月別アーカイブ: 2014年6月

自転車で楽しむ三保の松原周辺(2)

三保の松原へはサイクリングロードから幹線道路に出て、さらにその道路を渡って行きます。三保の松原に行く前に、その手前の御穂神社にお参りした後で向かうことにしました。

環境保護のため観光バスが近くの駐車場に置けなくなったため、バスを降りて三保の松原へ向かうバスツアーの観光客を横目で見ながら三保の松原入口までたどり着きました。

自転車の駐輪スペースは入口のすぐ前にあり、ここに自転車を停めます。そうして人でごったがえす中、松原まで付きました。

これが新しく「羽衣の松」と認定された松です。恐らく知らないと素通りしてしまうような場所にありまして、かなりの人が出ているのにこの松には人は集まっていないという有様です(^^;)。わからない場合は地元の人や観光案内でしっかり確認してから行くのがいいでしょう。残念ながら富士山は雲に隠れて見ることはできませんでしたが、季節的には春から夏は良くなく、冬の季節の方がおすすめです。

ここまで、全くのノープランで走ってきたのですが、ふと静岡市の観光協会が行なっている自転車優遇の措置が行なわれていることを思い出しました。三保周辺と清水方面を結ぶ交通機関として、今も運行されているのがいわゆる連絡線である水上バスです。水上バスには安く自転車も乗せられるという話を聞いていたので、観光案内所へ行き詳しいことを聞きました。

三保の松原から三保海水浴場方面に水上バスの桟橋があり、そこから自転車を載せられる水上バスが来ます。実は主に午前中に走っている「三保羽衣ライン ちゃり三保号Ⅱ」に乗れれば200円で人も自転車も三保から江尻(清水駅方面)、日の出(エスパルスドリームプラザ方面)まで行けたのですが、時間の関係で水上バス通常料金の400円かかることがわかりました。詳しい内容については以下のリンク先をご覧ください。

http://www.dream-ferry.co.jp/waterbus/enjoy/index.html

とりあえず私は清水港線跡の自転車道に戻り、旧三保駅の広場にやってきました。津波避難用の施設が完備されていますが、駅の施設があるところは草が生い茂り、まるで時が止まったようです。ここでは駅のホームが残っています。

さらに、正面にはディーゼル機関車が展示されていますが傷みが激しいのが気になりました。貨物船としてこの先の工場まで線路が引かれてあったようでした。ここからは自転車道はありませんが、観光案内所でもらったマップを参考にしてさらに三保の先端を目指すことにしました。(つづく)


自転車で楽しむ三保の松原周辺(1)

 2014年の梅雨入りは、その初めからすさまじい雨を多くの地域で記録しました。先日の日曜日、私のいる静岡周辺は晴れたものの、車で出掛けるには周辺の天候および道路状況が気になるということで、先日購入したばかりのクロスバイクに乗って出掛けようと思いたちました。

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 自宅からまずは海を目指し、そこから西へ向かいます。国宝の久能山東照宮へと続く海岸線を走っていくと、現在はシーズンが終わってしまっていますが、イチゴ狩りの店が目に付きます。

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 道なりにしばらく進むと、左側にカーブしたところで分岐になります。そのまま直進すれば清水駅方面になりますが、右に折れると三保の松原のある三保地域に行けます。さらに自転車にとって嬉しいのは、この場所からしばらくは車道とは別に、歩行者道路・自転車道路が作られています。実はこの道は、清水駅から線路が繋がっていてその路線跡になっています。清水港線という昭和59年に廃線になった跡を自転車で安全に走れるので、自転車好きの方だけでなく鉄道好きの方にもおすすめの道です。終点の三保駅跡までは写真のように駅までの距離が表示されていると同時にサイクリングロードが繋がっています。ちょっと見にくいですが、右側の赤い道路が自転車用です。

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 そのまま旧三保駅に向けて進んでもよかったのですが、途中三保の松原への看板を見付けました。天候は安定していてそれほど急ぐ旅でもなかったので、せっかくなので世界遺産の三保の松原に寄り道をすることにしました。(つづく)


