フィット キーレスエントリーの新規登録

 購入時にキーレスエントリーの付いていないキーが一つしかなかった私のフィット(平成18年 GD1 初代の後期物)ですが、とりあえずスペアキーの作成は依頼したものの、やはりリモコンでドアを開閉できるキーレスエントリーはあると便利です。ディーラーにキーレスエントリーの付いたスペアキーの作成を依頼した場合は費用が1万4千円以上かかってしまうので、何とか安く上げようと思いネットオークションで中古のキーレスエントリーを入手しました。

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 私のフィットで使えるものは、写真のようにキーと一緒になったワンボタンのものです。恐らく解体車のものであろうと思うのですが、ネットオークションではフィットのキーレス付きの鍵が、2014年4月現在、千円から二千円くらいで取り引きされています。多くの出品がある中、一応「正常動作確認済み」という表記があるものを落札しました。もし中のユニットが壊れているとどうにもならないからです。それでも、個人の取引ですから本当に使えるかどうかはやって見なければわかりません。昨日になって事前に落札しておいたものが届いたので、何はともあれ自分の車できちんと登録されるかどうか試してみることにしました。なお、当たり前ですが、キーレスに付いているキーパターンはすでに存在しないであろう車のものですので、このキーはドアの開閉だけでなくエンジンもかけられないダミーキーとしてキーレスエントリーのみ使うことになります。

 インターネットでフィットのキーレスエントリーの登録方法について検索すると、2つのやり方が出てきます。ひとつは、すでにキーレスでの開閉ができるキーがあり、更にもう一つ追加する方法ですが、これは今回の私の場合には全く役に立ちません。何もないところから新たに登録するには別の方法があります。私がインターネット上で検索したところ、以下の方法を見付けました。私はこの方法でうまくいったのですが、キーの形状が違ったり、細かい車の仕様の違いによっては以下に示した方法でも登録できない場合があるかも知れませんので、あくまで自己責任の上でお試し下さい。作業は外からではなく車の中に入って行ないます。

01. イグニションスイッチをON(キーをIIの位置まで回す)にする。
02. 4秒以内にトランスミッター(新しく手に入れたキーレス)のボタンを押す。
03. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。
04. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
05. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。
06. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。  
07. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
08. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。
09. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。 
10. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
11. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。

 ここで、正常に設定ができているとドアロックアクチュエーターの作動音がします。作動音発生から9秒以内に以下の作業をすれば完了です。

12. トランスミッターのボタンを押す。
13, ドアロックアクチュエーターの作動音を確認する。
14. イグニションスイッチをOFFにして、キーを抜く。

 このやり方が書かれたページは、同じフィットでも古いキーレスエントリーで登録していたようなので、同じ方法でできるのかがわからず、本当にできるかどうか不安でしたが、私の環境(イモビライザー無し)では問題なく登録ができました。購入したキーをそのまま使ってここまでの作業をしてきましたが、強く押し込まないと動かないなど若干反応が悪い気がしたので、改めて電池交換も行ないました。型番はCR1220というボタン電池で、100円ショップにも置いてあるところはありますが、普通の電気屋さんでも200~300円くらいで入手できるものです。キーレスの中から電池を取り出すために極細のドライバーが必要ですが、これも100円ショップでセットが入手できますので、まだ持っていない方はこれを機会に手に入れておいた方がいいように思います。プラスドライバーで開けたビスをなくさないように注意しながら、マイナスドライバーでわずかな隙間を開けてそこからこじあけるようにして開きます。中の電池も爪によって引っかかっているので、それもマイナスドライバーでほじくり出すように取り、新しい電池を入れます。そうして再度ドアの開け閉めを試したところ、全く問題なくキーレスが作動しました。雨の時など両手に荷物があるような中、いちいちキーで解錠するのはやはり不便ですので、安くキーレスエントリーが使えるようになって本当に良かったと思っています。車中泊する場合でも夜間に車を出たり入ったりする場合にはキーレスで開閉できるとやはり楽ですので、私と同じように中古車でキーレスがないような場合は、こうしたことにチャレンジしてみるのもいいのではないかと思います。


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