月別アーカイブ: 2014年8月

auスマートフォン シャープ SHL23 その3 電池持ちの印象

 私が今までメインで使ってきたアンドロイドのスマートフォンはNexus5ですが、使っていて一番気になったことは、使っていなくてもどんどん電池が減っていくということです。もちろん省電力のための設定はいろいろあって私の設定に問題があるのかも知れませんが、朝100%の状態で持ち出し、あまり使わなくても夜7時頃(約12時間経過)で50~60%くらいになってしまい、多少使ったと感じる場合は下手をすると20%台までの残量になってしまっていました。

 普段使いのみならそれでも何とかなるのですが、旅行の際に持ち出してさまざまな事に使おうと思ったら、サブバッテリーの用意がどうしても必要でした。今回改めて、SHL23を使ってみたのですが、さすがセールスポイントに挙げるだけあってNexus5とは違う電池持ちです。

 まず買って最初の段階で、一からアプリを入れたりソフトのアップデートをしたのですが、あえてACアダプターは使わず、電池のみでその様子を見たところ、一日使って半分までは使っていませんでした。これなら、一日中使っても余裕で電池は持ちますし、それなりに節制して使えば2泊3日くらいの旅ならば何とか電池は持ちそうな感じもします。画面を消しておけば数値上はほとんどバッテリーが減っている感じがしませんし、ようやくスマートフォンもガラケー並みに電池が持つようになったかという印象です。

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 また、ドコモやSIMフリーの端末の中にはSMS対応のカードを使わないとアンテナ表示が正常にされなかったり、バッテリーの持ちが悪くなったりするセルスタンバイ問題がありますが、SHL23ではデータ専用SIMカードで使っていてもセルスタンバイ問題は発生していないようです。ちなみに、Nexus5ではこのセルスタンバイ問題が起こるという報告がありまして、今後MVNOのSIMカードを購入してNexus5で使う場合はSMSオプション付きか通話サービス付きのものにしないと更に電池が持たなくなることが予想されるので、さらに使用時間の差が開くことも考えられます。となると、なおさらこのSHL23を確保しておいて良かったと思いますね。

 こうした電池持ちの良さは、内蔵電池自体の延命化にもつながります。一日に一回充電しなければならないものと、二日に1回で済むものでは単純に充電回数が半分で済むわけですから、自然と内蔵電池の寿命が伸びることが期待できるわけです。

 私の使い方で、満充電の状態で1日使って電池残量がおよそ70%ほどで、そのまま充電をせずに朝まで放置しても、画面が消えていたせいか、翌日の朝確認したところ残量は70%をキープしていました。設定の中にある「省エネ待受設定」で、画面消灯時にアプリの動作をアプリごとに制限できるのが効いている感じです。基本的にはauに関するアプリは使えないので制限し、他のものでも自分でアプリを起動して使うものはほとんど制限しています。残しているのは通知を受けることが前提で使われているメールなどのアプリに、ウィルススキャンのアプリが中心で最少限にとどめています。

 このように設定をいじって運用すれば、私のメールやウェブ閲覧中心の利用では、二日は余裕で状況によっては三日間使い続けられるかも知れません。今のところまだ電池も性能を出し切っていないような感じなので、今後の使用時間の伸びに期待したいところです。


auスマートフォン シャープ SHL23 その2 本体とともに購入したいもの

 どのスマートフォンでもそうだと思いますが、特に中古品の白ロムを購入する場合は本来、新品で購入する場合に付いているものがなかったりすることがあるかも知れません。私の場合は購入してすぐ売られたもの(ネット表示では「未使用品」)を買ったので、付属品が欠品ということはありませんでした。

