になることにしました。朝食は家で食べ、6時前に出発したものの、重大な忘れ物に気が付きました。
 
 この文章はWindowsタブレットで書いているのですが、元のファイルはクラウドの上にあるので、タブレットをインターネットに安定して接続させる必要が出てきます。そのためのモバイルルーターを持って出るのを忘れたのですね(^^;)。慌てて車をUターンさせ、モバイルルーターを持って再出発をしましたが、そのまま出てきたら行き帰りの電車の中でのインターネット接続は低速回線しかなくかなりストレスがたまったことでしょう。
 
 駐車場にはすぐに着きましたが、何と今回利用した駐車場の中で車中泊をしている強者がいました。結構暑いと思うのですが、その車は窓を全開にしてだらだら起きていたようで、いきなり人の気配がしたのでちょっとびっくりしました(^^;)。これが冬なら気配を感じさせないで寝ることも可能かも知れませんが、もしかしたら駐車場内で寝ようと思ったもののずっと寝られなかったのかも知れませんね(^^)。やはり、夏の暑い時期は宿代を浮かそうと思う余り車中泊にこだわりすぎるのはある意味危険です。家の近くへ車で行って飲んで、お酒が抜けるまで車の中で酔いを覚ますような感じで車中泊をするならいいかも知れませんが、暑くて全く寝られずに次の日も長距離を走るような感じで車中泊をするというのは自分だけでなく巻き込まれるかも知れない他の車のためにも自重するべきだと思います。今回遭遇した人たちはどういう感じで車中泊をしていたのか、今となっては確かめようがありませんが、今回は旅の初めから少々面食らった中で出発ということになりました。


城めぐりの旅 その6 帰路と今回のまとめ

 何とか姫路城の見学が終わり、あとは帰るだけとなりました。そのまま一気に帰っても良かったのですが、たどり着く前に食事の心配もしなくてはいけません。ホテルの朝食の後に喫茶店のモーニングを食べてしまったので、それほどお腹は減っていないものの、やはり少しはお腹に入れておいた方がいいだろうと、とりあえず京都で電車を降りました。

 旅行のおみやげを京都駅構内で買うという目的もあったのですが、少量でも食べられて安いということで、大阪名物の蓬莱の肉まんを京都のイートインでシュウマイ、餃子とともにいただきました。関西方面へ出掛けて小腹が空いた場合はたこ焼きもいいですが、肉まんプラスアルファの食事というもの結構お薦めです。

 お土産と食事まで京都でしてしまったので、一応プラン候補にしていた名古屋での途中下車は中止し、一気に進むことにしました。ただ、京都から米原方面に18きっぷで移動する場合、注意したいことがあります。スマートフォンの路線検索アプリで調べると、ぎりぎり乗り換えられる組み合わせを案内されることが多いのですが、姫路発米原行の新快速が米原に着いて、乗り換えが5分くらいしかない場合、乗り換えはホームの階段を登り降りするだけでなく、何本か前の電車に乗ってきた人たちはすでに米原発の電車に乗り込んでおり、最悪座れなくなる可能性もあります。また、何らかの影響が電車が遅れたりすると、米原発の電車を待たせて乗り換えが済み次第発車というせわしないものになってしまいがちです。たまたま私が乗り合わせた時がそうで、そうしたことを見越して、あえて京都発の新快速を待たず、先行する普通列車で先に米原に着いて待っていたので余裕で乗り換えできましたが、京都で新快速を待って米原まで向かった人は大変だったと思います。こういうことは何回も経験しているとわかりますが、スマートフォンのアプリに頼り切ってしまっているとはまってしまう落とし穴のようなものですので、今後このラインを通られる予定の方は同じ待つなら先の駅でということをまず考えるといいと思います。

 新快速のない豊橋から静岡の間はかなり大変でしたが、何とか無事に当日帰りできました。夕食を駅中でいただき、帰りは少々歩いて車を停めていた駐車場へたどり着いたところでほっと一息です。車を運転し続けることもしんどいですが、座って動かない状態で移動できるので楽といえば楽です。今回は主に電車と歩きの移動でしたが、行った先は車だと大変なところばかりだったので、次回関西方面に出掛ける時は、逆に電車や歩きだと行きずらいところに出掛けてみようかなと思います。車と電車、どちらかに偏るのではなく、それぞれのいい所を感じながら使い分けるのもいいことです。特に車中泊が厳しい真夏の旅には、安く行ける電車の旅はお薦めだろうと思っています。