テレビの外にある現実を確かめる旅も面白い

車中泊の頻度で言うと私よりよっぽど多く年間の車中泊をこなす親戚の方の趣味というのが全国各地のマラソン大会に出ることで、車中泊を有効に使って休みになるとこまめに全国を回っています。そんな中、昨年に長野県の飯島町で行なわれた「米俵マラソン」に出場したという話をその方に聞きました。このマラソンは普通のマラソンとは違い、運営側が用意した米俵を担いでマラソンコースを走り、完走したランナーには担いだ米俵と同じ重さのお米がプレゼントされるというなかなか面白そうなイベントです。

今年のマラソンでは何と、テレビの取材が入ったそうで、タレントのボビーオロゴンさんも米俵をかついで走っていたとの話を聞いて、早速米俵マラソンの公式サイトをのぞいてみました。そのテレビ取材とはTBS系の全国放送だった「クイズ☆スター名鑑」(日曜夜7時から不定期)という番組で、その話を聞いたばかりの時には2017年の1月22日にその様子を放送すると書いてあったので、話をしてくれた方が映っているかということも含めて興味がわき、当日はいつ出てくるかワクワクしながら見ていたところいつまで経っても米俵マラソンについての話題が出ないまま番組は終了してしまいました。

確かに公式サイトに書いてあったのにおかしいと思い、改めてマラソンの公式サイトに行ってみたところ、局の都合で放送時期が2017年の3月以降になったという報告が載っていました。それはそれでテレビ番組の予定が変わることは良くあることなので、まあじっくりと3月まで待つかと思っていたところ、今度はネットのニュースからとんでもない情報が入ってきたのでした。

ご存知の方もおられるかも知れませんが、TBSの「クイズ☆スター名鑑」という番組自体が1月22日の放送分で終了していたというのがネットニュースで流れてきたのでした。はっきり言って打ち切りということなのでしょうが、番組内では最終回のお知らせも何もなく、特に私と同じように米俵マラソンの様子を見たいと思っていた人にとってはあんまりな仕打ちです。そこで、もう一度米俵マラソンの公式ページを見に行ったところ、さらに続報が書かれていたのを発見しました。

「クイズ☆スター名鑑」は1月に終了したものの、3月3日の深夜3時20分(実際の時間では3月4日に入っていますが、番組はクロージングの前なので、3月3日とさせていただいていますので実際にご覧になりたい方は日付にご注意下さい)から30分間(^^;)「特別編」として放送する中に米俵マラソンの取材内容も出るのだそうですが、この番組は関東ローカルで、関東以外のエリアでは見られないのだそうです。確かに1月放送予定の繰り延べで3月にやることは間違いありませんが、関東でも誰も見ていないような深夜に、それこそ取材先への言い訳のような感じでVTRを流すためだけの番組であるとも思えます。

過去も現在も、テレビのワイドショーで仕事をすっぽかしたタレントについてかなり厳しい口調で長々と批判しているのを見ていた側からすると、テレビ局だって約束を守らないでしらばっくれることもあるのにと思えてしまいます(^^;)。さらに自分達は何も悪くないと開き直っているようにしか感じない今回のような事例は、実際にテレビの取材を受けた側からすると、同じように思って憤慨したケースというのは数限りなくあると思います。普通の仕事で状況によって当初の報告と比べてクルクル変わるような状況になり、しまいには約束を果たさない(今回の場合関東以外の視聴者に対しての事)でもいいという会社があれば、もう取引自体をされないというのが普通です。しかしマスコミ全般については、こうして何度裏切られても、取材に来るということでついまた甘い顔をしてしまう地域もあるのではないでしょうか。

それでも今後はテレビよりもネットでの発信や、動画をYouTubeに上げるようなことで発信することはできますし、あえて情報が出るのかどうかすら怪しいマスコミの取材にはまともに相手をしたくないという風なところも増えてくるのではないでしょうか。

テレビというものは編集権はテレビ局側にあり、取材を受けて話を聞いている中で発信したいところが全く使われず、どうでもいいところを面白おかしく取り上げられるだけで取材を受けた意図とは違った騒がれ方をして困惑するようなケースもしばしばあります。それは限られた時間の中で多くの人に見て欲しいと思えるような番組を作る中で、取材者への気配りがないがしろになってしまうことにもつながるのですが、もし私たちがテレビに映るそうした面白そうな光景に出くわした時、「本当に現地ではテレビの中で起こっているような事があるのか」と疑ってみることも大切ではないかと思います。

テレビの中の仮想現実でない、現地の本物の現実を肌で知るためには実際にそこに行って確かめるしかありません。旅の目的はいろいろありますが、テレビの視聴者を喜ばせるための「演出」とは何なのか、それを確かめるために旅に出掛けるのも面白いのではないかと、今回の一連の話を聞いて思いました。

多分私などが一人で山里の集落をそぞろ歩きなどしたところで、住民から全く無視されるか挙動不審者として見られるのが関の山だと思いますが(^^;)、実際の日本の村々は観光気分でやってくる人たちをそうみんなが歓迎しないということを悟るだけでも旅に出た意味はあると思います。そんな感じでテレビに出た場所を訪れるのも一興でしょう。


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