 SHL23の場合、これがあるかどうかでその後の使用感が変わってくるものに「卓上ホルダ」があります。充電用のmicroUSB端子はキャップ式になっているので、頻繁に充電のために開け閉めを繰り返しているとキャップが取れてしまい、せっかくの防水機能が台無しになってしまう可能性もありますので、充電はこの卓上ホルダを使って行なう方がいいでしょう。さらに、本体内臓のスピーカーは画面裏に付いていて、そのままでは音が聞こえずらいためか、音を前から出せるように工夫されています。ワンセグや音楽を楽しむ場合はこの卓上ホルダにセットして使う方が便利でしょう。なお、本体付属品には肝心のACアダプターは付いていません。私の場合は他のスマートフォンで使っていたmicroUSB端子のアダプターを流用してしまっていますが、全くそのような用意がない場合は購入が必要です。

 さらに、本体を傷つけないために液晶保護シートとカバーの類もあるといいでしょう。本体にはめ込むシェルカバーを購入する際に気を付けたいことは、中にはカバーを付けることで卓上ホルダによる充電ができなくなってしまったり、本機種の特徴的な機能である、手で持ったら電源ボタンを押さなくても画面が点灯する「クリップセンサー機種」が使えなくなってしまうと使い勝手が落ちるので、機能維持に対応したカバーを購入するのがおすすめです。私は、カバーとともに液晶保護シートが付いた、エレコムのシェルカバーを購入しましたが、カバーを付けたままの充電やクリップセンサー機種は問題なく使えています。

 あと、この機種を購入する際に迷った富士通製のFJL22との比較で、本体のROMが16GBとFJL22の32GBの半分ということで、不足分を補うためのmicroSDカードの選定が結構大事でしょう。とりあえずROMのバックアップが取れる容量が必須ですが、オフラインで使える地図や音楽、動画までというと最低でも32GBのカードを用意した方がいいと私は思います。メーカーによると利用可能なカードは以下の通りとなっています。

・2GBまでのmicroSDメモリカード
・32GBまでのmicroSDHCメモリカード
・64GBまでのmicroSDXCメモリカード

 カードを別の機器と使い回す場合、もしかしたらSDXCメモリカードが使えない機器があるかも知れないので、基本的には32GBのmicroSDHCで、クラス10のカードを選んでおくのが無難ですが、カードに音楽を詰め込んだりテレビ録画したものを楽しみたい場合は(SDカードに録画できるのはフルセグのみなので、本体アンテナでワンセグしか映らない場合はテレビアンテナ接続ケーブルの購入が必要になるかも知れません)64GBのmicroSDXCを選んだ方が後悔はないかも知れません。私はそこまで動画や音楽を入れるつもりはないので、32GBのmicroSDHCカードを選びました。

 ここまで揃えれば、後は使いながら欲しいものが出てきた時点で買い足せばいいと思いますが、私の考える使える周辺機器について最後に紹介しておきましょう。

・OTGケーブル 
 ケーブルを接続して周辺機器を使うことができる「USBホスト機能」にこのSHL23は対応しているようなので、micorUSB端子から通常のUSBメスに変換するOTGケーブルがあるとUSBメモリの読み込みの他、キーボードなども使えるようになります。

・Bluetooth機器
 スマートフォンで長文の入力をしたい場合はBluetoothキーボードがあると便利ですし、同じくBluetoothで動くマウスがあれば入力効率は上がります。もちろん、電話を受けられるレシーバーや音楽をワイヤレスで楽しむためのヘッドホン・スピーカーも使えますし、Bluetooth製品には便利そうなものがたくさんあります。メールや電話の着信を通知したり、音楽プレーヤーを操作できたりする、SHL23に対応しているCASIOのG-Shockのモデルの中にBluetooth対応のものがあります(利用には無料のアプリをインストールすることが必要)。

・ストラップ
 使う方によっては付けたくない方もいるかも知れませんが、この機種にはストラップホールがあるので、様々なストラップを直接付けられます。私は取り外し可能なネックストラップを付けて胸ポケットに入れているので落下による破損を防ぐような感じで使っています。


auスマートフォン シャープ SHL23 その1 SIMカード未挿入でも使えるか

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 以前のブログで紹介していました新しいスマートフォンauのSHL23(シャープ製)のレポートです。サクサクな操作感と日本のスマートフォン特有の多機能さを合わせ持っているということで、やってくる前からかなり期待していました。

