月別アーカイブ: 2018年10月

使わない電子マネーにも価値はある

私が今持っている電子マネーの種類は多々ありますが、日々の生活の中ではあまり使っていません。そんな中でも毎月利用しているのは「LINEPay」なのですが、実はこれには一つの考え方があって、複数持っている格安のSIMの中に「LINEモバイル」があり、LINEモバイルの支払い方法の中に「LINEPay」での支払いというのがあるので、あえてクレジット決済にせずに電子マネーでいちいちチャージして払っているのです。

LINEPayはセブン銀行のATMからLINEPayカードでチャージできますし、毎日5日の引き落とし日前にチャージを忘れても、設定をして口座のある銀行からLINEPay残高が千円を切った時に1,000円分を自動的にチャージするようにも設定しています。私の加入しているLINEモバイルの中の一番安い「LINEフリープラン」(データ専用)は月540円(税込)ですので、おおよそ2ヶ月に一回チャージをしているのですが基本的には常に千円以上のLINEPayがキープされている感じになっています。実質的にはLINEモバイルの支払いを口座振替や直接入金で行なっているとも言えるので、クレジットカードを作ることのできない人や未成年の方にもおすすめな決済方法です(LINEPayカードは郵送で送ってもらったり、店頭でチャージをすることができれば本体無料で入手でき、クレジットカードのようにネットショッピングにも利用できます)。

さらにこれで、何も財布も持たない状態で出てきてコンビニで買い物がしたいような場合でも、スマホさえ持っていれば何とか千円前後の額の買い物なら行なうことができます。そして、残高が千円を割った場合には銀行口座から改めて千円がチャージされるので(私の設定の場合)、普段は全くLINEモバイル以外には利用することはないのですが、いざという時のための電子マネーとしてかなりの安心材料になっています。

こうした少額チャージした電子マネーというものは、普段には使うことがなくてもたまにではありますが利用することがある場合には複数の種類を持っておくといちいち現金を使わなくて済むので便利です。電車利用が当たり前の方なら当然使っている交通系の電子マネーについて、私の環境だと全く地元では利用することがないものの、電車の旅をする中で一区間だけ地下鉄を利用する時などにはモバイルSuicaを一定額キープしていますので、わずかですが料金も安く使えたり、何より券売機できっぷを買う手間もいらなくなるので旅行に出掛ける前にはスマホで残高を確認して、足りなそうな場合はクレジットカードからチャージを行ないます。

ちなみに、モバイルSuicaを利用するについて、「ビックカメラSuicaカード」を作れば手数料無料でモバイルSuicaが利用できるようになります。さらに「ビックカメラSuicaカード」を使って地味にポイントを貯めることで、1ポイント1円分のSuicaのチャージを行なうことができます。ほとんど電車を使わない方は、そうしたポイントをSuicaに移行することで、旅行先のちょっとした移動に使えますので、これも少額でもポイントでチャージするのは何かの時に役に立つのではないかと思います。

あと、クレジットカードを作った時にプレゼントでもらった楽天エディが500円分くらいあるのですが、これは普通にスーパーでも使えますし、車で旅行に出掛けた際には高速道路の売店で普通に使えますので、一気に使わずに何かの時に使えればいいなということでこれも使わずに取ってあります。チャージはクレジットカードから可能なのですが、最近ではクレジットカードでの少額決済もできてしまうので、あえてクレジットカードからチャージをすべきかどうかということで迷うこともあります。

このように、基本的には現金を決済に使っている方でも、ちょっと現金は使いたくないなという時に気軽に使える複数の電子マネーを用意しておくというのは便利な時もありますので、現金派の方も気に入った電子マネーに少額チャージしてキープしておく事で、旅行先のピンチを救ってくれる可能性も出てくるかも知れません。


100円ショップ用の「はちみつ100%のキャンデー」

以前にこのブログでも紹介させていただいたことのある扇雀飴本舗の「はちみつ100%のキャンデー」ですが、先日風邪のひきはじめで喉を痛めた折に、いざという時のために備えていた分を開けて食べ切ってしまいました。

この文章を書いているちょっと前に、熊本市議会でのど飴を口に含んだ状態で質問に立った議員をめぐって長時間審議が止まったことがニュースになっていましたが、本当に喉が痛くて声も出ないような状況で喉に優しい飴をなめると、かなりの回復が認められるというのを身を持って体験したばかりなので、単に会議中の飲食行為とは分けて考えた方がいいのではないかと個人的には思います。

この「はちみつ100%のキャンデー」は医薬品ではありませんが、特殊な製法でハチミツの成分だけで作られているため、安心していただくことができるキャンデーとして常備しています。

今回、たまたま近くの100円ショップへ行ったら明らかにスーパーで売っているパッケージ版より小さいサイズの商品が売っていましたので、備蓄分を食べ切ったところでもあり、購入して帰ってきました。

