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さまざまな災害と自動車保険との関係

 大雨による広島の土砂災害の様子は時間の経過とともにその全容がわかってきていますが、予想をはるかに超えるほどの被害が出ているようで、罹災された方には心からお見舞い申し上げます。

 今回のような大雨による被害の場合、復旧に向けてどうなるのかというのは多くの人の関心を呼ぶことだと思いますが、家の場合は地震保険のように別契約で加入していなくても、火災保険の総合プランでまとめて補償される場合が多いと思います。しかし、契約の時に災害を火事に限定しているとだめなので、心配な方は契約している保険証券を確認してみて、台風や水害・落雷などでも保険が下りるか確認しておいた方がいいでしょう。

 今回の災害について取材されたテレビの映像を見ると、家屋の被害はもちろんですが、車の被害が多いことが見て取れました。車で旅をする私としては、車で災害に遭った場合どうなるかというのは気がかりです。果たして今回のような水害の場合、自動車保険で補償されるのでしょうか。

 まず、自動車保険を契約する場合、人に怪我をさせたり物を壊したりした場合の保険と、自分が怪我をしてしまった場合の保険、そして車自体の保険があり、私たちはその中から任意に契約しています。この中で、自然災害によって車が壊れた場合には車自体の保険に入っていないとだめなので、いわゆる車両保険というものに入っているかが問題になります。もし車両保険に入っていない場合には、契約の途中からでも付けることを検討することになるでしょう。

 ちなみに、車両保険に入ると保険料が上がるので、保険会社では2種類のタイプを販売しています。ネットで調べた名称で紹介すると、「一般型」「エコノミー型」に分かれます。「一般型」は単独事故や当て逃げにも対応し、「エコノミー型」は単独事故や当て逃げには対応しない代わりに保険料が安くなっています。では自然災害に対応するためにはどちらの方に入っておけばいいかというと、災害の内容によって変わってくるようです。

 「エコノミー型」の保険金が出る場合の説明では(今回紹介する内容についてはソニー損保の内容を紹介しています)、「火災・爆発」「台風・竜巻・洪水・高潮」となっています。今回の広島の土砂災害は台風でも竜巻でもないし、鉄砲水ではなく土砂で流された場合には大丈夫か不安になります。実際のところどうかといいますと、同じソニー損保のサイトで説明がありました。

http://with.sonysonpo.co.jp/wisdom/auto/detail_158405.html

 この説明によると、火山噴火・地震・津波に関してはどちらの車両保険でも支払いはできないものの(契約条件をプラスすることで一部保証できる場合もあり)、水害に関する被害についてはエコノミーの方でも保険が下りるようです。全ての保険会社で確かめたわけではありませんが、とりあえずエコノミー型の車両保険を付けていれば車が被害に遭った場合でも保険で何とかなる可能性があります。ただ、個人の契約の内容については保険証券に書かれていることが全てとなるため、不安な場合はまずは保険証券に書いてある内容を確認の上、不明な点は保険会社に照会し、不足があるところを補うように内容の見直しを行なっておくべきだと思います。


真夏のドライブ 対策に現地調達の品を活用する

 先週はうだるような暑さの中、車で出掛けてきました。場所によっては35℃以上になる中、常に車の中にいられればかえって涼しいのかも知れませんが、途中休憩するだけで車内の温度が上がるので、これが体には結構こたえます。

 一応、小ぶりのクーラーボックスの中に麦茶を入れ、500mlのペットボトルに水を入れ凍らせたものを保冷剤代わりにして持って行ったのですが、猛烈な日差しの下クーラーボックスノ中の冷たさを保つのはなかなか難しいものです。

 早朝出発して、午後の段階でまだクーラーボックス内部は冷たさを保っていたものの、すでに氷は全て溶けてしまっていました。こうした場合、いかにしてクーラーボックスの中の冷たさを持続させるかというと、保冷剤代わりになるものを現地調達することに尽きるでしょう。今回持ち出したクーラーボックスは小さなもので、保冷剤代わりにペットボトルを凍らせて入れていたということで、日本のコンビニならどこにでも置いてある、中味をカチカチに凍らせて販売しているペットボトルの清涼飲料水を買い、中味が溶けてしまったものと入れ替えました。

