月別アーカイブ: 2014年4月

「通話定額」報道への不信感

 まだ正式に発表したわけでもないのに、テレビの夜のニュースではドコモが通話定額および料金値下げの方向だという報道をしていました。もちろん、現在の1万円前後という料金を払っている方には朗報ではありますが、情報の中に出てくるのはスマートフォンでパケット定額をしている人に通話定額が付けられるというもので、ガラケーを使ってできるだけ安い金額で通話定額を望んでいる私としては、まだすぐにウィルコムから契約変更というわけにはいかないようです。

 最近の携帯電話の料金体系はかなり複雑になっており、どれが正しい料金なのかわからないところがあります。例えば私が先日加入したイーモバイルのNexus5用プランですが、税込みで2,600円台ということになってはいるものの、あくまで契約から2年間限定の期間限定価格になっています。こうした一定の期間を安く使い、料金が高くなる前に他社に乗り換え前提のプランというのは比較対象としてはふさわしくなく、まだ正式発表のないドコモの通話定額プランを含めたスマートフォンプランも契約から3年目以降料金が違ってくることになったら、私はとても安心してサービスを使い続けることができなくなるでしょう。現在私はメインの通話用としてウィルコムを使っていますが、ずっと継続しているので基本料も通話定額オプション料も満額払っています。その場合の月々の支払い総額が税込みの約2,600円ほどで、もし私がウィルコムから新たな通話定額のサービスを行なう携帯電話会社に乗り換えることがある場合にはこの金額が目安になります。しかし、ニュースで出ていたドコモの通話定額オプション自体が2,700円だそうで、それに基本料およびネット利用料、パケット定額料、端末代金も支払わなければならないとなると、とても比較対象にはなりませんね(^^;)。ちなみに、ニュースによると最安の場合料金の合計は6千円弱になるとのことですが、この金額が契約後ずっと維持されるのかということも発表前ということもあって伝わってきません。どちらにしても、ガラケーで通話定額プランを提供してくれないと、料金の面で私の場合は折り合いが付かないと思いますが。

 そして、今回のニュースで気になったことがもう一つあります。ニュースでは「初の通話定額プラン」とドコモのことを持ち上げていましたが(au ソフトバンクも追随の動きがあることが紹介されていました)、月における回数制限および1回10分という時間制限があるとはいえ、ウィルコムやイーモバイルはすでに限定的な通話定額を現在提供しているのに、そうしたことがまるでなかったかのように報道するのは、実際にかなり長い間通話定額を利用している私としては納得がいかないところです。


イオンのスマホのおすすめ度

 ネットのニュースを見ていると、ショッピングセンターのイオンで限定販売されているスマートフォン(Nexus4)とデータ通信SIMのセット、月額2,980円のプランが好評なのだそうです。単に月額の比較で言うなら、Nexus4の後継機であるイーモバイルのNexus5の2年縛り契約の方が通信スピードも端末の新しさでも安くて良いと思うのですが、まずはイオンのプランはどんなものか見てみることにします。

 まず、Nexus4をいくらで購入するかというと、月額1,420円の24回払いで30,480円となっています。Nexus5はGoogle Playからの購入金額は39,800円からと1万円弱の差ですが、安いとは言っても古い機種ですし、LTEも使えない3Gのみのため、価格分の価値があるのかどうかは不透明な気がします。通信カードは日本通信のプランで、「スマホ電話SIM フリーData」というSIM単体で販売されているものと同じです。通話もできるプランではありますが、通話料込みのプランではなく、20円/30秒の通話料がかかります。データ通信は200kbpsで高速クーポンは別料金になります。まあ月額1,560円と考えるとこれは妥当な金額という気もします。

 ただし、私がこのNexus4に3万円も出して2年使うかどうかと聞かれると、とても使おうという気にはなれません。ちなみに、他の携帯電話会社からこちらのプランに移る場合は、おサイフケータイやキャリアメールなどの携帯電話会社独自のサービスは使えなくなってしまいますのでその点でも注意が必要です。