大人の手のひらなら隠れてしまいそうなミニサイズで、パッケージに賞味期限とともに刻印された重さは22gとなっていました。成分表示では一粒2.2gとなっているので、ちょうど10粒入っているということになります。ちなみにスーパーなどで売っている製品の重量は51gで、量的には半分以下になっています。
ただ、旅行に持って行って旅行中に食べ切ったり、災害用にいざという時までパッケージを開けないでとっておくという場合にはこちらの方が個人的には一回で何とか食べ切れるということもあり、旅行用のバックパックの中に忍ばせておく食料の一つとしてこの飴を入れておくことにしました。

私が購入したのは地元中心に店鋪を展開している100円ショップでしたが、ネットでちょっと調べてみた結果、全国チェーンのダイソーでも発見したというレポートが有り、全国的にもワンコインで(税別になりますが)入手できるなら、旅行先で食べ切った場合に改めて100円ショップで探してみようかなという気にさせてくれます。

災害時に甘いものが欲しいということもあるため、その場合には前回も紹介した賞味期限をあまり考えなくてもいい「氷砂糖」もあるとより安心だと思いますが、日常的に食べるには少々お高く、あまり食べ過ぎるのもどうかと思っていたところだったので今回の100円ショップ用パッケージは十分にありだと思います。ただ、これからの季節、のどの痛みに対処する目的に日々いただきたいという場合は、スーパーで大きな袋の製品を購入し、持ち出す時に小分けしたものを持っていくようにするのがいいと思います。特に身の回りで急にのどの調子が悪くなった方がいらしたら、はちみつ自体を摂取することに問題がなければ、体にも安心ですし喜んでいただけるものではないかと思っています。

最後に、私のように夏の終わりから秋という季節の変わり目に体調を崩してしまうということはできるだけ避け、特に明け方の気温が低い時でも体が冷えないように、車中泊をするのでも単に体にかける寝具ではなく寝袋を利用するなどの体策も講じてみて下さい。ちなみに、リンク先は今回紹介した100円ショップ用の製品ではなく、スーパーなどで売っている通常サイズのまとめ買い用のリンクになっておりますのでお間違いないよう。


お家芸奪還への鍵は「武者修業」にあるか

国際的に活躍する日本選手というといろいろいますが、注目される中で活躍できる選手というのは本当にすごいと思います。先日のテニス全米オープン女子シングルスで一気に頂点まで駆け上がった大坂なおみ選手は今後のテニス界をリードする可能性を感じますし、自らの不祥事でリオデジャネイロオリンピックをみすみす棒に振ってしまった、男子バトミントンの桃田賢斗選手は世界ランキング一位にまで上り詰めました。どちらの選手も相当な苦しい練習を行なう中で世界トップの実力を身に付けられ、賞賛の思いはここでは語り尽くせません。

ただ、かつて日本のお家芸と言われた種目において、日本選手が全く世界に通用しないという状況がある競技において、いかにして好成績を望むかということが2年を切った東京オリンピックに向けてのスポーツ界の課題であって、とても様々なスポーツ協会の内紛をしている場合ではないと思うのですが、実際に今強くなっている競技を詳しく調べていくと、一つのキーワードにたどり着きます。いわゆる「内弁慶社会からの脱却」です。

テニスの大坂なおみ選手は生まれこそ日本だったものの、テニス人生の殆どをアメリカのスクールで過ごしてきたわけで、ちょっとこれから書くことに当てはまらないかも知れませんが、男子の錦織圭選手は早いうちからアメリカに渡り、現地で世界から集まる多くの才能を持つ選手と切磋琢磨する中で実力を付けていきました。

バトミントンは国内リーグ中心ではあるのですが、実は日本代表のヘッドコーチコーチに韓国人の朴柱奉(パク・ジュボン)さんを招聘した決断が今の日本の強化につながっています。今までの日本の強化策と違うことを数々推し進めたことによって実業団チームからの反発もあったものの、バトミントン協会は朴柱奉さんの後ろ盾になって彼を守り、それが最近の日本のバトミントン躍進につながり、リオデジャネイロオリンピック後も本国である韓国からのヘッドコーチ招聘を断り、東京オリンピックまでの契約を継続することにもつながりました。

こうした事例に共通するのが、今までのやり方にとらわれずに新たなチャレンジをスタートさせ、夢が実現するまで続けるということにあると思います。実は今回いつものブログの内容とは関係ないスポーツの話を始めたのは、シカゴマラソンで3位に入り記録も2時間5分台という世界と十分に戦える記録を出した大迫傑選手の偉業について素晴しいと思ったからです。

日本とオリンピックのマラソンというと、日本が史上初めてオリンピックの出場を果たしたストックホルムオリンピックまでさかのぼります。日本マラソンの父と呼ばれた金栗四三氏は金メダルを狙って出場したものの、勝手の違う海外レースに調子を崩して途中棄権し、その後日本のマラソン強化のために箱根駅伝を開催するなど、日本マラソン強化のために尽力しました。その強化の甲斐あってか、当時の日本籍だった朝鮮半島出身の孫基禎選手のベルリンオリンピック金メダルはあったものの、いまだ男子マラソンは金メダルに届いていません。かつては金メダルに近づいた時期もありましたが、アフリカ勢が競技に本腰を入れるに従ってメダルのチャンスすらなくなっていった感じもあります。

