月別アーカイブ: 2012年8月

旅行中の水分補給について

 先週の京都への旅は直射日光にさらされた上に気温もどんどん上がり、下手をすると熱中症になってしまう恐れもありました。京都の観光は車を周辺に駐車した上で公共交通機関を使って動いたので、いかに日中の活動の中で体を守るかということもテーマでした。事実、京都駅では熱中症で気分が悪くなって駅構内の医務室のようなところから出てきた人も見ましたし、観光するにもそれなりの対策が必要になります。

 直射日光をさえぎるための帽子着用は当然として、水分補給について私の場合は先日紹介したモンベルのステンレスサーモボトルと日本茶の茶葉を持って行き、温かい緑茶を自分で作りました。ステンレスサーモボトルとは別に、自宅から用意してきた大容量のステンレスボトルと、コップに移し変えずに直に飲める小容量のボトルと3点セットで持って行きました。冷水と違って一気に飲み終えてしまうことはないので、定期的な水分補給ができ、塩分が発汗により出てしまうような場合に備えて、一定の塩分が入ったタブレットタイプの製品を用意しました。塩飴の類でもいいのですが、車で移動することを考えると、車内で飴を放置してしまうとぐにゃっと変形してしまうので、熱の影響を受けないタブレットタイプが車の旅ではおすすめです。

 水分と塩分の補給を一度にやるためには、スポーツドリンクを利用する方が一般的かと思いますが、ペットボトルのスポーツドリンクの場合等分の過剰摂取の方が私の場合心配なので、このようなパターンになっています。私と同じような心配がある方で、スポーツドリンクだけで済ませたい方は水で薄めたものを持ち運ぶか、粉末タイプのものを利用して多めの水で溶かすという方法もあります。

 今回の旅では、ボトルの中味のお湯については十分用意したつもりだったのですが、京都の暑さというのは私としては想定外のところがあり、帰りの段階になってついにお湯が尽きてしまいました。旅先でのお湯の確保というのはなかなか難しく、特にお盆で混雑している高速道路で堂々と大量のお湯をもらうというのは周辺の目が気になります。実際、今回利用した新名神の土山サービスエリアの給湯器脇には、水筒への補充はご遠慮くださいという旨の注意書きがしてありました。というわけで、高速道路上でのお湯の調達は諦めたものの、ここから伊勢自動車道に入るところが18キロあまりにおよぶ最大の渋滞場所で、補給する水分がないというのも困るので、ペットボトルの飲料を買うことにしました。

 土山サービスエリアには通常の売店の他にセブンイレブンが入っていて、ものによっては値引きされた商品もあります。たまたまそこで見付けた2リットルの緑茶が、1リットルの緑茶より安く売っていたので(^^;)、どうせ水分補給のためのものと割り切って購入しました。程よく冷えていたので、複数用意していたボトルに中味を移し、結局昨日の水分補給にもこの緑茶を使わせていただきました。主に緑茶を飲むためにボトルを携帯しているということもあり、2リットル程度だったら複数のステンレスボトルに移し変えて使える分は確保してあります。これは、旅先で良質な水を汲める場所を見付けた時にも重宝するのですが、空いたペットボトルをその場で処分でき(コンビニに設置してあるゴミ箱は、お店で購入したものについてはその場での処分を認めている場合が多い)、クーラーボックスを必要とせず保温や保冷ができる方法としても便利です。

 ただ、茶葉から作るお茶とペットボトルで、しかも格安の製品を比べると、味の違いというのはいかんともしがたく(^^;)、のどが渇いていなかったら大量には私は飲めないかも知れません。水はコンビニで購入するとしても、何とかして車内でお湯を得る方法というものも考えたいですね。


無事に帰宅しました

 昨日書かせていただいた通り、この週末は車中泊込みで出掛けていました。ただ、あてもなく悠々とという感じでは全くなく、昨日用意が京都でできたため、それに問に合うように車中泊を選択したというわけです。

 今回は行きも帰りもお盆の渋滞に巻き込まれてしまい、普通に動いていれば3時間程で着くところが、2時間くらい渋滞に巻き込まれている時間がありました。それでも、関東から関西へ行くためには新名神高速道路を通っていけば、東名高速をそのまま使うよりも早く着くようになります。

