月別アーカイブ: 2015年12月

7スポットの時間・回数制限を無くすスマホアプリ

 2015年10月から提供されているアプリで、セブンイレブンを中心に配備されている公衆無線LANのサービス「7スポット」を回数や時間無制限で使える「セブン-イレブンアプリ」が出ていることを今さらながら知り、早速インストールして試してみました。

 私のスマートフォンには既に7スポットのアクセスポイントは保存してあったのですが、今まではアクセスポイントに接続した上でブラウザを開くとメールアドレスとパスワードを入力する画面が開くので、そこに入力することで時間・回数限定のインターネット接続が可能になっていました。それは、今後もパソコンなどでアクセスする時には同様の方法を取ることになりますが、スマートフォン限定でも無制限で高速インターネットが使えるのは有難いものです。

 使い方は、Wi-Fi設定で7スポットを選んだらアプリを起動し、画面下にあるメニューの右端にある「メニュー」の中の「セブンスポット」を選ぶとメールアドレスとパスワードの入力画面になりますので入力した上でOKを押すとインターネット接続が確立します。

 自宅の最寄りにあるセブン-イレブンでは回線はADSL並みの10Mbps弱くらいしか出ませんでしたが、これだけ出ればページの読み込みもサクサクですし、問題なく使えます。今までと比べて嬉しいのは、通信時間のりも接続回数の制限がなくなったことです。

 車で長距離移動する中で、インターバルを取りながら観光や道路、天気に関する情報を入手する場合、安定してスマートフォンのLTEが繋がればいいですが、山の中などかつてのアナログ携帯電話エリアであったFOMAプラスエリアに入ると最大でも300kbpsくらいまでしかスピードが出ない場合も考えられます。他にコンビニ関連ではファミリーマートで使えるアプリ「ファミリーマートWi-Fi簡単ログインアプリ」もあります。

 道の駅や高速道路のサービスエリアにコンビニが出店することが多くなった現在、24時間利用できる状況で開放してくれているのは本当にドライバーにとっては有難いサービスです。このような無料で使えるWi-Fiサービスはいろいろチェックして、これからやってくる冬休みの旅行に備えてみてはいかがでしょうか。


Amazon Prime music を低速SIMで使う

 先日車で出掛けた折、車の中で聴く音楽について、先日サービスを開始したばかりのアマゾンプライムミュージックの楽曲を車で移動しながら楽しんでみました。私の契約しているデータ通信の種類は3つで、動画も外で何とか見られるぷららLTEの使い放題プランでは全く問題なく使えましたが、残りのSIMカードについてもどちらも低速利用が基本ではあるものの、低速なら制限なく使え、その速さは約200kbps程度です。

 まず、ヨドバシカメラが提供するドコモMVNO、ワイヤレスゲートの基本料のみでは最大250kbpsしか出ない契約のSIMで試してみました。気になったのは、アルバムを最初に再生する時にデータが詰まっているのか途中で止まりまた動き出すような状況になることでした。ただ、一度流れ出してしまえば安定して使えるので、実用にはなるというところではあります。また、場所が変わったことで詰まる事もあったので、ドコモはユーザーも多いので利用集中でスピードが遅くなった場合は高速低速に関係なく詰まってしまう可能性もあります。逆に言うと、高速で接続していて同じ事が起こるなら低速である程度のデータ詰まりについては気にしない方がいいのではないかという気もするのですが。

 その後、音楽を聴きながらYahoo!カーナビを併用するという事も試してみましたが、これも音楽が流れてしまえば問題なくカーナビも使えました。音は車のスピーカーから出てくるので、交差点の前の音声案内もしっかりと確認できますし、音声が出る時には音楽も静かになりますので、インターネットラジオを鳴らしながらスマホのカーナビを使うパターンもなかなかいいかなと思いますね(^^)。

 次に、auのMVNOであるmineoのSIMですが、これも低速にセットすると200kbps程度しか出ないのですが、こちらの方も止まる時は止まりますが、おおむね良好に音楽を聴くことができる状況は変わりません。ただ、mineoなどのauのMVNOの場合はLTEのみで3Gが使えないため、山の中などを移動している場合に電波が入らないエリアが多く、広い範囲で使えないというディメリットがあります。

 基本的には電波が入るならmineoを使い、山の中でドコモの電波だけしか入らない場所ではあえて低速のSIMでもだめな時は早いものでもダメだと諦められる分、単に音楽を聞くだけならわざわざ高い毎月の利用料を払って高速無制限のSIMを使わなくてもいいと思います。ただ、音楽だけでなく動画も外で見たいということならば高速無制限のSIMで両方楽しむ方がいいと思いますが。