さらに先日のマラソンに関するニュースの中で、2018年のベルリンマラソン男子マラソンで2時間2分の壁を破る驚異的な世界新記録を出したケニアのエリウド・キプチョゲ選手の話題がありましたが、大迫傑選手の日本新記録の前は2時間6分代が最高で、これはもう永久にアフリカ勢にマラソンではかなわないのではないかと思えてくるような絶望感を感じたのですが、今回のシカゴマラソンのニュースは日本選手がというよりも「非アフリカ勢」が東京オリンピックでメダル競いに食い込めるのではないかという期待を持つには十分でした。

大迫傑選手もいったんは日本の実行団に入ったものの、早くから日本の実行団の駅伝中心の練習が合わずに単身アメリカに渡り、マラソンでアフリカ勢に勝つための練習を辛抱強く行なってきました。個人的にはそこまでやってもアフリカ勢の身体能力にはかなわないのでは? と少し思っていただけに、最後までトップ集団に残り、最終的にも2時間6分を切る日本新記録とともに大会で3位に食い込んだのは、大迫選手個人だけでなく、アフリカ勢に本気で勝とうと頑張っている選手達にとっても、大変価値がある試合だったのではないかと思います。

ここまではかなりスケールが大きな話になってしまいましたが(^^;)、やはり日々の環境の中に浸かりながら事を成すよりも、一気に環境を変えることで飛躍的に人間は伸びることがあるということでしょうし、そうした環境をサポートする人と一体にならないと本当に良くならない状況がスポーツの世界においてもあるわけで、今後の自分の生活についても参考になります。なかなか行なうことは難しいとは思いつつも、今後は出掛けるチャンスがあれば積極的に旅に出たいですし、そこで何かまたブログの内容になりそうな事を見付け出せればいいなと思います。


ルーペのもう一つの使い方

最近、コマーシャルが話題になっているメガネ型の拡大鏡(ルーペ)がありますが、近所ではそのバッタモンでちょっとした力が加わればすぐに壊れてしまいそうなプラスティック製のメガネ型ルーペは税抜価格で100円以下でも売っています。老眼鏡とは違い、文字を拡大したい時に使ったり、スマホの画面を広く使いたい場合には、こうしたルーペを掛けてスマホを使えば便利というのですが、個人的には普通の虫メガネで十分のような気がしたので、100円ショップで一つ買ってみました。

ごらんのように、レンズがむき出しになったタイプではなく、カバーが付いていて使う時に出せるタイプで、倍率は2倍と低倍率です。同じ売り場に8倍のものもありましたが、レンズの大きさが小さくなってしまうので、あえてこの大き目のタイプにしました。

私自身、目はそんなに悪くはないのですが、暗いところで小さな字を見ると見えずらいということがあるので、例えば災害時に施設に掲示された説明書きが読みにくいような場合に役に立つかも知れません。

今回購入したルーペは何しろ100円ショップの品なので大きな期待をしてはいないのですが、一つ拡大鏡としての用途ではないいざという時の用途に使えないものかと思っているのですが、それが、小学校の時の理科の実験でやったことがある人もいるかも知れませんが、レンズを紙に当てて火を起こすという使い方です。

ネットで検索をしたところ、レンズは大きなもので倍率が高いものが望ましいということらしく、今回購入したルーペでは火を付けることは難しいのかも知れませんが、問題なのは「火種」であるということも言われています。黒い紙はエンピツやマジックで新聞紙を塗ってからまるめて作ることもできますし、激安のルーペでも全く何もないよりはましかということで、バッグの中にメガネ型ルーペの代わりに放り込んでおくことにしました。

今の世の中では普通の旅行では問題ないのですが、火を扱う燃料や火器は飛行機への手荷物持ち込みを拒否される場合もあります。さらに、過去には喫煙者が我が物顔でどこでもタバコを吸っていたため、常にジッポライターを持っている友人もいましたが、今はライターを常に持っているような人は、ちょっと怪しまれてしまうのでは? という気もします(^^;)。

もし被災したとしても手元にライターがあればそちらの方を使って火を起こして焚き火なりネイチャーストーブを使うようになると思いますが、本当に何もない中で火の必要性を感じた場合には、もしかしたらトライしてみる価格はあるのかな? という気がするくらいのもので、個人的には本格的にレンズで火起こしをする覚悟はないのですが、また機会があればこの組み合わせで火種に点火できるか試してみたいですし、無理な場合はもう少し精度が良く大口径で倍率の高いレンズを入手して、いざという時に本当に使えるものにしていこうかなと今は漠然と考えています。


電気自動車普及の鍵は「停電対応」か

日本の車社会が変わろうとしています。先日のニュースで75才以上の人でも「自動ブレーキ」などのいわゆる「ぶつからない車」に限定するなら免許を交付する、オートマ限定のような形の新しい運転免許の新設を現政権は考えているようです。これからの時代は当然ハイブリッド車でも主流ではなくなり、本格的に全ての車が電気自動車になるような形でメーカーもかじを切るのではないかと考えられています。

