月別アーカイブ: 2012年10月

日本海B級グルメ 三番勝負 その1 新潟のイタリアン

 昨日は前の日から夜通し走りつつ新潟に入りました。ちょっとした用事があったのですが、その件については改めて報告させていただくことにして、今回の旅の食事は自分でも半ば呆れるほどB級グルメばかりを食べてしまいました。新潟から日本海方面ということですと海産物を中心においしい食べ物が数えられないくらいあるわけですが、そんな中あえて食べてきたものを紹介しましょう。まずは新潟以外では見たことのない「イタリアン」という食べものについてです。

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 写真で見ていただくと、トマトソースがかかったパスタのように見えるかと思いますが、これはパスタではなくある程度味のついた焼きそばです。これにトマトソースだけでなくホワイトソースやきのこソース、カレーソースなどさまざまな味のソースをかけていただくものを「イタリアン」と呼ぶそうです。私がいただいたのは新潟市でチェーン展開をする「みかづき」というお店で、お店のほとんどはスーパーマーケットやショッピングモールに併設されているとのこと。私が最寄りのお店いうことでカーナビで検索して入ったところはごくごく普通のスーパーマーケットの片隅に申し訳ない程度にお店を構えていて、入店したのが土曜日のお昼前という飲食店にとっては入店のピークの時間帯にも関わらず、私のほか誰も店内で食べている人はいませんでした(^^;)。

 しかし、7~8分かかるからと待っているうちに、ぱらぱらとお客さんがやってきました。私のように店内で食べる人はほとんどなく、若い人から年輩の方まで大量に家族が食べる分を持ち帰りで注文していたのでした。お店自体ファーストフードを出す形態のものでしたので、平日のお昼から夕方に学生が主に店頭で食べるというのが実際のところでしょう。ただ、ランチタイムというのはどこの地方のお店でも大変込んでしまっているのが普通ですし、場合によっては駐車場の空きもないかも知れないところ、大きなスーパーの駐車場に停めて悠々と昼食を食べられたのはラッキーでした。

 私が注文したのはトマトソース多めのもので380円でしたが、普通のものはもう少しソースが少ないものの普通盛りで320円とのこと。さらにクーポン券をいただいたのですが、この紙クーポンや携帯クーポンを使うとイタリアン各種が70円引きになるとのこと。私がもらってもどうしようもないのですが(^^;)、地元の方はこうしたクーポンを使えば普通のイタリアンは250円になるんですね。肝心の味の方ですが、焼きそばの麺は太めで心なしかパスタに近いような感じなので、それほど違和感はありません。通常のパスタでソースが少ない場合は大変に困りますが、こちらのイタリアンならソースなしでもちゃんと食べられますし、ソースがかかっていてもそんなに濃い味というわけでもありませんので、最初は不思議でしたが実にお
いしくいただくことができました。

 これをお昼に食べてしまったおかげで、新潟の海の幸を食べ逃してしまったわけですが、私自身は日常的に海の幸は食べているので、太平洋と日本海ではあってもそうそう違いはないように思います。今回のように全く知らない食べ物が存在し、それを初めて口にするというのは旅の醍醐味と言えるのかも知れません。もっとも、最近ではこうしたB級グルメはさまざまなところに出張してきますが、やはり現地の雰囲気を感じながら食べるということで、味がより記憶に残っていくということもあります。そんなわけで、今回の旅ではさらに地元でしか見つからないようなチェーン店に入って特徴のあるメニューをいただいてきました。残り2回もご期待下さい。


ジェイビーエス まとめてグリップ

 あちこち観光して回る車での旅で困るのが、観光地を回っていく間にお土産を買っていくにつれ、みやげ物の入った袋がどんどん増えていってしまうことでしょう。お土産用に別の箱を用意して区分けするという方法もありますが、私の場合も後部座席に無造作に置いてしまうことも多く、収拾がつかなくなってしまうこともあります。

