月別アーカイブ: 2011年2月

ウィルコム 「もう1台無料キャンペーン」端末購入記

昨日また日本通信からメールが来まして、データ通信ができなくなったことについて(現在は普通に使えています)は、具体的な日付けをこちらが示したこともあり、継続して調査してくれるとのこと。さらなる状況の変化があればまたこちらの方でお知らせする予定です。基本的には今回紹介するウィルコムと同じようにユーザー側が大きな心で接するように付き合わないと、怒りをサポートセンターに向けてぶちまけて終わりという構図になってしまいがちです。もちろん、顧客から料金を取ってサービスを行なっているのですからきちんとしてもらわなければ困りますが、完全無欠なサービスを望まれる場合は、他の選択肢の情報も仕入れつつ、自分に合ったサービスを提供してくれるところと契約をされるのがいいと思います。

さて、ウィルコムの既存ユーザーに対するキャンペーンですが、一昨日は近所の営業拠点の定休日だったので、実質的には昨日からサービス受付けを行なうといった感じでした。このキャンペーンの内容についておさらいしておくと、既存の契約のプランが「新ウィルコム定額プランS」でオプションの「だれとでも定額」を付けている場合、2台目の契約で「新ウィルコム定額プランS」を選んだ場合、追加分の新規契約事務手数料と、毎月の基本利用料が無料になるというものです。さらに言うと、1回線目のプランとオプションをそのままにしている限りは2回線目の基本料はずっと無料であり、2回線目を解約する際の解約手数料もかかりません。

つまり、2回線目に「新ウィルコム定額プランS」のみで契約し、オプションや留守番電話、あんしんサポートも付けなければ、2台持ちでお互いの電話やメールも送受信しまくっても1台分の料金しか請求されないということです。ただし、1回線目を解約、プラン変更、オプションの「だれとでも定額」を解除した場合には0円の特典はその時点で終了し、基本料が普通にかかるようになります。これを避けるには先に2回線目を解約してから1回線目をどうするか決めればいいということです。ちなみに、店頭で聞いたところによると、2回線目について、機種変更をしても基本料0円は継続されますが、電話機代は支払う必要があるとのこと(恐らく事務手数料も請求があると思いますが)です。さらに言うと、とりあえず0円で維持しておき、特定の期間だけ「だれとでも定額」を付けたりはずしたりしてもそれに関する手数料などはかからないということでした。というわけで、日ごろ全く使う予定のない方であってもお盆や正月など、人の出入りが激しい時に連絡用としていつでも使える電話としてキープしておけるということになるので、もし自宅周辺がウィルコムのエリア内であるならば、実においしいサービスではないかと私は思います。

近所のお店ではさまざまな種類の端末を扱っていましたが、電話機自体も0円でもらえる(^^;)ものは2種類ありました。1つ目は京セラ製のHONEY BEE 3/WX333Kです。ウィルコムの電話機の中でも京セラの電波のつかみはいちばんいいという話が多くあり、カメラやネット、さまざまなメールにも対応しているので、メール専用機としても十分使えます。普通はこちらを選ぶ方が多いと思うのですが、私が選んだのは写真のSII製 X PLATE/WX130Sの方でした。

こちらの端末はカメラもなく、インターネットにもつながりませんが、ほぼ通話に特化しているので、間違えてネットに繋いで料金が発生する心配がありません。メールは一応できるので、これから活用方法を考えていきたいですが、基本的にこれからのウィルコムは通話中心の廉価サービスを比較的人口の多い地域で提供して行くようにしながら生き残りを模索していると思うので、データ通信は今使っている日本通信や新たな高速インターネットの方にシフトしていけば、まず問題ないでしょう。めざとい人たちは0円で購入できる機種を先に購入して行くと思われますので、店頭で0円で購入できる電話機を見付けた場合は、普段の生活範囲がウィルコムのサービスエリアであることを確認した上、早めにキャンペーンに乗って一台確保しておくと結構便利だと思います。