 ちなみに、今回は契約が無くて試せませんでしたが、低速状態で無制限に使えるとうたうデータ通信プランとして、docomoのMVNOであるOCNモバイルONEもあります。最安では一日110MB高速で使えるプランが一番安いのですが、月ごとに最大10GBまで高速通信が使えるプランがあり、スマートフォン用アプリで高速と低速を切り替えることができるので、高速通信はとっておきながら(月ごとプランは翌月まで、一日プランは翌日までデータの繰り越し可)ラジオや音楽を楽しめるということでこちらも良いプランだと思います。

 どちらにしても、こうした低速でも制限なく音楽を流し続けることができるデータ通信プランがあるというのは有り難いものです。私のようにあえて会社違いの複数のSIMを持つ必要はないと思いますが(^^;)、いつもいる場所が都市部なのか、山の中まで入って行くことが多くなるのかというところで、ドコモとauとどちらのSIMを選ぶかの参考にはなるかと思います。


「ホテル満室予報」の必要性

 このブログでは何回もホテル不足により目的の地方に泊まれないケースや、普段ならせいぜい1泊2日で5千円がいいビジネスホテルが2万円弱まで値上りするケースを紹介してきました。今後、旅行の計画を立てて交通手段を確保しても宿泊する場所がないという可能性も考えなければならず、ふらっと旅をしたい人にとってはいやな時代になったものだとしみじみ思います。

 特定の日にホテルが埋まる理由というのはいろいろあり、昔からもなぜこの日にホテルが取れないのかわからないまま旅行を断念するという事もあったように思います。例えば大規模な学会が開かれる日の前にはホテルは参加者によって早くから押さえられてしまっているわけで、大きなイベントが開催される場合は会場周辺のホテルはほとんど取れないことは関係者ならすぐにわかるでしょう。

 最近では学会ではなくても、ジャニーズ事務所に所属するグループのコンサートが行なわれる地方において深刻なホテル不足が明らかになった事があり、今後も地方都市でコンサートが開催されるところでは同じ事が起こるでしょう。

 また、日本へ旅行に来る外国人観光客は通年で増えていますが、例えば中国・台湾から来る人が現地の長期休暇や旧正月の時期にどっと押し寄せるのも事前にわかるわけですから、少なくとも現在多くある宿泊予約サイトあたりで、日本全国の「ホテル満室注意報・警報」をサイト予約の際にわかるように出してくれると有難いですね。

 単なる観光で宿泊する場合は、どうしても泊まりたい場合は目的の場所の周辺まで範囲を広げてもいい場合もありますし、予約サイトにもメリットがあるような気もするのですが。

 私の場合はそうした警報が出た場合は日帰りの旅に変更するか車中泊をからめた旅にすることでふらっと出掛けられる可能性は残るわけですが、例えば、格安航空券がバーゲンセールで安く取れても、ホテルが取れなかったり取れても普段の数倍の価格でしか取れないということになったら悲惨ですね(;_;)。できればLCC航空券をからめた旅を予約する場合は、バーゲンセールに参加する前にある程度宿の目星を付けておくことがこれまでよりも増して大切になってくるでしょう。いったん予約しても、キャンセル料がかからない形でホテルの予約をしておけば、航空券奪取に失敗してもおさえたホテルを返せばいいわけですので、交通費と宿泊料金のトータルで安くなるように戦略を考えることが大事になります。


何故キーボードで書くことを考えたモバイル端末が出ないのか?

 先日のキングジムの新パソコン発表の余波は大きく、しばらくは手になじむようにどこでも使える文章作成に特化したようなモバイル機器はどこからも出ないだろうという絶望感にさいなまれています。

 同じキングジムが出しているポメラDM100があるではないかという声も挙がるかも知れませんが、いわゆる痒いところに手が届くような機能は後回しにして、とにかく乾電池で動き親指シフトができ、ATOKから辞書データをインポートできるという機能が優先された発展途上の製品であることは間違いなく、私もどうしても電源が確保できないような所に行く場合は持って行きますが、普段通りの入力環境を外でも行ないたい場合は、Windowsの載ったノートパソコンを持って行かざるを得ません。

