月別アーカイブ: 2015年10月

秋の夜長の車中泊に映画でも

 ここのところすっかり秋めいてきたような気がします。夕方の5時過ぎになるともう日が沈んでしまい、場所にもよりますが旅先で寂しいところなら6時過ぎればもう真っ暗になってしまいます(^^;)。

 車中泊の旅をこれからの時期にされる方は、いつもの時間のつもりで夕食を終え、お風呂にでも入ればもうやることがなくなってしまうでしょう。テレビが普通に見られる場所ならそれでもいいでしょうが、山間部でテレビ電波の受信状態が悪いところで車中泊する場合、何の用意もないと午後7時か8時頃にはもう寝るしなない状況に追い込まれてしまう可能性もあります。

 そこからの長い夜を過ごす一つの方法として普段なかなか見られない映画でも見るというのはどうでしょう。ビデオサービスの中にはストリーミング再生だけでなく、一定期間内なら動画ファイルをダウンロードしてオフラインで見られるものもあります。また、そうしたサービスに入っていなくてもYouTubeにアップされている映画を自分で楽しむためだけにダウンロードして鑑賞するという方法もあります。事前にいちいちダウンロードする手間はかかりますが、この方法だと見たかったもののなかなか機会がなかった作品を旅の夜に見ることが可能なので、映画好きの方なら画面が大きめのパソコンで見るのがいいかも知れません。

 事前にダウンロードするなんてめんどくさいと思われる方は、これは車中泊場所の携帯電話の電波状況が動画を見られる程のクオリティを持つかという問題はありますが、外でも1Mbps以上のスピードさえ出るならストリーミング再生で見ることは可能です。その場合、高速回線のリミットが付いている契約では高速分を使い切ると悲惨な通信環境に甘んじることになるのでおすすめできませんが、MVNOで動画を見るくらいのスピードで無制限で使えるモバイル回線を導入するなどすれば後のことを考えることなく自由に映画でも音楽でもインターネットのストリーミングで楽しめるようになります。

 辺りがまっ暗な中、電気を付けて本を読むというのもいい秋の夜長の使い方ではありますが、今の世の中ではそれほどお金を掛けなくても自分で好きな映画を見ながら車の中で寝るまでの間を過ごせるようになるのですから、その点についてはかなり環境は良くなっていますね。普段はMVNOで安くデータ通信を楽しんでいる方なら、長期の旅行に行く時だけプラン変更を行なって旅先で動画を見やすい上限大容量のプランに変えるという方法もあります。最初からストリーミング再生を夜に楽しもうと思っている方は、車中泊場所を決める際にその場所で動画がスムーズに再生できるか確認するというのもいいかも知れません。


ネットオークションでチケット入手の影響

 世の中には様々なチケットがありますが、最近自分で入手が大変なチケットを入手しようとは思わなくなってしまいました(^^;)。そういった性格なので車を使った予約のいらない旅にシフトしてしまっているとも言えるのですが、今回はネットによるチケット売買について考えてみたいと思います。

 昔からコンサートのチケットや交通機関の指定席など、手に入れるのに大変なものはありました。ただ、コンサートの場合は会場周辺にダフ屋が出て余っているチケットをその場で買い取るくらいで、そこそこ見たい人だけが買うし、乗りたい人だけが買うものであったような気がします。

 しかし、この構造はスマートフォンさえあればインターネットオークションに参加できるようになって劇的に変わりました。例えば、私が全く個人的に興味のないアーティストのチケットを入手できたとして、これをネットオークションに出せばそのチケットが希少なものであればあるほど個人的な利益を受けることができるかも知れません。こうした転売というチケット入手方法がいろんな問題になっていまして、先日もテーマパークのUSJが転売チケットでの入場を認めない方針を打ち出すなど、社会問題化しています。

 転売してお金を回すことというのはある意味経済活動といえるわけで、それを生活の糧としている人もいるかも知れません。そういう人は全ての情勢に耳をそばだてるように情報を入手し、チケットだけでなくゲーム機やオモチャまで多量に買い占めてプレミア価格を付けてさばくことで利益を得るわけですが、そうした人達の生活を支えているのは多少高くてもオークションで簡単に買ってしまう人達がいるからということも指摘されています。USJの転売チケット使用中止の決断は、まず転売チケットを買う人を無くす方向で考えているというところもあり、こうした流れが果たして他のコンサートや交通機関のチケットにまで波及していくか気になるところです。