それは、日本の国内事情だけでなく、どの国が電気自動車のイニシアチブを取るかということによっても状況は変わってきます。ただ、どちらにしても今の日本のハイブリッド車はガソリンを消費する車であることには変わりなく、電池の性能が落ちた場合には普通のガソリン車以下の燃費で地球環境に影響を及ぼす可能性もあり、ガソリンを一切使わないプラグから充電する電気自動車の方に流れることも考えておかなくてはいけないでしょう。

現在の専用プラグから充電する電気自動車は、高速道路や幹線道路、地域的には首都圏で走るには都合が良いと思いますが、どちらにしても充電施設のある場所を経由して移動するようにしないと、いざという時には動けなくなる可能性があります。それこそ、出川哲朗さんの番組のように、家庭用のプラグから充電ができるようであれば見ず知らずのお宅に飛び込んで充電させてくださいと懇願することで何とかなるかも知れませんが、それは少し前までの話であり、今後の事を考えると純粋に電気の充電だけで走る車というのは、レンタカーで乗るのはいいにしても、真剣に考えてしまうところがあります。

この点については全国にある有料駐車場の全区画から充電できるようでもなれば、かなり状況は電気自動車にとって追い風になるのではないかと思います。もっとも、そんな事が本当に起きると全国のガソリンスタンドの経営に大きな影響が出ます。その辺をどう解決していくのか、電気自動車の普及とともに起こってくる問題についてもその対応をどうするか見ていかなくてはならないでしょう。

しかしそうした問題以上に深刻なのは、非日常の出来事があった場合、インフラごと使えなくなる恐怖でしょう。先日の地震による北海道や、台風24号が通過する際に静岡県内で長期間停電したことによる問題です。この場合、普通のガソリン車と比べて大きなバッテリーを持つ電気自動車が、安定して電気が回復するまで車の電池を使うことは難しくなることは当然考えられます。ガソリンがあれば発電して少しの電気でも取り出すことができるガソリン車やハイブリッド車に比べ、電気自動車を走らせている旅行先で停電が起こったら、最悪どこか安全な場所に車を停めて自力で帰るか停電が終わるのを待つかという、かなり苦しい選択を迫られることになるでしょう。そうなると、プラグからの充電だけでなくガソリンでの発電にも対応した車の方が、現在の状況では災害に強い車と言えるかも知れません。1500Wのコンセントを車内で利用できる車なら、車に電子レンジを持ち込めばパックごはんと電子レンジ専用の食品を用意しておくだけでも温かい食事をいただけます。

現在でも電気自動車の方がハイブリッドより使えるような可能性としては、自宅に大がかりな太陽光発電の設備を置き、停電が起きても自宅で発電した電気を車の電池に充電する設備が使えるケースが考えられます。太陽電池で作った電気を効率よく車のバッテリーに蓄電できるくらいの太陽光発電の設備があれば、家の電気を最低限賄ったり、さらに車にコンセントがあれば家電も車の周辺で使えるかも知れません。しかしその際に気がかりなのは、自宅の発電システムが地震や台風の風で使えなくなってしまった場合には蓄電や出力そのものができなくなってしまうことです。壊れるかどうかは状況に左右されるため、最悪の状況に備え、家の火災保険や地震保険には必ず加入し、少なくともいざという時のための設備復旧の費用を確保するようでないと、安心して電気自動車も持てなくなるという近い将来の想定が現実のものにならないように祈りたいところです。

個人的にはやはり、これだけ電気に依存するような社会になっていくなら、電力会社から電気を買うだけでは困るので、家庭に置いておけ、一週間くらいの家庭で使う電気を貯めておける蓄電池が普通の世帯で使えるようになるか、ガソリンでもガスでもいいのですが、従来からある燃料を利用して発電する家庭用の発電システムの開発も電気自動車の実用化と並行して行なうことが不可欠になるでしょう。まだ近くて遠い将来の話ではありますが、そんなことも頭の中に入れた車選びをする方がいざという時に慌てずに済むのではないでしょうか。


災害だけでない「サマータイム」に苦慮する日本の電波時計

過去に私が付けていた腕時計は面倒な時刻や日付・カレンダーを合わせる必要のない電波時計でした。さらに、太陽電池で動く「電波ソーラー時計」というのは腕時計の究極の進化系だと信じて疑わなかったのですが、その心が揺らいだのがあの東日本大震災の時期を経験してからでした。

というのも、東日本大震災では福島県にあった電波を発する施設が止まったことで一日に数回行なわれる時計本体の電波受信から細かい時刻の修正が行なわれなくなってしまったのです。当然、電波の発信が再開されるまでは普通のソーラー時計になってしまい、時刻や日付を手動で直さなければなりませんでした。ちなみに、私の持っていた電波ソーラーは日付と曜日を液晶表示していましたので、説明書を出して来ないと手動での修正もなかなかうまくできず、そうした事を機に以前使っていた曜日表示のない日付だけの付いたアナログローラークォーツ時計の電池交換とオーバーホールを依頼し、現在はこまめに手動で時刻と日付を修正しています。これだとラジオの定時に合わせれば簡単に正確な時刻をキープすることができるので、これから紹介するようなトラブルとは皆無になれます。