 収拾が付かないだけならいいのですが、自宅に着いてからまとめて袋に入ったお土産を持ち帰ろうとして誤って落としてしまうことも結構あります(^^;)。ちゃんと持てたとしてもレジ袋の類をまとめて持とうとするとかなり手に食い込むこともあって、何とかならないかと思っていました。

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 今回紹介する買い物グリップは、以前に紹介したシリコンのものと違って、ボタンを押すことで隙間が開きレジ袋などをグリップにまとめておくことができます。耐重量は20kgと野菜や瓶の類には使えませんが、軽いお菓子などのお土産をその都度このグリップにまとめておけば、車から持ち出す際にはこのグリップだけ持って動けば車の中に忘れる心配もありません。

 また、S字フックを使ってこのグリップ自体を吊り下げて、袋物やハンガーにかけた衣類をまとめても便利そうです。こうしたちょっと便利なグッズというのはなかなか旅先で見付けることは難しいだろうと思いますので、旅先でお土産をたくさん購入してその扱いに悩むことが多い方はホームセンターなどで同様なグッズを探してみるのもいいでしょう。

 実は昨日から車で出掛けていまして、今後の状況にもよりますがゆっくりといろいろなところを回ってくる予定です。今回紹介したグリップがかなり有効活用できそうな感じがします(^^;)。


ワイパーゴムの交換

 先日出掛けた際に主に高速道路を使ったのですが、高速道路のサービスエリアにある給油所でガソリンを入れた際、必ず言われたのが「ワイパーゴムが寿命ですので交換しましょうか」という一言でした。一般道でガソリンスタンドを選ぶ際にはセルフスタンドに入ればそういったことを言われることはないのですが、高速道路の場合はそうしたスタンドを選べないので、このままにしておくとうまく雨をはじけないばかりか、給油の都度同じ事を言われるのは確実です。言われ続けるのもストレスの種となりそうなので、昨日カー用品ショップへ出掛けて交換ゴムを購入してきました。

 ホームセンターにもワイパーの替えゴムは売っているとは思いますが、どのゴムが自分の車に合うのかというのはすぐにはわかりません。私の行ったショップにはタッチパネル式の端末が置いてありました。車名から検索し、型式で当てはめると純正部品からの交換ということで運転席側と助手席側の型番が出てきました。私もそれまで良く知りませんでしたが、運転席と助手席側で別のものが必要だったのですね。

 さすがカー用品の専門店ということで、安いものから高いものまでさまざまな替えゴムが置いてあります。ガソリンスタンドで交換を頼む場合、様々なグレードの中から選べるということはほとんど考えられないですし、ワイパーゴム自体消耗品ということもあるので高いものを買ったから長持ちするというわけでもありません。そんなわけで、私はあえてスタンダードタイプの安いものを選ぶことにしました。運転席側と助手席側の2つで1,200円といった感じでした。

 カー用品店ではお店の人によるワイパーゴム交換サービスというのも行なっていまして、ゴム部分の交換の工賃は一本210円となっていました(^^;)。私のワゴンRでは単に差し込んであるだけで、自分でも何とか交換できそうだったので自分で交換することにしましたが、一つ落とし穴がありました。

 ゴムの部分に手をかけて、少々強引に古いゴムを引っこ抜いたのですが、雨だけでなく泥や黄沙なども長い期間の中ではふき取ってきたわけで、古いゴムにちょっと触っただけで手が真っ黒になってしまったのでした(^^;)。次回作業をまたする時には軍手などで手の汚れ対策をちゃんとやらないとまずいですね。

 ちなみに、具体的な交換方法についてはメーカーのサイトなどで説明されていますので、以下のリンクなどを参考にしてみてください。ちなみに、私が今回行なったのは、「ワイパー本体の交換」ではなく、「替えゴムの交換」の方です。作業自体はゴムを引き抜いて外し、新しいものは抜けないところまで押し込むだけなので、力もいりませんしそんなに難しいものでもないと私は思います。