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 同様に保冷剤代わりに使えそうなものとしては、さまざまな種類がある氷があります。溶けにくく、大きめのクーラーボックスに合いそうなのは板氷ですが、粒状のロックアイスにもメリットはあります。写真のようなスポーツの場面でよく見かける氷のうは、ロックアイスをそのまま入れるだけで日焼けした体を直接冷やすことができたり、夜寝苦しい場合にも活用できます。収納スペースが限られるような小さなクーラーボックすでも形を変えて押し込むことで保冷剤のように使えますし、溶けてしまった水も手洗いなどに使うことができるでしょう。個人的にはロックアイス一袋が入るようなタッパーのケースをクーラーボックスに入れて用意しておき、事前に用意した保冷剤が使えなくなった場合にロックアイスを敷き詰めてクーラーボックスに入れておけば、板氷ほどは持たないものの直接飲み物に使ってもいいですし、さまざまな応用が利きそうなのでおすすめです。

 このようにして常にクーラーボックスを冷やすことができるようになれば、もう一つ、体を冷やすための物を現地調達するのも手です。体を中から冷やすというとみずみずしい夏野菜ですが、特に今の時期はトマトが良いと言われています。ドライブの途中で道の駅や農産物直売所に立ち寄れば、ドライブの途中でもつまんで食べられるプチトマトがかなり安い値段で売っているのを見掛ける方も多いでしょう。今回のお出かけでは早速最初に立ち寄った道の駅の直売所でプチトマトをゲットし、クーラーボックスで十分に冷やしてからいただきました。野菜を洗える環境があれば、例えば長めで大きめのナルゲンボトル1リットルボトルの中に水と氷を入れ、その中にキュウリを入れて冷やし、冷えたところで味噌をつけて食べるなんてこともできるでしょう。直売所で売られている物の中には生の野菜に付けて食べると良さそうなもので満ち溢れていますので、冷たい飲み物やアイス類だけではなく、この暑さを健康的に乗り切るような方法を試してみるのもいいのではないかと思います。


ガソリン携行缶に給油できないセルフスタンド

 私が今、このブログを書いている2014年7月現在、ガソリンスタンドに出ているレギュラーガソリンの価格には170円台の数字も並び始めました。少しでも安い値段でガソリンを入れるためにセルフスタンドの利用をされている方も多いかと思います。先日たまたまそうしたセルフスタンドで、表題のような経験をしたので紹介します。

 先日人から頼まれて、20リットル入るガソリン携行缶に給油してもらおうと行きつけのセルフスタンドに入ったのですが、セルフスタンドではナンバーのある車やバイクには自分で給油できるものの、ナンバーのない車や携行缶には法律の関係で給油することはできません。

 ではどうするかというと、スタンドには車の整備や機械の保守点検をするスタッフが常駐していますのでその人に頼んで携行缶にガソリンを入れてもらうのです。私はそれまであまりお世話になることのなかったスタンドの事務所に入って、給油をお願いしたのでした。

 すると、そのスタッフの方は、このスタンドは給油するスタッフは常駐していないので携行缶への給油はできないと言われてしまったのです。確かにそのスタンドはスタッフが多くいるセルフスタンドよりかなり安い値段を出していて、今まで何でなのかと疑問に思っていたのですがそれで納得がいきました。

 その後、同じセルフスタンドですが、車のメンテナンススタッフがいるところへ入って聞いてみたところ、問題なく給油してもらうことができました。というわけで、入店しようとしてスタッフの姿が全く見えないようなスタンドについては、状況によっては携行缶への給油を断られてしまう可能性があるということです。特に旅の途中で携行缶への給油をしたいと思った場合は、最悪セルフスタンドではできない場合があるということを頭の隅にでもとどめながらスタンド探しをした方がいいかも知れません。


車の窓のチョイ開けに注意

 本格的に日差しがきつくなり、車の中の温度はぐんぐん上昇していく季節となりました。日中の車内温度上昇を防ぐためにフロントガラスにサンバイザーをするとしないとではかなり違います。うっかりサンバイザーを忘れてしばらく放置しただけでも、ハンドルは触れない程熱くなり、しばらくはエアコンを付けたまま待たないと運転できないような状況にもなりかねません。