 今年は新東名も一部開通したことにより、静岡県内での断続的な渋滞は極めて少なくなったと思います。あとは愛知県の音羽蒲郡~岡崎周辺や、伊勢道の四日市~亀山あたりが何とかなればいいと思うのですが、はっきり言って交通集中の度合いが半端ではないので、この時期は諦めた方がいいのかも知れません。

 今回は前夜に何とか熟睡する事ができたので帰りの途中で体が限界に達するような事はありませんでしたが、この夏休みに車中泊込みの旅行を計画されている方は、特に帰りの運転には十分気を付けてくださいね。


夏に車の中で寝るための工夫

 本来なら決してしたくない真夏の車中泊ですが、この時期はどうしても行かざるを得ないため、昨日から本日にかけて車中泊しています。

 とりあえずの準備として電池で動く扇風機は持参してきましたが、ほぼエアコンが使えない状況でどう寝るかというのがいつも悩むところです。クーラーボックスに入れておいた保冷剤や冷却ジェルを使うことでひんやりとはしますが、エアコンのない場所で寝る場合は、マットや敷布団が自分の体温で熱くなってしまうのが問題だったりします。

 その対策ということで、外から見られたらかなりかっこ悪いですが、ユニクロでディスカウントされていたステテコを履いて就寝することにしました。寝巻き代わりのハーフパンツと比べると全体的にゆったりしていてたけも長いので、肌に直接マットが当たって熱さが来ることは軽減できます。そうは言っても暑いことには変わりはないのですが(^^;)、改めて昔から夏の暑さ対策で使われているステテコを見直したという感じです。

 しかし、いくら快適だからといって、ステテコのまま車外へ出るというのはさすがに恥ずかしいので、軽快に動けるハーフパンツは別に持参するべきでしょう。

 幸いにして、前日に雨が降ったせいか、普段の寝苦しさというのは少なかったので、車内での扇風機の音は多少気になりましたが、比較的安眠はできたと思います。ただ、車中泊場所からはwimaxが使えなかったので、この文章をアップするのにiijmioの回線を使わざるを得なかったのが大変でしたが(^^;)。

 そんなわけで久しぶりの車中泊車内からのご報告でした。


リーフからお茶を飲みたい人必須の モンベル ステンレスサーモボトル

 近所にあるモンベルショップをのぞいたところ、いつかは買おうと気にかけていたステンレスサーモボトルが終息品扱い(旧商品)のアウトレット価格に値段が下げられて置かれているのを発見しました。次のシーズンにまた改めて出てくれれば問題ないのですが、このまま手に入らなくなるのはどうしても避けたかったので、380mlと250mlの両方のサイズをとりあえず確保しました。ちなみに、モンベルのネットショップでは完売扱いになっていて、ファクトリーアウトレットの方に商品の在庫はあるようです。

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 今さら書くのも何ですが、このボトルは他のボトルと違った大変大きな特徴があります。それが、取り外し可能な金属製の茶こしが付いているということです。モンベルといえば、携帯できる抹茶茶碗セットを出すほど旅先でお茶をいただくことにこだわりのある製品開発をしているのですが、このボトルは葉っぱから煎れる煎茶をどこでも楽しめるようになっているのです。

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 写真は飲み口の部分の拡大ですが、このような形状ではどうしても飲み物を入れてそのまま飲むことを考えてしまいがちです。もちろん茶葉を入れたまま飲んでもいいのですが、ボトルの中にまず茶葉を入れて、ある程度冷ましたお湯を入れ、フタをして一分程度待ちます。そうしてフタを開けて別のカップに注げば、普段の急須で煎れるのと変わらないおいしい煎茶をどこでもいただけるのです。

