月別アーカイブ: 2014年6月

携帯電話に課税という話がありますが……

 政府が税金を取るにはできるだけ取りやすいところから取るということは消費税だけかと思っていたら、将来的に携帯電話の契約ごとに取るという話が出てきているようです。これは、ニュースによると自民党の有志議員が携帯電話への課税を検討する「携帯電話問題懇話会」を立ち上げ、その中での話なのだそうです。

 SNSを使った人命にも関わる事件が起きていることから、安全対策強化の予算確保などを目的とし、数百円程度の課税を検討しているという話です(年一回なのかなど、期間などの明細は不明)。それはそれでいいのですが、私はいろいろあって複数の回線を保持しているので、もし回線ごとに取られるということになると複数回線をまとめてしまえば結構な金額になりそうで大変です(^^)。今のうちに余分な回線は処分することも考えなければならないでしょう。

 今後、どのような課税方法が提案されるのかわかりませんが、報道の通り、SNS関連の対策用として徴収するのなら、パケットを使わない通話専用の契約はどうなるのかという点があります。パケット契約の有無に関係なく、全ての契約に同じように課税されるとしたら、使用者とは関係ないところでSNSを使っている人の分を負担するような形になるためちょっと不公平ではないかと思えます。個人的には営利企業としてSNS事業者が成り立っているなら、自サイトで犯罪行為が横行することによる対策はその企業がするべきだとも思えるのですが。

 私自身は今回の報道を受けて、今後携帯電話税が徴収される場合に備えて、惰性で持っているような回線は早めに整理せざるを得ないかも知れません。少なくとも次の更新月には解約をするか、いざという時にはすぐに解約できる通話付きのMVNOの回線にMNPで変更するのがいざという時にすぐ課税対象から逃げられる方法だと思います。データ通信のみなら、最近様々なパターンが出てきているプリペイド契約で必要な時だけ使うという方法もあるかも知れません。私だけでなく多くの複数回線を持っている人が同じような行動を取れば、現在順調に増えている携帯電話会社の契約数の伸びがストップする可能性があるのではないかと思うのですが。 

 どちらにしても現政権では早めに法案が具体化される傾向にあり、近い将来に国会で法案が成立してしまえば、多くの人が税金を払わなければならなくなるわけです。税金についての意見はともかく、何とかして月々の負担を減らし、できるだけ利便性を損なわないような方法についてこれから考えて行かなくてはなりません。さすがに携帯電話についての税金ということになるとマスコミも細かい内容について報道するでしょうから、私のように複数回線を持っている方は、くまなくその動向に注目しておいた方がいいでしょう。


無理な計画が引き起こす危険

 世界遺産になった富士山に登るために、現地に到着したらほとんど休憩せずに登山を開始する「弾丸登山」が問題になっています。関係者の申し合わせによって、夕方出発でその夜から登山を開始するようなバスツアーは自粛の方向にあるようですが、個人が車でやってくる事についての規制は難しく、今年はどうなるのか心配なところです。

 車で着いてすぐに出発するのは体力的に自信があっても避けていただきたいですが、車の中で仮眠を取った場合はどうでしょう。体調を回復させるためにはある程度の時間睡眠を取ることも重要ですが、その場合でも車内の環境によっては十分に体が休まらないことも考えられます。

 私の場合は車の中にキャンプ用のベッドであるコットを入れ、幅はともかく長さは自分の身長以上のスペースを確保し、足を伸ばして寝られる環境を作っています。それでも、普段の就寝環境からは変化があるため、いつも通りの睡眠が保てるかというとなかなかそうはいかないものです。ある程度の段差に我慢して寝ていたり、シートを倒しただけで仮眠を取るようなことではさらに体の疲れが抜けないことは容易に想像できます。もし、目的地より先で体を使うレジャーを予定されている方には、帰りの運転の事も考えながら、まず車内での就寝環境を整えていただき、さらに普段通りの睡眠時間を確保することを考えて欲しいですね。

 先日のニュースで愛知県から車で出掛け、敦賀の海岸に未明に到着した一行が、翌日の朝7時前から海水浴を始め、一人の方が亡くなってしまった水の事故が報道されていました。ニュースでの情報が少ないので、車中泊をしていた場合でもその事自体には原因はなかったのかも知れませんが、これからの季節において、特に海水浴を目的に出掛ける場合には同様の危険がありますので、十分なご注意をお願いしたいと思います。車中泊の旅では環境の違いのため、一般的には普段より早く目が覚めがちになります。そんな場合でもあまり無理して早いうちから全開で動かず、帰りの運転のための体力を温存できるような旅の計画が必要になってくると思います。


おサイフケータイはSIMカード無しでも使える?