 今回、改めてモバイル環境の中で使えそうなパソコンはないかピックアップしてみたものの、条件が揃っていそうでも全部がクリアーになっているものは残念ながらありませんでした。とりあえずの繋ぎに使うという前提の元で言えば、A4サイズで薄いWindowsの入ったノートパソコンで、電池持ちがよく安いASUSのEeeBook X205TAあたりを買って、将来もっといいものが出るまで貯金しておく方がいいとすら思います。

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 ちなみに、写真は私が今メインで文章作成に使っているLenovoのノートパソコン、ThinkPad X121eですが、現在Lenovoでは10~11インチの小型ノートパソコンを販売していないので、モバイル用途にThinkPadということになると難しい面があります。このパソコンを出先で使う場合、ネックになるのがバッテリーです。X205TAのように一日使っていても十分持つだけのパワーはありませんので、何らかの対策が必要になります。

 今後、ChromeBookへの対抗策として、Windowsの載った廉価版のThinkPadが新たに出てきてくれれば十分購入対象として注目されますが、現状では待つしかないというのが残念な点です。
 私が外でも使える文字入力マシンについてこだわる点があるとしたら以下の通りです(ちなみに、今使っているWindows7の入ったThinkPad X121eでは以下の内容のうち、バッテリー関連の項目は全てクリアされています)。

・耐久性のあるキーボード

・バッテリー長持ち あるいはUSB出力のバッテリーから給電可能な電源システム

・多くの機能を持つエディタが使える

・文字コードに「UTF-8」が使える

・キー配列の自由なカスタマイズ可能

・日本語入力で多くの方式が使えるようなローマ字カスタマイズ機能の充実

 最後のローマ字カスタマイズ機能については、私が個人的にローマ字入力でもなくカナ入力でもない日本語入力方法を使っているからなのですが(^^;)、それだけで強く推しているのではありません。今の日本ではほとんど顧みられることはありませんが、片方の手を怪我した場合や障がいにより片手が動かなくなった状態でも日本語入力を可能にする方法があります。

 もちろん、一本の指でぽちぽち押していってもいいのですが、きちんとした片手入力の方法をローマ字カスタマイズ機能によってセットすれば、テンキーだけでも入力は可能になります。さらに右手のみでも左手のみでも使えるようにフルキーボード上に片手での日本語入力の方法をセットすれば、ほとんど両手打ちに変わらないスピードで片手による日本語入力ができます。

 また、片手で入力する状況というのは怪我をした時だけではありません。どうしても端末を立ったままで使いたい場合、片方の手で本体を押さえつつもう一方の手でスラスラ日本語入力をするといったこともできるようになるのです。電卓の入力の速さを競うコンテストがありますが、一通り入力方法を学んで練習すれば、片方の手でメモを取りながらもう一方の手でパソコンを使った文字入力をするような事もできるようになります。

 パソコンやモバイル端末ではローマ字入力かフリック入力だけできれば十分というような考え方は、新たに見えてくる日本語入力の可能性を否定するものであり、あまり誉められたものではないと私は思います。

 ここまで書かせていただくのは、こうした要求というのはそれほど難しいものではなく、それこそVZエディタという多機能エディタがあったDOSというオペレーションシステム上でも全て何とか解決できる可能性はあるのではないかと思います。それこそハード的には以前NECが出していた単三電池2本で動くDOS版のモバイルギアあたりにアプリケーションを実装する形で出し直していただくだけで、ポメラDM100よりよほど使い勝手のいい文章入力マシンを作ることは可能でしょう。

 問題は、世間がそんなマシンを求めていないということなのですが(^^;)、つくづく不思議なのは、日本では紙に文字を書くための筆記用具については文字を消すことのできるボールペンのようなものすごい勢いで進化した製品が出てきているというのに、時代の先端を行く電子機器の分野ではその成長が全く見られないということです。私も書くものがついつい長い文章になってしまって読みづらいと思う方も少なくないかも知れませんが、早く正確に入力する方法について工夫を重ねても、肝心のメーカーが、使いやすい文字入力マシンを一向に出してくれない事に憤りを感じています。

 とりあえず今はThinkPadが問題なく動くのでいいですが、この後どうするかと考えると気分は重いですね。早いところどこかのメーカーがキーボードを使って長文を長時間打つ人の事を考えたモバイル端末を作ってくれることを望みたいですね。


エイビット ホムテル3G AK-010 その3 政府勧告のスマホ料金で注目したい点

 まだ予約注文の段階で、手元にはないホムテル3Gですが、実は現状で出てきているSIMカードの中で、ホムテル3Gの機能を十分に使いこなすだけのものはないのではないかと個人的には思います。というのも、ホムテル3Gは通話だけに特化した電話機ではなく、データ通信用のアクセスポイントとしても使えるからです。