個人的にはこうしたキャンペーンによって、070から始まる番号を持たれる人が増えてくれることを期待しています。そうすれば、基本使用料0円のままでも自由に通話できる仲間が増えるということですから。例えば、旅先で会った方がウィルコム持ちだった場合、今回購入した電話機の番号を交換すれば、仲間内との連絡専用という感じにもでき、以前紹介したこともあるトランシーバー以上に使えるコミュニケーションツールになるでしょう。もちろん、山の中などでは使えない事が多いでしょうが、合流前の打ち合わせなどが自由にできるというのはなかなか興味深いことです。キャンペーンの期間および0円で購入できる電話機にも限りがあると思いますので、興味のある方はお早めにどうぞ。


ウィルコム 誰とでも定額 2台目契約について

今回は早速ワゴンRについて紹介しようと思ったのですが、以前紹介したPHSのウィルコムが「新ウィルコム定額プランS」+「誰とでも定額」をセットで利用している既存契約者が回線を増やす場合にも、二回線目を無料にするという発表があったので、にわかに月額利用料がかからず、070番号に24時間話し放題(新ウィルコム定額プランSの場合です。なお、連続通話は2時間45分に制限されています)の回線が増やせるということになり(コマーシャルでやっているキャンペーンは、新規契約時のみのキャンペーンだったため、既契約者は蚊帳の外だったので)、がぜん興味がわいてきました。

0円といっても、ただほど高いものはないというのは当然考えられることですが、070番号および0120番号にしか掛けなければ、主契約を解約したり、プラン変更をしない限りは基本料無料は維持されるとのこと。逆に言うとそれだけなりふり構わず契約回線数をかせぎたいということで、以前ソフトバンクの新規契約で2年限定ながら毎月8円で維持できる特殊な契約の仕方が可能だった頃を彷彿とさせます。とりあえず、0円でウィルコム同士の通話無料が実現できる回線は何に使えるのかということについて考えてみることにしました。

ウィルコムのホームページでは子供との連絡用に持たせる、自宅の固定電話がわりに、既回線の予備に、離れて暮らす家族にといった活用方法が紹介されています。車中泊の旅で2台のウィルコムの電話機をどう使うかということを考えた時、家族を残して出ていくような場合は、自宅にもう一台を置いておき、何か連絡事項があった時にはPHSを使って連絡を取り合うということが考えられます。だれとでも定額を契約した端末一台だけでは、こちらから自宅への電話は10分以内なら通話料は基本料+オプション料金以外には請求されませんが、二台ウィルコムの端末を導入することで、どちらの側からも時間を気にしないで話すことができるようになる分、ちょっとしたことでもすぐに電話でき、連絡がしやすくなりますね。

もう一つの使い方としては、二台一緒に旅に持っていき利用するというパターンがあります。これは、ウィルコムの電波が届く場所限定にはなるものの、盗聴されたり会話を中断されたりすることなく使えるトランシーバーとして使えるということになります。一人での旅では利用価値はそうそうないとは思いますが、家族で旅に出るような場合は便利に使えるようになるでしょう。

そして忘れてはいけないのは、新ウィルコム定額プランSは、ウィルコムのEメールが無料で送受信できるといこうとです。通話と違ってメールはパソコンを含むどの携帯電話会社のアドレスに送っても無料ですので、通話用とメール用に端末を分けるというような事もできますし、メールで受けられるネット上のサービスを活用することで、更なる可能性も広がります。

なお、インターネット上での通販では必ず「だれとでも定額」の980円がかかる条件でしか契約ができないようで、0円で維持するためには全国のウィルコムプラザでの契約が必要になるようです。それでも、一人当たり1,700円相当でどの電話にも10分間掛けられるというのはそれはそれでメリットのある契約だとは思います。私の場合は幸いにして近くにウィルコムプラザがあるので、近いうちにどんな感じなのか行って確かめてみたいと思っています。


日本通信IDEOS その12 メールの返事とその後の通信状況

昨日の夜、日本通信のサポートセンターから問い合わせへの返事が来ました。ホームページでは3営業日程度でと書いてありましたので、わりと迅速な手続きがなされているようです。ただ、内容を読むと、最初に問い合わせたないようだけではどうにもならないようで、使用しているエリアや詳しい症状などを具体的に尋ねてきましたので、改めて回答を付けてメールを返しました。

ただ、昨日になって通信状況が変わりました。問い合わせを出してからしばらく、ほぼ24時間データ通信ができない状況が続いていたのですが、昨日になってふとIDEOSの画面を見ると、Gmailの新着メール通知が来ているではありませんか。あわててブラウザでのネット接続やニュースの更新などを試してみましたが、普通にネット接続ができるようになっていたのでした。