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 飲み口の裏側はこのようにしっかり茶こしでおおわれているからこそ、きちんと急須のように使えるのですね。そしてもちろん、この茶こしの部分は取り外して洗えるようになっています。おそらくこのボトルを購入した方々の多くは、水や別の飲み物を入れて直に飲むように使っているのだろうと思います。ただ個人的にはそういう用途には別のボトルを使えばいいと思いますし、このボトルを急須代わりに使えばペットボトルのお茶とは別の味を楽しめるようになるでしょう。さらに葉っぱで煎れるお茶は、一回だけでなく二回、三回と茶葉を入れ替えなくてもそれなりにお茶として楽しめます。ボトルにお湯を入れたままにしておくとどんどんお茶が出てしまうので、すぐ飲めない場合は別のボトルに移しておけば、改めてお湯を注ぐことで再びおいしいお茶を楽しむことができます。

 サイズは二種類ありますが、一人でお茶を楽しむなら250mlの小さいもので十分です。高速道路の給湯器を使ってお湯を入れる際には、時間をおいて冷ますことのできるマグカップにまずお湯をいれ、そこそこ冷ましてからボトルに入れるといいでしょう。私はスノーピークのチタンシングルマグ300mlとセットで持っていき、お湯キープ用と湯飲み兼用でチタンマグを使う予定です。二人で使う場合や他のボトルに移して持ち運ぶ場合には380mlの大きいものの方が何かと便利です。いちばんポピュラーな350mlのボトルに入れる場合にいいでしょう。

 実は週末に出掛ける予定なので、このボトルで煎れるためのお茶の葉を買いに、新東名よりちょっと北側の茶園も持つお茶屋さんが経営するカフェへ行ってきました。そこでは、試飲用に水出しの緑茶をいただいたのですが、お店の方とたまたまこのボトルの話になりました。お茶を扱うプロから見ても、葉っぱからお茶を飲むためのボトルとしてはこのような携帯性に優れた製品は見たことがなかったそうで、本当に知る人ぞ知るといった感じのボトルなのだなあと思いました。ペットボトルのお茶で十分という方にはあまり興味が向かないかも知れませんが、緑茶や紅茶を葉っぱから旅先でも飲みたいという方にはこのボトルは水筒としてではなく、携帯できる急須としてかなりの価値があると言えるでしょう。今回購入したお茶は100g 1,050円のお茶が840円になっていたものを買いましたが、これだけの茶葉では、旅行中だけでなく旅行から帰ってから家でかなり飲んでも十分なくらいの量で、こういう飲み方を当り前にしていると本当にペットボトルのお茶を買うのがばかばかしくなってしまうほどのコストパフォーマンスの高さです。モンベルの方でこの後継品を出すのかわかりませんが、現状でアウトレット価格で安く購入できることだけは確かなので、タイムラグなくこの文章をお読みの皆さんで興味のある方は、とりあえず確保しておいて損はありません。


ダイソー 冷蔵庫用温度計

 車内で冷たいものを持ち運ぶために、クーラーボックスを使っている方は多いと思いますが、クーラーボックスの性能を語る前に、いかにボックス内の温度を上げずに使うかということが実は重要だったりします。

 高性能なクーラーボックスは閉めたままでいれば長時間の温度上昇を防いでくれますが、頻繁に開けてしまい、しばらくの間開けっぱなしにしていれば、当然のごとくボックス内の温度が上がってしまいます。ここらあたりの話は冷蔵庫と同じで、頻繁に開け閉めをすると省エネに結びつかないという話はよく聞きます。そこで、とりあえず自宅の冷蔵庫用にということで購入したのが冷蔵庫用の温度計でした。

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 こうした温度計はどこにでも売っているのですが、やはり100円ショップの商品ということで、冷蔵室と冷凍室用に2つ購入し、旅に出る時はそのうちのひとつを持ち出してクーラーボックスの中に入れておこうと画策しています。写真のように目盛りの部分が色分けされていますが、10℃を超えると赤色のラインになるので、できる限り赤のラインの下になるように温度計を保てればいいということになります。

 私の場合、20リットルのクーラーボックスは車内に常備していますが、旅先で購入して頻繁に出し入れするような飲み物などは別の小さなクーラーボックスに入れ分けることで大きなボックスの温度上昇を防ごうと思っています。だいたい冷蔵庫の冷蔵室の温度を保てるように氷などを補充するための目安として、こうした温度計があれば無駄に補充を繰り返すこともなくなりますし、性能がそれほど高くない安いクーラーボックスしかないような場合でもまめに温度の確認ができれば氷の補充を頻繁にしていけばそれほど問題はないのではないかという気もします。