 同時にauのLTE(4G)対応スマートフォンならお店に持っていくこともなくそのまま差して使えるMVNOのデータ通信SIMカード「mineo」も注文したのですが、先にハードの方だけが届いてしまい、SIMカードの到着が遅れてしまったため、とりあえずはSIMカード未挿入でどのくらい使えるかというのを試してみることにしました。

 まず、他の端末でも使っていたgoogle IDを使ってサインインをすると、Google Playは問題なく使えます。必要なアプリをダウンロードしながら利用環境を整えていきましたが、ふとその際に本体の設定から「ソフトウェア更新」はできるのか試してみたら、これも問題なくできました。今後もしOSのアップデートがあった場合はうまくいくかわかりませんが、これはちょっと意外でした。さらに、昔のスマートフォンや携帯電話の場合、SIMカードを入れないと見られなかったテレビも問題なく見られます。とりあえずは通信環境の設定で自宅の場合にはWi-FIを設定し、外に出た場合は私が持ち歩いているモバイルルーターMR03LN経由でPANによるBluetoothテザリングを利用しましたが、その組み合わせでもほとんど不都合はありません。Bluetoothでペアリングをしての接続だと何かの拍子に接続が切れてしまう恐れがありますが、切断したら再接続すればいいと考えるなら、SIMカードを入れないで使うという選択も十分ありかなという気がします。

 ただSIMカードを入れない場合、まず戸惑ったのは本体の設定の中にある「日付と時刻」から「日付と時刻の自動設定」のチェックを入れてしまうと、正しい時間が表示されなくなってしまうことでした。この問題については単純に自動設定のチェックを外し、手動で正しい時刻を入れれば問題はありません。正しい時刻を表示させないと起こるトラブルもあるかも知れませんので、もしSIMを抜いた状態で本体時計が合っていないことに気付いた場合は手動での設定をお試し下さい。

 また、これは以前使っていたスマートフォンでもそうだったのでSHL23特有の症状ではないと思うのですが、おサイフケータイを使う場合に一部の機能が使えない場合があります。ちなみに、私が使っているおサイフケータイの中ではQuick Pay、nanaco、waon、楽天EdyについてはSIMカードの有無に関係なく機種変更の手続きから受け取りまでを問題なく行なえましたが、モバイルsuicaとヤマダ電機モバイル会員は前機種および新機種で作業する場合にはSIMカードの挿入が不可決です。恐らくこの2つのサービスにおいてはSIMカードがないとアプリも使えないと思うので、これらのものを使うためにSHL23を使おうと思っている場合には本家でもMVNOでも、何らかの方法でSIMカードを入手する必要があります。

 私自身SIMカード抜きの状態で使い込んだわけではないのでこれ以上の事までは検証しませんでしたが、とりあえず本体のみ入手したとしてもWi-FiやBluetoothによるネット通信を使える環境にあるなら、そのままでも結構使えるという結果になりました。まあ、MVNOのmineoなら月額千円あまりで高速通信が月1GBまで使えるので、いちいち接続されているか確認しながら使わなくても済むのでカードは入れた方がいいとは思いますが、なくてもそこそこ使えてしまうのはうれしいですね。ちなみに、この端末は決してSIMフリーの端末ではないのですが、実質ここまでできるならあえてシムロック解除をしなくても私的には十分満足です。


CASIO PROTREK PRG-270-1AJF

 先日このブログに書かせていただいた、気圧計の携帯について進展がありました。たまたまお盆のセールで安く売りに出ていた山岳用の腕時計、カシオのプロトレックシリーズの中で新しいバージョンのトリプルセンサーが付いた廉価版のシリーズを入手することができたのです。型番は全て黒のモデルPRG-270-1AJFです。