これは一体どういうことなのか判断に素人考えはいけないのかも知れませんが、もしかしたらこちらが問い合わせたので何らかの対策を取ってくれたのかとも思ってしまいました。とりあえず、まだSIMカードの接触不良という可能性は残るものの、トラブルが起きてからはIDEOS本体にカードは差したままで全く手を加えていないので、ハード的なトラブルではないのかなとも思えますし、謎は深まります。以前、有線のADSLのスピードが極端に落ちたことがあって、これでは困るとプロバイダーのサポートセンターに電話で依頼したところ、すぐにスピードが元通りになったという体験があり、今回のトラブルもそうした対応で解決となってくれればいいのにと思っているのですが、これでまた突然データ通信ができなくなってしまう可能性もなきにしもあらずだということで、ユーザーの側である程度納得できる回答を期待したいところです。

最後にちょっとお知らせを。昨年からずっと代車の生活が続いていましたが、ようやくその生活ともおさらばできそうです。新しい車も何とかワゴンRということで行けそうですので、近々、改めて現行ワゴンRの車中泊についての検証を旧ワゴンRと比較しながら紹介することができそうですのでご期待ください。


コンパクトデジカメの二台持ちへの提案

前回のエントリーで通常持ち歩いているコンパクトデジカメを紹介しましたが、実はもう一台、用意しているものがあります。通常ではFimePix F70EXRのみで済ましてしまうのですが、コンパクトデジカメが苦手にしている被写体を撮影する場合に備え、ソニーのDSC-WX1という今は型遅れのコンパクトデジカメも車中泊の旅には持っていくことにしています。

ブログで紹介したり、せいぜいL判プリントどまりにする程度では、ほとんどの場合この二台で間に合います。もちろん、撮影自体を楽しもうとする場合は一眼レフカメラも持って行きますが、そうではない旅で余分な荷物を持ちたくない場合はコンパクトカメラのみというパターンも結構あります。

Dscwx1

今まで、デジカメというとCCDというセンサーが搭載されているものがほとんどでしたが、最近ではCMOSというセンサーを搭載しているものも増えてきています。性質には一長一短ありますが、DSC-WX1はCMOSセンサー搭載のカメラです。現在では後継機のDSC-WX5が安くなっていますが、たまたま昨日、WX5を勧めて購入した知り合いのところへ行ってきて、改めてこのシリーズの旅カメラとしてのポテンシャルの高さを知ることとなり、せっかくなのでここでも紹介させていただこうと思います。

その知り合いの方は昨年末、ヨーロッパへ旅行するにあたり、クリスマスのイルミネーションを綺麗に撮りたいので、いいデジカメはないだろうかと相談を受けました。普通のデジカメや携帯電話のカメラ機能でイルミネーションを撮影した方ならわかると思いますが、イルミネーションがきらめく夜景というのはなかなか撮影するのが難しいものです。良く言われているのが三脚を利用し、スローシャッターを切ることで周辺も明るく撮影できるということなのですが、海外旅行で三脚を持っていくというのも機動性が損なわれますし、一脚でもわざわざ持っていくことに躊躇される場合もあるでしょう。高感度での撮影において、高価な一眼レフがあればフラッシュなしでも明るい写真は撮れると思いますが、機材も大きく重くなり、カメラに振り向ける予算の問題もあります。

ソニーのデジカメの一部には「手持ち夜景モード」というものが搭載されています。これは、早めの連射ができるCMOSセンサーの特徴を生かし、同じアングルで6枚程度連写したカットをカメラ内で合成することで、ブレもなく、ノイズも少ない夜景が三脚や一脚を使わなくても撮影できてしまうモードです。私の持っているWX1では専用のモードにダイヤルを合わせなくてはなりませんが、WX5では「プレミアムおまかせオート」にセットしておけば、風景やマクロ撮影も含み、カメラが自動的に被写体に合ったモードで撮影してくれます。

そうして撮った写真を知り合いの方が見せてくれたのですが、イルミネーションや夜の風景、室内の写真はかなり良く撮れていて、かなり感謝されました。イルミネーションとともに雪の降る大聖堂の写真なども見せてもらいましたが、かなりのできばえにこちらがびっくりしてしまったくらいです。