http://www.piaa.co.jp/products/car/wiper/chang_howto.html

 ずっと交換せずにワイパーを使っていて、遂にはワイパーの端が切れてしまったような場合でも、窓ガラスに傷が付くようなひどい状態でもなければ現地ですぐ交換するほど急を要することもないだろうと思います。確かにガソリンスタンドで指摘されて交換する方が楽でいいとは思うのですが、本当に交換するほどゴムがへたっているのかというのは自分で確認してもわかりますし、いちいち車周辺の事を気にすることで、いざという時の旅先でのトラブルに強くなるということもあります。ここのところ全国的に天候が崩れているような感じになってきていますが、私と同じようにガソリンを入れに行く度にワイパーゴムの交換を勧められている方は、自分でワイパーの状態を確認した上で、自力で交換してみてはいかがでしょうか。


単三→単一アダプタの活用法

 エネループやエボルタに代表される充電池のニッケル水素電池のサイズは、例外はあるものの普通のお店に置かれているのはほとんど単三か単四のサイズで、充電器も単三と単四のみが充電できるものとなっています。普通は単三や単四で動くものを利用していけばいいので、他の電池については考えなくてもいいと思うのですが、私が常に使っているものの中には少なからず単一電池を採用しているものが存在します。その際に役立つのが安いものなら100円ショップでも売っている単三電池に入れて単一電池として使えるアダプターです。

 単一電池といえば、東日本大震災が起こって東京電力が計画停電を発表してから一気に店頭から単一電池が消えてしまったことが思い出されます。私はそうではありませんが、昔から災害時に使う懐中電灯といえば大きな電力を消費する単一電池使用のもの(LEDでなく豆電球が多い)が用意されていることが多く、それが単一電池を買い求める行動につながっていったのではないかと思われます。

 震災後にさまざまな災害用ライトとでも言うべき製品が出て、懐中電灯も豆電球から完全にLEDを使うものが主流になりました。ですから、今後はそれほど単一電池に依存するような感じにはならないと思いますが、日常の生活の中で今だに単一電池を使っている機器というのは少なからずあるものです。これからの時期で言うと、灯油を移すための電気ポンプは家にあるものは単一を2本使っています。あと思い付くものとして、ガス台や石油ストーブの点火用として単一電池が使われているので、どうしても必要な時に電池切れを起こしたらやはり困ります。

 単一電池のストックを用意していれば別ですが、予備電池がなく夜中など買い物になかなかいけないような状況で電池切れが発生した際にはやはり困ります。その際、とりあえずその場を切り抜ける方法として、単三電池+単一用アダプターという方法を用意しておけば、ガスコンロも石油ストーブも何とか点火することはできるようになります。

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 実際のところそこまで考えてそろえているわけではないのですが、今私が使っている機器の中ではソニーの農作業用ラジオICR-S71では単一のかわりにアダプター+単三電池で使っていても何も問題はありませんし、夏の車中泊では必ず持参するロゴスの「どこでも扇風機」は単一電池を8本も使うので(^^;)、100円ショップでアダプターを買ってきて、使わない時には写真のように本体の電池ボックスの中に8つのアダプターを入れたままにしています。上に挙げたようなものだけでなく、周辺でどうしても単一電池でしか動かないものを使いたいと頼まれた場合にも重宝するでしょう。

 なお、同じアダプタでも単三1本のアダプタではなく、単三電池を2本ないしは3本入れるタイプのアダプタもあります。室内の明かりということを考える時、単一電池を使うLEDランタンは長時間明るい状況を作ることができますが、単一1本用のアダプターでは明るいのは一瞬だけで、明るさの持続力という点での力不足というのは否めません。単三電池のみでできるだけ単一の力に迫る光量を得るためには、このようなアダプターを用意しておくにこしたことはありませんが、LEDランタンについては単三電池のみでまともに使えるものも多くありますので、そこまで用意する必要もないかも知れません。それでも、アダプターとの組み合わせによって単三電池だけでもほとんどのことができるようになるということは確かです。100円ショップには単一だけでなく単二用のアダプタも用意されていますので、必要に応じて様々な種類のアダプタの用意をしておいてもいいのではないでしょうか。