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 サンバイザーとともに私が行なっているのは、運転席と助手席の窓ガラスをほんのわずか開けておくことです。これをすることによって外の風が入ることから、室内に熱気がこもることが防げます。夜間の車中泊で、防犯面の理由から窓を全開にできない場合も、サイドバイザーにかかり、外から手などを入れなれないくらいなら大丈夫だろうと開けたまま寝ている方は多いと思います。

 ちなみに私も熱が車内にこもらないようにかなり長い時間わずかに窓を開けていたのですが、少々考えさせられる事がありました。先日、いつものように朝、車に乗って出掛けようとしたところ、助手席の窓の内側にごそごそ動くものを発見しました。よく見ると蜘蛛で(^^;)、あわてて外に出しましたがしばらく見逃していたら車内で巣を作られてしまったかも知れません。

 わずかな隙間を空けていることで、やはり小さい虫は入ってくるのは理解できましたが、それでも空けていないと車内がひどいことになるのは変わりがないので、まめに開けたり閉めたりすることが大切だなと思います。

 私の場合は少ない距離でも朝一番で車を動かすことがあるので、日中はわずかな隙間を空けておき、その日の夕方、日が沈んだのを確認して中を確認し、窓を閉めることができれば完璧ですね。ただ、日中駐車する場所周辺に多くの虫が出没するようなことがあれば、日中でも閉めておくか、網戸を隙間に貼るような工作をするかどちらかでしょう。梅雨明けの時期には蜂の活動も活発になるように思います。特に毎日車に乗らず、休日の時だけという方の場合、気が付いたら蜂が巣を作っていたなんてことになったら本当に洒落になりませんので(^^;)、窓は完全に閉めた状態にしましょう。もし車に乗ろうとして中に蜂が入っているのを見付けた場合は、落ち着いてドアや窓を開けた状態にし、外に出て行くのを待ちましょう。


車内に常備しない方が無難な「はさみ」

 このエントリーを書き終えてからすぐ読まない方もおられると思いますので、今回の内容を書こうと思いたったきっかけには人が殺傷された事件があります。というわけで、まずは事件の概略を説明します。

 その事件の元というのは男女の感情のもつれで、以前交際していた男性の方が女性への暴力がひどいということで刑事事件となり、執行猶予の判決が出ていました。いわゆるストーカーとして警察に連絡済みでもあったらしいのですが、男性は女性のことが諦めきれず、引っ越して居場所を隠していた女性の住居を見付けて乗り込んできました。当然ながらその場で口論となり、2人は自宅から出て、女性の方が近くにあるホテルの事務所に逃げ込んだと言います。その時点で男性は凶器は持っていなかったのですが、女性が逃げ込んだ先に事務用品のはさみがあったので、そのはさみを手にして女性に対し凶行に及んだとのこと。つまり、普通の文房具店で売っているはさみであっても人を殺傷することのできる凶器になり得るということが実際の事件を通して明らかになってしまったのです。

 私は車中泊のためというよりも防災用としてさまざまな品物を車の中に入れていますが、もし車中泊中に警察の方から職務質問を受けた時の事を考え、包丁だけでなく金属製の食事用のナイフも入れる事を控えています。文具のカッターナイフについても特別な用途を説明できないと、単に没収されるだけでは済まないかも知れません。以前にも書きましたが、銃刀法違反までかからない軽犯罪法違反にかかる小さなものでも、持つ必要がないのに持っていると最悪、職務質問をされた後で拘束される危険もありますので十分に注意をするのがいいと思います。

 ただ、旅先でさまざまな物を買い足した場合、衣類などのタグを切りたいような場合ははさみの一つぐらい持っていたいものです。しかし、多くの人にとってはよもや人に向けて使うことなど考えられない文房具でも、それを凶器として使う事例が起こってしまったことで、今後はたとえ事務用のはさみであっても厳しく取り締まられてしまう事は想定していた方がいいでしょう。キャンピングカーを使っている方についても、旅行以外で車を使う際にはキッチンバサミを含めた刃物類は下ろしておき、出掛ける際にはすぐに取り出せないようにきちんとパッキングして持っていく方が無難です(その方がキャンプの自炊のみに使うと主張できるため)。もちろん私自身、こういったことで注意を受けたことはありませんが、普段の旅行では全く問題がなかったとしても、さまざまな要因が重なって不幸が続くようなことが起こる場合は出てきます。これから車中泊ならびに防災用として車に積む品物を選ぶ際には十分注意しましょう。