車内の雨対策を安く行なう

 毎年やってくる梅雨の季節は、車に乗っていても憂鬱なものです。単なる雨なら乾けば元通りになるかも知れませんが、雨と泥で汚れた靴で乗り込んだり、荷物を載せただけでもかなり車内が汚れてしまいます。先日のゴールデンウィークに出掛けた際は、天気には恵まれたものの、臨時駐車場が舗装されていず、多少ぬかるんでいたせいて、かなりの汚れがフロアマットに付いてしまいました。

 運転席、助手席のビニール製マットは安く売っていたりしますが、後部座席に敷くものは見に行ったものの意外と高いものです、そこで、耐久性は最初から犠牲にして安価でそれなりの効果が期待できるシートを導入することにしました。

 ちなみに、私の乗っているホンダ フィットの後部座席は、横幅は約120センチ、座席間は座席を上げた状態で約55センチでした。カーショップで売っている後部座席用のシートは座席を出した状態での寸法なので、私のように後部座席のスペースをまるまる荷物用に使えるように使う場合、市販のものでは縦の長さが足りなくなってしまいます。そこで、ホームセンターで切り売りしているテーブルクロスに目を付けました。柄のものもありましたが、シンプルに透明のものに決めました。幅は90センチ、120センチ、135センチの3種類がありましたが、120センチのものがフィットにはぴったりです。ホームセンターでは10センチごとの測り売りになっていたので、一番安い0.2ミリのものを60センチ分切ってもらいました。厚いのはそれなりの値段がしたものの、薄いのはかなり安く、60センチで約250円で手に入りました。

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 試しに後部に敷いてみましたが、測ったようにぴったりです(^^)。元々が安いものなので気軽に使えますし、薄いので座席を出す際にもアタッチメントの部分を折り返してしまえばうまく座席に固定され、人を乗せた時にも片付けなくて良さそうです。

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 そして、毎年頭を悩ませる傘の置き場所についても、そのまま後部に倒して置いてもいいですし、写真のように柄の部分をバーに引っ掛けて、しずくを受けるために洗面器を置いておけば後の処理も簡単に済ますことができそうです。洗面器は温泉や銭湯で使うだけでなく、水を張ってバケツのように使ったり、いろんな使い道がありますので用意しておくのがおすすめです。写真のものはいわゆる「ケロリン湯桶」ですが、何も奇をてらっているのではなく(^^;)、他の湯桶よりも頑丈でハードな使用にも耐えるということで愛用しています。東急ハンズやLOFTで売っていますので、興味のある方は旅行先で購入するというのもおすすめです。


ホンダフィットのシートアレンジを生かす荷物の入れ方

 消費税が上がり、割と大きな買い物である自動車の消費にも影響があると思われましたが、それでも売れている軽自動車として、スズキの「ハスラー」が注目されているようです。私も軽自動車に乗り続けるならハスラーも考えましたが、今乗っているホンダ フィットと比べるとその大きさの違いにはかなりの違いがあります。先日、私と同じように普通車に乗っている知り合いとハスラーの話が出て、興味はあるもののもう少し大きければという話になりました。もし車を2台持てるなら小回りの効くハスラーを2台目の車として街乗りと遊び専用に使うというのもいいのですが、大きめの普通車の方が便利なところもあります。

 私はフィットの前にはスズキのKeiに乗っていたのですが、その時は3ドア車ということもあって常に後部座席を倒してフラットにし、その部分に荷物を載せていました。当然、急に後ろに人を乗せたい場合に困るわけで、その点では後部座席を倒さなくても後ろに全ての荷物が入るフィットの荷室の広さを知ってしまうとつらいものがありますね。現在はフィットの後部座席は常に空けてあるのでいつでも人を乗せることができますし、座席を持ち上げるとトランク以上の収納力を持つスペースが出現しますので、使い方によっての荷物移動の手間はほとんどかかりません。

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 そして、意外と便利なのは後部座席を前に倒すことで、後ろのドアを開けても手が届かない所に置かれた物を簡単に取り出すことができるところです。写真のようにヘッドレストを付けたままにしておくと、完全に座席はフルフラットにはならず、うまいところで止まるようになります。荷室の真ん中にコンテナボックスを配置し、手前と奥によく使う小物を配置しているのですが、それもこのシートアレンジから簡単に荷物が取り出せてこその技です。コンテナの奥に荷物を置く場合は、走行中荷物の影に隠れるようになるので、小型のソフトクーラーボックスを入れるのもいいでしょうし、後ろまで回り込まなくてもすぐに取り出せることから長い運転の際に履き替えるためのドライブ用のかかとの固定できるスポーツサンダルを放り込んでいます。