Android アプリ「Safty Sight」を使ってみる

 以前、iPhone用のアプリの方から先に提供が始まった損保ジャパン、日本興亜損保が共同開発した運転支援アプリの「Safty Sight」が先日、Androidでも無料で提供が始まりましたので早速インストールして使ってみました。

 基本的にはこのアプリは上記2社で自動車保険を契約している方をターゲットにしているものですが、他の保険会社と自動車保険を契約している人でもその機能をほとんど使えます(事故時にサービスセンターにすぐに電話をかける機能はさすがに使えません(^^;))。

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 まず、正確に前の車との距離を判定するために、スマートフォンのカメラのチェックを行ないます。写真のようにスマートフォンが固定できる器具をまずは用意しましょう。そうしてセットしたら垂直と水平を微調整して合わせ、車種によって車高が違うのでそれも合わせます。また、裏面のカメラがふさがれないように確認してください。使う前に少なくとも以上のセッティングが必要になりますが、停車した状態である程度正確に合わせたらアプリを起動します。

 基本的に、このアプリのポイントは2つあります。1つは、スマートフォンの背面カメラで運転中の前にいる車両の距離を把握し、極端に車間距離が詰まっている際にはアラームで車間距離を空けるように注意をうながすようになる事故防止機能です。また、車に設置して運行している間の運転経路や運転技術を記録し、ポイントを付けて安全運転だったか判定する機能も付いています。

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 ちなみに、私がほんの10分くらいですが試してみたのですが、判定は写真のように「B」でした(^^;)。レポートを良く読んだら、前の車が発車した直後にすぐに発車しているということで、急な前方の変化に対応するため、2秒くらいは間を置いてから発車した方がいいというのがアプリからのメッセージでした。今後はこうしたアドバイスを受け入れつつ事故を起こさないような安全運転に務めたいと思います。

 そしてもう一つが、車に大きな衝撃があった際や、自分で録画したい時にボタンを押すと作動した時から前後最大10秒の録画をするドライブレコーダーの機能です。車に固定するための器具は必要になりますし、録画できる時間に不満も残るかも知れませんが、事故前後の記録という点ではこのくらいの長さでも何とか状況は把握できるでしょう。なお、録画した画像についてはスマートフォンからパソコンに移動することも可能なのだそうで、最低限の機能は付いているといった印象です。

 この他にも、具体的なトラブルの際に役立ちそうな「トラブル解決術」というセクションがあります。「故障・異常」「事値」「運転中」から選び、いわゆる「良くある質問」のような項目の中からその回答を見られるようになっています。根本的な解決に至らないような回答もありますが(^^;)、頭の中がパニックになったような場合には役に立つことがあるかも知れませんね。

 一通り使ってみましたが、こうした機能を使いこなすということになると、車を運転中に外すと、改めてまたカメラの位置を調整して付け直さなければならないなど結構めんどくさいですね。ちなみにですが、私の使っているGalaxy S2の場合、SIMカードが入っていない状態でもアプリは問題なく動作するので、運転中の移動経路の確認など、GPSの精度をSIMカードからによる通信によって上げることがそれほど必要ないということなら、あえて常用のスマートフォンにこのアプリを入れて使わなくても、買い替えで残った旧機種にアプリをインストールしてドライブアプリ専用機として使えば、特にドライブレコーダーとして普通に使えるようになるでしょう。特にスマートフォンの買い替えを画策している方は、以上のような簡易ドライブレコーダーで十分なら追加投資をしなくてもそれなりに使えるドライブレコーダーおよび安全運転システムを手に入れられるということになるかも知れません。

 常にアプリを起動させて使わない場合でも、アプリ一つでこれだけの機能をいつでも使えるようになるということで、他人にハンドルを握らせる場合に車にセットし運転診断をやってみるとか、話のタネとしてもなかなか面白いアプリだと思います。無料で使えるので、車にスマートフォンが固定できる環境にある方はぜひ一度使ってみたらいかがでしょうか。