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 センサー自体は他のシリーズに搭載されているものと変わりませんが、対衝撃という面からすると劣る材質であることと、時刻を自動で修正する電波時計ではないということさえ我慢できれば、電池は蛍光灯下でも発電するタフソーラーで、電池の心配をすることはないでしょう。

 この腕時計は、方位・気圧/高度・温度を測定します。温度については腕にはめていると体温を検知してしまうのでしばらく腕から外してから測定することが必要ですが、コンパス機能と気圧表示(高度は気圧の差で計測できます)はそのままでも使えます。高度表示については計測する前に修正を手動で行なうことで正確な値が出ますが、その際に利用したいのがスマートフォンのアプリで現在地や地図上の地点の標高を表示させることができるものとの併用です。購入時に何も調整しないで高度を計ったら、何とマイナス表示になっていたので(^^;)、早速アプリを利用して現在地の高度を出して調整しました。山歩きには使わなくても夏の車中泊場所を選ぶ際にはどのくらいの標高の場所かというのも条件になると思いますので、結構便利に使えると期待しています。

 そして、気圧については数字での表示の他、グラフ形式で気圧の変化を見ることができたり、急激な気圧の変化を察知すると音で知らせてくれる機能が付いています。台風の接近時には刻々と気圧表示に変化が現れます。アラームが鳴るほどの気圧変化が急激に起こった場合は天候の急変が予想されますので、駐車する場所をさらに安全な場所に変えるなどの対処もしやすくなります。もちろんその際にはラジオやインターネットでの天気情報を入手しながら予測するのが大切だと思います。

 表示部分の液晶は黒の背景に白液晶になっているのでそのままでは見づらい感じがしますし、朝や昼はともかく夜には全く時計を見えなくなってしまうということがありますので、ライトの設定は重要だと思います。手前のボタンを押すことでライトを付けられますが北とボタンを長押しすることで、暗所で40度以上傾けることで自動的に点灯させることができます。電波受信による自動の時刻補正機能が欲しいとか、もう少し頑丈で傷が付きにくいものを望まれる場合にはこのシリーズではなく、チタンやサファイアガラスを使用した上のモデルを選ばれることをお薦めしますが、肝心の価格差は1万円以上出てしまうと思いますし、肝心のセンサーの精度は変わらないため、とりあえずこうした機能に興味がある方はあえて腕にはめないで計測を中心に使うというのもありかなという気もします。


静岡県浜松市 ヤタローアウトレットストア 開店前から待ってみました

 8月のお盆の時期は、多くの方は海外旅行や、国内でも遠くへ行かれる方も多いかと思いますが、今年は特に天気が良くなさそうだったのと、休みの巡り会わせでなかなかまとまった休みが取れそうになかったので、思い切り近場でお茶を濁すことにしました(^^;)。近くにありながら今まで出掛ける機会がなかった、地元ベーカリーの工場直売店「ヤタローアウトレットストア」に今回は狙いをしぼります。

 目的地と時間を合わせるには、実はスマートフォンにインストールしたカーナビアプリが意外な効果を発揮します。目的地を入力して設定すると、高速を使った場合と一般道のみの場合にどれくらい到達時間に違いがあるかすぐにわかります。静岡市から浜松市の場合、国道1号線のパイパスが渋滞にならなければ、およそ2時間も見ておけば十分でしょう。アウトレットストアは午前9時30分開店なので、だいたい午前7時過ぎに出発しました。

 市街地からバイパスに入り、スムーズに車が流れだすと、事前に予測していた到着時間よりも早めの到着が可能になります。途中休憩を挟んだものの、目的地には開店前の9時15分くらいに到着しました。しかし、出掛けた日がお盆期間だったため、同じ目的を持った人たちが車で大挙して訪れていました。