 前日エントリーで紹介したデジカメを購入した際、大型家電量販店のヤマダ電機を利用したのですが、いざ購入という段になって、大きな忘れ物をしたことに気付きました。

 最近になってドコモMVNOのSIMカードを入れてパソコンでのネット接続のためテザリングしていたドコモのスマートフォンP-07Dの調子が悪く、なかなかうまくテザリングできないため、P-07DからSIMカードを抜いて別のUSB端末にSIMを入れて使うことが多くなっています。

 P-07Dにはおサイフケータイのアプリを入れさまざまな電子マネーやポイントカードを入れてあるのですが、出先のパソコンを放置したまま出たため、たまたまP-07DからSIMカードを抜いて電源も入れないままの状態で持ち出してしまったのでした。

 そのままヤマダ電機でデジカメを購入してポイントカードを出す段になったのですが、この状況で電源の入っていないスマートフォンを出して果たして会員情報とポイント情報は大丈夫かと思っていたのですが、何と問題なく手続きができてしまいました。ヤマダ電機にあるポイント獲得のためのスロットも、電源を入れない状態のP-07Dをかざして回すことができました。

 ちなみに、購入後には会員登録時に指定したアドレスにメールが届くのですが、これは別の端末で受信しても問題なく、改めてSIMが入っていないままのP-07DをWi-Fiで接続してポイントの確認もできました。

 すでにこうしたことをご存知の方にとっては何ということもない話ではありますが、普段は使わなくても、安いドコモのおサイフケータイ付きの白ロムを手に入れてさまざまな電子マネーや会員情報を登録しておけば、SIMカード自体は別の端末やモバイルルータに入れて活用しながらおサイフケータイの利用も継続できます。なお、電子マネーの残りについてはNFCの使えるNexus5やNexus7と組み合わせて使えば、本体をかざすだけで登録した電子マネーの確認は簡単です(別途読み取りのためのアプリが必要)。ただ、個々の事例については実際に使えるかどうかというのは心もとないものなので、とりあえずヤマダ電機のポイントカードについては利用できたということを報告させていただきました(^^)。


オリンパス コンパクトデジタルカメラ XZ-10

 最近、このブログ用に撮影している写真のほとんどはスマートフォンのカメラによるものなのですが、暗いところや拡大したい場合などは、いくらスマートフォンのカメラが進化したと言ってもその限界を感じざるを得ませんでした。単体のデジカメは以前紹介させていただいたものを含め複数持っていますが、日常的に持ち歩いて撮影するということになりますと、コンパクトに持ち運べるものになってしまいます。

 今まではそうした際にはリコーのCX6というコンパクトデジカメを持ち出していましたが、さすがに画質面では新しいものとの差が目立つところもあり、虎視眈々とCX6後継のコンパクトデジカメを狙っていました(^^)。コンパクトタイプで画質も良いという事でまず思い浮かぶのはソニーのRX100というシリーズです。最近は新型が出たこともあって初代機あたりはかなり価格もこなれてきた印象です。ただそれでも4万円前後しますし、私が使っている一連の電池も共用できないので今回は残念ながら予算オーバーということで見送りに(;_;)。

 あえて私がCX6という古いデジカメも持ち続けているわけは、今私が使っているCX6と、先日このブログで紹介したオリンパスのXZ-1は電池が共用できるためです。オリンパスのXZというシリーズはレンズも明るく割と高画質を売りにしているのですが、いかんせん常に持ち歩くには適さない大きさなのが残念です。ただこのシリーズの中にもう一機種、電池を共用できる機種があります。それが今回購入したオリンパスのXZ-10というコンパクトデジカメです。

