レンタカーの業者の営業時間が19時までで、18時過ぎに車を返しました。ただ、帰りの飛行機の時間は21時20分と3時間近く余裕を持って鹿児島空港に戻ってきました。実はこれには、レンタカー業者のタイムリミットも関係していますが、朝じっくりと空港を回って対策を取ったこともあります。
鹿児島空港には入口のところに足湯があり、旅の疲れをいやすことができるようになっているのですが、その営業時間が19時までということがわかっていたので、何よりも先に足湯に浸かりながらその後どうするかということを考えることにしました。ただ、こうした施設が空港内にあるということは大変ありがたいことです。おかげで、その後また空港をウロウロするための活力が出てきました。
当日の夕食は空港で食べることを計画していたのですが、多くの施設では営業終了が20時くらいで、お土産店はもう少し遅くまで開いているという感じなので、まず夕食を食べることにしました。せっかくなので鹿児島でしか食べられないものをということで考えました。普通なら黒豚のとんかつということになるのかも知れませんが、とんかつ自体はいつでも食べられる上、鹿児島市内の有名店には結局行けなかったので、空港で食べられる鹿児島名物としては、ちょっとした変化球とでも言うべき、奄美大島名物の「鶏飯」をいただくことにしました。
鶏飯とは、ご飯に細切り玉子や椎茸、ネギや刻み海苔などを乗せたものに鶏肉の入った出汁スープをかけていただく、お茶漬けに近いもので、空港内の空港食堂777では「鶏飯バイキング」を提供しています。注文するとご飯用とサラダ用の器が運ばれてきて、お店の一コーナーにあるバイキングテーブルでご飯や具をよそい、鶏出汁スープを掛けて何杯でもおかわり自由という結構ありがたいメニューです。
一応私も一度はお代わりをしましたが、あまり食べ過ぎても体調に関わるといけなかったのでセーブしましたが、お茶漬けと同様にそれほど食欲が無くても食べられて、なかなか食べられないものを食べられてラッキーでした。ここで食べたせいもあって、インスタントのフリーズドライ鶏飯というのがお土産店に売っていたので、つい買ってしまったほどでした。ちなみにインスタントと言ってもお米は必要で、フリーズドライの塊をご飯の上に乗せてその上から熱湯を掛けていただくというもので、さすがに食堂で食べたような豪華な具材は望むべくもありません。それでも、空港で食べた味の記憶を追体験できるという意味では良いお土産だったような気がします。
その他、買ったお土産は、やはりさつま揚げがメインになりました。保冷剤を付けてもらったものの、フライトの後に車に乗り換えてしばらく走らなければならないので、中部国際空港に残した車の中にはソフトクーラーボックスをあらかじめ用意しておき、空港内のコンビニで凍らせたペットボトルを購入して、しばらくは冷たさを保ったまま運べるような計画だけは立て、それは問題なく実行できました。荷物はスーツケースに詰めて預けましたが、一応保冷用の袋に入れていただいたので、車に乗せるまでも冷たくできたのは良かったですね。今回は荷物を機内に預けられるスカイマークだからこその準備でしたが、LCCの場合は購入時にクール便を頼んで送るのが良いでしょう。
あと、友人用に購入したのは、全国で販売しているUHA味覚糖のソフトキャンティ「ぷっちょ」というものがあるのですが、現在は鹿児島中心に販売している「白くま味」が空港に売っていたので、まとめて購入しました。安く個包装で、中の個数も多いので、簡易的なお土産としてはうってつけでした。実際に食してみると、ひんやりした食感もあってか、それなりに本場の白くまに近い味は出ていると思います。
そんな感じで過ごしていて、あっという間に出発の時間になってしまいました。空港の保安検査では行きに金属探知機が反応してしまい、何だと思ったらベルトのバックルが反応したということで、今回は事前にベルトを外して無事に止められることなくゲートを通ることができました。帰りはずっと高速に乗ったのであっという間に自宅に着きましたが、それなりに充実した一日を今回の旅では過ごすことができました。それなりに情報を仕入れてできたこともできなかったこともありましたが、反省点は次の旅の計画に生かしながら、さらなる経験をすることができればと思っております。(おわり)