 もし、スマートフォンは中古でもいいと思って、白ロムの中古や、それまでドコモで契約されていた方が使っていたスマートフォンの中のSIMカードをイオンプランの日本通信のカードや、データ通信の安定感や、高速クーポンが月1GBあるIIJmioの通話機能付きプラン(最安で月税抜き1,900円)で使うなら、キャリアメールは使えないもののおサイフケータイは利用可能です(私の使っているドコモのスマートフォン+IIJmioのデータSIMカードで確認済)。もちろん、イオンのスマートフォンと違ってお店の方が設定してくれたりしてくれることはありませんが、自分で設定をしようと腹をくくるなら、中古白ロムと格安SIMカードの組み合わせの方が2年間の縛りはありませんので(イオンの場合はスマートフォン本体の割賦契約があるので、途中解約の場合本体代金の未払い分を支払う必要があります)、新しいスマートフォンを入手した場合はSIMカードのサイズさえ合えばいつでも乗り換えることができます。

 恐らく、今紹介した方法は最初に紹介したようなネットのニュースほど大々的に紹介されることはないでしょう。というのも、新品を流通大手が売るということで売上げが業者の方にそのまま行きますが、個人が勝手に白ロムを入手することによって利益を得る人たちのことを考えると、零細の中古業者やオークションを使っている個人が巨額な費用をかけて宣伝することはないだろうと思うからです。確かにイオンのスマートフォンは携帯電話会社の提供するスマートフォン料金より安いことに間違いはありませんが、工夫することでもっと安く便利になることもあります。個人的には契約をスマートフォン一本にまとめるよりも、現在使っているスマートフォンの契約をフィーチャーフォン(ガラケー)のプランに戻し、スマートフォン用に格安SIMの通話なしプランを追加して契約する方が利便性を損なうこと無く毎月安く維持することができると思います。全て店頭で契約したい、面倒な設定はしたくないという方にはイオンのスマートフォンはお手軽でいいものだと思いますが、この内容だとまだまだ通信費は圧縮できるということも念頭に置いて選ぶべきではないかと私は思います。


イーモバイル Nexus5 キャンペーン適用か否か?

 3月のはじめからイーモバイル契約のNexus5を使いはじめましたが、その間に消費税率のアップもありまして、実際にかかってくる月々の通信料は当初の2,515円では(あんしんパック不加入の場合)なくなってきます。

 それと同時に気になったのが、オンラインストアで申し込んだため、今主に通話用として使っているウィルコムの回線を主回線として登録する「もう一台無料キャンペーン」に適用になったかということです。このキャンペーン適用になると、初期登録費用の3,000円がかからないほか、2年待たなくても解約時に(早期解約は規定の手数料がかかります)は契約解除料を払わずにMNPできるメリットがあります。

 私の契約はイーモバイルでしましたが、今後の契約は新会社であるY!モバイルになるためか、料金の確認はソフトバンクのサイトである「My Softbank」で行ないます。3月中の料金請求の内訳は、キャンペーンに申し込んだのに初期登録費用の3,000円がカウントされていて、初月の請求額は消費税を含めると8千円を超える金額になっていたのですが、昨日改めてサイトを確認したところ、ちゃんとキャンペーンが適用されていました(^^;)。

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 オンラインストアでの契約だったのでなかなか細かい内容まで確かめようがなく不安でしたが、実際にキャンペーン適用になったことを考えると、近所の店舗での対応について不満が残ります。市内でも大きい家電量販店の中にあるイーモバイルのブースに担当者がやってくる週末に訪れ、「現在使っているウィルコムの回線を主回線としてキャンペーンを適用させる形でNexus5を副回線として持ちたい」と言ったところ、(この店では?)無理だと言われました(^^;)。普通の方なら担当の方にそう言われればだめなものだと思うでしょうが、こうしてちゃんとキャンペーンが適用されていい条件で加入できているわけですから、契約する場所によって条件に差ができてしまうのは残念なことです。こういう事もあるので、契約内容やキャンペーンの条件についてきちんとネットで調べ、悔いを残さないように加入手続きをすることが大切だとしみじみ思いました。私の聞いた店舗の場合は店のローカルルールで加入不可という判定がされたのかも知れませんが、少なくともオンラインストアでできることができないというのはますます携帯電話・スマートフォンの契約についての消費者の不安や不満を増やすだけだと思いますので、とにかくわかりやすい契約体系にして新たなプランを出してみてほしいですね。


