クロッツ やわらか湯たんぽ 持ち出し・備蓄用途に

年内に申し込むか年明けにずれるかでお得度が変わってしまう「ふるさと納税」ですが、欲しい製品があった場合は直接購入せずに自治体への寄付を行ない、この自治体が提供している返礼品という形でゲットするという手もあります。

今回、そういったやり方で手に入れたのが、大分県国東市の返礼品であり、地元企業の出しているユニークな製品「やわらか湯たんぽ」でした。この湯たんぽの素材はウェットスーツの生地で作られており、空気を抜けば丸めるようにして小さく折りたたむことができ、さらにお湯を入れた状態でもそのまま手で持つことができます。さすがに汚れが気になる場合にはタオルなどを巻いて使った方がいいとは思いますが、普段使いだけでなく車に常備しておいていざという時に使ったり、旅行用のバッグにしのばせて持って行く事も簡単なので、なかなか面白いものだと思います。

写真は1万円の寄付をした人に送ってもらえる「特大」サイズのもので、2.5リットルの容量があります。だいたい大き目のヤカンを使えば一回で満タンになります。付属のじょうごはキャップを回して外れないように固定できるので、お湯を入れるのも簡単です。

この湯たんぽの特徴として自在に形が変わるので、椅子に置いて腰の部分を温めるのにも使えますし、こたつの中に入れて使えばこたつに電気を入れなくてもそれなりの温かさを維持できます。

ちなみに、メーカーのネットショップではこの特大サイズは税込で6千円+送料くらいで売られていまして、1万円寄付しても地方税を払っていればその分、自分の住んでいる自治体からの税金がかからないように申請することも可能なので、あまり負担感がなく気軽に興味深いグッズを試しながら使うことができるという点で、「ふるさと納税」の制度を賢く使うことはおすすめではないかと思います。

今回の返礼品にはありませんでしたが、メーカーのホームページを見ていると、さらに興味深い商品が紹介されていました。今回紹介した湯たんぽは円筒形でペットボトルのような注ぎ口にじょうごをセットしてお湯を入れるのですが、ウェットスーツの素材というのは熱いお湯だけではなく冷たい水でもいいので、夏用の製品も出ています。

こちらの製品は水の入り口が大きく、中に入れるための氷を作るための道具もセットされています。使っている生地は同じなので、中味をお湯にして湯たんぽとしても使えるというメーカーの説明もありますので、夏はコンビニで氷を買って氷枕として使い、冬は沸かしたお湯を入れて湯たんぼとして使うこともできるということで、車中泊の旅のお伴にするならば、こちらの方が個人的には欲しかったのですが返礼品のリストにはありませんでしたので(^^;)、うまい商売だと思います。

ただ、商品についてのレビューを見るとまれに縫製が甘い品が混じっている可能性もあるので、購入後全く使わないということはしないで、とにかく購入してからすぐ使ってみて水漏れがしないかだけは確認しておくことをおすすめします。購入後すぐなら不良品ということで交換対応もできると思いますが、そのまま1年以上保管していて急に使った時に水漏れが起きた場合、メーカーの方ではこの製品が不良品なのかユーザーの保管方法が悪かったのかの判断が付かなくなりますので、最悪一回使ってそれ以降使えない状態になってしまうことも有りえます。レビューで水もれについての悪評が書かれている内容も読ませていただきましたが、どちらにしてもこうした中に水やお湯を入れて使う製品については、きちんと性能を発揮するかどうかはユーザーの方で使ってみて判断する必要がありますので、その点は十分に考えて災害時のもしものために使おうと考えておられる方も、この冬や夏に継続して使ってみて、普通に使っているのに水もれが出た場合に文句を言うべきだろうと思います。

普通に売られている湯たんぽをそのまま使ったり、アウトドア用の非保温ボトルを湯たんぽ代わりに使うという事も一つの方法ではありますが、その場合、普通の湯たんぽと同じようにボトル自体が固いので、腰に当ててそのまま寝入ってしまったらかえって腰に悪かったりもします。しかしこの湯たんぽの場合はクッションのように体に合わせて密着するので、状況によって使い分けることでかなり車中泊の際の車内を快適にしてくれるのではないかと思います。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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