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 お店の入口には整理番号が書かれた札が置いてあり、早く来た人から番号札を取り、開店10分前の9時20分から店の前に並ぶような決まりになっているそうです。ちなみに、私の順番は54番目でした(^^;)。かなり見通しが甘かったようです。この番号札については、1グループごとに1つではなく、お店に入る人が1名につき1枚となっていて、小さな子供もそれぞれ自分の分を取っているようなのでそれほど人がいたようには思えなかったのにこのような順番になってしまったようです。

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 そうこうしているうちにかなり多くの人たちがお店の前に集まってきました。開店してから番号順に入っていくのですが、50番台の私がお店に入ることができたのは、開店してから10分以上経ってからでした。

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 なぜこれだけの人たちがこのショップに足を運ぶかというと、このヤタローというベーカリーはバームクーヘンが有名なお店で、製品を作る際にどうしても出てしまう切れ端の部分や、切り落としの部分が100グラム100円の金額で購入できます。写真は丸い切れ端でなく切り落としの部分ですが、これだけの量で400円ちょっとでした。なお、バームクーヘンは人気商品なので、一人あたり3パックまでと購入が制限されています。ですから多く買うためには人数分整理券をもらって入る必要があるということです。なお、当然ですが数に限りがあるため、週末には特に、バームクーヘンは午前中には売り切れてしまうそうです。

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 バームクーヘンの他は各種菓子パンや惣菜パン、お弁当や野菜などもありますが、つい私が買ってしまったのがラスクを作るために焼かれたフランスパンの耳の部分でした。これだけの量で29円だったので、とりあえず運転しながら食べるか、翌日の朝食にでもしようかと思っていますが、こういうものは長距離運転のお供には意外といいかも知れませんね。ちなみに、写真のものはチョコの香りが付いてはいますがそこまで甘くはないので、ハチミツやジャムを付けて食べるとおいしく食べられます。高速道路を避け、国道1号線のバイパスを使って東西を移動するような日程を立てている場合、近くの車中泊スポットで時間調整をしながら朝食用の食料調達に立ち寄るのも面白いかなと思います。カーナビにセッティングする際のデータは以下の通りです。

ヤタローアウトレットストア 工場直売店
静岡県浜松市東区丸塚町169
営業時間 9時30分~18時


トランスジャパンアルプスレース2014 ゴール地点でお出迎え

 昨日は私の住む静岡県中部地方に熱中症の危険があるとの警報が出るほどの高温多湿の状況の中、富山湾から私の住む駿河湾まで歩いて進む、私の常識からすると全く考えられないような山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」のトップ走者がゴールしました。

 このレースは2002年から始まっているとのことですが、一昨年行なわれたレースの様子がNHKのテレビで紹介されたことで私もこのレースのことを知りました。実に過酷なコースを走り切る選手たちに感動するとともに、何と言ってもゴールが自宅からそれほど遠くない場所だったということもあり、今年のレースはゴールの瞬間をぜひ見たいと思っていたのですが、ついに昨日のお昼にトップの望月将悟選手がゴールするという情報をネットで入手し、ゴール地点の大浜公園まで出掛けてきました。

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 ちょうど私の目の前を走りぬけていく望月選手の姿は本当に力強かったです。望月選手は3連覇(レースは隔年開催なので6年間王者を譲っていません)という偉業でしたが、ゴールの瞬間は疲れさえ見せず、この人は本当に富山湾から歩き通しでやってきたのかと思われるほどの様子でした。

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 ゴール後のシャンパンによるお祝いに大勢の方が拍手を送っていました。スタートはまだ台風が日本を通り抜ける前の8月10日で、望月達手自身の強靭な体力と精神力は十分賞賛されるべきですが、それ以上に運営に関わった関係者の方々のレース管理のためのお仕事なくしては成立しなかったことでありましょう。望月選手に続く後続の選手たちも、ゴール目指して歩みを進めています。くれぐれも事故なく多くの選手が完走できるよう願っています。