こう書くとこのカメラの方が究極のオートカメラだと思われるかも知れませんが、昼間の撮影において低感度での撮影に弱いというウィークポイントがあります。そういう事はわかっていたので、購入相談の時も、昼間の画質については諦めるか、別のカメラと一緒に使って下さいと断っておいたのですが、たまたまその旅行の際は日中も曇りの日が多かったようで、それほどひどい写真もなかったようで勧めたこちらもほっとしたという状況でした。

このように、お互いの弱点を補完するような2台のデジカメを一緒に持っていくことで、撮影が主目的でない旅であっても、ついつい撮影に没頭してしまうことになるかも知れません。2台持ちのメリットとしては、カメラ自体が故障するようなアクシデントにも対応できますし、電池が切れてももう一方のカメラで撮影ができるというような、トラブルに対処できるようになるという点についても優れています。

今回紹介したような昼間と夜間の使いわけだったり、静止画と動画で使うデジカメを分けるだとか、アウトドア用の防水デジカメで海や川の周辺で撮影するとか、食事の時専用の小さめのカメラをサブとして用意するなど、意外と普通の旅でもシチュエーションによって使い分けができるものだと思います。その組み合わせは限りなくありますが、それも、車中泊の旅に何度も出掛けていくうちに、自分の好む風景や撮影の仕方が見えてくればしめたものです。漠然とデジカメを選ぶのではなくて、何をどんな状況で撮りたいのか、撮影を実行するためにはどういった機能が必要なのかということを考えながら、メインとサブのデジカメを物色してみると面白いかも知れません。

(追記)

こちらの内容についてかなりの時間が経過してしまいましたので、具体的な機種名を出さずに2台持ちの考え方について補足します。

基本レンズ交換式のものを持っていかないと仮定すると、2台で違う性能を持つ例として具体的な組み合わせを書いておきますので、もし参考になるなら参考になさってみてください。

・焦点距離で分ける(一台は広角撮影用 もう一台は高倍率)
・動画と静止画撮影用で分ける
・マクロに強いデジカメを1台入れておく(もう一台はオールマイティーなもの)
・一台を防水機能のあるものにする
・モノクロとカラー用で分ける
・画質で分ける(ブログアップ用にあえて小さいピクセル数の写真を撮る用)


旅用カメラの購入にあたって

車中泊のためにいろんな荷物を用意し、できるだけ余分な荷物を増やしたくない状況の中でも持っていきたいのはカメラでしょう。ただ、ブログ更新のためということであれば携帯電話やスマートフォン内蔵のカメラ機能で十分という事もあると思います。

そうは言っても、やはりちゃんとしたデジカメを用意した方が撮影の幅が広がるというもの。旅行用で使えるデジカメというのはどんなものかということについて少々考えてみましょう。

私が普段から持ち歩いているデジカメは、富士フィルムFinePix F70EXRというもので、ある意味究極のフルオートカメラではないかと思われます。現在では後継機のF80EXRやF300EXRも新機種が出るということでかなり安くなっていますが、広角から望遠まで(F70EXRは35mmカメラ換算で28mm~280mmの10倍ズームを実現しています)満遍なく一台でカバーできます。画質云々という話はおいておくとして、桜の花を撮りに行くなど、事前に決まったものを写すような旅でなければ、被写体を全く予期しないでカメラを準備するわけですから、できるだけ広範囲のものを、必要とあらばズームして撮影する必要があります。一般的なデジカメの倍率は3倍から5倍程度ですが、どこのメーカーでもこうした10倍をカバーするコンパクト型のデジカメは用意していますので、手振れ補正の付いた高倍率ズーム機が一台あると結構便利に使えます。さらに、昨年あたりから旅カメラというカテゴリーで、GPSを内蔵したデジカメも出てきました。まめに記録するのが苦手な方には実に頼りになるデジカメだと思います。

コンパクトカメラの画質では我慢できず、さらに画質を追求するということになると、いわゆるレンズ交換式のカメラということになるのですが、最近ではソニーやパナソニック・オリンパスから小型のものが出てきています。初心者の方でも気にせずきれいな写真が撮れることにはかわりがないので、予算に余裕があればそちらの方へシフトしてもいいと思いますが、初めて買う場合は交換レンズが二本ついた「ダブルレンズキット」を勧めます。とりあえずこのセットだけ買っておけば、たいがいのシャッターチャンスには不自由しないと思います。

