名古屋~下呂~高山B級グルメの旅 その3 「鶏ちゃん」は多人数で

今回入浴の時間を区切って早めに出てきたのは、実は下呂の名物というB級グルメ、鶏もも肉とキャベツをジンギスカン鍋で炒めた「鶏ちゃん」を専門店で食べるためでした。事前にネットで色々調べていたのですがあえて駅前の観光案内所に飛び込み、温泉周辺のグルメマップをいただき、「鶏ちゃん」の食べられるお店の中で、居酒屋や郷土料理のお店でなく、温泉街から少し離れた「杉の子」という鶏ちゃん専門店への行き方を教えてもらいました。

事前にこのお店までグーグルマップで歩いた場合の時間を調べたら、片道35分もかかるので普通なら無理なところですが、これも事前に調べたことで、市内を巡回バスの「下呂バス」が走っていて、どうやらお店がバス路線の近くにあることだけは知った上での質問でした。

実は駅に着いて先に温泉に入りに行ったのも、お腹を減らすためということもありましたが、下呂駅前発の下呂バスの時間が12時5分ということだったので、下呂駅到着から約40分ぐらいのバスの待ち合わせ時間になるので、その間に温泉に入ろうと予定を組んだからだったのでした。「杉の子」の近くにはショッピングセンターがあり、その最寄りバス停は「河鹿橋」というところだと教えてもらい、駅から道を渡った反対側にある停留所でしばしバスを待ちます。

この地域でのバスの乗り方は、降り口と乗り口は同じ前のドアからで、乗る人は降りる人が降りてからになります。乗る際には必ず「整理券」を取っておきます。ちなみに、下呂駅前から河鹿橋までの料金は100円で、時間も5分くらいしかかかりません。観光案内所の方からはグルメマップの他に下呂バスの時刻表もいただきましたが、折返しのバスは13時16分となっていて、十分に高山行きの列車に間に合うということで、食事時間は十分にあります。それを確認してバスを降り、いよいよ鶏ちゃん専門店の「杉の子」さんに到着したのでした(以下にお店のホームページのリンクを張らせていただきました)。

http://www.suginoko.net/

当日は平日だったこともありちょうど私が入る際に他に来ていた観光客らしき人がお店を出たところで、中にはお客は私しかいませんでした。しばし何をどう頼むかわからないのでメニューを見て悩み、結局白飯に赤だしのお味噌汁と箸休めのおかずの付いた「鶏ちゃん定食(1,250円)」を注文しようとしたら、お店の人は、あなたのような成人男性では一人前の鶏ちゃんだけではかなり物足りないのではないか? と言ってきました。さらに、鶏ちゃんはジンギスカン鍋でにんにくの効いた醤油ダレとともに焼いて食べるのですが、半分だけごはんと一緒に食べて、残った具材を焼そばにして食べるのがお店の名物ですと言われたので、こちらとしては一応フルコースのような形で「鶏ちゃん定食」、「鶏ちゃん一人前(追加分)」、「追加の締め焼そば」の三品を注文することになりました。

写真のジンギスカン鍋に盛られている鶏もも肉とキャベツの鶏ちゃんはこれで2人前です。この量を見てしまうと、確かに1人前だとかなり少ないという感じです。追加の鶏ちゃんは一人前750円で、締めの焼そばが320円で、合計2,320円となりましたが、生ビールが600円なので、ビールを飲みながら鶏ちゃん定食を食べるとだいたい3千円コースという感じです。

もっとも、飲むことをメインにすれば定食にしないで最初から鶏ちゃん2人前(1500円)にビールを飲んで、締めに炭水化物の焼きそばを食べた方が良かったかも知れないと今になって思いました。

お客さんがいなかったこともあり、最初の鶏ちゃんを焼くところをお店の方にやってもらいましたが、クッキングシートが敷いてある中で、こまめにかき混ぜないと紙が焦げてしまって収集が付かなくなる(後で焼そばを焼く時に困る?)と言われたので、コンロに火を付けてからはしばらく食べないでジンギスカン鍋の具材をひたすら混ぜていました(^^;)。

締めの焼きそばは強火でいためたこともあって一部パリパリになっていて、香ばしくて美味しくいただくことができました。定食のごはんは少なかったので、締めの焼そばでちょうどいいという感じもします。もう少し食べたいという方はさらに鶏ちゃんを追加してご飯を単品で頼んだ方が定食よりもお腹がいっぱいになります。ただ私はここで食事を打ち止めにしたくなかったので、このくらいの量でちょうど良かったかなという気がします。

さすがに休日ともなると下呂温泉には多くの観光客がやってくるようですが、平日にも地元の人がお昼を食べに来るかと思ったのですが、その点で言えばちょっと拍子抜けで、そういうものでもなさそうな感じでした。というのも、お店の隣がショッピングセンターなのですが、バスの時間を待つ間に中に入っていろいろ見ていたら、スーパーのお肉コーナーの一角には写真のようなパックに入っている鶏ちゃんでいっぱいで、地元の方はこの鶏ちゃんとキャベツを買って家で作る人が多いような感じで、私がスーパーに入っていった時にも鶏ちゃんのパックを買っている人はいました。スーパーの中のお肉屋さんにはもちろん有名な飛騨牛もありましたが、小さなステーキ用の肉でも今回お店でいただいた「鶏ちゃん満喫コース」以上の値が付いていまして、それを考えればお店で食べても十分安いですし、もしキャンプで現地を訪れる場合には鉄板焼きの具材として鶏ちゃんを自分で作って食べるというのもいいかも知れません。

とにかく、味付けはビールに合うように作られているようなので(パックに入った鶏ちゃんを調理する場合)、フライパンやジンギスカン鍋を用意してキャンプで鶏ちゃんをするのも面白そうです。また、クーラーボックスを持って車で出掛けた場合、保冷剤をキープ&補充して行けば何とか自宅までの持ち帰りも可能ですので、お手軽で喜ばれるお土産としてもこの「鶏ちゃん」は有りなのではないかと思います。車で岐阜の山の方に行かれる場合は、お店で食べるだけでなくお土産の鶏ちゃんも地元スーパーでチェックしてはいかがでしょうか。

※静岡から下呂・高山までの旅について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました(番外の内容は除く)。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 名古屋のきしめん
その2 日帰り温泉でもタオルは2枚
その3 「鶏ちゃん」は多人数で
その4 高山ラーメンを15時過ぎに食する難しさ
その5 車内で飲むコーヒーとお茶受け
その6 まとめ ローカル線区間の難しさ


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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