カーナビの目的地検索の穴

 今私の車に付いているカーナビはDVDのかなり昔のものなのですが、それなりに使えてしまうのであえてスマートフォンのカーナビを使う機会が減りました。新しい道路が掲載されていない不具合はあるものの、目的地さえ地図上に記載があれば何とか行けてしまうものです。

 しかし、その目的地設定の段階で、古いカーナビには穴がありました。先日、インターネットで見付けたお店へ行くため、お店の情報をメモしたものを使ってカーナビに入力しました。そのままカーナビの指示通りに進み、目的地に到着のはずがそのお店はなく、あやうく辿りつけなくなるところでした。

 なぜ目的地に辿りつけなかったかというと、目的地を特定するための入力をNTT電話帳に登録されている電話番号でしてしまったことに原因があります。電話番号を入れるというのは住所を入れる方法と違って数字だけ単純に入れればいいので良く使っているのですが、実は電話番号検索には意外な落とし穴があるのです。

 店舗が同じ市内局番の範囲で移転した場合、電話番号が変わらずにそのまま使っているケースがかなりあります。特に長年商売をしている立場なら場所が変わったとしても電話番号はできるだけ変えたくないでしょう。そうなると、昔のカーナビで電話番号を入力して特定した目的地が移転していた場合、全く見当違いの方向へナビされてしまうことになってしまうのです。

 幸いにしてネットから店舗情報をメモした際に、住所もメモしていたのですぐに住所を入力し、移転先の店舗へ予定していた時間内に到着することができました。このようなトラブルは、最新のカーナビであっても全くないとは言えません。地図や電話番号の更新は移転したての場合には対応していないと考えるのが普通ですから、必ず時間内にその場所に直行したい場合には、電話番号や名称による検索よりも、最新の住所での検索で行なうのがいいでしょう。最新の店舗情報を入手するためにはやはりインターネット経由がおすすめです。店舗が独自にホームページを持っている場合にはそちらの情報を優先するようにします。まとめられたところの情報は更新がワンテンポ遅れることがしばしばありますので、その点にも注意しながら古いカーナビと付き合うようにしたいものです。


車内の雨対策を安く行なう

 毎年やってくる梅雨の季節は、車に乗っていても憂鬱なものです。単なる雨なら乾けば元通りになるかも知れませんが、雨と泥で汚れた靴で乗り込んだり、荷物を載せただけでもかなり車内が汚れてしまいます。先日のゴールデンウィークに出掛けた際は、天気には恵まれたものの、臨時駐車場が舗装されていず、多少ぬかるんでいたせいて、かなりの汚れがフロアマットに付いてしまいました。

 運転席、助手席のビニール製マットは安く売っていたりしますが、後部座席に敷くものは見に行ったものの意外と高いものです、そこで、耐久性は最初から犠牲にして安価でそれなりの効果が期待できるシートを導入することにしました。

 ちなみに、私の乗っているホンダ フィットの後部座席は、横幅は約120センチ、座席間は座席を上げた状態で約55センチでした。カーショップで売っている後部座席用のシートは座席を出した状態での寸法なので、私のように後部座席のスペースをまるまる荷物用に使えるように使う場合、市販のものでは縦の長さが足りなくなってしまいます。そこで、ホームセンターで切り売りしているテーブルクロスに目を付けました。柄のものもありましたが、シンプルに透明のものに決めました。幅は90センチ、120センチ、135センチの3種類がありましたが、120センチのものがフィットにはぴったりです。ホームセンターでは10センチごとの測り売りになっていたので、一番安い0.2ミリのものを60センチ分切ってもらいました。厚いのはそれなりの値段がしたものの、薄いのはかなり安く、60センチで約250円で手に入りました。

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 試しに後部に敷いてみましたが、測ったようにぴったりです(^^)。元々が安いものなので気軽に使えますし、薄いので座席を出す際にもアタッチメントの部分を折り返してしまえばうまく座席に固定され、人を乗せた時にも片付けなくて良さそうです。