ちなみに、私の持っているレンズ交換式カメラは、すでに見捨てられた感のある(^^;)、オリンパスのマイクロでないフォーサーズのシリーズです。レンズ交換式カメラの場合は、本体よりもレンズの方が高いことがしばしばあるので、どのメーカーのどのシリーズを購入するかでその後の状況も(それまで購入したレンズが使えなくなるとか)変わってくる場合があります。ただ、相当の資金的余裕がないと、レンズに凝ることすらできませんので(^^;)、レンズキットに付いてきたレンズのみですますつもりで、安くなった製品をさっさと手に入れ、旅に持っていきどんどん撮影するというのが賢いような気がします。

デジカメは特に商品サイクルが早いので、安くなったものを買っていくパターンが多くなると思いますが、多くのデジカメは専用の電池を使っているということもあり、電池の共通化を考えながら購入機種をしぼる必要というのも出てきます。皆さんが今使っているデジカメの電池を採用している現行機種があれば、それをチェックしておけば、新たに購入した場合でも、予備の電池をわざわざ買わなくても済み、旅先での長期間撮影に対応することができます。予備電池自体の費用も莫迦になりませんし、それがバーゲン品でかなり安く手に入るとしたら、今のカメラを使い続けるにしても、電池の売値を計算に入れれば、わずかな金額で新しいデジカメを手に入れられる計算になります。買い物のコツというのは、どうしても買わなければならないところまで切羽詰った状況で買わずに、事前にチェックを入れておいたものが最安値に近い状況になった時にさっと手に入れることだと思います。デジカメが故障してすぐに代替機をさがさなければならないというのはある意味最悪のシナリオでしょう。すでに新しくデジカメを買ってしまった方でも、新機種のチェックは怠らないようにすることが大事だと思います。

(追記)

当然ながら、この文章を書いてからかなり時間が経っているため、現在旅行のお供にするカメラはここで紹介したカメラとは全く違います。というか、現在のデジカメのラインナップがかなり変わってしまいました。

何が変わったかというと、いわゆる安いコンパクトデジカメは防水のものを除けばほぼ駆逐されてしまい、基本的にはセンサーの大きい高級なものか、高倍率をうたうものがレンズ一体型のデジカメとして売っているものの、その他はほとんどレンズ交換式になっているということです。

現在は動画を含めて殆どの撮影をスマホのカメラでこなす方が多いと思いますが、基本はスマホで十分だと思うものの、背景をぼかした写真を撮りたい場合や、野鳥など遠くのものを狙いたい場合には専用機が必要になってくるでしょう。レンズ交換式のものは高性能ではあるものの、レンズの性能に画質は依存しますし、必要に応じて複数のレンズを用意するのは大変です。ここで紹介しているように、35mm換算で28mm〜280mmの10倍ズームが付いたレンズ一体型カメラあたりを一台持っていれば、風景から花のマクロ撮影まで一通りできると思いますので、その中でもレンズの明るさであるF値ができるだけ小さいものを選ぶのがおすすめです。

 


日本通信IDEOS その11 b-mobile SIMの不具合?

便利に使っているIDEOSではありますが、以前もちょっと書きましたが、ネット接続についてうまく繋がらない不具合がありました。これは私の場合だけかも知れませんが、同じような症状に悩まされている方もいるかも知れませんので、今回はその症状について詳しく紹介しておきます。

IDEOSを導入する以前から、MiFiのモバイルWi-Fiルータを使っていたのですが、いつのころからか初回からスムーズに繋がらなくなりました。電波の状態は問題ないものの、データが流れてこず、上りのアクセスだけは定期的にあるものの、下りのデータがぱったりと止まってしまい通信ができないような状態に陥ります。その場合はいったん接続を切って、改めて何度もつなぎなおすことで下りのデータが落ちてくるようになるので、何回も試行する手間はかかるものの、こんなものかなと思いつつ使っていました。