 クーラーボックス専用で使いたい場合は、両面テープを裏に貼って、クーラーボックスの蓋の裏に貼るなどの方法もあります。100円ショップの品なので複数買って試してみるのも面白いのではないかと思います。


100円ショップのシリコン製調理器具について

ちょっと前の話になりますが、2012年8月10日の朝日新聞に「100均商品から発がん物質 おしゃぶりやゴム製調理具」というショッキングな見出しの記事が掲載されました。私のブログでも100円ショップで購入した折りたたみコップの事を紹介して、現実に使っていますので、これが体に悪いということになると大きな問題になります。そこで今回は、新聞の記事および本日まででの100円ショップ側のリアクションを見ていくことでこの問題について考えていきたいと思います。

まず、問題の記事ですが、朝日新聞の8月10日付朝刊に載った記事です。100円ショップなどで売られたシリコーンゴム製の調理用品や乳児用おしゃぶりの一部から、化学物質のホルムアルデヒドが溶け出していたことが、東京都豊島区の調査でわかったという事実から紹介されています。豊島区消費生活センターが昨年度(2011年)の商品テスト結果を公表したのですが、昨年5月と9月、区内の100円ショップなどで、電子レンジ用蒸し器やオーブン用ケーキ型、乳児用おしゃぶりなどシリコーンゴム製品24点を購入して調べたところ、調理用品20点と乳児用おしゃぶり2点の計22点で、ホルムアルデヒドの溶出を示す試薬の反応があったということです。豊島区生活産業課は「濃度を調べていないので、危険と断定はできないが、問題提起で公表した。しかるべき機関で早急に分析してほしい」と言う意見を掲載しています。最後に、記者の方は専門家の意見を聞きに行ったようで、慶応大学理工学部の田中茂教授(環境化学)は「簡易なテストだが、調査方法は適切。専門機関が濃度などを詳しく調べるべきだ」と話していると紹介してこの記事は結ばれています。

この記事を普通に読むと、100円ショップにあるシリコン製品は中国産でも国産でも危険なものである可能性があるように思えます。やはり安いから危ないのかと思ってしまいそうですね。しかしながら、国内大手の100円ショップのホームページを見ると、ちょっと違ったことが書かれています。私が調べた範囲では「キャンドゥ」と「ダイソー」にこの記事に関するアナウンスがありました。

まずキャンドゥはごくごく簡単に、食品衛生法に基づく検査を行ない、安全基準に適合したものを取り扱っているとだけ書かれています。しかし、ダイソーのホームページにはかなり穏やかではない事が書かれています。これについては以下のリンクをご覧ください。

(ブログを書いた当時はダイソーのホームベージに見解が書かれていましたが、現在はリンク切れのためリンク表示を消しています)

ダイソーの見解としては、全ての100円ショップを一緒にして、印象的に100円ショップの品物は危険だということを導きかねない報道だということでかなりの怒りが感じられます。しかしながら、過去の検査でもどこかの店で売られていたものから有害物質が出たという結果には変わりはないので、本来はこの検査はどのチェーン店で売られていた品物を検査したのかという情報を出してくれないと安心してこれらの製品を使うことは難しいでしょう。特にちょっと前にシリコン製品を多く購入している人たちにとっては少なくともこうした言いっ放なしの報道を出してそのままということでは、裏に何らかの意図があるのかと疑心暗鬼になってしまう部分もあるでしょう。

私の持っている折りたたみコップの場合、熱いものを入れた場合どうなるのかといった不安はありますが、紹介したコップ自体、ダイソーで今も扱っている製品であるため、ダイソーの言い分を信じればまあ大丈夫かなとも思えますが、電子レンジに入れて調理するものや赤ちゃんのおしゃぶりについては、紹介した2社以外のお店で購入し、なおかつ気になる方は少なくとも品質を保証しているチェーン店で扱っているものに買い換えて使うのがいいかも知れません。個人的には朝日新聞にはダイソーのこうした反論にきちんと応えるような記事を早急に載せた方がいいと思いますね。