 色々な便利なものを車の中に入れて持って行くのはいいのですが、いざ使おうとした時に奥に入っているので出しずらく、結局持って行っても使わなかったという経験は多くの方が持っていると思います。今回私の荷物をフィットの中に入れてみて、さすがにスペアタイヤのある床下部分にあるものはすぐには取り出せませんが、他のものならほとんど大変な思いをしないでも取り出せます。これは、実は車の旅を楽しむためには意外と重要な事の一つだと思います。

 私の場合はある程度、車中泊の旅を繰り返す中で試行錯誤をできているのですが、これから車中泊の旅を始めたいと思われている方は、出掛ける前に荷物を積んだ状態で車で寝るためのセッティングを行ない、また元通りに戻すことがスムーズに行なえるかを試してみることをおすすめします。実際の旅行では帰りの方が荷物が多くなりますので、若干積載スペースに余裕を持たせてパッキングするのがおすすめです。


雨具としてのポンチョのメリット

 季節も6月を迎え本格的に雨対策することが必要になりました。雨が降らなければ、ガソリン代を節約するために歩くか自転車を使って移動することが手っ取り早くておすすめですが、毎日雨の中、自転車を使うのはうっとうしいと思われる方も多いでしょう。私の自転車用に用意している雨具は中学生の時から上下揃った雨合羽だったので、脱いだり着たりする手間がかかるだけでなく、安い雨合羽だと中が蒸れてくるということもあり、雨が降っている状態ではつい車を使いがちになってしまいます。今年はここでできるだけ車を使わず、自転車を使えないかと思い、新たな雨具を手に入れました。それが自転車用に工夫された「自転車屋さんのポンチョ」という製品でした。

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 大きさはフリーサイズですが、私の身長はこの製品ではぎりぎりの175センチでしたが何とか問題なく使えることがわかりました。先日購入したばかりのスポーツタイプの自転車では使えませんが、写真のように前カゴのある自転車を想定した作りになっています。写真のように自転車にかぶせたポンチョの中に入って頭を出せばすぐに走り出すことができます。

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 自転車にポンチョが固定する仕組みは、前カゴのところに付けるプラスチック製のクリップがポンチョ先端に付いていて、そのまま前カゴに挟みこむように固定します。これでかなりの強風でもなければめくれずに前カゴの中の荷物に上から雨が当たることも防げます。

 ここのところ不安定な天気が続いていることもあり、とりあえず小雨の中使ってみましたが、ひどい雨でない限り足まで濡れることはなく、装着も簡単で手も濡れないのでかなり気に入りました。体にぴったりとまとわりつくこともないので、雨合羽ほど蒸れることはなく、バックパックなどを背負った状態でも装着できて便利です。

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 急に雨が止んで晴れ間が出た場合は、写真のように頭から外してそのまま前カゴに押し込んでしまえば良く、逆に急に雨が降ってきた場合はここから取り出して頭からかぶるだけでいいので、雨が降るか降らないかというような不安定な天気の場合でも躊躇なく出掛けられるのがポンチョ導入のメリットだと思います。初めから土砂降りの場合は諦めて車を使う方がいいと思いますが、前カゴのある自転車をメインに使っている場合には、こんな雨具も一つあると便利なものです。

 自転車用とは言っても、普通の雨具としても十分使えます。車の旅のお供にも傘だけでなくこのポンチョも持っていけば、外での作業が楽に行なえます。風さえ強くなければ、上下のうち特に下を履く手間がかかりませんし、たたむと小さくなって持ち運びもしやすいので、旅のお供にもう一つ欲しくなりました(^^)。

 ただ、改めて書きますがこのポンチョは前カゴのある自転車用のものですので、ロードバイクやマウンテンバイクなど、カゴのない自転車で使うと車輪などに絡まって大変危険です。スポーツタイプの自転車にはセパレートタイプの雨具を使うようにするのが無難です。