フィットで車中泊の前にまずやっておきたいこと

 フィットという車の魅力は、後部座席を前方に倒すとかなり広いスペースが出現し、身長が170センチ前後の方ならそのまま寝られることでしょう。私の身長は175センチですが、さすがにまっすぐ寝るのは難しいものの、後部スペースの対角線に就寝スペースを作ればぎりぎり足を伸ばして寝ることができます。

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 その際、荷物を移動させたり人間が移動したりすることになるのですが、そこで大変不安になるのが荷室周辺の床の弱さです。当然ながらホンダは車中泊用にフィットを設計しているわけではありませんので、座席部分の強度はしっかりしているにしても、スペアタイヤを収納している部分のうち、最後部のところは空洞になっいて薄い板がのっているだけなので、間違えてその部分に体重をかけてしまうと、最悪の場合破損してしまう危険性があります。

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 そこで、何かを間に挟むことで強度を出し、人が乗っても大丈夫なようにするため、コンパネを切ってスペアタイア収納部分を補強することにしました。私の場合はたまたまあったコンパネを収納部にはまるように細かく切り出してはめ込みながら調整をし、サイズ的には横80センチ、縦65センチの板をこまかく切ってぴったりするようにはめ込みました。もしホームセンターで希望の大きさに切ってもらえるなら、事前にお使いの車のサイズを測って切ってもらうのがいいと思います。

 この加工をすることで、車の中に入り立って移動しても床が壊れてしまうかもと心配しながら動かなくても済みます。車中泊をしない方でも、重い荷物を積み込む場合が多い時にはこうして補強しておくと安心できると思いますので、荷室の強度に不安を覚える方は、何よりもまずこの作業をやってくことをおすすめします。

追記(2014.5.1)

一通り準備ができたら、具体的に私のやっている車中泊セッティングを紹介しているページもありますので、そちらもご覧下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-e298.html

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/b24-cotoemvoyag.html


フィット キーレスエントリーの新規登録

 購入時にキーレスエントリーの付いていないキーが一つしかなかった私のフィット(平成18年 GD1 初代の後期物)ですが、とりあえずスペアキーの作成は依頼したものの、やはりリモコンでドアを開閉できるキーレスエントリーはあると便利です。ディーラーにキーレスエントリーの付いたスペアキーの作成を依頼した場合は費用が1万4千円以上かかってしまうので、何とか安く上げようと思いネットオークションで中古のキーレスエントリーを入手しました。

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 私のフィットで使えるものは、写真のようにキーと一緒になったワンボタンのものです。恐らく解体車のものであろうと思うのですが、ネットオークションではフィットのキーレス付きの鍵が、2014年4月現在、千円から二千円くらいで取り引きされています。多くの出品がある中、一応「正常動作確認済み」という表記があるものを落札しました。もし中のユニットが壊れているとどうにもならないからです。それでも、個人の取引ですから本当に使えるかどうかはやって見なければわかりません。昨日になって事前に落札しておいたものが届いたので、何はともあれ自分の車できちんと登録されるかどうか試してみることにしました。なお、当たり前ですが、キーレスに付いているキーパターンはすでに存在しないであろう車のものですので、このキーはドアの開閉だけでなくエンジンもかけられないダミーキーとしてキーレスエントリーのみ使うことになります。

 インターネットでフィットのキーレスエントリーの登録方法について検索すると、2つのやり方が出てきます。ひとつは、すでにキーレスでの開閉ができるキーがあり、更にもう一つ追加する方法ですが、これは今回の私の場合には全く役に立ちません。何もないところから新たに登録するには別の方法があります。私がインターネット上で検索したところ、以下の方法を見付けました。私はこの方法でうまくいったのですが、キーの形状が違ったり、細かい車の仕様の違いによっては以下に示した方法でも登録できない場合があるかも知れませんので、あくまで自己責任の上でお試し下さい。作業は外からではなく車の中に入って行ないます。