パソコンを遠隔操作されないために

 私を含め、多くの人がインターネットにつながったパソコンを当たり前のように使っていますが、遠隔操作で他人のパソコンを乗っ取り、そこでさまざまな書き込みをしたりパスワードを盗んだりされる可能性というのがにわかに取りざたされるようになりました。

 私自身も新聞やテレビ・ラジオの報道を情報源にしているので全ての細かい情報を知っているわけではありませんが、脅迫する書き込みをしたとしていったん逮捕され釈放された人については、ネット上にあるフリーソフトをダウンロードした際かソフト自体をインストールした際にウィルスに感染した可能性が指摘されています。一部マスコミの報道によると、巨大掲示板の中のスレッドで「○○できるソフトはあるか?」という質問に、そうしたソフトのありかのURLを貼って紹介した発言があったとのことです。そうして誘導されてきたサイトにアップロードされていたソフトにウィルスが組み込まれていたのか、誘導されたサイトに何らかの仕掛けがあったのかはっきりとしたことはわかりませんが、同じ経緯でソフトをダウンロードした人のパソコンが遠隔操作されたという情報があります。何の躊躇もなくリンク表示をクリックすることは改めて危ないということがこの例からもわかります。

 現状のネットでは自分でいろいろと検索をかけながらソフトを探すことをせず、こうした掲示板のやり取りを見ながらリンク先のサイトの危険性をそれほどチェックせずにソフトをダウンロードしてしまうというパターンが少なくないと思います。基本はまずウィルスチェックも万全な大手のサイト上にあるフリー&シェアウェアソフトで何とかならないかを調べることだろうと思います。結局のところ、そうした手間を惜しんで以上のようなトラップに引っかかってしまうようだと、いくらウィルスやシステムの脆弱性についてのケアを日頃から行なっていたとしても、人間の心のスキ間に入り込んでくるので、ウィルス感染を避けることは極めて難しくなるのではないかと思います。

 さらに具体的な感染パターンをシミュレートしてみると、パソコンやスマートフォンでできることを増やすソフト(アプリ)を探していて、大した機能でもなさそうなのに有料のものしかなかったような場合、それでも何とかフリーソフトでできるものはないかと思って安易に巨大掲示板から探す中、普通ではほとんどアクセスすることのない個人がアップしたソフトがアップロードされているだけのサイトへアクセスし、そのままダウンロードからインストールまで一気にしてしまうというパターンがあります。とりあえずそのソフトが自分の要求に応えられるか試すつもりで導入し、駄目ならすぐアンインストールすればいいと軽く考えてしまうのかも知れませんが、トラップが仕掛けられている場合ソフト本体は消えても中でウィルスが感染したままになってしまうことも考えられ大変危険です。何でもフリーソフトで済ませたいと考えて探していたとしても、フリーソフトで実現できない機能についてはとりあえず諦めることが賢明だと思います。


岐阜県関市「刃物まつり」へ行ってきました

 車中泊がらみではありませんが、日帰りの日程で出掛けることができるイベントがこの秋には多くあり、タイミングが合えば出掛けようと毎年思っています。今回はたまたま岐阜県の関市で毎年開催される刃物まつりが国体の影響で一昨日と昨日の開催になったので、早朝から自宅を出て訪ねてみました。

 週末で、イベント開催となればかなりの混雑は覚悟していたのですが、事前に主催者のホームページをチェックし、関のインターで高速道路を降りず、美濃インターチェンジまで走ってからシャトルバスが発着する関市役所を目指します。朝ちょっと早くに出たため現地に着いたのは午前10時過ぎということで、それほどの混雑にも見舞われずにシャトルバスに乗り換えて会場に向かいました。今回全く予備知識がないまま行ったので一番無難なコースを選びましたが、ピンポイントに目的があるような場合は、かなり早くに出発し、もう少し会場に近い駐車場に停めて混雑する前に会場を出るというパターンもあるでしょう。