いつでも解約できる安心感を得る事も大切

 昨日、たまたまラジオの人生相談を聞いていて、この番組を継続して聞いていると必ず繰り返される相談が出てきました。今回はスマートフォンらしかったですが、パソコンを含むインターネットで特定のサイトを見ようとボタンをクリックしたところ会員登録されたので入会金を支払えとの表示が出たので、払うべきかどうかという相談です。

 単に画面に表示が出ただけなら(その前に個人情報を入力して登録まで進んだのなら別ですが)、個人が特定されることはまずありませんのでそのまま無視が正解です。ネットアクセスとは関係なく、メールアドレスや電話番号を指定して直接送ってくるSMSの形で唐突に請求メールがやってくることもありますが、基本的にそうしたメールも迷惑メールとして登録しておくか無視するのがいいでしょう(何らかの原因で個人情報を引き出され、直接自宅にネット業者から郵便がやってきた場合は警察や弁護士、消費生活センターへの相談も視野に入れて対応した方がいいとは思いますが、そこまでエスカレートすることはあくまで特殊な場合だと個人的には思います)。

 しかし、そうした迷惑メールも止むことなく連日やってくると人によっては耐えられなくなることもあるでしょう。メールも何もやってこないうちから思い悩んで人生相談の番組に電話をするような人もいるわけですから。キャリアメールを含むe-mailの場合はメールアドレスを変えればいいのですが、SMSの場合は電話番号を変えなければならないので気が重い方もおられるのではないでしょうか。ちなみに、番号変更については変更したい理由を説明すれば有料でできると思いますが、そうするとメールアドレスの変更どころではない手間が番号を変えた後にかかってきてしまいます。そうした手間を掛けるなら払ってしまおうとつい思ってしまう人がいることがSMSで架空請求メールを送る人たちの狙いでもあるわけで、私はかなり悪質だと思いますね。

 またスマートフォンを使っていると、アプリの中には電話番号を収集するようなアプリもかつて存在していたようなので、今後もしそんなアプリをダウンロードして生きている電話番号を収集されてしまったら、現実に電話番号を変えなければならないところまで精神的に追いつめられてしまう方もかなり多く出てくるかも知れません。というか、私が危惧するようなことが起こらなくても、心配で十分にスマートフォンによるインターネットを楽しめないという場合も出てくる可能性だってあります。そうした事に対処する方法として、スマートフォンのデータ通信専用にMVNO業者から別契約(いわゆる2台持ち)するというのも手ではあります。そうすればもし変なサイトに迷い込んで間違って登録したとして、何かの原因でデータ通信用に発行されている電話番号をいくら知られてもメインに使っている音声通話には問題ありませんし、スマートフォンに入れたSIMカードにSMSオプションをあえて付けない契約をすればSMSも届くことはなく、心配も軽減されるでしょう。

 スマートフォン自体を使いこなせない方がSIMのみの契約をしてもスマートフォンの導入をどうするかとか、通信の設定を自分ではとてもできないという風に思いがちですが、最近ではスマートフォンと通信カードを同時に購入すれば設定は販売店でやってくれるところも大型スーパーや家電量販店にはあるので、相談してみるのも手です。その際、スマートフォンを分割で購入すると割賦販売期間が終了するまでは解約できないようになってしまいますので、その点のみはご注意下さい(端末代を払い終えればいつでも解約できます)。一括で端末代を払ってしまえば、もし電話番号を変えたいと思った場合には接続業者自体を変えてしまうという方法も取ることができます。それだけでなく、やはり自分にはスマートフォンは使いこなせないの思ったら、契約自体を途中で打ち切ることもできます。スマートフォンについては中古売買を行なっているショップに持ち込んで買い取ってもらえばかなり買い叩かれると思いますが、携帯電話会社と契約していたスマートフォン契約をやめる事と比べれば通話に使っている電話には影響を出さないでやめられます。今の携帯電話の契約の仕組みは2年間の利用継続を前提にしているので、急に経済的に事情で止めようと思っても止められないのと比べれば、利用者の側に立った契約方法だと思います。

 そう考えると、単に料金を安く済ませたいという場合だけでなく、インターネット通信に不安を持っている方にとっても、電話はドコモあるいは他の会社が追随すればガラケーで電話のみの契約を行ない、メールおよびインターネットは別にスマートフォンとMVNOのデータ通信カードで契約するのがネットスキルに関係なくおすすめという感じに私は思ってしまいます。