IDEOS導入当初はそんなこともなく、スムーズに繋がっていたのでこうしたトラブルの存在は忘れかけていたのですが、しばらくすると繋ごうとするとデータエラーが出るということがしばしば発生していました。その時は3G通信を入れなおしたり、電源をいったん切って改めて入れたりすることで復活していたのですが、昨日あたりからそうしたことをやっても全然復活しなくなりました。相変わらず、上り方向のやり取りのみはあるようです。

ただ不思議なのは、IP電話もこの状況から考えると全くできないはずなのですが、いったん3G通信を切ってから入れなおすと、直後の発信着信はちゃんとできるようです。データもその際だけ来ているようですが、ネットに繋ごうとするとこれが全く繋がらないのですね。しょうがないので日本通信にメールでこれらの症状を問い合わせてみましたが、外でネットができないのは正直言ってきついですね(^^;)。一応バックアップの通信手段は持っているのでそこはいいのですが、この件については改めてレポートとしてあげさせていただこうかと思っています。個人的にはハード的なトラブルだと思っているのですが、このような状況になってしまってとても残念です。


ジャパン・キャンピングカーショー2011

昨日から幕張メッセで、いろんなキャンピングカーが展示・販売されるというジャパン・キャンピングカーショーが行なわれているということで、テレビの中継が入り、そのさわりだけですがテレビを通して見ることができました。

とりあえずテレビからの断片的な情報から何とか主催者のホームページまでたどり着いたのですが、ホームページではどんな車が来ているのかわからないようですね(^^;)。見たい人は現地へ行けということなのかも知れませんが、折りしも首都圏周辺は昨日今日と雪になるということなので、とても行けないというのが悲しいところです。

テレビで紹介されていたのは軽自動車(軽トラック)をベースにしたキャンピングカーだったのですが、記憶を頼りに調べたところ、恐らく株式会社コイズミの「かるキャン」というキャンピングカーだったと思います。普通車と比べて軽自動車のキャンピングカーはどうしても居住性を犠牲にしなければならなかったところ、箱の部分を上や横に引き出すことによって、オートキャンプ場などでゆっくりする場合に驚きの広さを出せるというアイデア賞ものの作りになっています。価格もテレビで紹介されている装備を付けても300万円以下と、普通車のキャンピングカーと比べると安いと紹介されていました。

こういうものを見るとすごいなあと思うものの、ベース車がスズキのキャリー(当然のごとく軽トラックです)ということを考えると、これで長距離を運転するのはしんどそうだなあとということがまず頭に湧き上がってきてしまいます。この点は先日紹介したスバルのレガシィと正反対のコンセプトを持つ車であるということなのでしょうが(^^;)、それも旅のしかたによると言えるかも知れません。

たまの休みに遠くへ行ってレジャーを楽しみたいというよりも、近場でキャンピングカーによるキャンプをじっくりと楽しんだり、日本一周などの長旅でも、一日の走行距離は極力短めにしてじっくりと回りたいと思われているなら、軽トラックの運転席でも何とかなるでしょう。ここらへんは、同じ軽自動車でもワンボックスカーを車中泊用に改造されている方とも同じような葛藤があると思うのですが、居住性を犠牲にして走行性を取るか、あくまで車中泊の快適さを優先し、ある程度の運転のしにくさに目をつぶるのか、ここをちゃんと自分の中で解決しておかないと、買ったあとに悔やんでしまうことにもなりかねません。

個人的に私がワゴンRにこだわるのは、ある程度の走行性を確保しながらも車中泊のための居住性も一人なら何とかできるというギリギリの車であるということなのですが、もう一つ、燃費が違うということもあります。キャンピングカーの燃費がどの程度なのかわかりませんが、元々燃費を考慮して作られたものではないため、その点でも割りきりが必要です。しかし、車の中で寝るという事を十分に考えて作られたのがキャンピングカーであって、全く購入予定のない私でも(^^)、ワクワクさせるものがありますね。お近くの方で興味がありましたら、ぜひ実際に現車を見る機会を設けてみてはいかがでしょうか。


セルスター パワーインバーターミニ HG-350/12V

車の中で家電製品を使う場合、車にあるシガーソケットを使ってインバーターを使う場合、せいぜい150Wくらいまでしか使えないと思っていいでしょう。それ以上の容量の家電製品を無理に使おうとした場合、車の配線に影響を及ぼす恐れがあるので、特に専用品を使わない場合は車の中で湯沸しポットや炊飯器などの使用は諦めるか、サブバッテリーシステムを構築し、インバーターをバッテリーに直接繋ぐような配線を考えないと旅先での電気系統のトラブルといったことに発展しかねないので注意が必要です。