水分補給のための温度管理

 先日、ショッピングセンターのマイボトルコーナーで、日本のボトル3大メーカーの1つ、サーモスの作った水分補給に関する冊子が置かれていたのでもらってきました。一年中で一番気温が上がるのが8月中旬と言われているので、熱中症予防のためにいくらかでも役に立てばと思って中を見てみました。

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 表紙には「5℃-15℃プロジェクト」とあり、この範囲まで冷やした飲料を飲むことで体の中から効率的に冷やすことができると書いてありました。外で運動している場合や、室内でもクーラーを使わないで暑さを我慢しているような場合も常温ではなく冷やしたものを飲む方がいいとのこと。

 さらに冊子の中を見ると、気温31℃および35℃の環境下で異なる水温のスポーツ飲料を飲んだ時の身体状況を比較した実験結果として、その後のパフォーマンスの良い順番は、(10℃>22℃>2℃)となったとあります。詳しくはサーモスのホームページで確認していただければと思いますが、これでわかることは、暑いからと言ってキンキンに冷えた飲み物をがぶ飲みすることは体にとっては逆に悪い影響を及ぼす可能性があるということでしょう。

 冊子ではこのことから、5℃程度に冷やした飲み物をサーモスの水筒に入れておけば、飲みながらでも4時間くらいまでは15℃以下の温度を保てるので、自社製品を買いましょうという宣伝で終わっているのですが(^^;)、果たしてこの小冊子で述べられていることが全て真実なのかどうか疑ってみました。というのも、冷やしたものよりも常温の水分補給の方が理想的とされていると述べられているころもあるので、本当に冷たいものの方がいいのかと思いつつ、ネットで調べてみました。

 すると、「冷やしていない常温」という記述のあるページの中で、具体的な温度は、10℃から15℃がベストと書いてあるのを発見しました。私が理解した範囲の中での話ですが、この「常温」というのが何℃を指すかというのがミソで、冬なら常温の範囲は下がり、夏だと逆にその範囲は上がるという根本的な状況をしっかり把握しておかないと対策もおかしなものになってしまうように思いました。例えば常温の範囲が上がる夏場では、特に車の中に飲み物を放置しておけば逆に熱いものが常温になってしまうわけで(^^;)、いつの季節でも常温がいいというのは間違いだということになりますね。

 ただ、クーラーボックスに飲み物を入れて冷やしたものを飲む場合、状況によっては5~15℃より低くなってしまう場合も出てきます。その際、少々の工夫で温度を調整するだけでなく、体も冷やすことができます。

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 写真は、私の持っている銅に錫をメッキしたフリーカップですが、この夏は冷たい飲み物をこのカップに入れて飲むようにしています。熱伝導率がいいので、冷たい飲み物を入れただけでカップも冷え、手に持っただけでひんやりして気持ちいいだけでなく、冷たすぎると感じた場合、ちょっとそのままにしておけば、比較的短時間で入れた飲み物の温度をぬるくすることができます。容量もそんなに大きくないので飲み過ぎも防止でき、必要な分だけ水分補給できます。さすがに運動中にこんなカップでは飲めないでしょうが(^^;)、車の旅のお供に、銅製の小さめのビアカップなどを持ち出すなんてのもいいのではないでしょうか。そのカップでビールを飲めれば言うことないのですが、運転が伴う方はノンアルコールの飲料でくれぐれも我慢しましょう。


キーレスエントリーであわてないために

 先日、知りあいの方から車のキーレスエントリーについての相談をもちかけられました。今まで何も問題なく使えていたキーレスエントリーが使えなくなり、ガソリンスタンドの人に聞いたところ、自分たちではどうにもならないので車のディーラーに持って行った方がいいと言われたそうです。しかし、もしキーレスエントリーが駄目だとして交換ということになったら費用もかかるので、その前に私に相談を持ち掛けてきたというわけです。