NTTドコモ カケホーダイへの切替確認と今後への展望

 私の契約ではないですが、家族が契約しているドコモの通話用の回線を2014年5月の段階でカケホーダイプランのみに変更予約しました。6月に入り、きちんと手続きができているかどうかをMydocomo(ドコモのウェブサイト)で見てみることにしました。

 ちなみに、2014年5月までの基本プランは「FOMAタイプSバリュー」で、無料通話が繰り越せるプランです。オプションサービスはiモードにパケホーダイダブル、その他の付加機能使用料で基本料の他に月額1,500円くらいを支払っていました。今までの平均利用料は月額4千円ちょっとといったところです。

 5月15日のカケホーダイ予約でMydocomoからカケホーダイプランを残して全て解約にした顛末は以前のブログで紹介しましたが、6月2日現在の状況をネット上で確認したのが次の画像です。

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 まだ未確定ながらカケホーダイ(ケータイプラン)税込金額の2,376円にユニバーサルサービス料の3円を加えた2,379円になっています。これで、安心して通話に思いっきり使ってもらえることがわかりほっとしました。私もこういう形で最安でのカケホーダイブランを維持したいのですが、今のところはMNP限定でもいいですから実質0円ではなく、iモードおよびパケットプランに加入しなくても一括0円の端末が出てくれば、同じような形でウィルコムから番号移行できるのではないかと思います。

 時間の問題と思われていたソフトバンクの通話定額サービスへの参入が正式にアナウンスされたものの、auもソフトバンクもガラケー利用者のための定額プランについては今のところ出さないような感じで動きつつあります。ただそうなると、あくまで個人的な心配ではありますが、ドコモの今後の対応によっては現在のように通話のみに特化したガラケーのためのプランは今後もずっと提供され続けるのかという不安もよぎる部分もあります。2台持ちを前提とするならば、単にキャリアメールを維持するためにパケット定額料金を払うよりも、もう一台メール放題の端末を月額千円ちょっとで維持しながら持つと費用はパケット定額を付けた契約の約半分で済む(端末代は別で、メール以外のパケット通信料は当然かかりますので注意)いう選択もあるので、この辺の事情を良くわかっている人ならカケホーダイプランの選択はガラケーのiモードおよびパケット使用なしの条件に集中するのではないかと私には思えるのですが。そうなると、ドコモとしてはある意味契約して欲しくない契約が増えてしまうということにもなりかねないわけです。私自身の心配が杞憂に終わればそれでいいのですが、私と同じように今後カケホーダイプランに移行しようと思っている中で心配に思う方は、ドコモがこのユーザー側にメリットが有るプランをどこまで引っばって行くかという点にも注意しながら移行のタイミングを見た方がいいでしょうね。


フィットで車中泊セッティング コットと自転車を持ち込むと

 スポーツタイプの自転車を車中泊の旅に連れていくことが私が車を軽自動車から普通車のフィットに変えた一つの理由だったのですが、荷物一揃えと自転車を車内に収納したまま車中泊ということになると、さすがにフィットでは厳しいのではないかと思われる方も多いでしょう。

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 まず、荷物をセッティングした状態の私の車をごらん下さい。基本的にはフタの閉まるコンテナに荷物を入れ、小物類は小ぶりのコンテナや買い物カゴに収納しています。荷物は全てこのスペースに入れているので、後部座席のスペースは何も置かず、自転車はそのスペースに横にして置いて運ぶのが日帰りの旅で自転車も楽しみたい場合の積載パターンになります。

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 しかし、このままでは自転車を載せたまま車中泊スペースを作ることができません。自転車を外に出しておくという方法もありますが、それだと自転車が盗難に遭う危険性もあります。そこで荷物を移動するためいったん自転車を外へ出し、後部座席を前に倒して荷室と一体化させるフルフラットにします。荷物は大きいコンテナを除き、運転席側に寄せますが、高さがコットより低いコンテナはちょうどコットの下に入るように配置することができます。そして自転車は後方から運転席の側に縦にして入れると、うまいぐあいに運転席後ろのスペースに収まります。