単3電池運用との相性がいいラジオ

 私は以前からラジオ好きで、いろんな種類のラジオを家の中のいろいろなところへ置いておき、いざという時にあわてずに使えるようにしているのですが、その際気を付けていることがあります。

 というのも、ラジオで使う電池は充電池にするようにしているので、基本ラジオの電源は単3電池2本のものであれば、一つのラジオの電池が切れても2本1セットで用意しておけばすぐに代わりの電池が調達でき、他のラジオの電池が切れるまでに十分充電が可能です。大きさが小さいものの中には、単4電池2本で動くラジオも多数ありますが、電池を他の機器で使い回さないならいいですが、他のものと共通に使い回す場合は単3で動くタイプのものがおすすめです。

 そして、ラジオの場合は満充電に至らず、少ない容量であってもそれなりにスピーカーを鳴らして使えてしまうということがありますので、他の家電製品のうちで満充電の上体でないと使えないようなものに入れて使った後にラジオに入れ替えて使うことも可能です。以前単3電池で動くデジカメをメインで使っていた頃、デジカメで使えなくなった充電池にもまだ多少のパワーは残っていたことから、こうした使い回しをよく行なっていました。これは、旅行中不幸にも充電する時間がなかったり、つい忘れてしまっていた時に役立つ知識だと思います。携帯電話やスマートフォンを充電した後の電池は、状態によってはラジオを鳴らすには十分な容量を保持している場合がありますので、いざという時には試してみてください。

 同じように、ソーラーパネルによる充電を行なっている場合、たとえ満充電まで行かなくても多少充電できれば、その夜の分くらいはラジオを鳴らすだけの電力を保持している場合もあります。ソーラーパネルで充電できる電池の個数が少ないような場合、少ない電池容量でも動くもので使うことで、それなりに太陽電池による発電の恩恵を受けることができるでしょう。

 ラジオの選定の際には、一般的な単3電池2本で動くスピーカー付きのラジオの場合、カタログの連続使用時間(スピーカー使用時)に注目しましょう。同じ条件の電池を使用する場合でも、ラジオを選定を誤ることで本来は十分聞くことができるはずが、ラジオの問題で使えなくなってしまっても勿体無いことだと思います。最後に、単3電池2本で動く日本のラジオのうちで、主だった長時間駆動を誇るスピーカーラジオのデータを紹介しておきましょう。(アルカリ電池使用でAM受信時、スピーカー出力でのデータ)他のメーカーのものでも、これに類するような使用時間をクリアしているようなものを買っておけばいざという時に使い続けることができて安心だと思います。

・Panasonic RF-P150A 125時間
・Panasonic RF-P50A  125時間
・SONY ICF-305  110時間
・SONY ICF-9    115時間
・SONY ICF-P21  115時間


android スマートフォンアプリ「ウェザーニースタッチVer2.0」について

 外出先でいつでも天気予報およびさまざまな気象情報を入手するためには、ラジオなどの情報とともにスマートフォンからインターネットに繋いで天気情報を入手するのが便利です。スマートフォンのブラウザからネット接続してもいいのですが、スマートフォンにはそうした作業をかんたんに導いてくれるアプリの存在があります。天気情報を表示するアプリにはいろいろなものがありますが、私自身が携帯電話にプリインストールされていた頃から使っていた「ウェザーニュースタッチ」をスマートフォンでも便利に使いこなしていたので、知り合いにもこのアプリの存在を知らせていました。

 しかしながら、このアプリがバージョンアップして2.0になったことで、私の使っているアンドロイドを使ったスマートフォン(Galaxy S2およびGalaxy Tab)では全く天気情報を表示できなくなってしまいました。これは新しいバージョン上の中で、天気情報を自分から発信できる機能のためにニックネームを登録しないと起動できなくなってしまったためだと思われます。登録自体はニックネーム(必須)と性別および生年月日(任意)を入力するだけなのですが、そのままでは何度やっても失敗し、どうやら携帯電話会社と契約した通信カードを使っていない環境では登録自体ができなくなっのではと疑いました。

