イヤホンは共通にして変換コードの用意を

 携帯電話やスマートフォンは、災害で停電になってしまい、その停電が長期間続いた場合には単に通話やメールができるだけではなく、ワンセグやFMラジオが付いていればいざという時に便利です。災害対策のされたラジオは便利ではあるのですが、持ち出せなかったり、外で罹災した場合は使うことが不可能になりますので。しかし、ワンセグを使う場合についてはそのままでは問題になることもあります。

 例えば、避難所の中でワンセグを使う場合、そこでは集団生活を続けなければならないわけですから、多くの人がそれぞれワンセグを使っていたらうるさくてストレスがたまるような場合も出てくるでしょう。夜に寝付けないからと言って、深夜まで小さくても音を響かせていると迷惑になるかも知れませんから、携帯電話を充電するコードとは別に、イヤホンおよび、イヤホンをつなぐことができるケーブルをいざという時のために用意しておくことはそれほど大変なことではないので、いざという時のことを考えた場合は用意しておいた方がいいのではないかと思います。

 スマートフォンの多くの機種にはイヤホンジャックがついているものが多いので、イヤホンも使っているものをそのまま流用できる場合が多いですが、少なくとも私の持っている携帯電話にイヤホンを繋ぐには専用品か変換コードのどちらかが必要になります。最近の携帯電話の傾向としては充電用の端子と兼ねられている場合が多かったりします。100円ショップに行っていろいろ探すと、携帯電話に直接接続する製品の他に、普通のイヤホンをつなぐことができる変換アダプターが売られています。携帯電話やスマートフォンの種類によって変換コードを別に用意すれば、イヤホンはオーディオ用のものを使うことができます。普段から音楽やビデオを携帯電話やスマートフォンで見ている方ならこうした用意は必要ないのですが、普段は全く音楽をイヤホンで聞く習慣がない人は、充電ケーブルの他にこうした音声変換ケーブルも用意しておきましょう。下の写真は少し前の携帯電話にあった音声用の専用ジャック用のものと、一部のスマートフォンでmicroUSB端子が音声出力を兼ねているもの用のジャック、あとはau用とdocomo softbank共用のもので、これらは全て近所の100円ショップで入手しました。ミニジャックのイヤホン・ヘッドフォント一緒に用意しておくのが基本だと思いますが、イヤホンはまだ入手しやすいと思いますので、まずは変換ケーブルの方を手に入れて常備しておくのがいいと思います。

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 また、ワンセグの音を一人で楽しむ場合だけではなく、ワンセグの音を多くの人の中で使いたいという場面も状況によっては出てくるでしょう。その場合には外付けスピーカーにつなげることも変換コードがあればできます。災害用ということでラジオを用意する際、例えばケーブルで繋いで外付スピーカーとしても使えるラジオ、SONYのSRF-18あたりとセットで非常用持出袋に入れておけば、電池持ちは比較的悪いもののラジオは単三2本で動きますし、接続用のコードも付いていますので、ワンセグ携帯電話とセットで使うには適しているように思います。ただ、音質はそれほどいいわけではないので、興味がある方は電池駆動する外付スピーカーを探してみるのもいいのではないでしょうか。Bluetoothで音楽を楽しめる携帯電話をお持ちの場合は対応するワイヤレススピーカーとセットで使った方がケーブル自体がいりませんし、防水携帯電話の場合その機種を損なわないのでおすすめですが、その場合はスピーカーとセットで使うことになるので、もしものための保険とということで、有線の環境もあった方が災害準備という点ではいいとは思います。


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