 私自身の話をすると、以前は車と電車で旅をするのが半々といったところで、安く乗ることができる季節運行の列車の指定席券を何とかしてみどりの窓口で入手できたら電車で行き、手に入らなかったら車でという感じで指定席券ゲットに気合いを入れていたこともありました。しかし今ではオークション転売用になってしまったチケットが少なからず存在し、オークションで売れないで、かといって購入した人も乗れない状況になると、そのままオークションで売れなければ誰も乗れない場合もあるということに嫌気が差して、あまり予約を伴う電車旅をする気がなくなってしまいました。

 個人的には本当に行きたい人がチケットを買え、転売されたチケットは無効になり、無効になった分はその場でネット購入できるような仕組みができれば面白いなと思います。2002年のサッカーワールドカップのチケット争奪戦がまさにそんな風で、連日徹夜で地元での試合のチケットが出てこないかパソコンの前に座り続け、何とか地元開催の試合のチケットをゲットできた時は本当に嬉しかったです(^^)。また、転売を繰り返すことでしか収入を得られないような状況も変わっていって欲しいと思うのですが。


厳冬期にも使えるソフトクーラー

 富士山に雪が降り、一気に寒くなってきましたが、まごまごしていると一気に冬になってしまいそうな感じです。そんな中、今後スキー・スノボを楽しむために冬の車中泊をする方もおいででしょう。

 秋から冬の車中泊で気を付けなくてはならないことの一番は車内で火や暖房を使う場合の注意です。使うものの種類によっては一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性があります。さらに、下手をしたら車ごと火事になってしまうかも知れません。このブログではキャンピングカーのような専用の調理場所がないような状況での車内での火気使用は推奨しません。事故になれば即生命の危険が出てきてしまいますので、十分に注意していただければと思います。

 就寝時にストーブを使わないということになると、まだ秋の季節では何とかなりそうですが、厳冬期の山間部では夜中から明け方にかけて、マイナス数十度という気温の中で車中泊をされる場合も出てくるかも知れません。車内は外気温よりは高いでしょうが、鉄の箱である車内はかなり気温が下がる場合も出てきますので、そちらの面での対策もあった方がいいかも知れません。

 古い話で恐縮ですが、カップヌードルが世間に認知されるきっかけとしてあったのが、日本赤軍が起こした浅間山荘事件だと言われています。山荘を取り囲んだ機動隊は相当きつい状況で勤務にあたっていて、何しろ困ったのが支給される弁当が凍ってしまって食べられなかったということです。

 その時に隊員たちの腹を満たしたのが、お湯さえ沸かせば食べられるカップヌードルだったという話なのですが、弁当やおにぎりが凍ってしまうというのはなかなか想定できることではなかったことでしょう。例えば前夜にコンビニで食量を調達した場合、車内にそのまま転がしておくと状況によっては凍って食べることができなくなるものが出てくるかも知れません。そうした時に頼りになるのが、外からの冷気をシャットアウトできる断熱性ありのソフトクーラーの存在です。

 たまたま先日、山道具のバーゲンをやっているお店の広告が入ってきまして、夏の間ソフトクーラーとして売られていたものが、冬には弁当を凍らせないという謳い文句で売られているのを発見しました。確かに原理的には熱を遮断し中の温度を一定に保つものですから、裸のまま食べ物を車内に置いておくよりもこうしたソフトクーラーの中に入れておいた方が凍りにくいということはあるでしょう。

 ハードタイプでなくソフトクーラーをおすすめするのは、折りたたむことによって場所を取らないことです。この種のグッズはシーズンオフということで安くなっている場合もありますので、極端に安い場合、冬にも使えるということを考えながら用意しておくのもいいかも知れませんね。


焼津・小川港サバ祭りにぎりぎり間に合いました

 このブログで紹介したことがあったかも知れませんが、静岡県の焼津港はかつおだけでなくサバも有名で、焼津小川港では年一回この頃になるとかなり大がかりなサバ祭りが行なわれます。

 このイベントの目玉は炭火焼の焼きサバを無料で振る舞ってくれることです。以前行った時には開始前に会場に着いて行列に並んで開場を待ったのですが、今回は早めに行こうと思ったものの、行く前に用事があることを思い出し、その用事が済んだらもはやお昼前という時間になってしまいました(;_;)。

 仕方がないのでまずはその日の夕食の買い出しに行った後で、サバ祭りを覗いてみることにしました。着いたのがイベントが終わる1時間前の午後1時前で、当然ながら振る舞いのサバは終了してしまっていました。朝の9時とか10時頃に来ないとさすがに無理なようですが、まだ人はたくさんいました。

