2019年9月6日にいよいよ予定の10月1日に迫った楽天モバイルの料金プランが発表されるというニュースに期待とともに、本当に10月からサービスを始められるのか? という気分で待っていたのですが、そんな中入ってきたのが、本格スタートが来春(来年度?)にずれ込むというニュースでした。
一応、10月からネットで5000ユーザーに無料でのサービスを開始するということですが、恐らく気合を入れて申し込んだとしても10月から利用できる人というのは限られます。サービスとしては、中途半端にスタートするなら、頭を下げてでもスタートを先伸ばしにしてもらい、そのうちにちゃんと準備するというのもいいとは思います。ただ、その場合もし最初に約束した期日が再び守られなかったとしたら、その後でサービスが開始されたとしても様々なトラブル対応が本当にできるのか? というユーザーの不信感につながっていくことは間違いないでしょう。
同日のニュースで、ソフトバンクが携帯電話契約の2年縛りを止めるというものがありましたが、政府が携帯電話業者の経営に介入する中で事業そのものの状況も今後変わっていく可能性があります。楽天モバイルに交付された電波使用の許可についても、こんな状態が続いたらあまり政府の心象が良くないので、その後のユーザーの動向にも関わってくるかも知れません。それこそソフトバンクなどは楽天モバイルに割り当てられた帯域は喉から手が出るほど欲しいはずで、2年縛り廃止のアナウンスはそうした方向に向けてのメッセージなのかも知れませんし。
はっきり言って自前の通信設備を準備できないというのは、通信業者としては致命的で今後の事も考えて、全国を旅しながらブロードバンドを利用しようと思った場合、当初予定されていたauの電波が普通に使えるうちは良くても、全て自局の回線に切り替わった時の通信の安定性について不安がよぎります。
個人的には10月1日スタートなら勢いで加入しようと思っていましたが、それが2020年4月以降となると対抗する各社もキラー楽天プランを出してくることも考えられるので、それなりのインパクトを楽天に期待することは難しいかも知れず、これから半年で楽天がどこまで巻き返せるかということを冷静に見ながら加入の是非を決めた方がいいかなという風に変わりつつあります。
今後のポイントは、無料でサービス開始する10月からの募集がどうなるのかということです。あくまで現在用意されている基地局が使える範囲での募集ということなら、私を含む地方在住の人間は除外されますし、そうでなくても申し込みが先着順であるなら、そこまで申し込みのためにパソコンに張り付きたくないですし(^^;)、楽天モバイルの話題はまた半年後ということになってしまいます。
案の定定時のNHKテレビ7時のニュースでの携帯電話のニュースは、ソフトバンクの2年縛りなしの新プランについての内容から、10月から総務省の勧告に基づく解約料金を下げた新プランの動向を報じたのみで、第四の事業者である楽天には全く触れませんでした。そんな状況の中での楽天の動きには今後も注目していきたいと思います。