ふらっと一人旅に一本のボトル、その容量は?

車で出掛ける場合にはそこまで考えることもないのですが、バックパックに荷物一式を詰め込んで身軽に旅に出るような場合、何を持っていくのが一番効率が良いのか、色々考えています。その中で、これからの季節には温かい飲み物が欲しくなりますので、ボトルの一本も持っていくのに、実用性が高いだけでなく取り回しもしやすいサイズのボトルは何か? と思うことがあります。

保温性能という点では1リットルに近い大きなサイズのものを持って行けばいいという考え方もあります。しかし、一般的に真空断熱ボトルのカタログ値は、中にお湯を満たした場合の性能なので、中味が少なくなると比較的中のお湯の温度が下がる傾向もあります。さらに、持って行く量が多過ぎると、せっかく持って行ったお湯を飲みきれずに残してしまうこともあり、何より大きく重いというのがネックです。

多分、多くの方がそれなりに容量があり、飲みきってもペットボトルから水分の補給が容易な500mlのものを一本用意すれば良いという事になるかと思います。自宅から熱湯を朝入れていき、二人までならコーヒーを一杯ずついただくこともできますし、一人でもカップラーメンを食べてコーヒーを淹れるところまでボトル一本でできますし、日帰りであるならそれで十分でしょう。

ただ、これはあくまで個人的な事情ですが、外でお湯くらいをわかせるミニマムな調理セットを作っているのですが、そこでの湯わかしを考える場合、残念ながら500mlのお湯を作るためのクッカーとして考えているダイソーで500円のメスティンは容量が500mlなので、さすがにボトルを満たすだけのお湯を沸かすには2回に分けなければなりません。

冷たい水を自販機で購入するペットボトルから給水するならそれでいいのですが、お湯を自分で作って補給しながら移動したい場合には、もう少し容量の少ないものを用意した方が良いのではないかと考えたりもします。

ちなみに、カップラーメンを作るのに必要な湯量は約300mlで、スティックタイプのコーヒー一杯分のお湯は、だいたい180mlくらいが適量と言われます。となると、350mlから400mlくらいが目安になるのですが、軽くてかさばらず、多くの種類が出ているボトルということになると、そこから導き出される結論としては、350mlのものが良いのではないかと思えますね。

さらに、外に持ち出すボトルの私自身が考える条件として、できればカップ付きのもので、コーヒーならボトルのカップで飲んだ方が良いのではないかと思います。カップ付きの350mlタイプのものでも、大手メーカーの製品ならばほぼ沸騰したお湯を入れて6時間後でも70度以上の温度をキープできるくらいの性能があるので、早朝出発してお昼に熱いコーヒーを飲みたい場合でも十分使えます。湯沸かしセットで出先でもお湯が沸かせる環境で旅に出る場合は、ボトルの中味を飲みきった状況で空のボトルを満たすお湯を一回で沸かすことができるなら、水が手に入りさえすれば、常に350mlのボトルに満たしたまま携行することもできるでしょう。

保温性能の高いカップ付きの350mlのボトルは既に持っていますが、バックパックのサイドポケットにすっぽり入りますし、日常的に使うにもこの容量はそれなりに一人用としては飲みでがあります。夏なら500mlあった方が良いかなと思いますが、ミニマム的な考え方としては通年でも350mlのものも持ち出し、もう少し容量が欲しい時はボトルの本数を増やし(同じ容量のものか少し多いもの)、その代わりかさばらないスリムタイプのもので揃えるという事も十分にありという気がします。

実は今考えているのは、外で使うことを考えると大手メーカーのものでも、落としてもそれなりの耐性がある山岳用に作られたボトルの購入です。有名なのはサーモスのボトルですが、350mlのサイズが有るのがモンベルの「アルパインサーモボトル」で、シリコンのカバーが本体とカップをガードしてくれるので、落としたりそれなりにラフに扱っても安心な点と、サーモスの山用ボトルと比べても安く購入できるのが良さそうなので、改めてモンベルストアに見に行ってみようと思っています。


カテゴリー: ボトルに関する話 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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