来年の夏の不安要素は「台風」か

現在、大型の台風が西日本へと向かってきています。ただ、通り道にないから安心ということではなくて、私の住む静岡市の久能海岸では土曜日くらいから波消しブロックに当たってものすごい波しぶきが上がるほど大きな波が来ていますので、遊泳禁止の海岸で水遊びをすること自体も危険ということもあります。

過去には、今回と同じように台風の直撃はない中で久能海岸に下りて遊んでいた大学生が波にのまれる事故が発生しました。すでに関東や伊豆地方でも水の事故は起きていますし、今年のお盆に出掛ける際には、安易に海に入らないような決断が必要になるのではないかと思います。

それにしても、今年の夏というのは7月中にはまだ梅雨が明けない状態で、気温が上がらないことで今年はそれほど暑くないなと思っていたのもつかの間、梅雨が明けたら一気に夏の暑さがやってきて、それが今まで続いている状態です。さらに今年は台風までやってきてしまっているので、多くの人が休みを取ってきている中で今週はどうなってしまうのかと思いますが、電車の場合は直前の天気予報の内容によっては翌日の始発から運転中止ということもあり得ますので、前日のニュースやネットの情報を活用して出掛けようとして足止めを喰うような事にはならないようにしていただきたいと思います。

こんな天気が続くと、心配になるのが2020年の東京オリンピックがどうなるかということですが、今までは日本のムシムシした暑さによる熱中症について、どう対策するかということが中心になっていたように思います。当然熱中症対策というものに万全なものはないので、長時間競技を見たいと思っている人についてはこれでもかというくらいの熱中症対策が必要でしょうが、それ以上に大変だと思うのが屋外での競技が行なわれるところに台風が直撃したらどうなってしまうのかというところも本気で心配になります。

実は、先日沖縄地方を台風が直撃した時、沖縄県では全国の高校生が集うインターハイが開催されていまして、特に陸上競技をやっている会場では何度も競技を中断させながら全てのプログラムを行なったのですが、もし東京オリンピックでそんな事になったら、無理をしてでも競技を行なうのか、会期を延長してでも競技を順延するのかという所が問題になってきます。

少なくとも、雨と風の影響がある中では選手たちはベストパフォーマンスを出すことはできませんので、その結果についても「真の実力世界一」という選手が勝てないような事が起こってしまう可能性も十分にあります。オリンピックは4年に1度なので、できる限り選手には最高のパフォーマンスで競って欲しいですし、どうなるのか過去のニュースを見ていたら、昨年の大会組織委員会の意向では、通常の日程を前倒しして台風が来る前に行なう方向で考えているという話がありました。

しかし、そのような事になると今まで売られていて、これから売られる各競技のチケットを買っても日がずらされた関係で見られなくなる人も出てしまうかも知れません。そうなったら、競技への興味の他にまた「チケットに関する話題」がオリンピックを席巻してしまう可能性もあります。

それにしても、日本で台風と言えば9月ぐらいが本番だという感覚があったので、8月にオリンピックを開催するにあたっては問題は暑さだけだと思っていたところに、地球温暖化の影響もあるのか、海水温が下がらない中で8月のオリンピック開催期間中にも日本列島を直撃する台風が来る可能性がある中で大会を開かなければならなくなっているというのは、本当に来年の今頃は大丈夫なのか? と心配になってしまいますね。

まあ、何事もなく終わって、今回のような危惧は取り越し苦労だったというのが一番いいのでしょうが、オリンピックが終わってもパラリンピックもありますし、こんな状態でチケットを買ってその日に台風直撃しないのかと考えると、逆にぎりぎりまで我慢して当日キャンセルが出た競技のチケットを買う方が自分が見たい競技のチケットを入手しやすくなるのではないか(当然、日程変更があっても見に行けるだけのスケジュールでないといけませんが)と思ったりもするのです。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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