auの「povo2.0」をメインの電話番号で使う事を考えると0円でしばらく放置も可?

悪い事はいきなり起こります。昨日は、通話専用に使っていたドコモのガラホを落としてしまい、電源関連は問題はないものの、折りたたみ携帯電話が折り畳めなくなってしまいました。仕方がないので、ガラホに入れていたSIMを複数持っている中の一つのスマホへ移し、他のもそれに押し出されるようにSIMを入れ替えて、アクセスポイントの再設定が大変でした。

現在は、それまでデータ通信を主に行なっていたスマホにガラホに入れていた日本通信の「合理的みんなのプラン」のSIMを入れました。これまでとは違って通話にもスマホを使うことになりますが、無料通話が月70分、月毎のデータ量は6GBもあるので、自宅では楽天回線を使っていることから、これだけの契約でもスマホ単体の運用としては大丈夫なのではないかと思ったりしました。ただ、やはりいざという時の事を考えると固定回線化している楽天回線がトラブルになった時に備えて、テザリング可能なSIMを別に用意したいところです。(データと通話の用途を1つにまとめたプランのSIMを入れれば解決と思われる方もいると思うのですが、最悪電話回線は別に用意しておきたいので通話とデータ主利用の回線は分けたいのです)

当初はその目的で利用を始めたmineoのパケット定額を付けたデータ専用SIMは、現在は新しく購入したIdeaPad D330のSIMカードスロットに入れてしまっています。mineoの場合、平日昼12時から1時間使わないことによって、翌月の夜間から早朝のデータ使い放題や1日限定24時間データ通い放題パスを月1枚もらえるチャンスがあるので、スマホに入れるよりはお昼を避けて起動することができる、2in1タブレットに入れておいた方が効率的に使えるような気がしています。ということで、今まで主にスマホの通信用に使っていた、今のUQのくりこしプランをSからMに変えることで、外でのネットを気軽に使えるだけでなく、もしもの時の自宅用回線のヘルプにも使えるよう、制限時最大300kbps→1MbpsになるくりこしプランSからMへの変更をしたいと思っているのですが、SとMは千円くらい値段が違うので、ちょっと躊躇していました。さらに、今までは通話専用回線をドコモのガラホで使うことが前提だったので日本通信のSIMを使っていたという所もあったのですが、通話用のSIMをスマホに入れるということになると、私の場合どのキャリアでも問題なくなります。

そこで、改めて今の自分がどれくらい電話を掛けるのかということを考えてみると、人との連絡はメールやLINEで行なってしまい、どうしても直接話したい場合のみ掛けるような感じなので、できるだけ通話専用のSIMにはお金を掛けずに、その分UQモバイルのプランを上げられるようになればいいなと思っています。そんな状況の中、今の自分にぴったりのプランがauのpovo2.0のような気がしてきました。基本料は0円で、使う分だけトッピングするものの中に、通話定額の設定もあるのですが、よくよく考えると、今の状況が変わって電話をこちらから掛けることが多くなれば定額を付けてもいいのですが、差し当たって電話番号を残し、メイン番号しか知らない人からも電話を受けられるようにするだけなら、基本パターンのみの0円コースで使うのも有りなのでは? (現在の日本通信からMNPするとまるまる1,390円が浮く勘定になるので十分UQのプランを上げられます)と思いました。

とはいっても、180日毎のトッピングを忘れてしまったら強制解約になってメイン番号が消えてしまうというリスクはあります。今後、楽天モバイルがプラチナバンドを取得し、他の三キャリアと同等のつながりやすさ(全国津々浦々で)が実現できれば、メインの電話番号を楽天モバイルにして、他にデータ通信専用のSIMとスマホに2枚差しにして楽天の基本料0円で通話を使えるように頑張るのですが、それまでのつなぎとして考えるというのも有りではないかと思います。

ちなみに、povo2.0の基本プランの場合の通話料は、30秒22円と今までの普通の携帯電話の通話料と同じなのですが、これを半額にする方法があります。それが、IP電話ではない相手先電話番号の前に特定の番号を付けてから発信する「プレフィックス電話」のサービスの一つで、キャリア関係なく単体で付けて利用できる「楽天でんわ」のサービスなのですね。povo2.0にMNPしたメインの携帯番号が入ったスマホにアプリをインストールすれば、基本料金なしで通話料が国内30秒11円の電話回線が完成します。何しろ基本料が0円で通話は使った分だけ(さらに楽天ポイントもたまる)なので、トッピングを付けなければ、請求は楽天でんわからのみになります。だいたい通話時間によってどのくらいの料金になるかというのは以下の通りです(料金は30秒刻みのためこの通りに収まらない事もあります)。

・10分 220円
・30分 660円
・60分 1,320円
・70分 1,540円

こう見ていくと、毎月トータルの通話時間が30分くらいある場合、一回5分以内で大概の通話が収まるならpovo2.0の5分定額のトッピング(月額550円)を付けた方がいいと思いますし、毎月60分以上必ず電話するなら、日本通信の「合理的みんなのプラン(高速データ通信6GB付で無料通話月70分まで月1,390円)」戻すか、povo2.0でかけ放題のトッピング(月額1,650円)にした方が良いと思いますが、月によって全く電話しない月と60分以上電話する月があるような場合は、年間トータルで考えてトッピングを付けずに楽天でんわから掛けるようにするという選択はあると思うのです。