 個人的にこんなSIMカードのサービスがあればいいと思うのは、電話はカケホーダイのままでいくらかの高速データ通信ができるものを想定しています。しかし、かけ放題の携帯電話サービスは携帯電話大手3社プラスY!mobileの独占であって、MVNO各社の中で時間限定の回数制限はあっても、通話定額のものは出ていません。

 これは単純に大手3社がMVNOの方に通話定額の付いたデータ通信付SIMを売らせないようにしているのではないかと思えて仕方ないのですが、もし今政府が頻繁にデータ通信の少ない利用者のスマホ料金を下げるように勧告している中で、「通話定額」+「データ通信可」という商品が月額3千円くらいから出てきたら面白いですね。

 ニュースではどうしても大手3社の高すぎるデータ通信料金を下げろという話しか出てきませんが、政府の勧告では同時にMVNOの方にももっとユーザーが移った方がいいというような事も言われているようです。とある老舗のMVNOには大物官僚が天下りしていることもそうした動きに拍車を掛けているのかも知れませんが、そうした傾向は悪くないと思います。現状ではドコモにSIMカードのみ通話定額の契約を申し込んだ場合、データ通信を全くしなくてもガラケー用の料金プランは適用されなさそうで、スマホと同じガラケーと比べると月額500円も高い契約になってしまう可能性が高いです。そうした囲い込みを続けるならば、いっそ大手MVNOに先陣を切ってもらってホムテル3Gに入れるのにぴったりなSIMカードを早く発売して欲しいとすら思っています。

 もし通話に関するオプションをMVNOが自由に設定することが可能なら、それこそイエデンワのように、今の携帯会社のような一回の通話が5分でなく10分でさらに月額が安いプランとか、すんなり通話定額にするよりも面白そうなアイデアがどんどん出てくるかも知れません。

 そんなわけで、すでにMVNOの格安SIMを使っている方も、今後データ通信だけでなく通話関係のサービス及び料金がMVNOの方で新しい提案がなされるか注目しておきましょう。


マイクロソフトOne Drive容量変更をストップさせるには

2015年11月に急にマイクロソフトから発表された同社のクラウドストレージサービス「One Drive」の既存ユーザーの容量変更について修正が発表されました。個人的には早いうちにOne Driveをメインのクラウドストレージから外して別のサービスに移行しようと思っていたのですが、現状のデータ用エリアの15GBとカメラアップロード用の15GBの合計30GBは2016年1月末日までに専用サイトからの手続きをすることによって現状のデータ容量は保護されるようになるのだそうです。

これは、office365を購入していない無料会員についてのアナウンスで、もう一つの発表であるoffoce365を使っている人について、容量無制限とうたっていたものが1TBに減らされるのは変わりないそうです。

無料会員については、2016年1月末日までに手続きを行なわないと、利用できる容量が3分の1の5GBに減ってしまいますので、現在One Driveを使っている方はとりあえず手続きをしておいた方がいいでしょう。

(書き込み時にあったリンクは切れてしまっているので、リンク表示を消去しました)

こちらのリンクをクリックするとOne Driveの英語表記のページが開きますので、そこにある青色の「Keep your free storage」と書かれたボタンをクリックしましょう。そうすると日本語でお持ちのMicrosoftアカウントでサインインするページに飛びますので、必要事項を入力し、サインインします。

すると、「OneDrive Preview」がアクセスの許可を求めてきますので「はい」の部分をクリックすれば今度は英語表記のページに飛び「Success!」と表示されれば完了です。今後も同じ容量で当分は(今後もマイクロソフトがどんな条状変更をするかわからないので(^^;))今の容量を使えるようになります。

繰り返しますが、紹介したリンクが有効なのは2016年1月末日までなので、このエントリーに心当たりがあり、Microsoftアカウントを持っている方はすぐに手続きを行なうことをおすすめします。クラウドストレージが必要な人はお金を出せという風になっていくことも今後は予想されますが、とりあえずはこのOne DriveとGoogle Drive、そしてDropboxの無料分を確保しておけば当分は困ることはないでしょう。