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 商店街を車両通行止めにして、写真のように東西にゲートを作り、そこに45もの業者が入り、周辺のお店でも便乗して売り出しをやり、食べ物の屋台なども出ていてかなりごちゃごちゃした感じになっています。それぞれのお店での人出はかなり多くてお目当ての品物を買おうとしてもそこまでなかなかたどり着けないこともしばしばありました。そしてこの商店街というのは端から端まで相当に長く、一通り見終えるまでにも結構かかります。同じ品物でも店によってかなり安く売られている場合がありますので、真剣に探す場合はお店と品物をチェックしながら回るのがいいでしょう。出店のテントには会社名の他に番号が振られていますので、単純にお店の番号でメモを取っておけば間違えることはありません。

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 年に一度、安く刃物を買えるイベントで、私の出掛けた日もそれは多くの人たちが詰め掛けていたのですが、そこは使い方によっては危険な刃物ということで、どのお店にも写真のような注意書きが掲示されています。包丁やハサミなら用途ははっきりしていますが、趣味のナイフなども結構あり、ここでそういった趣味のナイフを購入して帰途に着く際に購入したことが嬉しくてつい梱包を開けてナイフを愛でているような現場を押さえられたら大変なことになります(^^;)。会場内でも恐らくそうした注意喚起は徹底されているかと思いますが、運悪く購入後に警察官の職務質問にあって無造作に車内に放置されたナイフを発見されたとしたら、一通り刃物まつりで購入したことを説明したとしてもややこしいことに巻き込まれてしまう可能性もなくはありませんので、無事に自宅へ帰ってから梱包は解くように気を付けましょう。

 結局私自身としては刃物は買いませんでした。全てのお店の中で一番の人だかりがしているテントをよく見たら、全国的に知名度のある貝印刃物のブースで、家庭用品や雑貨が100円300円500円など定額で売られていたので、そこで家庭用の鍋を購入しました。大手メーカーではフェザー安全剃刀も出店していましたが、全ての出店者が同じような大きさのブースになっているので会場のあちこちで配っているパンフレットで確認してきちんと計画を立てて回れれば良かったなと今さらですが思いますね。

 会場周辺には日本刀を今も作っている関鍛冶伝承館もあり、お祭り期間は入場が無料になっています。刀工の実演も行なわれていますので、時間に余裕があればそういった場所に行ってみるのもいいでしょう。


ウォーターライトG.E おしりシャワー

 普段の生活をしているとあまり感じませんが、自宅がシャワートイレでそれが当たり前になっていると、旅行先でのさまざまなトイレに戸惑う状況もあるのかも知れません。幸いにして私自身はどうしてもシャワートイレでないとだめということはありませんが、人によっては本当に困る状況に追い込まれてしまうこともあるような話はしばしば耳にします。

 旅行用ということで作られた携帯用の製品として、TOTOの「携帯ウォシュレット」があります。電池で動いて水流の強弱も切り替えられるということで特に海外旅行には必須とされる方も多いとは思いますが、多少趣は違いますが手動式の「おしりシャワー」という製品を今回何と100円ショップで発見しました(^^)。とりあえず使う予定はなくても持っていればいざという時に使えるのではないかと思いとりあえず一つ確保した次第です。

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 パッケージを見ただけではすぐに何に使うものかわからなかったのですが、これが何かわかった時点で、まさか100円ショップでという感じがありました。私が買ったのは地元企業の100円ショップなので、他の地域で同じように置いてあるかはわからないのですが、介護用品が置かれているコーナーにおいてありましたので探してみてください。

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 使い方はまずフタを開けて中に水かぬるま湯を入れ、元通りにフタをしたら写真のように手でノズル部分を延ばします。そしてボトルを手で押すことで、水を噴射するという簡単な仕組みです。

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 ノズルの先端部の拡大写真ですが、小さい穴が3ヶ所開いていて、携帯ウォシュレットのように使えそうな感じがあります。また、パッケージに記載があったのですが、このノズルがはまったフタの部分は、多くのペットボトルにそのままセットすることができるというのがもう一つの特徴になります。