 実際に車を見せてもらい、キーレスのスイッチを入れたところ全く反応しません。とりあえず疑いは内部の電池にあると思われるので、100円ショップで買ってきた極小ドライバーを使ってフタを開け、中の電池の型番を確認して、改めて100円ショップで同じ型の電池を購入し入れ替えてみました。

 これでうまく動けばいいのですが、残念ながら電池を替えても全く反応しませんでした。これではガソリンスタンドの人が言う通り、ディーラーに任せるしかないかなと思ったのですが、その時まで私はもう一つの可能性を忘れていました。できれば新しい電池を買いに行く前に思い出せばよかったのですが、それでもディーラーに行く前に思い出したのでよしとしましょう(^^)。

 改めてその車を観察し、確実に全部のドアが閉っているかを確認します。前後左右のドアはしっかり閉まっていましたが、案の定後方のドアが確実に閉まっておらず、わずかに浮いていたのでした。

 車のドアにロックを掛けるということは、基本的に全てのドアが閉まっていなければなりません。前後左右のどあについては走っているとカタカタ鳴ったりするのですぐに気付くと思いますが、今回持ち込まれた車は後方のドアがわずかに浮いていても全く違和感なく走れてしまうので、まさが後方のドアが完全に閉まっていないというのは気が付かなかったということなのでした。

 改めてドアをカチッと音がするまで完全に閉めてからキーレスエントリーの操作を行なったところ、何も問題がなかったように使えるようになりました(^^)。これは、まれなことではありますが、このことに気付かないで車をディーラーに持って行く人も多いと思うので、同じようなトラブルに巻き込まれないように今回紹介させていただきました。お盆の時期は車で遠出をすることが多く、荷物の出し入れのために後方ドアの開閉をする機会も増えるでしょう。そんな時、突然キーレスが効かなくなってしまった場合、まずは全てのドアがきちんと閉まっているか確認し、それでも動かなかったら内部電池を疑い、それでもだめならプロの意見を仰ぐといったトラブル対応のための順序を覚えておけば、自分の力だけで何とかなる確率も上がり、車の移動の際のロスも最少限に抑えられます。この事についてはもしかしたら以前にもこのブログで書いたかも知れませんが、今回の事も思い出すまでに先に電池を買いに行ってしまったりしていますし(^^;)、自分的にもこういうことは書いて記憶に留めておいた方がいいと思った次第です。もし旅先でキーレスが使えなくなってしまったら、まずは全てのドアがきちんと閉まっているかを確認してみてください。


冷やしキュウリで食中毒……その原因と対策

 全国的なニュースにはなっていないかも知れませんが、今私の地元では冷やしキュウリで食中毒が出たことが話題になっています。広いと思っていた世間であっても、自分の知り合いが食中毒で病院にかかったなんて話が入ってくると、やはり注目せざるを得ません。

 問題が発覚した当初(7月下旬)は、ごく少数の患者が出たということがニュースになっただけでしたが、8月も半ばに差しかかろうとしている現在、患者数は400人を超え、感染した人が媒介して家庭内で二次感染したという報告もあったそうです。今回こちらで起こったことは、今からの季節に全国で起こり得る可能性があると思うので、今後への警鐘を鳴らすという意味もあり、ここで紹介させていただきたいと思います。

 食中毒が出たのは、地元の花火大会に出店していた露店の一つで、きちんと店舗のある場所ではありません。さらに保健所は衛生管理について、調理をしているとはみなせない冷やしキュウリの下準備までには検査を入れなかったとのことでした。普通に考えれば単に切って出すだけでは菌が付くとは思えませんが、露店の従業員の中に一名、O-157を持っていたものの下痢や嘔吐の症状はなかった人がいたそうで、その人が処理をしたことでこのように多くの人が感染してしまったことが考えられます。