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 市場の両側に出店が並んでいて、そこで一杯100円のかつおだしで作った味噌汁をいただき、生のサバを格安な価格で買って、ついでに鰹節削りも安かったので買って帰ってきましたが、イベント終了ぎりぎりに行った割にはしっかりいろんなものを買って帰って来られました。

 実際に車で観光地を回る中でも、もう少しイベント情報を早く知っていればと思う場合もあると思います。しかし、スケジュールにそれほど関係なければ、イベントの終了間際であっても一応出掛けてみるのもいいかと思います。今回は買ってきませんでしたが、お店で売っているものの中には終了前だからと安くなっているものもありましたし、今回のイベントのメインのサバを買って来られたのも、諦めずにとにかく行ったおかげでした。

 イベント情報については、インターネットだけでなく観光地にあるポスターやチラシとか、地元ラジオの中継を聞いて行くというのもありかも知れません。行くつもりでなくても、思わぬ拾い物があるかも知れませんので、ドライブの途中で寄った場所でもちょっと気を付けてイベントチェックをしてみるのもいいのではないでしょうか。


Nexusシリーズを購入するメリットを改めて思う

 私のところにあるスマートフォンの一つ、Nexus5にAndroidのアップデートがやってきており、6.0にアップデートしました。今回のアップデートでは設定変更すると電池持ちが良くなるというような話もありますが、今のところNexus5をメインで使っていないこともあって今いちどうなのかはわからないのですが、新しいOSをすぐに使えるのは嬉しい事です。

 同じNexusシリーズの中ではNexus7(2013)でもAndroid6.0が提供されるそうです。およそ2年前のハードでも最新のOSが使えるということは、それ自体が端末の持つメリットであるとも言えるように思います。Nexus7(2013)はかなり安く買えた人も多いと思います。同じくらいの価格で他のタブレットを買った場合、新しいOSが使えるということはほぼ考えられず、ハード的には同じようなものだとしても、例えば最新版のアプリが今後対応しなくなるなどして、ハードとしての使い勝手にも差が出てくるかも知れません。

 まあ、現状ではAndroid4.2以上であればそれほど気にかけることはないと思うのですが、Android6.0を入れてもさくさく動くNexus5なら、ハード的な故障が出ない限りはまだ当分メインマシンとして使えるのではないかという気もします。


NHKとテレビ東京の立場が逆転した?

 昨日、テレビをだらだら付けていてぴっくりしました。NHK BSプレミアムで2015年10月29日午後7時半から9時まで(ちょっと見ただけなので間違っていた場合は後で訂正します)に放送されるという「列島縦断2800キロ!ニッポン高速道路トラック旅」という番組の宣伝を見てしまったからです。

 番組の内容はタレントの山口智充さんが鹿児島から北海道までトラックで移動する中、途中さまざまなゲストのタレントや、地元のトラック運転手のサポートを得ながら高速道路の紹介なども織り交ぜながらの旅番組だとのこと。

 こう書くと、なぜNHKがこんな番組を作るのかと疑問に思う方がいるでしょう。こんな(と書くと失礼かも知れませんが(^^;))番組はテレビ東京でやっているのが当り前の企画で、わざわざNHKがやるものではないと思った人も少なくないのではないでしょうか。ちなみに、私がこの文章を書いている10月15日現在、上記番組名でグーグル検索をかけたところ、2番目にテレビ東京の土曜スペシャルの高速道路旅の番組名が出てきてしまいました(^^;)。

 私の知っているNHKの衛星放送は、決して人気取りではなく興味のない視聴者を振り向かせるような魅力的な企画の番組を多く作る野心的なチャンネルだと思っていたのですが、ここまでテレビ東京の真似のような番組を作ってしまうというのは、相当現場が切羽詰まっていて、まずいのではないかと冗談ではなく思ってしまいます。

 逆にテレビ東京の側からすると、自分らのやっていたノウハウそのままに番組を作られてしまって大丈夫なのかという心配をしたくなります。ただ、出来たものを見なければわからないながらも確実に言えることは、NHKはテレビ東京並みの無茶はできないので、見る側からすると同じようなものならテレビ東京の番組の方が面白いと思えるということです。