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 実際に飲み終わったペットボトルに付けてみましたが、製品のボトル容量が170mlに対し、ペットボトルなら500mlと容量にかなり余裕ができますので、状況に応じて付け替えるというのもありでしょう。押して出しやすいということでいえば、ペットボトルの中でいうと、ぺしゃんこにつぶれやすい薄いものを使うといいのではないかと思います。なお、ペットボトルの種類によっては取り付けられないものもありますので、本格的に使おうと思っている場合には数種類のペットボトルで試しておくほうがいいでしょう。なお、製品説明には最初から水を入れて持ち運んだり長期保存すると、漏れてくる場合もあるかも知れないということで、使う際にその都度水や水でうすめたお湯を入れて使うのがいいでしょう。私自身こういったものを使うかどうかはわかりませんが、これぐらいのものだったら車の中に入れておいてもじゃまになるものでもありませんし、赤ちゃんやトイレ介助を必要とする方にお会いした場合に使ってもらうということもあるかも知れません。これが数千円のものだったら買わなかったと思いますが、改めて100円ショップの凄さを見た気がします。興味のある方はぜひ探してみてくださいね。


YAZAWA トラベルマルチクッカー TVR21BK

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 持ち運びしやすい海外でも使える鍋のセットというのは、これを書いている現在ではそれほど選択肢はありません。Panasonicに吸収される前のSANYOからも同様のトラベルクッカーは出ていましたが、100Vと240Vの切り替えは自動でやってくれる分、価格が高いという状況でした。今回紹介するヤザワのトラベルマルチクッカーは実売で4千円弱と、SANYOのトラベルクッカーと比べると半額程度に安くなっていますが、明確な違いは電圧の切り替えが手動だということです。

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 写真のようにヒーターの裏面にコインなどを使わないと切り替わらないスイッチがついています。海外で使うことを目的に作られたものなので、初期設定が220-240Vの方になってしまっていたので、国内で使うためにはまずこのスイッチを100-130Vの方に切り替える必要があります。違った電圧の国でそのままコンセントをつないでしまうと事故につながるほど危険なので、使い始める前にまずはここのスイッチを確認してください。

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 基本的な構造はヒーター部と、それにぴったりとはまるアルミの鍋のセットで、プラスチックの蓋と食器として使える丼、そしてスプーンとフォークが一本になっているものが入っています。容量は1.3リットルとなっていますが、ヒーターの出力は切り替えられないので吹き零れないようにするためには扱う量に注意が必要です。ご飯であれば1合、水なら1リットルが限度だと思いますが、私の持っているトラベルポットの容量は500mlなので、より多くのお湯を作りたい場合には重宝します。2人用のカップ麺を作るためのお湯を作るには最適でしょう。ヤカン替わりに使う場合は蓋をした方が早く沸かせます。さらにクッカーの形が四角なので、鍋の縁から安全に移すことができますので、調理に使う予定がなくても、湯沸しおよびレトルト食品の温めだけに使うというパターンもありかと思います。

 今回は自宅で試してみることができたので、インスタントラーメンを作ってみました。今回は短時間で茹で上がるようにマルタイの棒ラーメンを使ってみましたが、麺を投入する前にしっかり沸騰させておかないと麺投入によって水温が下がりますのでなかなか麺が茹で上がりません。500mlでだいたい15分弱くらい待ってから麺を入れ、好みの歯ごたえになるまで茹で上げれば簡単に出来上がります。このままでは鍋が熱くて食べられないので、一気に付属の丼に移して完成です(^^)。

 ただ、この一連の調理を調理台のない普通の車の中でやるにはかなりの危険がともないます。お湯を沸かしているだけだったらぶちまけたとしても乾くのを待てば何とかなるでしょうが、インスタントラーメンをそのままぶちまけたようなところを想像してしまうと、ちょっと車内で全て行なうのは躊躇してしまうというのが正直なところです。また、食べ終えた後の鍋と丼を洗うことなども考えると、装備のない車で扱う場合は湯沸しや湯煎でレトルトパックなどを温めるために使うというのが無難ですね(^^;)。