 これは一般的な話ですが、アンドロイドのアプリはバージョンアップがあると何回でもバージョンアップをするように求めてきます。iPhoneやiPadなどのアプリとは違い、アンドロイドのアプリについてはスマートフォンの中のデータを送り出すようなセキュリティの穴をふさぐためにもバージョンアップがあったら早めにやるというのが普通だと思うのですが、今回のウェザーニュースタッチや、これもアンドロイド系のスマートフォンの定番といえる「QRコードスキャナー」のアップデートによる使用不能の状態には大変困りました(QRコードスキャナーの不具合は現在は解消されています)。いったんアプリを消して新たにインストールすれば成功するという情報があったので試してみましたが、その場合ウェザーニュースタッチを起動するとなぜかドコモのユーザーIDを入力する画面が出てきます。私のスマートフォンはIIJmioと契約したデータ通信カードが入っているため、ドコモのIDはありませんからそのままスルーしてウェザーニュースタッチの登録を進めようとすると、必ず登録できませんとの表示が出て止まってしまっていたのでした。

 これではしょうがないと諦めかけていたところ、Google Playのアプリ説明のところにある評価の欄のコメントに、この登録できない不具合の対応策が書かれていました。いったんSIMカードを外してWi-Fiからネットに接続し、そこから登録作業を行なえばうまくいくとのこと。果たしてその通りにやったら今までの苦労がうそのようにうまくいきました。

 考えてみると、もう一台のiPod touchにアプリをインストールした際にはWi-Fiでやったところ全く問題なく登録できたので早くこの方法で試してみればよかったと今にして思うのですが、あきらめの早い人だったらもうこのアプリを見限って終わりという風になってしまっていたでしょう。でもとりあえず、以前のようにこのアプリが使えるようになってほっとしています。雨の状況や雲の動きなども簡単に見ることができるので、変わりやすい天気の中、どういった行的を取ればいいのか判断する場合には確実に役に立つようになります。もしこれをごらんの方で、私と同じように急にウェザーニュースタッチが使えなくなったとお嘆きの方は、ぜひこの方法を試してみてください。


川近くでの車中泊をするにあたって

 お盆休み早々、水難事故が起こるというのは実に悲しい事ですが、こちらでもそうなりかけた状況がありました。一昨日の話になりますが、用事があって新東名静岡SA近くの場所へ行っていました。静岡市中心部から一本道になっているようなところで、中心部に入っていく道路はラッシュ時や行楽に行く方々で結構渋滞があるところです。

 その日はかなり天候が不安定で、遠くで雷が鳴っているような状況だったのですが、いきなりけたたましいサイレンの音が響き渡り、多くの緊急自動車が動いているようすが音だけですがわかりました。結局その時は何が起こったのかわからなかったものの、おそらく火事でもあったのだろうと思いつつ帰りがけのラジオからニュースが流れてきて原因がわかりました。

 サイレンは川を渡った対岸にテントを張り、その日キャンプで宿泊するつもりの人たちが、川の増水によって川を渡れなくなり通報してレスキューによって助け出された(全員無事)というのが事の顛末でした。帰宅してテレビニュースで現場の様子を見ましたが、なぜわざわざ川を渡った対岸にテントを張るのか理解不能で、しかも山奥のほうでかなりの雨が降ったことが天気予報で出ていましたから、普通はテントを撤収しキャンプも中止するのがセオリーでしょう。報道では午前中にテントを張り、午後になって急に水かさが増して川が渡れなくなったということで、天気予報をよく聞いていなかった可能性もありそうですね。

 今回の場所は並行する道がないところでレスキューを呼んだということで、救急関係の方だけでなく普通に道路を走っている車にも大きな迷惑を出していることが予想されます。蒸し暑いこの時期なので、車中泊というのはきびしくテントを設営してのキャンプが増えるというのもわかるのですが、天候が怪しい時には川の近くでキャンプする場合にはすぐに撤収できて車で帰ることができるように考えながら設営するか、テントは日よけ程度にして、宿泊は車内でするようなセッティングにするとか、それなりの用心が必要なのではないかと思います。今回の事で人命は無事に救出されたので良かったですが、このお盆休みに河原でキャンプをしようと思われている方は、事前だけでなく現地へ到着してからも周辺の気象情報に十分注意して行動されることをおすすめします。