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 そして助手席を後部に倒してできたスペースにコットをセットすると、自転車1台を収納した状態で車中泊用のコットが設置できました。もしコットの下に置いた荷物のごつごくしたところが気になる場合は、コットの上にキャンプ用のマットを敷けばさらに快適になります。

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 このままでもいいのですが、車内を汚したり傷にしないために輪行用の袋(写真右の黒い袋)に入れるとかなりすっきりした印象になります。このようにすると中の荷物で自転車をある程度固定でき、さらに寝床の設営に荷物を移動させる必要がなくなるので自転車を積んでの車中泊旅行に出掛ける場合はこうしたセッティングで行きたいと思っています。

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 実はこの状態でもう一つ試したことがあります。コットを少し左側にずらすことでサイドブレーキとシフトチェンジノブがコットにひっかからないで動かせるようになるので、この状態のまま車を動かすことができます。一度決めた車中泊場所から移動したい場合や、災害や不審者の侵入で一刻も早くその場から逃げ出したいような場合でも運転できるスペースを空けたままコットをセットし、自転車を収納することができることが今回やってみてわかったのは収穫でした。今回はフィットという車に乗り換えたところから考え始めて、そのスペースに合うように自転車を選んだことが功を奏したように思います。車が違うと紹介したようにはいかないかも知れませんが、まずはお使いの車の収納スペースや居住空間を把握してみて、そこから何を積むかということを考えるのもいいかと思います。


ウィルコム「スーパーだれとでも定額」活用は機種次第?

 ウィルコムがドコモのカケホーダイに対抗する「スーパーだれとでも定額」というオプションプランをついに出してきました。今までの一回あたり10分以内で月500回までという制限を撤廃し、ウィルコムが報告している一部の電話番号(恐らくその番号に掛けると自動的に海外に接続されるような番号なのではないかと思います)以外のほとんどの通話が24時間定額になります。従来の「だれとでも定額」とは違い、「スーパー」という文字が付いていますが、月額980円から月額1,500円にオプション料金が上がったのはいわゆるドコモ並みになっただけかと思ったらそうではありませんでした。「スーパーだれとでも定額」にはもう一つのポイントがあります。

 今まで、ウィルコムのPHSで誰とでも定額のオプションを契約した場合、メールの送受信は無料になりますが、端末のブラウザおよび、テザリングを使って他の機器からインターネットに接続する場合は最大2,700円のパケット料金がかかっていました。それが、「スーパーだれとでも定額」にするとPHS回線を使ってのパケット料金もオプション料金に含まれるようになります。基本料金は低額の「新ウィルコム定額プランS」と組み合わせると、月額2,881円(税抜き)に端末料金の負担になります。ドコモのカケホーダイではガラケーでの契約だと月額2,200円と安いですが、SMSのやり取りはできるもののキャリアメールおよび端末を使ってのネット使用もできません。ウィルコムの場合は最新の折りたたみ端末WX12Kなら、Bluetoothによるテザリングに対応していますので本体でのインターネットおよび、他の機器でもパソコンとはPHS回線を使ったケーブル接続によるインターネットを利用することができるようになります。また、古い端末の中には端末をケーブル接続してモデムのように使うこともできます。ただ、機種によっては画面も小さく、モデムとしても使えないような端末もあるので、ネットを使いたいと思われる方は端末選びをしっかりすることが必要になるでしょう。ひとつこの点で残念に思うのが、イエデンワの扱いでしょう。イエデンワは最初からメールを含むインターネット接続に対応しないことが特徴なので、せっかくのパケット通信料無料が活用できません。

 日々の行動範囲がウィルコムが提供するPHS回線で足りるのであれば、恐らくこのプランが一番安くて、あとは別途白ロムのスマートフォンかタブレット端末を手に入れれば通信費は月3千円前後で済み、かなりのお得感があります。ただ、ウィルコムのエリア外へ行くことが多い場合はこの新しいプランであってもカケホーダイプランとMVNOの組み合わせの方が有利な場合が出てくるように思います。