 あと、気になった点としてヒーターと鍋の部分が分かれて収納できる便利さと引き換えに、ヒーター部分が完全に冷めるまで結構時間がかかるということです。鏡面のようになったヒーターは熱い状態で手や体を触れると大変危険です。特にお子さんと一緒に旅をされるような場合は、絶対にお子さんに触れさせないような収納場所を確保することが必要です。しばらく放っておければいいのですが、限られた空間で早く仕舞いたいというような場合はヒーターはそのままにしてある程度冷ます必要がありますのでご注意ください。

 ただ、旅の道具としてこれ一つあればヤカン替わりの湯沸しや炊飯(鍋には炊飯用のスケールはなく、計量カップも付かないので別途用意して水加減も自分で計る必要あり)、湯煎から調理まで、さまざまな調理をこれ一台でできます。普通車の中で使う場合には決して走行中には使わず、停車中でも安定して置ける様な台の上で扱える環境づくりはしっかり用意して使うなら便利に使えるでしょう。そんなに大規模ではないサブバッテリーを使っている方で家庭用の機材では不安だという方、また車中泊だけでなくビジネスホテルへ宿泊する際の室内調理用としても有用ですので、使ってみる価値のある一品です。



SONY ワンセグラジオ XDR-63TV

 前の日に書いた内容が壮大な前フリになってしまったような感がありますが、SONYがワンセグラジオに追随した通勤ラジオを2012年10月20日から発売するというニュースを昨日になって知りました(^^;)。

 発売日のズレというのは、先日紹介したヤザワコーポレーションのワンセグラジオと比べてもそれほど開いているわけではないので、単順に大企業ならではの身動きの取れなさが原因なのかも知れません。ただそうした初動の遅さによって、ワンセグラジオを渇望していた人たちはすでに先に発売されたものの方を購入してしまっていると思われますので、ソニーとしてはターゲットとする層を今後どこに置いていくのかということは結構気になるところです。

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 今回紹介するXDR-63TVというラジオ自体は通勤ラジオのシリーズであるので、主に都会で生活している方が通勤の電車の中だとか、ウォーキングなどで歩きながら使うことを想定しているものだと思います。電池は単四2本で動くというのはポイントが高いですが、AM以外のFMとワンセグ放送を聞くためにはアンテナケーブルとイヤホンを繋ぐことで感度を上げるような仕組みになっていて、本体にロッドアンテナは付いていないようです。となると、スピーカーでワンセグを聞く場合、付属のアンテナケーブルだけでどの程度聞けるようになるのか確認が必要ですね。もちろん、常にイヤホンでしか聞かないという使い方をされている場合には胸ポケットにすっぽり入るサイズですし、使用には問題ないでしょう。

 一般的に名刺型のラジオはAMの内蔵アンテナも本体の大きさが小さくなれば小さくなるほど小さくなってしまうので、市街地なら問題なく使えると思いますが、場所によってはうまく放送が聞けない場合もある可能性が出てくるということをまずはご理解なさるのが重要です。値段も売り出しの価格で1万8千円前後という値段が付いていますので、そう安い買い物ではありません。さすがに天下のソニーですから家電量販店の店頭で実機を展示販売するようになると思うので、不安に思う方はお店と交渉して実際に使わせてもらってから購入の判断をした方がいいかなと思います。また、元々通勤用のラジオを買おうと考えていた方にとっては、他の通勤ラジオと大きさも替わらないですし多少の追加投資も構わないのなら、ワンセグも聞けるメリットはそれなりに大きいのではないかと思いますし、一考の余地はあるでしょう。

 個人的には小型の通勤型のラジオはすでに持っているので、できればスピーカーからもFMやワンセグが楽しめるものの方が好ましかったりします。単三2本で動くハンディタイプのものが好ましいですが、それとは別にお風呂でも使えるような防水タイプがあれば、音声だけで十分なテレビ番組を聞きながらお風呂でまったりすることもできるので、それなりに需要はありそうな気もしますが。果たしてそうした一連のワンセグラジオをソニーが作ってくれるかどうかはわかりませんが、今回のソニーのワンセグラジオの発売が、他のメーカーも含めた次の展開を開くものであってほしいと切に願っています。