キャンプ用具の価格破壊「ダイソーフッ素加工メスティン」のコストパフォーマンス

2019年あたりからソロキャンプブームが起こり、最近ではCDショップのようなところでも特定のキャラクターのロゴが入ったキャンプ用品が売られるような、従来では考えられないような事が起きています。

さらに、ソロキャンプと100円ショップの相性が良かったのか、様々な価格破壊されたソロキャンプグッズが100円ショップに置かれるようになって現在に至っています。元々は100円ショップチェーンの中ではセリアが先行したように思いましたが、ダイソーがそれを追うようにして多くの製品を出し、キャンドゥなどは本格的にソロキャンプで使えそうな人気商品を出し、その製品が他の100円ショップで一部売られるような事も起こり、今やキャンプ用品を揃えるなら、まずは100円ショップ巡りをした方がコスト的には有利であるような状況になっています。

個人的にはもはやキャンプグッズは揃え尽くしたか、魅力的な商品が発売されてもなかなか材庫を見付けることが難しいので、普通に買えるまではと物欲を封印していたのですが、昨日家庭雑貨を買いに近くのダイソーに行ったら、話題のフッ素加工をほどこしたメスティンが置いてあったので、さらにキャンプ用品ではないのですがステンレス二層構造の丼と一緒に買って来ました。

ステンレス二層構造の丼は300円商品(税込330円)で、熱々のスープや氷を入れたそうめんを入れても外側は熱くも冷たくもならず、金属製なので落としても割れないということで日々の食卓で使おうと目論んでいるのですが、今回メインで紹介するのはその隣りにある1,000円商品(税込1,100円)の1.5合まで炊飯できる標準サイズの黒メスティンです。

フッ素加工していない銀色のメスティンも併売されていますが、そちらの方は800円商品(税込880円)と、220円しか違いがないので、店頭で二種類のメスティンを見付けたら、黒メスティンの方を購入する方が幸せになれるのではないでしょうか。中にはダイソーの銀色メスティンと同じように、0.5合・1合・1.5合の米と水のところに目盛りが付いていて、計量カップ要らずになっているのが、持って行く荷物を減らすのに役立ちそうで、ダイソーのメスティン特有の良い点ではないかと思います。

標準メスティンと言いながら、若干サイズは違っているようで、標準サイズのメスティン用に折ったクッキングシートのメスティン折りの容器をダイソー黒メスティンの中に入れてみたところ、少々黒メスティンの方が大きいようです。ただ、このメスティン折りの容器は、フッ素加工を守るという役目もあるので、今後保管する場合には先にメスティン折りの容器を中に入れてからカトラリーなどの小物を入れていくのが良いと思います。

まずは、使う前に中性洗剤で洗ったのですが、どうやらこの「フッ素加工」は、メスティン内部だけではなく、蓋や外にも全て施されているようです。ですから、蓋をフライパン代わりにしての焼肉もやれそうですし、利用範囲はさらに広がるのではないかと思っています。

その反面、持ち運ぶ時にはそのまま運ぶと擦れてフッ素加工が剥げてしまう可能性があるので布の袋やタオルでくるんでからしまうようにした方がいいでしょう。全体コーティングをすることについてのメリットは、炊飯するとどうしても吹きこぼれが出てくると思うので、その後片付けの際もさっと全体を拭けば汚れが落ちるようになっているお手入れの簡単さがあると思います。

これは、実は災害用としてもおすすめで、水が不足していてちゃんとメスティンを洗えないような場合でも、少しの水を染み込ませたティッシュで拭くだけでも汚れを落とすことができるというのはかなり便利です。ウェットティッシュも使えると思いますので、フッ素加工が剥げないようにたまに使うだけにするというのも一つのやり方ではないかと思います。

今までのフッ素加工されたメスティンというのは、一部のアウトドアショップが既製品にフッ素加工を専門業者に依頼して作ったオリジナル製品として購入し使われている方も少なくないと思います。もちろん、キャンプの何たるかを知っているショップが専門の業者に依頼するので、このダイソーのフッ素加工の製品と比べてもかなりの耐久性を誇るものもあると思いますが、全国どこでも安価に買えるフッ素加工のメスティンが出てくるとは本当に思いませんでした。

裏を返すと、こうした製品はブームに感化されたにわかキャンパーが大量に買うことを見越して大量生産されていると思うので、今後ソロキャンプのブームが去ってしまったら、こうした製品は比較的早く廃盤になってしまって、今回紹介した1,100円で買うこと自体が難しくなってしまうだろうと思います。

今回紹介した黒メスティンは、ダイソーの究極のソロキャンプグッズであると思いますので、先に書いた災害用にストックしておくために買ってもいいのではないかと思います。発売からだいたい一ヶ月くらい経過しているぐらいで私の近所のダイソーにも普通に置かれるようになったので、興味ある方はぜひお近くのお店を覗いてみて下さい。


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