車のホイールは燃やすものではないが……

連休のテレビ番組を見ていて、何回も見ていると思ってついまた見てしまうものにいわゆる「投稿ビデオ」をスタジオのタレントさんらが揃って見る番組があります。最近のそうした番組では、単に面白いから撮ったというよりも、Youtubeに上げて多くの人からのアクセスを稼ぐために投稿されるようになものが増えてきたように思います。それと同時に、そうした番組に取り上げられるかはわからないものの、世間の注目を集めるためにアクセス数を伸ばそうと、実に様々な動画がネット上にアップされています。

そんな中、一年前にYoutubeにアップされた動画が元で逮捕されてしまっただけでなく、勤め先に大きな迷惑を掛けてしまうというニュースが有りました。それが何と、私の住む静岡県の店舗である自動車用品のお店「イエローハット」で起こってしまったのです。

動画には車のホイールにまず可燃性のスプレーを浴びせたあとでライターで点火し、ホイールからスプレーの成分が燃えだす動画を出してしまったことで逮捕になってしまいました。これは、もし何かの拍子に近くの物に燃え移った場合(場所はお店の倉庫のような場所)、お店自体が火事になってしまう危険性があったと思われるからだと思います。

なぜこんな愚かな事をしたのか? と思う方がほとんどかと思うのですが、同じような事件が起こると言われるように、仲間うちだけで見られているだけかと思ってていたものが広がってしまった系か、本気でYoutubeでお金儲けをしようと思って出した系という風に考えるしかありません。どちらにしてもこういった種類の動画を残していると、たとえネット経由でアップロードしなくても、動画を共有した仲間のうち誰かがついネットにアップして発覚することも有りえるので、こんな動画は残すものではありませんし、そもそもこんな行動を起こした事が周辺にバレたらどうなるのかを考えれば、決して起こしてはいけない事であることに違いありません。

さらに、お客さんの車やバイクを預かって整備や車検をするための作業をやっていたかもしれない中で火を出すことの危険については、車が事故を起こして炎上するような動画なども見ている人なら、絶対やってはいけない事で、イエローハットのアルバイトを含めた社員教育はどうなっているのかという批判はこれから出てくることになり、連休の始めから企業としては大変大きなダメージになってしまいました。なぜこの時期に逮捕されたのかはわかりませんが、いわゆる「見せしめ」として事を表ざたにするなら、一番関係者にとって痛いと思われる時期にニュース種にすることもあるということが今回の報道を見て感じるところではあります。

私のイエローハットのイメージで言うと、以下のリンクにある過去のブログでも書いたことがありましたが、トレードマークの黄色い帽子のマークが入った風呂桶の事を紹介させていただき、決して公衆浴場でその中にある「ケロリン桶」を持ち出して来ているわけではないということをアピールするためには大変便利なグッズで企業イメージは悪くなかったのですが。

車での温泉めぐりには「ケロリン桶」より「イエローハット桶」

そして、今回問題になった車のホイールに火を付けた事についても、古くて捨てるようなホイールをキャンプ用コンロのようにホイール自体を裏返しにした上で加工して利用することもできないことはないような気もしますので、お店とは関係ない安全に火を使えるところで真面目な「廃物利用・キャンプ・防災用品」の焚き火台としてプレゼンをすれば、加工の仕方にもよると思いますが、大きめの鍋も乗せて調理もできそうなポテンシャルがありそうなので、別の意味で注目が集まったのではないかとも思えるのですが(実際に「焚き火台 ホイール」でネット検索してみると実際に加工された方のページを見られます)、それだけに今回のホイールを燃やす動画がニュース映像で繰り返し再生されることで、危ないというイメージが付いてしまいそうなのは本当に残念です。


カテゴリー: 車関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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