毎月のデジタルコンテンツにかかる費用についての考え方を変えるべきか?

スマホ・パソコン関連にかかるお金というのも色々ありますが、あくまで個人で作業などを行なう場合には、そこまでコストは掛からないのではないかと思います。ただ、個人的に見ていて大変だと思うのは、スマホに高性能で高額なものを選んだことで、新型を買い続けることで、かなりの金額を消費しているなあと思います。

こんなことをいきなり書き出したのは、少し前になりますがNHKのクローズアップ現代で、「デジタル赤字」について取り上げてその現状について報告していたのを見たからです。さすがに番組の中ではiPhoneのハードの事については触れてはいませんでしたが、Apple,Google.Microsoft,Amazon,Metaのような海外企業のサービス無しには立ち行かない日本の多くの企業の中では、今の日本企業は「デジタル小作人」という風に呼んでいるケースもあるということなのです。具体的には海外のクラウドやソフトなどを使うための定期的なコストが今の円安の状況で膨らんでいて、会社として儲けても、Officeソフトを使ったり、クラウドを使い続けるためのコストが増えていき、企業の利益を圧迫するという流れになってしまっているそうなのです。

私の場合は、Microsoft Officeは毎年お金が掛かるOffice365は使わないで、買い切りのものを一部のパソコンに入れて使っている時期が長くありました。その負担額は結構大きくて、一定の期間を過ぎると新しいバージョンに買い替える必要があるので、Officeアプリを使っている限りは、ずっとMicrosoftにしぼり取られるという、これは表現が適切かどうかわかりませんが、個人的にはできればもう少し安くなって欲しいと思っています。

Amazonのプライム会員においても、これも毎年定期的にお金を出しているのですが、個人のレベルでは、そこまでびっくりするくらいの利用料がかかっていないので、一応は続けています。ただ、アメリカ並みの会費になってしまったら、その継続は考えなくてはならないかなとも思います。

デジタルの世界はまさに一寸先が闇という世界でもありまして、身近な話で言うと、それまでスマホで撮った写真は無制限に保存できていた「Googleフォト」が無制限に使えなくなったり、クラウドの世界では無料でもそれなりに活用できていた「Dropbox」がいきなり有料化に舵を切ったことで、今までのデータを別のところに引っ越して使うことになったようなこともありました。インターネットの世界は「無料」のようでいてそうではない世界なのですが、あくまで個人で使う分には、コストが掛からずに、それなりに使えるものはまだまだあります。今後はそうしたサービスへの転換を繰返しながら、必要に応じては今まで普通に払っていたデジタル関連のコンテンツに払うものを縮小することも考えなくてはと思ってしまいました。

毎月掛かるデジタル関連費用として、これは外せないと思うものに快適な通信環境があります。自宅における光回線や、外出時のモバイル回線については、基本的にネットを繋いだ状態で使うことのできるコンテンツについては、それほど費用がかからなくなっています。ワープロ・表計算のアプリについて、ウェブ上でネット回線につながって作業できる状況であれば、Microsoft Officeも機能制限はあるものの無料で使えるようになっていますし、Googleスプレッドシートあたりでもそれなりに使えます。

個人的に、クラウドに自分の財布の中味(電子マネーも含む)と連動した表計算ファイルを入れているのですが、オンラインでスマホからファイルを呼び出して入力していけば、同じファイルをパソコンで開いても中味はきちんと更新されていますので、旅行中のお財布管理には本当に便利です。

ちなみに、このブログを書く場合には、別に専用のワープロソフト(Wordなど)も必要なく、私はフリーソフトのエディタを使って書いています。今は色々と便利なのでWindowsを使っていますが、今後個人のパソコンを使うことについての負担が増えて来た場合には、あえてWindowsに固執しないことも十分有りではないかと思います。

具体的には今使っているものからもう少し容量の大きなChromebookを使いLinuxを併用することで、オフラインの作業にも活用できますので、パソコンの世界でもさらに不穏な動き(個人にも定期的な利用料金を請求してデジタル赤字に追い込まれそうになった場合)があった場合には、メインマシンの変更も考えます。

ただ、最初にも書きましたが個人のユーザーが海外企業に貢ぐかのように、それ自体では利益を産まないハードを買う状況というのは、個人的にはちょっと良くない傾向なのではないかと思います。生活のすべてを特定の企業に捧げたいという事に異論を挟むことはしませんが、自分の場合は、高額なスマホ(iPhoneだけでなく最近はAndroidにも高額なスマホは少なくありません)で楽しむよりも、あくまでもスマホで最低限の事をやりながら、別の方面にもお金を使っていきたいと思っています。先日紹介した天体望遠鏡などはまさにそれで、1万円のスマホと組み合わせて自動的に見たい星を望遠鏡に導入するシステムを完成させました。まだまだ色んなところにも旅行に行きたいですし、それが数年ごとにやってくるスマホ買い替えのタイミングでいくらか制限されるなら、私はそこまでスマホに高性能は求めないつもりです。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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