01. イグニションスイッチをON(キーをIIの位置まで回す)にする。
02. 4秒以内にトランスミッター(新しく手に入れたキーレス)のボタンを押す。
03. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。
04. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
05. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。
06. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。  
07. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
08. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。
09. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。 
10. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
11. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。

 ここで、正常に設定ができているとドアロックアクチュエーターの作動音がします。作動音発生から9秒以内に以下の作業をすれば完了です。

12. トランスミッターのボタンを押す。
13, ドアロックアクチュエーターの作動音を確認する。
14. イグニションスイッチをOFFにして、キーを抜く。

 このやり方が書かれたページは、同じフィットでも古いキーレスエントリーで登録していたようなので、同じ方法でできるのかがわからず、本当にできるかどうか不安でしたが、私の環境(イモビライザー無し)では問題なく登録ができました。購入したキーをそのまま使ってここまでの作業をしてきましたが、強く押し込まないと動かないなど若干反応が悪い気がしたので、改めて電池交換も行ないました。型番はCR1220というボタン電池で、100円ショップにも置いてあるところはありますが、普通の電気屋さんでも200~300円くらいで入手できるものです。キーレスの中から電池を取り出すために極細のドライバーが必要ですが、これも100円ショップでセットが入手できますので、まだ持っていない方はこれを機会に手に入れておいた方がいいように思います。プラスドライバーで開けたビスをなくさないように注意しながら、マイナスドライバーでわずかな隙間を開けてそこからこじあけるようにして開きます。中の電池も爪によって引っかかっているので、それもマイナスドライバーでほじくり出すように取り、新しい電池を入れます。そうして再度ドアの開け閉めを試したところ、全く問題なくキーレスが作動しました。雨の時など両手に荷物があるような中、いちいちキーで解錠するのはやはり不便ですので、安くキーレスエントリーが使えるようになって本当に良かったと思っています。車中泊する場合でも夜間に車を出たり入ったりする場合にはキーレスで開閉できるとやはり楽ですので、私と同じように中古車でキーレスがないような場合は、こうしたことにチャレンジしてみるのもいいのではないかと思います。


ホンダ・フィット スペアキーの作成依頼について

 中古で購入した私のフィットに付いていたキーは1つだけでしたが、キーナンバーが書かれたタグが廃棄や紛失することなく車検証入れの中に入っていたので、いちおうスペアキーの作成を依頼することができます。このタグがないと、基本的にはスペアキーは作れないそうなので新車で購入した場合はこのタグを失くさないように注意しなければなりませんし、中古で購入の場合はタグの有無を確認してから売買契約を結ぶことをおすすめします。というわけで、まずは近所のカギの専門店に行ってみました。

 すると、私の持ち込んだ形状のキーはイモビライザー有りと無しの両方で採用されているキーで、このままのコピーは作れるものの、もし車にイモビライザーが付いていたら解錠はできるもののエンジンがかからないキーになってしまうので、きちんとエンジンを掛けられるキーを作るにはホンダのディーラーを訪ねて本当にイモビライザーが付いていないか確認した方がいいというアドバイスを受けました。ちなみにキー作成にかかる費用は5千円+税と言われましたので、お金が普通の鍵の複製より高くなることは了承の上で、近所のホンダディーラーを訪ねました。

 フロントでスペアキーと一緒にキーナンバーの書かれたタグと車検証を渡し、車のイモビライザーの有無を確認してもらったところイモビライザー無しの車であるので、スペアキーの作成には、キーレスなしで1,700円ちょっと、キーレス付きで14,000円ちょっと(細かい数字は失念しました(^^;))と言われました。カギの専門店で言われた値段はイモビライザー付きの場合なのかなと思いましたが、思ったよりも安くキーレスなしのスペアキーが作れることがわかってほっとしました。出来上がりには10日間くらいかかるというので連絡先を渡し、スペアキーの作成を依頼して帰ってきましたが、結局ディーラーの方に依頼して正解だったように思います。

