将来購入したいモバイルパソコンについて

昨日、自宅でほぼ使うために15.6インチのスタンダードノートの購入を決めたことにより、今後のモバイルパソコンの購入計画も変わってきました。はっきり言って今までは自宅でもモバイルノートやタブレットを使わざるを得ない状況がありました。使い続けていれば当然機械ですから消耗してきますし、不具合も出てくる恐れがあります。

モバイルパソコンは外に出掛けて使う機会が多いならば1キログラムを切る12~13インチクラスのモバイルパソコンで自宅でも外でもというような事を考えたかも知れませんが、私の場合はモバイルについて書いてはいるものの現状では気が向いたら外出先のファミレスなどで使ったりはするものの、多くの場合は旅先で急にパソコンを使わなければならなくなったような時に限定されます。それでも、日々持ち出しているのがかつては安売りもされていたASUSの9インチWindowsタブレットにBluetoothキーボードがセットになったTransBook T90chiです。

これだと少し大き目のマウスとセットで持ち出してもカバンの中の専有面積はほとんど取りません。もし大画面のテレビをモニター代わりに使ったり、プレゼンが必要になった場合にはキングジムのポータブックを代わりに持って行きますが、このTransBook T90chiは端子が電源と共通のMicroUSBしかないので、その点でも余分な物を持たなくても写真の組み合わせだけで完結するというメリットも併せ持っています。

さらに、元々はタブレットとして作られているだけに、スマホやタブレットを充電するためのモバイルバッテリーやACアダプターを流用することができます。この点でもパソコン用にACアダプターを用意する必要がなく、電池切れの状態になっても何とか給電しながら作業を使けられる安心感というものがあります。あと、メールは全てGmailに統合しているためスマホに来たメールの返信にパソコンを使うことが多いですし、ウェブブラウザ「Chrome」の機能拡張でLINEのやり取りを一時的にパソコン上から行なうこともできるので、込み入った話をLINEで行なうような場合は、パソコン上からの操作をした方が私にとっては便利で早いため、小さくて使いやすいモバイルパソコンは外出時には持って出たいということがあります。

果たしてこのTransBook T90chiとポータブックの小ささおよび電源回りの使いやすさを両立したモバイルパソコンがあるかということを考えた時、サイズ的にもう少し小さいものはあるかも知れませんが、タッチタイピングでストレスなく日本語入力をするためにはTransBook T90chiの大きさくらいが限度だと思います。実のところ、以前まで使っていたポメラ用にと購入したケースをTransBook T90chiに流用しているのですが、ポメラの評価が高いのは、やはり十分にタッチタイピングできるキーボードの大きさというものもあると思います。その点では片手でキータッチをしてWindowsを動かすパソコンというのは、いざという時には便利かも知れませんが、とても自宅にいる時のようには使えないわけでして、今後の新製品を追う中でも今まで紹介した「電源回り」「サイズ」というところにどこまで妥協できるかということになるでしょう。

ただTransBook T90chiについての不満点が全くないということはありません。できればアダプタを介してでも給電しながら周辺機器が使えるような仕様があって欲しいですし、現在の技術ではUSB Type-Cの形状のACアダプターもあるわけですから、外付アダプタを使ってのテレビ接続やディスクドライブの利用など、USB Type-C対応機器が増やせる仕様ならばと思うわけですが、こうしたモバイルノートが今どれだけ需要があるかを考えるとなかなか難しいのかも知れませんね。

個人的には、今出ているキングジムのポメラDM30に採用されている折りたたみキーボードの技術を使ってWindowsが動く7インチくらいの画面の大きさを持つモバイルマシンがあれば面白いと思いますが、同じコンセプトで出して失敗したポータブックの先例があるので、なかなかどこのメーカーもモバイルに特化したパソコンを売り出すことは難しいかも知れません。今使っているTransBook T90chiでさえ、最後にはOffice抜きのもでるが相当安い価格で投げ売りされたことを考えると、やはり12インチ~13インチの薄型ノートパソコンに一本化されていくのかという風にも考えられます。

ただ全体の流れがそうなったとしても、できるだけ長く使えるようにモバイルバッテリーからの給電や汎用ACアダプターの利用が可能なものに購入候補を絞らざるを得ませんし、あとはとにかくキーボードの打ちやすさにこだわったハードであることが私がモバイルパソコンに対して求める大切な条件です。この点では日本のメーカーにがんばっていただきたいですね。なぜなら、日本の事務をつかさどる文房具メーカーは、本当に事務作業での使いやすさを考慮した製品を次から次に出しているのに、なぜか手書きよりも早くで便利なはずのキーボードについては、他の筆記具に比べるとあまり改善のないままでいるような気がするからです。極端な事を言うと、中味が中華・台湾・韓国のノートパソコンと同じでも、外側に工夫して日本のメーカーらしさを出していただき、仕事や学業のお供にするのに多くの人が最適だと思えるような仕上げを望みたいところです。


カテゴリー: ノートパソコン | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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