Appleの歴史をひもときつつiPhone7の中味を検証する

iPhone7の記事

昨日の新聞を見ていて、同じ日に伝えられたIT関連のニュースということで同じ紙面の隣にのっていた2つのニュースの対比が実に面白かったので写真に撮ってしまいました(^^;)。今回紹介するApple社の新しいiPhoneであるiPhone7にもワンセグは付いていないので、現状ではテレビが自宅になければiPhoneを持っていてもNHK受信料を請求されることはありません。さらに後で紹介する新たな機能搭載によってさらに日本のユーザーの多くがAndroidを捨ててiPhone7に乗り換える状況が整ったのではないかと個人的には思います。

ただ、そうしたことを考えなくても、日本人のApple好きというのはMacintoshの時代からの憧れが講じてというところがあり、更に今回のiPhone7の登場によってさらにシェアを増やす可能性もあります。スマートフォンとして、国産メーカーのように防水やワンセグ、おサイフケータイが付いているのが当り前なガラケーの機能をなぞるように進化してきた国内メーカーのスマホにも搭載されてきた機能をごっそり省いても一番日本で売れるスマートフォンとして、まだまだ多くの人の憧れであり使いたいハードというのは紛れも無い事実です。

この「憧れ」という点を巧妙に突くかのようなAppleの魅力の一つに、あえて特定の地域におもねることなく、その地域特有の要望を受け入れずにあくまでAppleの考える最高のものを出すという頑固さということもあるのではないかと常々思ってきました。私自身は最初にパソコンを買う時に選んだのがAppleの廉価版のデスクトップ機で、その使いやすさに感銘を受けて、初のモバイルパソコンとして選んだのも、かなり大きなノートパソコンでした。重たいのを我慢してリュックの中に入れて旅行の時にも持ち運んでいたほどです。

ただ、Appleは他のWindows陣営がB5サイズ以下にして出してきた日本ユーザーのニーズに合わせた数々のモバイル用途に合ったノートパソコンを決して作ろうとはしませんでした。日本のソニーに製造を委託したPowerBook100は9インチの当時としては何とか持ち運びができるノートパソコンでした。もっとも、当時は必ず使用しなければならなかったフロッピーディスクドライブを外付けにするなど、運用には苦心する点もあったでしょうが、私が買ったのはもっと大きくて重い廉価版のPowerBook150で、PowerBook100は長く憧れのマシンでした。ちなみに、PoweBookにはさらに小さくてモバイル用途に使えるPowerBook Duoシリーズもありましたが、単体でもあまりに価格が高いため(まともに使うためにはさらにDockが必要でした)、とてもじゃないですが買えませんでした(^^;)。今考えるとそうした価格の高さがネックとなったのか、その後Appleからは車に乗せて持ち歩くタイプの大きめのノートパソコンが主力商品となっていったのでした。

その頃はちょうどウィンドウズ95が出てきた頃で、ウィンドウズが使えるモバイルパソコンとして東芝のリブレットや日本IBMのThinkPadが華々しく登場してきたのを羨ましく眺めていたことを思い出します。しばらくはAppleのモバイルパソコンが出ないかなと思ってはいましたが、今後Appleはモバイル用途に適したノートブックを出してくれないだろうとその後に泣く泣くウィンドウズに移行したのですが、残念ながら今の時代でも画面サイズが10インチ以下のMacBookは出していません。

その代わりとしてAppleが出してきたのがiPhoneでありiPadで、モバイル用途にはスマホやタブレットを使うライフスタイルの提案をし、そのコンセプトが広く受け入れられたという事になるのかも知れません。さらにその設計についてもやはり独自のもので、自社のOSの入ったハードを自社のロゴマークを付けて売るという販売手法も変わりません。世界中で商品を展開する中で、当然日本マーケットのみに合わせたものは今まで出していませんでした(ゲーム機のピピンアットマークは日本だけでなくアメリカでも一応発売しています)。しかし今回のiPhone7は私が知る限り初めてではないかと思われる、日本市場のみに向けて独自の機能を付けてきたという点で実に画期的なスマホになっています。

以前から予想されていたイヤホンジャックの廃止は本当でしたが、充電その他で使うLightning端子は残し、本体にはLightning端子に繋いで有線イヤホンを繋ぐことのできるアダプターが付属するということで、今後のサードパーティの商品で充電しながらイヤホンも使えるアダプタが出てくれば、それほどイヤホンジャックを省略したディメリットは出ないでしょう。

むしろイヤホンジャックを省略することで実現した防水防塵機能はなかなか出来がいいようで、IP67仕様になっています。イヤホンが直接繋げないディメリットはあるかも知れませんが、お風呂の中で使ったり急なゲリラ豪雨の中でもiPhoneを使える安心感の方が勝るということになるでしょう。さらに、今回私自身がびっくりしたのが、最初に書いた通り日本のユーザーのために設計変更など全くしないと思っていたAppleが、日本で販売するiPhone7だけに付けたFeliCaという本体をかざして金銭的な決済をできるようにするための機能です。

この機能により、おサイフケータイの機能がそのままiPhoneに付くわけではないですが、Apple独自の決済の方法「Apple Pay」を使ってSuicaやID、QUICPayがまずiPhone7で使えるようになるということが発表されています。恐らく今後、以前のiPhoneユーザーだけでなく、Androidスマホから乗り換えて使う人も増えてくることになるでしょうから、おサイフケータイで使えていた機能は新しいiPhone7でことごとく使えるようにしないと大切なお客さんを逃がしてしまいかねないわけで、早い段階でおサイフケータイ並のサービスが使える日も遠くないのではないでしょうか。

相変わらず端末の価格は高く、修理もアップルストア経由になるなどユーザーにとっては不便だったりコストが掛かったりすることはあるものの、これでますます全ての機能が入ったオールインワンの一台として日本国内のiPhoneの人気はまだまだ続くとみています。

そうなると、私自身も使ってみたいという気にさせてくれるわけですが、iPhoneを使う方というのは全ての機能をiPhone一台で使いたいと思われる方が多いと思いますので、私のように面白い機能があれば何台でも増やして並列に使おうという形からは遠いと言わざるを得ません(^^;)。個人的にはこの新機種の発表で、旧機種の放出が多く起こり、中古の程度のいい白ロムが安く出てきたら、防水や決済サービスは既に他の端末でできているので、iPhoneでしかできないことをするために一台欲しいなとは思いますが、iPhone6やiPhoneSEなどはまだ中古でも高いのでしょうね。安く新しいiPhoneを手に入れるにはやはり携帯大手3社の間で乗り換えることで乗り換え特典を利用するのがまずは無難なのかなという気もします。


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