 まず、待ち受けに使う場合のウィルコムのエリアの狭さをカバーするため、私はPHS回線が不通の場合の転送先としてドコモの携帯電話の番号を指定しています。そうすれば、知らせている番号がウィルコムのもので圏外でも、ドコモ携帯の方に着信しますので連絡は何とか取れます。ただ、この使い方では別に料金がかかってしまいます。ウィルコムのホームページの記述によると、「着信転送サービス利用時の転送先への通話はご契約料金プラン所定の通話相手先に応じた通話料がかかります。」となっています。つまり、「新ウィルコム定額プランS」を契約している場合、転送先と通話した場合30秒ごとに20円の支払いが生じます。これは、「だれとでも定額」でもあった規定ですが、新しいプランではこれが撤廃されることを個人的には望んでいたのですが、それが無理だということになると、ウィルコムとドコモの2回線を通話のために持つよりもドコモ一本に絞った方が私の場合はいいように思います。

 メールとインターネット(パケット通信料)については、月額千円も出せばドコモMVNOのデータ通信用SIMカードを手に入れられるので、メールがGメールであることに納得ができれば、SIMを差し替えてスマートフォン、タブレット端末、モバイルルーターの間での差し替えができる分、端末に通話と通信が固定されてしまっているウィルコムより有利でしょう。

 それでも、ドコモの通信網とは別にあまり多くの人が使っていないウィルコムのPHS回線を非常用に用意しておきたいような場合はおよそ500円ほどの従来よりの負担増で済むので、災害時のもしものために備えてこのプランにしておく方もいるかと思います。それでも、現状で一番魅力的なWX12Kを含む多くの通話用端末が36ヶ月分割になってしまっているので、一度契約したら3年間はそのままになってしまうというというのもネックですね。もっとも、3年間基本料無料という条件で新規契約できれば、その期間中はオプション料金の1,500円のみでこのサービスを使えるので、これにはメリットがあります。しかし、その後の展開を考えた場合、ほとんどの人たちがMNPで出て行ってしまうようなプランのように私には感じるのです。私自身はかなり長くウィルコムと契約しているので、長期契約者を優遇するようなプランも出してほしかったなとしみじみ思いますね。


5周年を迎えた富士山静岡空港

 自宅周辺では時ならぬ運動会ラッシュで、その音がかなりの音量で鳴り響いてくるため早々に家を出てたまたまイベントの告知で知った静岡県にある空港・富士山静岡空港の5周年記念イベントに行ってきました。

 他県の方からすると、東名高速道路や新幹線で東京でも名古屋へでもそれほど時間がかからないで行けるのに、なぜ静岡県に空港があるのかと思われる方もいるでしょう。私もそのように考えていたのですが、とにかく空港は完成してしまって今に至ります。実際問題、私がこの空港を利用する可能性はあるのかななんてことも思っていたのですが、まだ日本航空が乗り入れていた時に、たまたまフライトマイルが少なくても国内航空券に変わるキャンペーンがありまして、実質的にマイルのみで飛行機に乗ることができました。

 その際に思ったのですが、この空港は広大な駐車場を持ち、空港入り口からすぐのところに車を停めることができます。そのため、帰宅便を降りたらすぐに車のところへ行ってそのまま走って帰ってこられるというメリットがあるのです。自宅からですと1時間強ぐらい見ていれば高速道路を使わなくても十分に駐車場に入れるので、羽田やセントレアから飛ぶ便くらい安く航空券が手に入ればぜひまた利用したいと思っているのですが、なかなかそうはいかずに今に至ります。

 今回のイベントは、警察・消防車両・グライダーの展示及び内覧、フライトシミュレーターの体験、紅白饅頭の配付など、主に空港を利用したことのない人への告知的な意味あいが強かったように思います。空港スタッフの方の取り組みには好感が持てましたが、それと今後利用者が増えるかどうかというのはまた別の話です。

 やはり、利用者を集めるためには現状の高い運賃ではなく、格安運賃の航空会社を複数誘致して欲しいと切に思います。もちろん、そうした会社を入れた場合、空港使用料を大手並に取れないということもあるので、空港を運営する会社の悩みも大きいかと思いますが、今回のイベントのようにやってくる人のほとんどが空港を見学だけして帰るということでは、最終的には静岡県民の税金で赤字分を補填するようになると思うので勘弁して欲しいところです。昨日私が空港に着いた時には、滑走路には飛行機が全くいなかったので、やはり常に飛行機が来ていて、飛行機を見にくる人たちを退屈させないためにも何とか活気のある空港にしてほしいと思いますね。