どうしても入れ替えたい状況がない場合にはeSIMを選ぶ方が費用面での心配が少ないのでは?

楽天モバイルのニュースで、今まで全て無料だった物理SIMカードの交換・再発行手数料を2023年12月13日から改定すると発表しました。今後は、3300円の手数料を取ることになるようです。ちなみに、eSIMの場合には従来と変わらず費用は当面取らないということなのですが、いきなり3300円というのはかなりの痛手であるという感じがするので、今後は回線契約をする場合のSIMの選び方にも影響が出てくるだろうと思います。

というか、私自身の直近の課題であるモバイル回線の乗り換えを今月中に控えているので、今使っている回線を解約し、新しい回線を契約するにあたっての手順をさらってみることで、物理SIMとeSIMとの違いについて見ていくことにしたいと思います。

まず、今月中で解約すると思うのは、物理SIMで契約している回線になります。たまたまなのですが、この回線はドコモから回線を借りているMVNOなので、単に解約して終わりということではなく、SIMの返却が必要になります。他のキャリアであればあえて物理SIMのカードを返す必要はないのですが、ドコモ回線を使っていたことで、返却しなければならないわけです。これがeSIMであれば、当然ながらSIMカードを返却する事自体がなくなり、すぐに解約できるということになります。

そして改めて加入する回線はeSIMを予定しています。過去に回線をeSIMにした際には申込みをしたタイミングですぐに使えるようになりました。物理SIMの場合は荷物として発送し、受け取ってからでないと使えないため、かなりタイムラグがあります。宅配便で送られれば申し込みのタイミングによっては翌日には届くと思いますが、受け取るにはその場にいなければならないので、状況によってはしばらく待たないとスムーズに開通できない事にもなりかねません。

今のところ、新しい回線もeSIMを予定しているので、解約が完了したタイミングですぐに開通させることも可能です。買い換えや故障などで、スマホにセットしたeSIMを別のスマホなどに移動させたりする場合にはアクティベーションコードの再発行が必要で、これには業者によって価格は違いますが有料になってしまう点はあるにしても、楽天モバイルのように手数料がかからない業者もあるので、今後回線をeSIMにして乗り換えようと考えている方にとっては、こうした手数料についても考えた上で契約するのが良いと思います。

今回の楽天モバイルが出してきたように、物理SIMとeSIMとで明らかな費用の違いが出てくることになり、費用もかからないのなら、たとえeSIMであっても必要に応じてスマホから別のハードへと移したりもできます。さらに物理SIMの場合、本体からカードを引き抜いたり差し込んだりすることによってカードだけでなくスマホが壊れるような事もなくなります。私自身大昔ですが、SIMカードの入れる方向を間違えてスマホがカードを認識しなくなった最悪の思い出があります。そうしたリスクを考えると、再セッティングにお金が掛かっても、頻繁に回線を別のハードと入れ換えて使うのでなければ、今後はeSIMでも良いかなと思い始めています。

最後に、このテーマとちょっと離れますが、現在私は楽天モバイルはeSIMで使っているのですが、今後もしeSIM対応のホームルーターやモバイルルーターが出てきたら、緊急時には入れ換えて使うことも考えます。現在の電話は、楽天モバイル回線に紐付けているのですが、その際は新しく使えるようになったデスクトップ版のRakuten Linkが出ているので、SIMをルーターに移していてもパソコンにイヤホンマイクを付ければ電話を掛けたり受けたりできるようになるので、eSIMをモバイルルーターに移しても、音声通話ができない事で、電話として致命的に使えなくなることは無くなりました。現状では何回セッティングをやり直しても費用はかからないので、できればeSIM設定可能な汎用のホームルーターが安く手に入ればとも思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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どうしても入れ替えたい状況がない場合にはeSIMを選ぶ方が費用面での心配が少ないのでは?」への2件のフィードバック

  1. 匿名

     てらさん、こんにちは。

     自分も以前楽天モバイルに加入しており、当初楽天ミニ+eSimで契約、その後物理Simに変更して、他スマホに入れて使用していました。無料でしたので、助かりました。他MVNO等は、ドコモ回線Simからau回線Simへの変更でも手数料が掛かりますし、実際に物が動く(Sim発行、郵送等)ので手数料は仕方ないかなと思いますが、有料化は残念ですね。
     eSimは、手続き後即使える、手数料も無料(楽モバ等)、通信費用自体も安く設定されている所(IIJmio等)もあるので、今後のスマホ選びでは、物理+eSim対応の物を選びたいですね。
     ちなみに、自分も昔モバイルルーターのSimスロットを壊した事があります・・(笑)

    では~

    ahiru

  2. てら 投稿作成者

    ahiru さん コメントありがとうございました。

    物理SIMの価格がかなり高くなってしまったので、今後は楽天モバイルに良い印象を持たなくなってしまう人も出てくるかも知れません。ただ、それくらいしないと現在の赤字はどうにもなりませんし、今後はむしろ積極的に、多くのメーカーもスマホだけでなくモバイルルーターやホームルーターでもeSIMに対応するものが出てきて欲しいと思います。

    SIMカードスロットは、以前SIMカードアダプターを使っていた時に、ちょっとSIMが浮いてしまって無理に入れたら壊れてしまったということがありました。現在はSIMカードもnanoSIMでほぼ統一されていますので、アダプターを使う頻度は減りましたが、今後は回線を乗り換えるタイミングでeSIMへの移行をはかっていきたいと思っています。

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