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 そして、毎年頭を悩ませる傘の置き場所についても、そのまま後部に倒して置いてもいいですし、写真のように柄の部分をバーに引っ掛けて、しずくを受けるために洗面器を置いておけば後の処理も簡単に済ますことができそうです。洗面器は温泉や銭湯で使うだけでなく、水を張ってバケツのように使ったり、いろんな使い道がありますので用意しておくのがおすすめです。写真のものはいわゆる「ケロリン湯桶」ですが、何も奇をてらっているのではなく(^^;)、他の湯桶よりも頑丈でハードな使用にも耐えるということで愛用しています。東急ハンズやLOFTで売っていますので、興味のある方は旅行先で購入するというのもおすすめです。


フィットで車中泊セッティング コットと自転車を持ち込むと

 スポーツタイプの自転車を車中泊の旅に連れていくことが私が車を軽自動車から普通車のフィットに変えた一つの理由だったのですが、荷物一揃えと自転車を車内に収納したまま車中泊ということになると、さすがにフィットでは厳しいのではないかと思われる方も多いでしょう。

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 まず、荷物をセッティングした状態の私の車をごらん下さい。基本的にはフタの閉まるコンテナに荷物を入れ、小物類は小ぶりのコンテナや買い物カゴに収納しています。荷物は全てこのスペースに入れているので、後部座席のスペースは何も置かず、自転車はそのスペースに横にして置いて運ぶのが日帰りの旅で自転車も楽しみたい場合の積載パターンになります。

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 しかし、このままでは自転車を載せたまま車中泊スペースを作ることができません。自転車を外に出しておくという方法もありますが、それだと自転車が盗難に遭う危険性もあります。そこで荷物を移動するためいったん自転車を外へ出し、後部座席を前に倒して荷室と一体化させるフルフラットにします。荷物は大きいコンテナを除き、運転席側に寄せますが、高さがコットより低いコンテナはちょうどコットの下に入るように配置することができます。そして自転車は後方から運転席の側に縦にして入れると、うまいぐあいに運転席後ろのスペースに収まります。

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 そして助手席を後部に倒してできたスペースにコットをセットすると、自転車1台を収納した状態で車中泊用のコットが設置できました。もしコットの下に置いた荷物のごつごくしたところが気になる場合は、コットの上にキャンプ用のマットを敷けばさらに快適になります。

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 このままでもいいのですが、車内を汚したり傷にしないために輪行用の袋(写真右の黒い袋)に入れるとかなりすっきりした印象になります。このようにすると中の荷物で自転車をある程度固定でき、さらに寝床の設営に荷物を移動させる必要がなくなるので自転車を積んでの車中泊旅行に出掛ける場合はこうしたセッティングで行きたいと思っています。

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 実はこの状態でもう一つ試したことがあります。コットを少し左側にずらすことでサイドブレーキとシフトチェンジノブがコットにひっかからないで動かせるようになるので、この状態のまま車を動かすことができます。一度決めた車中泊場所から移動したい場合や、災害や不審者の侵入で一刻も早くその場から逃げ出したいような場合でも運転できるスペースを空けたままコットをセットし、自転車を収納することができることが今回やってみてわかったのは収穫でした。今回はフィットという車に乗り換えたところから考え始めて、そのスペースに合うように自転車を選んだことが功を奏したように思います。車が違うと紹介したようにはいかないかも知れませんが、まずはお使いの車の収納スペースや居住空間を把握してみて、そこから何を積むかということを考えるのもいいかと思います。


古いカーナビと郵便番号との関係

 先日、古いカーナビを使って目的地を入力する際、気付いたことがあります。古くから変わらない場所については電話番号を入れるのが一番簡単ですが、カーナビの電話番号検索はNTTの電話帳のデータを使っていると思いますので、新しい施設の場合はヒットしないことが予想されます。古いデータを使っているカーナビの場合はさらにヒットしない施設が増えると思われますので、わかれば住所での入力が確実です。

 今ではだれでもスマートフォンを使って施設名から住所を知ることができるので、住所を調べること自体は難しくないと思いますが、古いカーナビで住所入力する場合に困るのが、市町村合併により古い町や村の名前がなくなってしまっていることです。地理に詳しければ自分の頭の中で変換して新しい住所を古い住所に変換して正しく入れられるかも知れませんが、平成の大合併で生まれた新しい地方公共団体の名前にはそれまでの歴史的経緯をすっ飛ばして付けたような名前もあるため(^^;)、その関係が全くわからない場合はどうにもならないと思われます。