先日のブログでも紹介したことがありましたが、2020年の東京オリンピックをにらみ、日本国内で「サマータイム」を実施してはどうかという話があり、まだどうなるかはわかっていません。サマータイムを実施することについてのメリットがあるわけですが、今回出てきた問題というのは「サマータイム」を実施したり終了したりする際に手動で修正する必要があるというのです。メーカーの方では時間のズレが現在の世界の主流である1時間だったら自動的に修正が可能ではあるものの、日本で導入が検討されている2時間の修正をするのは難しく、どうしてもサマータイムはじめと終わりには手動で時刻を修正する必要があるということなのです。

また、世界時計の機能を持っているものの中には、同じ夏時間でも1時間ずれる世界の夏時間がうまく表示されないという不具合が出ることも懸念されているそうです。常に世界の状況に合わせて機能を開発している日本メーカーとしては、今回の2時間ずらす夏時間というのは完全なる想定外だったようです。

ですから、このままサマータイム導入がされるかされないかという状況の中で、現行の電波ソーラー腕時計を高いお金を出して購入した場合、もしサマータイムが導入された場合に毎年2回の手動による時刻修正が必須となる可能性が出てくるわけです。それを回避するためには、とにかく政府の発表を待って本当に2時間時間をずらすサマータイムが実施されるのかを確認した上、自動修正に対応した製品が出てくるまで購入を控えないと、最悪の場合には高額な電波ソーラーだからと手動修正を忘れることにより、日常生活で時間を頻繁に間違えるような事も起こる可能性が出てくるわけです。できるだけ電波時計の買い直しをしないような判断が求められるでしょう。

さらに、これは言うまでもないかも知れませんが、新たな電波時計を作るには相当なコストと人件費がメーカーにかかってくるでしょう。従来の製品が正しく時を刻まなくなった場合にはメーカーに一斉に問い合わせが行くことも考えられるので、関連企業にいたっては東京オリンピックのボランティアに人を出す余裕もなくなってしまうところも出てくるかも知れません。

というわけで、政府にはとにかく早く、日本でサマータイムを実施するのかしないのか、はっきりと国民に向かって明言していただかないと、多くの人だけでなく企業も迷惑することになります。まさか、時計メーカーが政府に賠償を請求するようなところまでは行かないとは思いますが、これ以外にも様々あるであろうサマータイム導入時の問題について早急に洗い出し、早めの対応をお願いしたいところです。


マイバッグは車中泊旅行の必需品になるか

現在、新たな「プラスチックゴミ減量」の流れが様々なところから起こってきています。最初に槍玉に上がったのはプラスチックストローで、これについては紙やパスタのストローで代用するという話が挙がっています。まあそれだけ海に流れて魚が食べることによる汚染が深刻になってきているということなのですが、そこで本気でプラスチックゴミを劇的に少なくすることを考えた場合、やはりペットボトルを何とかしなければならないと思うのですが、なかなか現実にはそちらの方面には行きません。

そんな中で、新たな流れとして日本のコンビニ大手「セブンイレブン」でもついにレジ袋を有料化するという話が出ていることがニュースになっているそうで、他のコンビニチェーンもその動きに追随する流れになりそうな話になってきているのだそうです。

そうなると、個人的には車での旅行で利用することの多いコンビニに入る時でも有料化された袋を使いたくない場合にはマイバッグ(買い物袋)を持参という流れにする方がお店のレジ袋を有料化するという意図にも沿うことになりそうです。

今までコンビニがレジ袋を有料化しなかったのは、先発で有料のレジ袋を実施したチェーンがあっても、他のチェーンがあえてレジ袋を無料で提供し続けたら、特に多くのお店が隣接する激戦地帯において、レジ袋有料のチェーンにやってくるお客さんが減るのでは? という疑心暗鬼が蔓延していたからかとも思えます。

しかし今回のプラスチックゴミ減量への取り組みというのは、そうしたコンビニチェーン同士の売り上げ競争という次元では語られることではなく、今後ラグビーのワールドカップや東京オリンピックの開催で多くの海外からの観戦客がやってくる中で、企業がいかにプラスチックゴミの減少に取り組んでいるかということを世界にアピールすることにもつながるので、もう少ししたら今のコンビニ大手は全てレジ袋を有料化することはかなり可能性が高いのではないかと思っています。

今後、本格的にコンビニの袋が有料になることが実際に起こった場合に備えて、100円ショップでも売っているマイバッグを数枚車の中に入れておけば、規模は少ないにしてもいちいち立ち寄った先のコンビニで袋を購入することもやっておけばいいと思います。その際、今後のコンビニ利用を考えた上で、サイズの違うものを複数そろえておくということで一層便利になると思われます。
というのも、コンビニでマイバッグを利用する場合にはスーパーのように何でもまとめて放り込むという利用のし方とは違い、人数分のお弁当とおにぎり、ペットボトルやおでんというようなある程度決まったものを入れるので、普通のマイバッグとともに保温・保冷のできるバッグがあれば、おでんやお弁当を温めたまま持ち運ぶことができる分、今のレジ袋よりも便利になるかも知れません。