今回紹介するセルスターの小型インバーターは定格出力が280Wということで、サブバッテリーシステムにステップアップする場合でも、小型炊飯器くらいなら何とか動かせるだけの能力を持っています。付属品も写真にあるシガープラグコードの他に、バッテリーに直結できるコードも付いているので、サブバッテリーとまではいかなくても、自動車用のバッテリーを一時的に繋いで使うような事もできます。そして、大きさもかなり小さいので、収納するにも収まりがいいということで導入しました。

ただ、使っていると、スイッチを入れたとたんにファンが回り出し、大きめの音がしますので、周辺に車が停まっている中、夜中に使うと周辺にそれとわかってしまうかも知れません。音を出さずにお湯を沸かしたり調理するということでいえば、燃料用アルコールを使うアルポットの方がはるかに静かで、あえてファンの音の大きいインバーターを使う場面というのは限られてくるような気もします。

車中泊の旅自体には、やはりこうしたインバーターは最低一つは用意しておいた方がいいと思います。今のところ走行中の使用に限定しているので、ファンの音については気になりませんが、上記のように夜中に使いたい場合はこの製品を購入しようと思われている場合には注意が必要です。走行中のみの使用でいいのなら、150W程度で、音の静かなものを選ぶ方がいいかも知れません。

基本的にはシガープラグで動くものを導入するのがロスも少なくいいのですが、特にノートパソコンの充電にはどうしても付属のACアダプターを使って充電するしかなく(EeePCの初期のタイプにはサードバーティーからシガープラグアダプタが出ていましたが、あくまでも例外と言っていいでしょう)、私の場合はほとんどパソコンの充電用として使うくらいになっています。もし、車内で湯沸しや炊飯なども家電製品で行なおうと思っている場合は、逆にもっと大容量のインバーターとサブバッテリーシステムとの組み合わせになるので、このインバーターはかなり中途半端なものとなってしまうでしょう。

何でもそうですが、さまざまな用途に適合するようなものというのは、それだけで使っているうちはいいものの、用途が固まってきてステップアップしたとたんに使わなくなってしまう場合が多いものです。インバーター自体は車に用意しておけば役立つアイテムですが、導入する前に、どこまでの家電製品を使いたいのかということを十分考えた上で機種選びをするように心掛けたいものです。


燃費競争もいいけれど

トヨタプリウスのアメリカにおける調査結果が出ましたが、アクセルペダル自体が国内と違う部品を現地調達していたことや、フロアマットの不具合以外には致命的な欠陥は出なかったそうで、エンジンが勝手に暴走する疑惑というのは払拭されたようです。しかしながら、車は安全に使えてなんぼのものなので、トラブル発生の当初、すぐに安全確保のための行動を取らなかった事がここまでの騒ぎになってしまったということもあり、改めてメーカーとしての安全確保のための姿勢が問われるところであると思います。

車中泊に適した車として、さまざまな車が挙げられていますが、移動手段としての使用が主になるため、安全を前面に出している車であればそれは歓迎すべき事です。たまたま昨日テレビを見ていて、富士重工の社長がレガシィツーリングワゴンの新しい運転アシスト機能について紹介した番組を見、その性能に正直びっくりしました。CCDカメラを2台搭載することで、前方にある障害物を立体的に確認し、ノーブレーキのまま車や歩行者、自転車などにぶつかりそうになったら自動でブレーキをかけたり、車がふらついて車線をはみ出しそうになったら警告音を出すなど、いざという時には大変頼りになる印象でした。また、アクセルとブレーキを間違えてお店に突っ込むようなことがないような対策も取られているようです。さらに、高速道路走行時に、前車との間隔を一定に保ってくれる機能は、長距離ドライブの負担を劇的に軽減してくれることが予想できます。以前、速度をセットするとその速度のまま走ることのできるオートクルーズ機能のある車に乗っていたことがあったのですが、上り坂でも速度が低下せずに進めるというのは実に便利でした。スバルのオートクルーズはさらにその上を行くもので、実に興味深いものです。