 車の盗難が増加する中、どうしてもセキュリティにお金がかかるというのは仕方ないことですが、昔のキーなら簡単に安く複製が作れたことを考えると、中古で購入する前にスペアキーやキーレスエントリーが揃っているかというのはきちんとチェックしておきたいところですね(^^;)。まあ、こういった所も含めて車両価格を安くしていただいたので文句も言えないのですが。

 今回の私のように最初からキーが足りないのではなく、新車の納車時にそろっているキーの構成と同じ状態で中古車を購入できたとしても、自宅に置いておく分の他に家族でシァアするため人数分スペアキーが欲しい時もあるかと思います。車自体は安く買えたとしても、今回の私のようなイモビライザーがない車でもキーレスエントリーが付いたスペアキーは結構費用がかかりますので、そうした費用もしっかり考えておきましょう。


中古車を買う上で「よくある事」への対策

 自動車を新車で買う場合にはあまり考えなくてもいいのですが、中古というのは同じ車種・グレードはあっても、こまかい所で様々な違いがあり、私の購入したフィットも例外ではありません。車体価格は無事故でもかなり安かったのですが、その裏には細かいものが揃っていないという事実がありました。

 まず困ったのがキーがオリジナル一つしかなく、本来付いているはずのキーレスエントリーもない状態でした。フィットの場合、時期によりキーレスエントリーの形状が変わるのですが、私の車の場合、どの形状のキーなのか調べるためには車の取り扱い説明書が頼りです。しかし、メンテナンス関連のものはあるものの、肝心の説明書も入っていませんでした(^^;)。まあこの辺が中古で車を買う場合の問題点ということでもあるのですが、説明書についてはなくても私の場合何とかなることがわかりました。

 というのも、事前にホンダのホームページを確認したところ、年代別の車種を選ぶことでその説明書をpdfファイルでダウンロードできるサービスが有るのです。私の年式は平成18年なので、2005年の説明書をダウンロードすればいいわけです。

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 また、今まではこうしてダウンロードした説明書を見る時に、印刷するにもかなりのページ数になるので、どうしても説明書を携帯したい場合プリントする手間がかかりましたが、今はタブレット端末にPDFファイルをダウンロードすればパソコンで見るよりもかなり手軽に内容を確認できます。写真は10インチのタブレット端末にpdfファイルの説明書を表示させている状態ですが、目次からページを入力すれば見たい場所に直接ジャンプできますし、使い勝手も悪くありません。そもそも、説明書は必要な時にしか見ず、必要なところだけ印刷するという手もあります。

 説明書を入手できたことで、キーレスエントリーの形状がわかりました。私の車の場合はキーと一体化したワンボタンのキーのようです。ただ、スペアキーはどうにかして複製を依頼するとしても、普通にキーレスエントリー機能の付いたキーの再作成を依頼するとかなりの出費になるということを聞いています。そこで、これからネットオークションを使って私のフィットと同じものと思われるキーレスエントリー(解錠およびエンジンをかける用途には使えないが、キーレスの動作は可能なもの)を探してみようと思っています。スペアキーについては、幸いにしてスペアキーを追加するためのキーナンバーが書かれたタグが購入した書類の中に入っていたので、それを元にまずはスペアキーを一つ作ってもらおうと思っています。逆に言うと、このタグがない車というのは買うと自分の名前になっている車検証を提示してもスペアキーを作ってくれるかわからず、後で苦労するということでもあります。中古車購入時には車の機能や状態、価格で比較をすることもありますが、こういった細かい付属品の有無で後で大変なことになることもありますので注意しましょう。