今後、コンビニの方でもおでんやコーヒーをジャストフィットで入れられ、こぼれにくいような保温・保冷機能付きのマイバッグを作るかも知れませんが、そういう意味ではコンビニのお弁当がちょうど入るくらいの安いクーラーボックスを置いておくというのもいいかも知れません。底に保冷剤の代わりになる凍らせたペットボトルを置き、その上にお弁当やおにぎりなど夏の時期にいたんだりすると困る食べ物を入れて運ぶとか、今まではもらった袋から出して入れ直すこともなく、直接レジで商品を入れてもらえるようにもなる可能性もあります。ただ、そのようにマイバッグを持参するお客さんが多くなったら、それはそれでレジ周りの混雑が多くなるような気もするので、人員の確保が今後コンビニでは要求されそうな気がして、それができないコンビニはどうなるのか、そんなことも気になります。

最初に書いた通り、プラスチックゴミを本格的に無くすためにはレジ袋の有料化も必要でしょうが、やはりペットボトルの数を減らすことが一番の対策でいることは疑いようがないでしょう。もし今後、スーパーやコンビニでも炭酸系を除く飲み物を「量り売り」(イメージ的には専用ボトルに自動的に詰めることができるスーパーの水のような感じ)するシステムと専用ボトルが一般的になれば、それこそ劇的に日本国内のプラスチックゴミは減ると思います。今私が使っているナルゲンボトルは洗うのも簡単ですし、匂いも付きにくいので、そうした量り売り用のボトルとしてナルゲンもどきのボトルが一般化すれば個人的にも嬉しいので、今後の日本社会のプラスチックゴミ減量の取り組みには注目していきたいと思います。


旅行先でもスポーツ中継を中心にBS放送からネット配信へ

日本の社会において、過去の状況でスポーツを見て楽しむ場合はテレビが中心で、その内容は主にテレビで「プロ野球」「高校野球」「大相撲」「ボクシング」「バレーボール」「プロレス中継」「マラソン・駅伝」あたりが中心だったのではないかと思います。もちろん異論は認めますが(^^;)、どちらにしても基本的にはテレビか直接現地へ出向くかしないと楽しむことは難しかったように思います。

普通、国内で行なわれるどんなスポーツの試合でも平日なら夜、昼間なら土日・祝日に開催されるようなスケジュールになっていますが(高校野球は除く)、その市長習慣を変えたのが元近鉄の野茂英雄選手が日本球界に復帰できない状況でアメリカに渡り、初登板から活躍し、その年のオールスターゲームで先発を任されたり、日本人メジャーリーガー初のホームランを打ったり、さらに2回もノーヒットノーランを達成するというような素晴らしい活躍を多くの人は現地からの生中継で見ることができました。これは、NHKの衛星放送が日本からやってきた選手が試合に出た時に積極的に中継したことで日本におけるメジャーリーグの人気は不動のものになったのではないかと思います。

この流れがある意味、日本のプロ野球が地上波テレビでなかなか放送されなくなったこととつながってくるのではないかと思われたりするのですが、今回問題としたいのはそこではありません。というのも、アメリカ・カナダでのメジャーリーグの試合を生中継で見るためには、ナイトゲームの場合は翌日の午前中あたりに試合開始になり、デーゲームの場合は未明から早朝にかけての試合となるので、普通に学校に行ったり仕事をしている人にとってはなかなか生で試合を見るのが難しくなったということがわかったのです。

ウィークデーの昼間のプロ野球というのは、かつては日本シリーズが行なわれていましたが、今では選手のコンディションよりも(秋のナイターは冷えるので)多くの人に見てもらうことを優先してナイターで行なわれるようになりましたので、時間的に見たくてもなかなか見られないような状況が日本で生まれてしまいました。

それとは別に、メジャーリーグや国内・海外サッカーの中継についても衛星放送(BS)で生中継され、地上波ではなかなか行なわれないサブチャンネルで延長放送されることが普通になったので、車の旅で出掛けたとしても電源とパラボラアンテナと合わせてテレビを車の中に設置すれば山間部の地上波テレビがうまく映らないようなところでも、厚い雲にさえ覆われなければ高品質で見ることができるようになったため、車中泊の装備として考えたり、実際に車内でBSを見られるようにした方も少なくなかったかも知れません。観光バスでも車内で走りながら常にアンテナが衛星を捕えるように回転し、トンネルに入らなければ安定して走行中も見られるシステムを搭載しているものもありました。たまたま私がツアーでそんな装備が付いた観光バスに乗った時が、ちょうど今くらいの時期で、ヤンキースの松井秀喜選手が活躍したワールドシリーズの様子をバス移動しながら見ていたことを思い出します。