ちなみに、楽天でんわでは他の同種サービスと同じようにフリーダイヤル、110番などの3桁番号への発信はできませんが、そうした番号に掛ける時にはスマホに入っている標準の電話アプリから掛けるようにすれば良く、スマホで使うならアプリを使い分けるだけなのでそこまで不便は感じないように思います。この辺がガラホからスマホに変えることによるメリットであると思います。

その後、状況が変わって電話を掛ける機会が増えた場合はpovo2.0の2種類のトッピングのどちらかを付ければいいだけで、また電話を掛けなくなったらトッピングを外して楽天でんわを使うように戻ればいいわけです。また、5分以内定額のトッピングを付けた上で楽天でんわと使い分けるという技も使えるでしょう。すでに5分以上話をする事が事前にわかっている場合、5分定額に上のせ5分合計10分で通話料が220円と楽天でんわ利用時と同額になります。10分以上電話する場合は、楽天でんわからの方が一回の電話料金は安くなると覚えておけば、目安にはなるでしょう。

ちなみに、私の場合Rakuten Linkを使った別の番号からの無料通話も使えるので、少し長い話をしたい場合にはまずメイン電話から掛けて、楽天の方の電話番号を告げ、改めてRakuten Linkから掛け直すことも最終手段としてやることも可能です。楽天回線の今持っている番号をどこまで維持していくかわからないので、あまり複数の番号を告知したくはないのですが、本当に込み入った話を電話でする場合にはこれで何とかなりますし、企業への問い合わせや旅先でお店や宿への予約の電話についてもRakuten Linkから掛け、コールバック用の番号にメイン番号を告げれば問題ないと思いますので、そうした使い分け方についても考えながら、新たなプランでの利用の可能性について考えていこうと思っています。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

auの「povo2.0」をメインの電話番号で使う事を考えると0円でしばらく放置も可?」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    auも思い切ったプランを出してきたものですね。ユーザーの需要に応じてサービスを選択できる。
    UQモバイルとau自体のプランと異なったバラエティに富んだ選択肢です。
    3GB990円のLINEMOに対抗出来るプランですね。ドコモがどう対応するかも楽しみです。
    OCNとのすみわけの問題もあるし、音声を分離するかどうか。OCNが10Gまでとなり20G、30Gを廃止したのが布石だったのか。
    10GBまでの小容量はOCN,20Gから30Gはahamo,大容量と店頭サポートは本体。
    UQモバイルのMの節約モードを利用してみると実際には3Mbpsは出るようです。mineoの1.5Mbpsよりは快適のようなのでスマホのテザリングで対応する事にして解約しました。月末を考えていたのですが、解約時も日割りとなっていたので即日解約しました。
    ぞろ目の番号を複数有しているので維持しつつコストを避けたいと思っていたので1回線はPOVOにして半年に1度程度トッピングを購入して維持しようと思っています。
    今は行けないですが、年末には再開されると予想される海外旅行時にahamoと楽天モバイルのデュアルSIMはベストな組み合わせだと思っています。さらに行く時だけ楽天モバイルの海外かけ放題980円を追加すれば海外での滞在国への通話も追加料金なしで可能になる。
    普段OCNと楽天モバイルの組み合わせで使っていますが、その場合通話音質も問題は無いようです。さすがOCNだとデータ通信の品質が安定しているのでrakutennLinkが安定します。
    屋内専用であればデュアルSIMUQモバイルのくりこしMとOCNの1Gプラス通話定額1,320円も考えられます。データ通信速度の安定しているUQモバイルと音声定額の安いOCNの組み合わせですね。ドコモとauの組み合わせならエリア的な充実は現状最強だと思います。
    色々組み合わせしている中でrakutennLinkでWi-Fiの場合番号非通知となると言う事がわ入れますが機内モードでWi-Fi発信だと非通知ですが、デュアルSIMでデータ通信は他キャリアで発信すると番号通知になりますね。技術的な問題なので理由はわかりませんが。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    海外でのネット利用の環境も変わりましたね。今までは専用のルーターを借りたり、現地でSIMカードを買ってSIMフリーのスマホに入れて使うなど、それなりのノウハウはありましたが、今はahsmoや楽天モバイルでそのまま使った方が安くて使いやすい部分が増えています。

    それこそ、povoで海外利用のためのトッピングができれば、通話は楽天、povoでデータというよう感じで、国内で使っている回線を活用できるようになります。また、auが本当に通信衛星の基地局を利用したサービスを行なえることになったら、携帯電話自体が使えない国以外では問題なく使えるようになるかも知れず、ますます「必要な時だけトッピングして使う」という使い方ができることになるかも知れません。

    ちなみに、現在私の楽天SIMは自宅のモバイルルーターに入れているものの、Rakuten Link自体は別のデータSIM上から使っていますが、SIMカードが入っているスマホからの発信なら相手先への番号通知は可能なようです。とりあえず、双方180日のリセットはありますが、こまめに利用すれば基本料なしで維持できるプランなので、今後はこの2つのプラン中心に考えていくのが今のところは基本になりそうです。ドコモとソフトバンクはこの流れに乗ってくるのかどうか、来年あたりどうなっているのかも含めて楽しみです。

コメントを残す