軽自動車からコンパクトカーへ

 元々このブログではスズキワゴンRで車中泊をするためにいろんなノウハウを書くことから始めたのですが、そのワゴンRを手放して1年以上経過し(^^;)、次の車はどうするのかということをずっと考えていたのですが、4月からの車購入に直接響く消費税アップおよび、環境税+消費税の両方が上がることでガソリン代の負担も増え、さらにETCを使っても高速道路料金が割引の廃止や割引率の変化により通行料が上がる事から、燃費がよく運転の楽そうな車をということで、とうとう3月末に決断に至りました。

 今まで乗っていた家族と兼用のスズキkeiはターボ車のため走りはきびきびしているものの燃費がエアコンを使わない街乗りの状態で10km/lがせいぜいなので、夏にはそれ以下になってしまいます。以前私が乗っていたワゴンRでも街乗りは12km/lくらいでしたし、今のスズキの新車に採用されているエネチャージ搭載車に期待は持てるものの、新車や高年式中古車に投資した分、びっくりするくらい良くなるかというのは疑問ということもあったので、安く買えるだけでなくエンジンと車体のバランスのいいコンパクトカーに移行することにしました。

 最終的に実車を見て購入対象にしたのは2つの車種で、新規登録から8~9年と結構乗られているものです。これは、車体価格が安いということもありますが、この時代の車だとどの車にもスペアタイヤが付き、アイドリングストップのような機能は最初から付いていないという私が欲しい車の条件を満たしているからです。1つがトヨタのパッソ、もう1つがホンダのフィットで、パッソは1,000ccで4AT、フィットが1,300ccでCVTになります。燃費は詳しく比較したわけではありませんが、軽自動車よりもいいことは間違いないでしょう。ミッションの中古部品の入手のしやすさではオートマミッションのパッソの方かも知れませんが、フィットの方も初代の後期物ということで、それなりに中古部品は出回っているので入手しやすいという話を聞きましたので、あとは好みの問題になると言われました。車内装備やグレードはフィットの方が良く、何と言っても後部座席を前倒しすれば広いフラットなスペースが出現するという車中泊には嬉しい仕様になっているので、フィットの方に決めてしまいました。

 まあ、こうして結果を出してみると、ある意味つまらない選択なのかも知れませんが(^^;)、ワゴンRで1人用の車中泊をさんざん行なってきて、ある意味ワゴンRから走行性能も居住環境も微妙にグレードアップされているのがフィットなのではないかと思ったりもします。軽自動車からコンパクトカーに変えることで燃費の面はもちろんですが、ガソリンタンクの容量も増えるので、一回給油してから長い距離を走れるようになるというのもいろんな所に旅をするについて安心できる点だと思っています。フィットを使っての車中泊の方法については今さら私が紹介することもないとは思いますが、今まで使ってきたグッズを使って一名分の就寝環境を確保するための方法を紹介してみようと思っています。


障害発生時に頼りになるもの

 4月1日からサービスが開始されるはずのocn モバイル oneの専用アプリ(Android用)の提供ですが、延期になったそうです。というのも、昨日起こったocn モバイル oneのモバイル通信サービスで接続しづらい状況になっていたそうで、それどころではなかったというのが本当のところのようですね。たまたま私は障害が起こっていた時間はモバイル環境でネットを使っていなかったので被害は受けなかったのですが、モバイル通信環境がocn モバイル oneしかない方は大変だったろうと思います。

 実際、モバイル通信で接続できなかったら、何とかしてインターネットに繋がる別の回線をさがしてその原因を探すことになると思うのですが、その際、何をどう調べればいいのか途方に暮れる方もいるのではないかと思います。

 私はこの障害についてtwitterによって知りました。以前からOCNモバイルの公式アカウントをフォローしているのですが、障害が発生したことをこうして知らせてくれると、あえてこちらから取りにいかなくても自然と流れてきますし、以前にさかのぼってのツイートを追っていくことも簡単にできますのでいざという時には大変頼りになります。

 私が障害が出ているというツイートを見たのはたまたま自宅でWi-Fiで接続している時だったので、障害の連絡を受けてocnのデータ通信は使わずにそれ以降のモバイル通信はIIJmioのデータ通信カードを使って行なったため全く影響は受けませんでした。