そんな状況というのは、現在はまた変わりつつあります。車の中で衛星放送を全チャンネル見られる環境というのは今でもそれなりに意味はあり、BSの独自番組を見たいという場合はもちろん、NHKの大河ドラマをどうしてもリアルタイムで見たいような場合など役に立ちますが、今では帰ってから見るために録画したり、スマホとレコーダーを連携させることで現地で見たい番組があるのに気付いても外から録画予約を行なうことで対応させることができますので、そこまでして車の中の装備にお金を掛けるようなことをしなくてもいいのではと個人的には思います。

私の車中泊旅行のスタイルは、できるだけ大きな改造はせずに普通車や軽自動車のシートアレンジで快適で楽しい車中泊を目指しているのですが、昨今のネット配信サービスの充実とともにスマホやタブレットだけで完結するようになってきたのは地味に嬉しいことです。

というのも、現在はNHKのBS1と並行して多くのメジャーリーグ中継を行なっているネット配信サービスのDAZNは、NHKでのメジャーリーグ中継がお休みの時でもで生中継および見逃し配信(ハイライトを含む)をしているので、大がかりな機材を車に入れなくても、リアルタイムに試合が見られますし、仕事でなかなか落ち着いて見られないような状況でも空き時間だけ試合を見るということもできます。また、テレビコマーシャルでもやっていますがヨーロッパ一の最強クラブを決めるFIFAチャンピオンズリーグの配信も行なわれるようになりました。

メジャーリーグはポストシーズンに入り、どのチームがチャンピオンになるかということも、仕事中のちょっとした空き時間に確認したり、さらに旅先でも生で試合の様子をチェックできますし、試合が深夜になるような場合、車中泊の車内でも携帯電話のデータ通信ができる場所にいれば、それなりの画質になるにしても特別な機材なしに生でスポーツ中継を見られるのは有難いことです。昨日はポストシーズンの一試合が行なわれ、いきなりの総力戦となりました。結果はコロラド・ロッキーズがシカゴ・カブスに延長13回で勝ちましたが、決着が着くまで延長戦を行なうメジャーリーグでこれからどんな勝負が繰り広げられていくか、せっかく動画を外で見られる環境を整えたので楽しみにしています。


メモリリーダライタ ELECOM MRS-MBD09BK

2019年の台風24号が本州に近づくのを前にして、お店に買いに行ったのは水でも食料でもなく、災害時にモバイルデータの移動を簡単にするための極めてアナログ的なメモリカードのリーダライタでした。

家電量販店でも千円以下で売っていましたが、ネット通販だと更に安く手に入るようです。もっとも、停電の可能性を考えると実店鋪まで出向いて高値で購入するのも仕方ないですし、そこまで金額が高いものでもないので、あれば安心です。

パッケージの内容を見ていただければわかるかと思いますが、このリーダライタはSDカード専用で、「SDカード」と「microSDカード」の2種類のメモリカードにのみ対応します。今使っているメモリカードで個人的にはこれらのカード以外の仕様のものは使っていないので、これで十分という感じです。

延長コードのないメモリカードの読み取りと書き出しに対応するものですが、この製品は普通のUSB[A]コネクターの他にUSB[microB]コネクターが付いています。これによってパソコンへの直差しだけでなく、USBホスト機能のあるスマホやタブレットに直差ししてデータのやり取りができるようになっています。

普通の方なら、デジカメやドライブレコーダーで記録したメモリカードのデータをすぐにスマホで見たり他人にコピーしてあげたりというような活用方法を思い付くかと思いますが、私の場合はそうした事に加えて、テキスト入力ましんの「ポメラ」で作ったデータを直接読み込んでスマホやタブレットで使うことを主な目的にして購入したといっても過言ではありません。

長文のブログをスマホやタブレットの画面だけで入力するのは、個人的にはちょっと大変で、せめて両手で打てるキーボードのある「ポメラ」を持ち運べるならそちらで書いたものをタブレットに移してアップロードしたいと思っているのですが、手持ちのタブレットのmicroB端子に差してそのままファイラーのアプリでカードの中味に直接アクセスできるというのは大変便利です。テキストの内容をエディタで開いて全文をコピーし、その内容をサイトに貼り付けてあとはタブレット側の作業だけでブログへのアップが完了します。

ポメラには実は様々な方法でスマホにデータを送る機能が用意されているのですが、そのためには色々と手間がかかり、いざという時にすぐに行なえるかどうかというのは正直言ってわかりません。その点、このリーダライタを使う方法は本体に差しているSDカードを差してデータを読み取るだけですから、間違える心配もありません。確実に早くデータ移動を行なうにはまさに必需品と言えるわけですが、逆に普段の活動の中ではそれほど使うことはないということも確かです。

今回は台風の本州直撃という状況の中、長時間停電が続くことを想定しできるだけスムーズにパソコンなしの環境でもブログが更新できるようにと購入させていただきましたが、実際に避難生活になってしまった場合、こうしたモバイルグッズは、状況によって他の人に使ってもらうことでもさらに生きてきます。今後の事を考えるとUSB[microB]からスマホ充電用の端子もUSB Type-Cが当り前に付くようになった場合は100円ショップでも買えるType-C用のアダプタで凌ごうと思っていますが、今後も充電とデータ移行くらいはモバイル環境の中で行ない、最悪パソコンがなくてもブログをアップできるような環境について考えていきたいと思っています。