 ちなみに、できるだけ正確な情報を仕入れてから書きたいと思ってNHKのホームページからこの番組についての紹介ページを探してみましたが、ついに発見することはできませんでした。番宣を先に流してウェブサイトのフォローがされていないというのも何か抜けているように感じるのは私だけでしょうか。何しろ、どんな番組になるのか興味津々といったところです。


0570番号に電話を掛ける前に

 0570から始まる電話番号を目にすることが増えてきました。最近ふと気付いたのが、今話題の国民1人1人に番号を付けるマイナンバーの問い合わせ先が0570から始まる番号になっていることです。フリーダイヤルではないかと思う方もいるかも知れませんが、のれは「ナビダイヤル」という案内が流れる間にも課金される有料サービスで、さらに24時間どこへ掛けても定額という携帯電話を通話定額の対象外のサービスであることがポイントです。知らないで携帯電話やスマートフォンからそのまま発信してしまうと、20秒ごとに10円取られてしまいます。

 ナビダイヤルの料金を見ていくと、区域内の発信の場合、一般電話からなら3分8.5円(税抜)と安いので、掛けるなら携帯電話より固定電話でということがセオリーですが、明らかに区域内ではない所に掛ける場合は距離に応じた割高な料金がかかるので注意が必要です。スマートフォンを使っている方は、050から始まるIP電話から掛けられる場合は、3分8円と、固定電話より安く全国一律で掛けられるので、そうしたサービスの利用が賢明でしょう。

 ちなみに、マイナンバーのコールセンターのホームページによると、ナビダイヤルの番号の他に050から始まるIP電話の番号も案内されていました。携帯電話の通話定額オプションを付けている場合には、050から始まる番号に掛ければ無料通話が適用されるので、そちらの番号を使うのがいいでしょう。また、フリーダイヤルが携帯電話から使えない場合も、とにかく0570から始まる番号ではなく、東京や大阪などの市外局番の番号の方に掛けても通話定額の範囲内になりますから、そちらに掛けるということを心掛けたいものです。

 ちなみに、私が加入しているauのホームページでは、通話定額の範囲外という電話番号について、以下のように説明しています。

・ナビダイヤル 0570-0 で始まる番号
・テレドーム 0180 で始まる番号
・67コール 0067 で始まる番号
・104の番号案内
・行政1XYサービス(188/189)
・衛星電話 衛星船舶電話

 そういうわけで、携帯電話から電話をする際には最初の4ケタなり5ケタを確認してから掛けるようにして、思わぬ形での電話代がかからないように気を付けたいものです。


北海道新幹線の料金は高いか?

 まだ決定したわけではありませんが、来年4月から運行を予定している北海道新幹線の料金についてJR北海道が国土交通省に答申しました。大人料金での紹介になりますが、東京~新函館北斗間で普通車指定席を利用した場合、運賃と特急料金の総額は2万2690円となるそうです。

 ただこの場合、新駅である新函館北斗駅と函館駅の間は在来線で約20分かかり、札幌までは乗り換えが必要になります。距離的に言えば妥当な金額だろうと思うのですが、東京~博多間とは違い、今後北海道旅行で使う場合、所用時間はともかく料金の高さがネックになるかも知れません。

 それでも、北海道の人からすると悲願であるわけで、そもそも青函トンネルを掘った理由である、悪天候で他の交通機関が使えない時でも影響を受けにくいというメリットはあります。今後は先日北海道を襲ったような台風や爆弾低気圧の襲来に見舞われても状況によって唯一のつながる交通手段になり得るわけですし。今後は、単なる飛行機路線との比較だけではなく、様々な可能性について考えていって欲しいです。

 個人的には、例えば北海道旅行のために激安の飛行機のチケットを取ろうとして、片道だけしか取れなかった場合のもう片道の代替交通として使うことがあるかなというところですね。うまく行けば航空チケットの割引分でトータルの交通費も安くなると思います。

 個人での北海道への旅行については、待合室で仮眠を取りながら渡った青函連絡船の時代から、青函トンネルを通る青森発札幌行きの夜間急行はまなすを使っていた時の事を考えると、東京から電車で一気に北海道まで行けてしまうというのは、まさに夢のようです。さすがにすぐには無理かも知れませんが、開通騒ぎが落ち着いた後ででも、機会があれば一度は通しで乗ってみたいですね。


インターネット普及によるオーディオ趣味の今後は?