キーレス車の憂鬱

 先日、知人からキーレスの動作がうまくいかず、電池を替えても同じだったという相談を受けました。基本的に電池を替えても動かないということになると、キーレス装置自体が駄目という可能性もあり、もしキーレス装置自体を交換ということになったら万単位の出費となりかなり年末年始の物入りの時期には避けてほしいとらぶるになってしまいます。
 一つの可能性としてある、以前も紹介したことですが、前後左右のドアだけでなく、後部ドアが完全に閉まっていない場合、キーロックシステムの問題でロックがかからないのでその点について半ドアになっていないか全てのドアを確認しましたがそれも問題なく、いよいよキーレス本体の問題かと思ったのですが、よくよくキーレスの様子を見たら一つ思い当たることがありました。
 念のため、入れ替えた電池はどの電池を使ったか聞いたところ、型番の間違いこそはありませんでしたが、かなり前に買って保管しておいたものをそのまま使って交換したとのこと。というのも、私が見たキーレス本体はボタンを押すと赤く光るようになっており、この光り方が電池を換えたばかりにしてはやけに弱々しいと思ったのです。
 早速、念のために100円ショップのノンブランドの製品ではなく、電器店で日本製の電池を買ってきまして、入れ替えたところランプも赤々と付き、キーレスも全く問題ない状態で復活したのでした。
 私自身、普段から利用しているボタン電池の種類についてはもしもの時のためにスペアを用意しているのですが、そのスペアの電池自体が長期保存の結果電圧が弱くなってしまうこともあるという当然なことを思い出させてくれた今回の話でした(^^;)。
 ちなみに、私の車は単にドアをキーレスで開閉するだけなので電池が切れてもそうすぐに影響はありませんが、今の車はキー自体がなく、ボタンでエンジンをかけるものが普通になってきました。これは今回のトラブルとは外れますが、もしこのボタン周辺のトラブルが生じた時にはエンジン自体を回すことすらできなくなってしまうわけで、せめて従来の鍵穴を入れて回すことでエンジンを掛けることのできる仕組みを残した(普段はキーを差し込まずに回すだけでエンジンがかかるものがあります)方式を採用しているメーカーのキーレス車の方が安心なのだろうかと思ったりもしますね。

ドアミラーのない車が発売される?

 車を運転していて、事故を起こさないためには前だけでなく後方への注意も常にしていなければなりません。ただ、人間は後ろに目は付いていないわけですから、何とかして後ろを見るための工夫が必要になります。

 そのためにあるのがルームミラーでありサイドミラーであるわけですが、来年にはサイドミラー(ドアミラー)を設置しなくても公道を走れるように国の規制が変わるのだとか。というのも、かなり前から運転席からミラーを使っても決して見ることのできない死角をカバーするようなバックモニターがあり、同じように左右の後方を見られるモニターを追加することでドアミラーのない車が出てくる可能性があるのだそうです。

 すでに自動運転のシステムが話題になる中、大した変更ではないとも思えますが、前方はともかく後方については目視で確認できないというのは不安になるという人も多いでしょう。ドアミラーの出っ張りを無くすことで空気抵抗を無くし、さらなる燃費性能向上にも期待ができるという話もあり、いい事ずくめのような話ではあるのですが、果たしてどうなのでしょうか。

 新しいシステムを付ける場合、どうしても車体価格に跳ね返ってきますし、電気的に動くモニタに映すわけですから何らかの故障あるいは故意にカメラ部分が破損されるなどしてモニタが消えたらその時点で公道を走ることができなくなる車になってしまう恐れも出てきます。以前に、同様に燃費のカタログ数値を上げるためにスペアタイヤのない車が増えてきていることを紹介したことがありましたが、それらの車がパンクした場合、付属のタイヤ修理剤が効かないパンクの場合は、ロードサービスでは対応ができず、レッカー車でパンク修理のできる場所まで移動させるしかなくなります。

 このように、何も問題がなければ今より便利になるものでも、いざ何か問題が起きた時に走ることができなくなる車というのは、市街地走行には便利でも、状況によってどこに行くかわからない車中泊の旅に利用するにはちょっと不安ですね。こうした車に乗る場合は、スペアタイヤがなければどこかに一個積んでおき、ルームミラーは真後ろだけでなく左右の後ろも見られる幅の広いものを用意しておいた方がいいかも知れません。もっとも、そのルームミラーだけで運転しているのがわかった場合どうなるかはわかりませんが、緊急避難的には使えるのではないでしょうか。