室内の電池で使える明かり

 車内で夜に点灯させる明かりについては、以前はアイドリングしたままシガーソケットへ差すか、ポータブルバッテリーを使って照らす蛍光灯を以前持っていました。その他と言えば、豆電球の懐中電灯を使うくらいしか選択肢がなく、その頃は充電池を使うという思想もなかったので実に使いづらいものでした。しかし、今はキャンプなど野外で使うランタンについてもガスのものから電池を使ったLED使用のランタンを使う方が増え、車中泊おすすめの明かりはほぼLEDを使ったものと言えるようになってきました。

 ライトの種類としてはおおむね以下のものがあります。

・ランタン
・ヘッドランプ
・マグライトタイプの懐中電灯

 それぞれのライトには特徴がありますが、車内全体を照らすという点ではLEDランタンが便利でしょう。ダッシュボードの上においてもいいですし、車のどこかにフックを付けて上から吊り下げてもいいでしょう。吊り下げた場合の方が広い範囲を照らすことができるので、ランタンの光度にもよりますが、車の中での細かい作業もほぼ問題なく行なえるでしょう。

 ヘッドランプは両手を開けた状態でさまざまな作業ができ、自分の見える範囲の周辺を照らします。車の中全体を明るく照らさず、一人でこそっと作業できればいいというのなら、むしろヘッドランプの方が使い勝手がいいでしょう。頭に付けたくなければ首からぶら下げればいいですし、手で持てば懐中電灯の代わりになるので夜にトイレに行くような場合にも役に立ちます。

 そのように考えると、マグライトタイプのLEDライトというのはそれほど利用する場合がないのではないかと思われるかも知れませんが、光量が強く遠くまで届くものを選べは、車の旅をする場合は結構便利だったりします。というのも、トラブルに見舞われた場合にエンジン内部の様子を見たり、座席の奥深くに入り込んだ物を見付けるためには遠くまで届く光を出してくれるマグライトタイプのライトというのは便利で、これはこれであると使う場面も出てくるでしょう。

 その他、こうした明かりを提供してくれるさまざまな機器を導入することについて気を付けたいのは、それ自身が電池を何本使うタイプなのか確認することが大事です。マグライトタイプの懐中電灯こそ単3電池2本タイプのものが多くなるようですが、ランタンやヘッドランプの中には、3本単位で消費する製品が多くあります。あくまで明かりとしての使いやすさという点からすると、単3電池3本のタイプの方が便利であることがあるのですが、ニッケル水素電池を2本単位でしか充電できなかったりする場合には3本同時に車内で充電できる充電器を用意することを前提で使うようにしないと、無駄に電池を余らせてしまう可能性もあります。こんなことをわざわざ書くのは、災害時に車のシガーソケットから充電できない場合、ソーラーパネルを使って電池の充電をすることを考えてのことです。その際、私の持っているソーラー充電セットというのはほとんどが2本単位か4本同時でしか充電できず、どうしても3本まとめてやりたい場合は2本+1本という形で充電システムを分けざるを得なくなるため、効率的な電池のローテーションができにくくなる可能性もあるからです。

 さすがにランタンで単3電池2本で使えるものはなかなかありませんが、4本で動くものは見付けることはできます。ヘッドランプについては1本で動くものもありますので、先日紹介したUSB端子経由で1本単位で充電可能な充電器を汎用出力のあるソーラーパネルと繋いで充電すればこちらの方は問題ないでしょう。

 最後に、ニッケル水素電池の注意点と明かりについての関係について述べておきます。ニッケル水素電池の出力は、アルカリ電池のようにゆるやかに出力が落ちていくのではなく、急になくなる感じになるため、明かりもそれまで普通に点灯していたものが一気に消えてしまう感じになってしまいます。周辺が明るい場所ならそういったことも問題ないでしょうが、周辺にまったく明かりがないような場所で急に明かりが消えたら大変です。そういった意味でも複数の明かりをたとえそれがキーライトのようなものでも持ち、ランタンなど大型の明かりの電池交換をスムーズに行なえるように用意しておきましょう。