 昨日、テレビのコマーシャルを見ていたら、普段全く見ることのないオーディオメーカーのTEACが広告をうっているのを発見しました。ただ、単体で打ったものではなく、新聞各紙の全面広告に連動したもののようでした。
 
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 写真のようにレコードプレーヤーにカセットおよびCDとラジオが付いていて、今全く再生できない音楽メディアがある方には便利な品です。ただ、この製品は高品質ぽく7万円くらいするものらしく、ターゲットはいわゆるシニア世代でインターネットが使えない方を想定しているような気がします。

 インターネット環境があり、自在に使える方なら、あえてこうしたものを買わなくても、過去に手に入れた音楽ソースを使わずにネット上からストリーミング再生というパターンが使えます。YouTubeあたりの方が戦前のSP盤あたりのアップも有志の手でされている方が多いので、有料のストリーミングサービスよりもかえって簡単に音楽ソースを手に入れることも可能です。どうしてもネット上で探せないものだけピックアップし、ダウンロード販売やCDなど扱いやすいメディアで手に入れればそれで済んでしまいます。

 私自身、以前は形にないものをわざわざお金を出して買うなんてと思っていたのですが、買って手元に置くと後の処理が大変になり、社会的にアーカイブとしてしっかりと受け継がれているものならば、あえて自分で買わなくてもいいかと思ってしまいます。さらに、今多くの人がいかにして持ち物を減らそうかと考えている人が多い中、あえて物を増やすのもどうかと思えるのですね。

 ただ、その傾向が進み過ぎてしまうと、個人のオーディオ趣味というのがなくなってしまいそうか気がするのが不安ではあります。はっきり言って今自宅にある一番大きなスピーカーはテレビのスピーカーになってしまい、ネット上の音楽を楽しむにもchromecastを使えばテレビから聞けばいいので、それ以上のオーディオシステムをわざわざ買う気がしなくなってしまうのです。

 個人的には自宅のインターネットの高速回線を生かして、ネットからのストリーミングでもCDのクオリティ以上の音質を楽しめるなら、ネット接続のできるオーディオで自宅でジャズ喫茶状態を楽しみたいという希望もあるのですが、さすがにこういうニーズは一般化しないでしょうね(^^;)。


あの「イエデンワ」3G版が開発中か

 すでにネットニュースでご存知の方もいるかと思いますが、株式会社エイビットがITpro EXPO 2015に出品した製品について、関心を持たれている方が思いの外多そうです。

 エイビットという会社は、PHS電話機の開発をしていて、あの「イエデンワ」を出したことでも知られていますが、今後PHS自体が尻すぼみ状態になりつつある中、ついに携帯電話のSIMカードが入れられるイエデンワを開発しているようです。とりあえず、出品された製品についての情報を集めてみました。もちろん、実際に販売されることがあった場合、以下の内容は変更になる可能性があります。

・通信方法は3GのみでLTE通信は不可 対応周波数は2.1GHzと800MHz
・SIMフリーとして開発中なので、MVNOのような格安SIMも利用可能
・電源はACアダプター、単三電池(6本)、専用リチウムイオン電池の三つ
・Wi-Fiによるテザリング機能を搭載、他の端末とネット接続を共有できる
・ハンズフリー機能
・留守番電話機機
・SIMカードは標準SIMとmicroSIMの両方の展示があったもよう
・ディスプレイは漢字表示可能に
・赤外線ユニットは廃止
・microUSB端子も廃止で、汎用端子からの給電ができなくなる可能性も

 今後の発売状況については、年内には何らかの発表をするとのことですが、個人的にはこのスペックだけ見てもとりあえず手に入れておきたいハードですね。テザリング機能についてはモバイルルーターがあるのでそう使うことはないと思いますが、いざという時には単三電池のみの電源でテザリングできるということで、何かの時には役に立つかも知れません。

 とりあえず、通話定額の付いたSIMカードを入れれば、特定番号以外にかけ放題の固定電話もどきが完成します。ウィルコム時代の「誰とでも定額」は10分間500回という制限がありましたから、きちんと通話を管理できる人がいないと、思わぬ電話代請求に驚くこともありましたが、これなら安心して使ってもられるでしょう。

 ちなみに、単三電池で運用する場合6本という普通の充電器で一度に充電できない本数になるのが問題ではありますが、私の場合は常に6本以上の充電されたストックを用意できるので、使うとしたらリチウムイオン電池でなく単三電池での運用を選択するようになると思います。

 すぐに使う可能性がない場合でも、いつでも電池とSIMカードを入れれば電話機として機能するということで、非常持出袋に入れておく電話機としては現状では最良の選択だと思います。実際に販売されるのを楽しみに待ちたいですね。