レガシィツーリングワゴンの車中泊をするためのシートアレンジについては、後部座席を前倒しし、荷室とつなげることでフラットな空間を作ることができそうです。走行を安定させることを重視した設計ということもあり、天井が低いので快適度は減るかも知れませんが、今の時期のような雪を心配しながら出掛けたいというような場合は、室内の快適さとともに走行性能や安全性も加味して選択した場合、個人的にはかなり興味深い車に思えます。

富士重工の社長は昨日の番組(BS JAPAN カンブリア宮殿「ぶつからないクルマ」の技術革新で不況を打ち破れ!)の中で、海外よりも国内での売り上げを伸ばすことが会社の業績アップに繋がるというような事をおっしゃっていましたが、改めて日本の消費者の物を選ぶ際の要求は半端ではないことが実感できました。そういう意味からも、もっと私たちが車中泊に適した車について、声を挙げて行くことによって、どこかのメーカーがそれだけのニーズがあるならということで開発してくれないものかなと思いますね(^^;)。レガシィの安全性能を搭載し、車の中で十分寝られるだけでなく、多少動けるような広さを持つ車があれば、それだけでもスキーやスノーボードをやっている人には新たなニーズ喚起ができるような気もするのですが。


私にとっての理想の旅とは

ここ数日のニュースでとある温泉旅館チェーンへ無料招待することからはじまった詐欺事件について報道されていましたが、その勧誘電話は私の家にもかかってきたのを思い出しました。どうしてもパンフレットを送りたそうに電話の向こうの女性はしていたのですが、丁重にお断りしたのでその後の展開を経験することはありませんでした。

パンフレット郵送から、旅館への「無料」ご招待があり、その席上で会員になることをすすめられ、すすめられるがままに入会した人たちが泣きを見ているわけですが、まさにこれは「只より高いものはなし」ということですね。しかし、今回のような詐欺事件にまで発展するような悪質な業者ではなくても、ネット上やマスコミで紹介されている、限りなく無料に近い状況で泊まれる宿というのは、いわゆる客寄せのためにごくわずかな日程で限られた日数のみ提供するため、休みに合わせての旅行は無理だとか、そうでない場合には、逃げられない状況で何らかの商品を勧められるような状況に近いものなど、やはり何か裏があると考えておいた方がいいような気がします。そういった無料で宿泊できるシビアな条件について多くを語らない紹介の仕方にはアンフェアなものを感じますが、最終的に決断するのは自分であるということなので、後から文句を言ってもしょうがないでしょう。ネットの場合は実際に相手と話ができるわけではないので、現場に行ってこんなはずではなかったと思うかも知れず、そういう意味では、私の場合ある程度腹をくくらないと申し込みすらできそうにありません(^^;)。

そう考えると、車中泊の旅というのは自分の責任の範囲において自由に行動を決めることのできる旅であり、上記のような気がねを感じる必要もありません。場所の選定などについては問題が発生する場合がありますが、「車の中で寝る」という状況を肯定することにより宿泊費の無料を(厳密にはさまざまな装備を用意しますので0ではありませんが)実現しているのであって、どうしても車中泊できない状況に追い込まれた場合には別の方法を取ればいいだけだと思います。

私の旅の場合は、ほとんど宿の予約など取らずに出掛けるので、宿に泊まる場合は当日の予約で空きがあるところに限定されてしまいます。昔はそのような宿泊施設というのはユースホステルとかビジネスホテルぐらいでしたが、最近ではそのビジネスホテルが安く快適になっていますので、いざという時には携帯電話やインターネットで予約をしてから飛び込むなどの技が使え、便利になりました。また、ビジネスホテルのない温泉地などの場合、宿泊案内所へ行き、予算を先に提示してから案内所の方と直接交渉するというのも面白いものです。交渉が決裂した場合でも、それこそ車中泊の装備があれば安全に寝られるところまで移動すればいいのですから、意外といい条件で宿泊できるかも知れません。

車中泊の旅をテーマにしていても、常に車中泊のみで旅をすべしということもありませんので、状況に応じてその流れに乗るような旅ができればというのが私の理想の旅であると言えるかも知れません。究極の行き当りばったりの旅をする前提が車中泊のための装備であり、トラブルがあればそのトラブルを楽しめるような心のゆとりを持って旅立ちたいと思っています。