台風直撃で何ができたか

2018年の台風24号は紀伊半島に上陸し、私の住む静岡県を通って北日本に抜けていきましたが、今回は正直かなり危ういのではないかと思えるほどの状況でした。

台風が通過した9月30日から10月1日にかけて、朝のうちは晴れていて、その状況が夕方まで続いていたので、台風情報がなければ普通の一日といった感じだったのですが、そこはニュース映像を見るにつけ緊張感が高まり、基本的には家から出ずに過ごしていました。

30日の午前中から午後にかけて、主に東京周辺の状況を主に伝える地上波キー局のニュースよりも、通常番組をつぶして地元の台風情報を伝えていた「九州朝日放送」と「ABC朝日放送」のニュースをそのまま中継してくれたAbemaTVの方がより深刻な台風の威力を、当時一番接近している地方のテレビ局の特番を見ることで感じることができました。さすがに夜になってしまうと通常番組に戻ってしまいましたが、夕方前の時間帯であればテレビ朝日系列の放送局からのレポートを優先して放送してくれそうな、AbemaTVの有効性を感じたことは確かです。

その後、雨が降り出したもののそこまで大きな台風という感じはなかったのですが、午後11時過ぎになって暴風域に入ったのかものすごい風と雨が、いつ収まるのかわからないくらいの時間続き、家もゆらゆらと揺れましたので寝ることもできずにいました。

ただ、それほどの風と雨ではいくら「エリアメール」で避難を勧告されても、外に出て飛んできた物に当たって怪我をしたり最悪の場合に命の危険もあるので、できるだけ窓から離れたところで台風が去るのを待つということしか正直できませんでした。もし家が潰れるほどの突風が吹いて、本当に家がやられてしまったらヘルメットを被って避難所まで逃げるしかないのでしょうが、幸いにしてそのような事もなく何とか台風をやり過ごすことができました。

この日はスポーツニュースで西武ライオンズのパリーグ制覇や、政治ニュースで沖縄県知事選のニュースもありましたので、地上波ではそうした情報を交えて伝えられるだけに、夜はNHKの地上波で報じられる静岡局からの情報が頼りになりました。しかし、そこで報じられている内容は天気の解説が主で、時おり交通情報が入ってきました。早いうちから東名高速道路が通行止めになりましたが、国道一号線の富士川橋でトラックが横転したことがニュースになり、深夜になり風雨が強まったことから、本来東名高速道路の迂回路として機能するはずの新東名も静岡県内で通行止めが発生してしまいました。

今回の台風では早いうちから新幹線を含む公共交通機関が止まってしまいましたが、どうしても関東・関西から静岡方面に帰りたいと思った場合、あえて言うならレンタカーを乗り捨てる気持ちで車を運転して向かうしかなくなるのですが、決断する時を誤った場合は自宅にたどり着く前に通行止めでどうにもならなくなってしまう事も考えられます。ですから、台風がやってくることがわかっている場合にはそもそも自宅から遠出の予定があっても中止する決断が必要になるでしょうし、もし不幸にも自宅にたどり着けずに立ち往生してしまった場合は、早めに現地でホテルを取って台風をやり過ごし、さらに鉄道や道路が復旧するには更に時間がかかることもありますので、ネットやテレビなどで情報を取りつつあわてずに計画を立てることが大切になります。

そして、自宅は停電にはならなかったのですが、自宅から歩いて一番近い停号が停電しているらしく動いていないのを発見してしまいました。ライフラインを含めてどのような被害が近所で出ているかというのは、結局夕方のニュースを見るまでは全体像を把握することができませんでした。

さすがに台風が通リ抜けるまで寝られませんでしたので、外がどんな感じになっていたのかは気にかかるのですが、お昼に台風が通過するような場合はあるはずのテレビを通じてのレポートもなく、いわゆる地方発のニュースというのは夜から朝までは難しいのかなと思ったりもします。

とにかく、晴れわたった台風通過後も停電している地域を車やバイクで通る際に停号が動いていず、警察官もいないということで事故の危険性が上がるのが恐いですね。最近はLEDの信号機も増えていますし、信号機用の電力を貯めておけるバッテリーシステムがあると、それほど長期間停電するわけではない台風後の二次災害を防止する意味でも有効かなと思ったりもしました。

台風は次の25号も日本に向かって24号と同じコースを通ってやってくる可能性があると言われています。今回の台風では玄関回りを片づけていなかったお宅から色々なものが飛ばされて道路に散乱しているのも目に付きました。翌日がゴミの日だからと、台風が通る前にゴミを出していたらさらに悲惨なことにもなるでしょう。台風の進路は今回のように予測がある程度できますので、やはり片付けなどの下準備を行なうこととともに、不要不急の外出を控えることは大事です。旅行中の場合は車中泊予定の場合でも早めにホテルを取って引きこもることも必要ではないかと思った今回の台風遭遇でした。