 ここで、ポイントとなるのが、果たして下処理はどこで行なわれたかということでしょう。事前に水道のような流水が使える店舗内で下処理を行なうことができれば、付いた菌も洗い流されるかも知れませんが、もし現地で用意してきた溜めた水を使って処理をしたとしたら、当然ながら菌は洗い流されず、キュウリをためておく容器の中に留まってしまいます。今回の食中毒騒ぎの場合、ここまで広がってしまったということは、食品管理に落ち度があったことは明らかですが、そこまでは購入者にはわからないというのが実情でしょう。

 今後私がお店で冷やしキュウリを買って食べる場合は、キュウリを入れている容器に水が溜まっているだけなのか、常に水を流していることで冷たさを保っているのかを見分けることができれば、常に容器の中に水が流れている方の店で購入するでしょう。特に旅行の際に露店で食べ物を購入して食べる場合は、そのお店の様子を観察しながら、本当に食べて大丈夫かということを一応は判断してからにした方がいいと思います。特に露店での購入については、せめてここを読んでいる皆さんは十分にその安全性に気を配って食されることをおすすめします。


気圧のチェックをこまめにすると

 一昨日からの台風11号の被害は本当にひどいもので、台風による被害を受けた地域の方はさぞ大変だろうと思います。台風の直撃を受けない所でもまとまった雨や突風の被害を受けたところもあるので、どのように危険を避けたらいいのかというのが特に出掛けていて天気の急変に遭った場合の課題になりそうです。

 そうは言ってもラジオやテレビ・インターネットを活用して警報の確認や、レーダーの雨予想の動画を見ながら逃げるくらいしかできそうにはないのですが、今回のような台風が日本列島を通過するような場合は、気圧を測れる機器があれば、ある程度の予想を自分で立てられるように思います。

 残念なことに私の持っているスマートフォンにはハード的な気圧を測ることのできるセンサーは付いていないようでしたが、アプリの方でネット接続をすることでだいたいの数値を検索して示してくれるアプリはありました。何とか天気が持っている時には気圧は1,000ヘクトパスカルより高めですが、そこから気圧が下がってくるにしたがって天気は怪しくなり、風が吹いたり雨が降ってきたりする兆候かと思われます。特に今回は台風だったので、気圧の変化を見ていくと、台風が自分のいるところに近づいてきているのかということも、大体わかってくるから面白いものです。ただ、これはあくまで簡易的な数値なので、実際に外へ出た場合にはこのアプリはそれほど正確な値を出さないかも知れません。

 昨日の場合、台風の接近とともに気圧が下がり、通過とともに上がってきましたが、台風の影響で活発になった雨雲が近づいてきたらまた下がり始めました。日付が変わってからもまだ天気が悪くなるようなデータが出ているので、もう少し警戒を続けながら過ごそうと思っています。

 今までは気圧を測るなどというのは登山でもしなければ必要ないと思っていたのですが、今回のような台風が通過する場合や、外を車で走っている時など、オフィシャルな天気に関する情報を補完するものとして、自分で正確な気圧に関するデータを取れるならば、自分の身を守ることにも役立つかも知れません。

 山登りをする方は、腕時計に計測センサーの付いたものをうまく利用していると思います。先日、日本百名山一筆書きに挑戦されている方のテレビ番組を見ました。整備されていない道を歩いていて、登山道を見失ったような場合でも、計測機能の付いた腕時計で高度を測定することによって、知らないうちに下ってしまうことを防ぎ、紙の地図との併用によって登山道に戻り目的の避難小屋にたどり着く様子が出てきました。さすがに私にはそんなことはできないかも知れませんが、天候的に危険な場所に入って行かないためにも、ネットからの情報に加えて、気圧の情報も自分で取って判断することも必要になってくるのかなと思ったりしました。

 ちなみに、車の中で使うだけなら腕時計タイプのものでなくてもいいかも知れません。今後出掛ける際には極力天気が悪くなると思われれは出ないようにはしたいと思いますが、今の状況ではいつどこで天気が急変するがわからないということもあるので、こうした測定グッズについても購入を検討してみようかなと思っています。