 私の場合は、契約している通信会社は確実にフォローして、何か重大な発表があった場合にすぐに対応できるようにしています。わざわざブラウザを開き、ホームページにアクセスしてから障害の発表がないか探すよりも、それまではツイッターを使ったことがない場合でも自分のIDを登録し、その場で障害に関するツイートがないか探す方が、今後何かあった時には自然とその情報が流れてくるようになるので便利です。

 もちろん、ツイッターを使いこなしている方にとっては今まで書いていたことなど基本中の基本の話で参考にも何もならないかも知れませんが、私自身もそれほど使いこなしているとは言えないのでその辺はご了承下さい(^^;)。とりあえずは、今使っているインターネット・電話関連を1つのリストとしてまとめておいて(通常時に必要なければフォローしなくてもリストには追加できます)、必要な時にデータ通信や電話関連のツイートを一覧表示できるようにしたり、他のトラブルや障害に備えて、業種ごとのリストを作っておこうかと思っています。


フィルムカメラを見直すきっかけになった映画

 本日から4月ですが、先月に地元の映画館でかかっていた映画「LIFE!」を見ました。アメリカの有名な雑誌LIFE!で銀塩写真の整理を行なっている主人公が、デジタル化の波が押し寄せ廃刊の運命になった雑誌の最終号の表紙に使うフィルムのネガを探しに、居所を転々と変えるカメラマンを探す旅に出るというのがおおまかなあらすじなのですが、ここでは批評もネタばれもさせません(^^;)。

 この映画の中で対比されていたのは、アナログとデジタル、リアリティとバーチャルリアリティという感じで、私にとっては懐かしいものが出てきたりしました。そのひとつが主人公がまだ若い頃、ヨーロッパに行くために用意していたバックパックの中に入れっ放しになっていたソニーの海外仕様のウォークマンであり、主人公がようやくめぐりあったカメラマンがヒマラヤに生息するユキヒョウを撮影するために構えていたデジタルでないフィルムを使うタイプの一眼レフカメラでした。

 ウォークマンの方はソニーのロゴがあったものの、なぜか物語に出てきたカメラの会社名の刻まれた部分が隠されていたのですが、製品名のところは隠していませんで「F3/T」とありました。ということで、恐らくこの映画のネタばれであるLIFE! 最終号を飾った写真もデジカメではなくチタン仕様のNikon F3であることが予想されます。

 なぜ映画ではNikonのロゴが隠されていたのかはわかりませんが、極限の状況でも動くという信頼性のあるカメラとしてF3はプロカメラマンに支持されていたことは事実であり、デジタルに対抗する究極のアナログとして、日本メーカーの製品がきちんと評価を受けていたことがうれしくもありました。

 フィルムを使っているカメラの場合、メンテナンスさえきちんとしていればフィルムおよび現像の提供さえされていれば使い続けることができるでしょう。現代ではデジタルカメラをも持たず、スマートフォンをカメラ代わりに使っている人も結構います。確かに一台でカメラとしても使えるスマートフォンは便利ではありますが、OSが新しくなるに従って古いハードは新しいOSを入れると動きが遅くなったり、使いものにならなくなるという点では残念なものです。もちろんデジタルデバイスとしての利便性は今の世の中において必要なものですが、物としての存在感はやはりNikon F3の方がありすぎるくらいあります。そして、今デジタル一眼レフカメラの世界シェアを日本メーカーがほぼ持っているというのは、フィルム時代からのメーカーの努力の賜物であるとも言えるでしょう。私もまだフィルムの入る一眼レフカメラを捨てられずにいるのですが、考えてみれば完全に電池がない状態が長期間続いてもフィルムがある限り撮影できるのはデジタルよりもアナログの技術であるフィルムカメラの方です。普段はデジカメしか使っていなくても、いざという時にはレンズ付きフィルムなら完全に電気や電池が調達できない場合でも撮影を継続できることは、頭の片隅にでも入れておいた方がいいかも知れませんね。