インターネットでうろ覚えの楽曲を探す難しさ

今の世の中がインターネットでたいがいの事が調べられるようになったということはあるのですが、どうしても難しいものがあります。今年の大きなニュースになった東京オリンピックのエンブレムに関する話の中で、なぜあれだけすぐにパクリ疑惑が出てきたのかというと、インターネットで語句や文章だけでなく画像でも検索ができるということによる部分は大きいでしょう。しかし、今回私がはたと考え込んでしまったものに音楽があります。

以前聴いた曲で鼻歌で歌えても、それをマイクから入力してもなかなかOK!Googleとはなりません(^^;)。その前にきちんとした音程で自分が歌えているのかという疑問もありますし、なかなか目的の曲までたどり着かないというのが実際のところでしょう。

たまたま昨日、ふと思い出してこの曲は誰が歌っているの?という疑問が頭から離れなくなりました。ただ、曲名はわかっています。曲名は「カントリー・ロード」なのですが、オリビア・ニュートン・ジョンやジョン・デンバーの歌った曲ではない同名曲です。カントリーのような雰囲気のある曲だったのですが、少々もの寂しい曲調で、何で曲名が「カントリー・ロード」と知っているかというと、たまたま昔聞いていたラジオでリクエストがかかり、皆さんご存知の方のカントリー・ロードをリクエストしたのが、今回私が探している方のカントリー・ロードが間違って流れてしまい、後でオリビア・ニュートン・ジョンのカントリー・ロードの方を流し直したというのが記憶に残っていたのです。

とりあえず、検索サイトでさまざまなキーワードを使って調べてみたのは、この曲はジブリのアニメに採用されていることもあってそちらの情報の方が先頭に来たりしていて、とても同名曲の事まで見つけることができなかったのです。ちなみに、「カントリー・ロード」の表記についてもいろいろあり、有名な方は「Take Me Home Country Roads」という表記が一般的のようですが、「Country Road」とあっても同じ曲だったりするので調べても始末が悪いのです。

そんな中、一縷の望みを託して試してみたのが、いわゆる音楽配信サービスの検索です。私の使っているAmazon Prime Musicで「Country Road」と入れてその曲を歌っているアーティストをピックアップしてアルバムの中に入っている「Country Road」という曲を片っ端から聞いてみることを繰り返したのですが、リストの最後の方にあった曲を再生してようやく探していたものにたどり着きました。私の記憶通り曲名は「カントリー・ロード」で間違いありませんでした。歌っていたのはジェイムス・テイラーだということがわかり、すっきりしましたが、本当に大変でした(^^;)。私は有名な方よりもこちらの多少けだるい方のカントリー・ロードの方が好きです。興味のある方は下のリンクからどうぞ 。


地球温暖化防止のアイデアもさまざま

 テレビニュースを見ている中で、地球温暖化対策についての特集をやっている中で、新たな発想による燃料を作り、いわゆる化石燃料の代わりにしようとしているスウェーデンの事業者の試みを紹介していました。名前は「Poo Power」というものですが、インターネットで調べても日本語のページは出てきませんでした。

 これは何かというと、人間の排せつ物を使って臭いを取った後、デンプンをまぜて固めたものが木炭の代用品として使えるのだそうです。これを、森林伐採が進む地域で使用することができれば、木炭を作るために木を切らなくても済むわけです。薪を使うよりも火持ちが良いのが木炭ですから、木炭の代用品が木を使わないで使ることができるのなら、二酸化炭素を吸収する木々は残るわけですから、確かに良さそうですね。

 ただ、事業者にはお金がないのが問題なのだそうで、従来の燃料よりも安く提供できなければ意味がないということもあり、全てがうまく行くということでもないようです。日本の場合はこうした燃料を新たに作らなくても、植林を行なっていく際に切らなくてはならない間伐材を材料にして以前このブログでも紹介した木質ペレット燃料を使うなど、様々な方法が模索されています。ペレット燃料についてはこれを燃やして発電に使うというプランもあるそうですが、先述のPoo Powerという燃料についても、燃やした際にPM2.5が出てしまうと一気にこうした燃料を燃やすと困るわけで、焼肉のように煙の出ないかまどのようなものと一緒に開発してくれたらいいのになと思います。

 個人的にはPoo Powerの燃料には興味があって、木質ペレットはとにかく火が付きにくいので大変と言えば大変なんですよね(^^;)。もしPoo Powerが木炭とほとんど変わらない使い勝手なら、例えばどこかのアウトドアメーカーがエコなキャンプ用品としてある程度の寄付金を加算した金額で出すことも可能なのではと思うのですが。そうなったらすぐに買ってみて、さまざまなウッドストーブで試してみたいと思っています。