 市町村合併が行なわれた後でも以前と変わらないものというのは、電話番号の他に郵便番号があります。古い住所を新しい住所に変換するには、郵便番号から住所を検索するサイトか、住所録アプリを使って郵便番号を入れれば、最新の情報が反映されているものなら問題なく新しい住所を導き出すことができます。幸いにして私のカーナビでは郵便番号による入力補助があるのですが、この機能を使うと、逆に新しい住所をカーナビに入っている古い住所表示に変換できます。

 まずインターネットや観光関連の資料などで目的地の正しい住所を入手します。その際、郵便番号が併記されているなら問題ありませんが、もし住所のみで郵便番号が表示されていない場合は、郵便局のサイト(以下のページ)で住所から郵便番号を検索して入手します。

http://www.post.japanpost.jp/zipcode/

 町自体が新しくできたというような私の知らない例外はあるかも知れませんが、もしお使いの古いカーナビに郵便番号による検索ができる機能があれば、入手した郵便番号を入力すると古いカーナビのリリース当時の住所が出てくるはずです。さすがにカーナビがリリースされた当時にはなかった道路上にある場所へのナビは無理でしょうが、そうでなければ結構古いカーナビでも使えるのではないかと思います。どうしても古いカーナビでは駄目だという場合にはスマートフォンに入っているGoogleMapのナビを使うという方法はあります。スマートフォンでカーナビを長時間続けると、機種によっては熱暴走で全ての機能がストップしてしまう可能性もあるので、個人的にはスマートフォンのナビは最後の手段にしたいと思っています(^^)。何とか車に付いている古いナビを使えないかと思っている方の参考になれば幸いです。


フィットでも車中泊時の目隠しは

 フィットでの車中泊が快適にできるということが実証できたところで、次に行なうべきことは外から覗かれないような目隠しを考えることです。

 車中泊専用品ということでカーテンや吸盤でくっつけるものなどが売られているものの、専用品は結構高いので、とりあえず費用も安くできる割には効果が高いキャンプ用の銀マットを窓枠よりも若干大きめにカットし、それをはめ込む方法を使うことにしました。

 ちなみに、フロントガラスの目隠しについては、太陽の光をカットするサンシェードで代用し、後部のハッチの方は以前の車で使っていた同じタイプのサンシェードを吸盤で貼り付けて使うことにし、銀マットを切って使うのは側面のみにしました。それでも、フィットは小さな窓が多く、車内で明かりを使っていると外から簡単に覗かれてしまいますので、窓の枚数分をしっかりとカットして作りました。

 以前、ワゴンRで使っていたのも銀マットを切ったものでしたが、残念ですがフィットの前後のガラス部分には小さくてはまりません。ただ、フロントに小さな三角窓と、後部ドアとハッチの間に小さな窓があり、そこは以前使っていたものを切って対応しました。

 私自身はあまりきっちりと寸法を測ったりしませんが、それでも新聞紙を窓に当ててだいたいの縁取りをしてそこから大きめに銀マットを切り、あとは実際に窓にはめる作業をしながら周辺を切っていきます。ぴったりとはまらなかったり、わずかに隙間が空いてしまってもそれはそれで、あまり気にしないことにしています(^^;)。恐らく私のいいかげんな工作ではわずかな隙間から中の様子を覗き込まれると見えてしまうと思いますが、逆に巡回をしている警察の方がいたとしたら、中で怪しいことをやっていないことはわかってもらえるかと思います(^^;)。ただし、女性の方の場合、わずかな隙間からでも覗かれるのはいやだと思われたら、しっかりと寸法をはかってぴったりはまるように作った方がいいでしょう。

 もっとも、完全に外から見えないようにするなら銀マットの場合は寝ている間に何かの拍子で剥がれ落ちてしまう可能性もなくはないので、専用のカーテンにした方が安全は安全です。ただ、銀マットを使う理由として、単に目隠しに使うだけでなく少しではありますが結露を抑えるという用途もあります。布地のカーテンと違って使わない時にかさばるという不満点もあるのですが、何より千円以内くらいで売っている大型の銀マットで側面だけなら目隠しは作れてしまいますので、とりあえず銀マットでの目隠しに不満が出てきたら、専用品および汎用の目隠しといったものも考えてみようとは思っています。