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 本体サイズを絞ったため、XZ-1のように外付フラッシュや液晶ビューファインダーが付く端子は省略されていますが、レンズの明るさはF1.8からF2.7までの5倍ズームと高い性能を誇ります。大きさそのものはCX6とそれほど変わりませんが、良いレンズのせいか多少厚みがあります。それでも、CX6を入れていた社外ケースには何とか押し込むことができました。とりあえずこのケースに入ったことで私の中では大きさの問題はクリアになりました。

 XZ-10を他のコンパクトデジタルカメラと比べると、10倍以上のズームレンズではないためかも知れませんが、生産終了とともに価格はかなり下がってきています。さすがに以前購入したXZ-1ほどのお買得感はありませんでしたが、たまたま先日、家電量販店で使えるギフトカードをいただいたので、それを一部充当することであまり負担感なく手に入れることができました。ケースの共用でけでなく他のアクセサリーも、USBケーブルやリモートケーブルもXZ-1のものを充当でき、予備電池の手持ちも都合5つになりました。さらに充電器はCX6のものが使えますので本体の買い増しだけで済んだことも食指をのばした理由です。

 このデジカメは細かな設定も可能ですが、基本的にはオートのi-AUTOモードで気軽に撮影するような使い方になると思います。私の撮影スタイルは風景が中心で、あとは食事を含めた物撮りが主なので、ズームも5倍の範囲で何とかなりますし、明るいレンズでないと室内でもテレ端を実用的に使うにはかえって高倍率のコンパクトデジカメは失敗写真を量産する可能性もあります(高倍率のコンパクトデジカメの多くは、テレ端では室内での明るさを確保できないくらいのスペックのものが多いので)。どうしても望遠撮影が必要な場合は別のカメラを使ってしのぐことにし、今後旅行でのスナップはこのカメラを中心に回していこうと画策しています。画質はこの小ささと1/2.3というセンサーサイズにしては良好であるという口コミがあるので、これから使うのが楽しみですね。将来的には車に載せていくことを前提にしたもう少し大きくて何でも撮れそうなカメラを手に入れたいですが、やはりカメラは常時携帯できてこそシャッターチャンスを逃さないというものでもあるので、新しいものを買い足したとしても、このXZ-10は長く使っていこうと思っています。恐らくもうそろそろ家電量販店から在庫がなくなると思いますので、新品で購入したい場合は早めに店頭での在庫を確認されるのがいいのではないでしょうか。


ドコモ 月額 約3,500円で通話&メール放題を実現するための条件について考える

 私は現在、ウィルコムの「新ウィルコム定額プランS」にオプションの「だれとでも定額」を付けて、1回10分以内の通話が月500回まで通話定額になり、ウィルコムのキャリアメールが使い放題で月額は約2,500円(端末代金をのぞく)で使っています。この内容をそのままドコモのカケホーダイプランに移す場合、人によってはメールはどうするのかと思われる方もいると思います。

 カケホーダイをガラケーで行なう基本料は税抜2,200円ですが、これではメールを含むインターネット接続はできません。docomoという文字列が入るキャリアメールを使わず、Gmailに完全移行できるなら、最安ではDTIの月額490円のMVNOを使い、白ロムのスマートフォンとの2台持ちをすれば、月額3千円以内で使えますが、どうしてもキャリアメールを使いたい場合、普通はこんな感じになるでしょう。(以下の金額は全て税抜)

・カケホーダイ(ガラケー)2,200円
・iモード使用料 300円
・データSパック2GB 3,500円

 の合計で6,000円(税抜)となってしまいます。最近はケータイ用のサイトでのサービスも次々に終了している現在、あえて携帯電話の小さい画面でネットを使いこなそうとされる人がどの程度いるかと私には思えます。携帯電話でのインターネットはいらないから、せめてメールだけは無制限に使えるプランがあればと私には思えます。

 現状では1台の携帯電話で通話もメールも定額を実現するには上記のプランしかありませんが、あえて契約を増やして通話する端末とメールする端末を2台に分けることで安く上げることはできます。感じとしては以下のような形になります。

(1台目)
・カケホーダイプラン(ケータイ) 2,200円
(2台目)
・タイプシンプルバリュー 743円(ひとりでも割50適用金額)
・iモード使用料 300円

 この金額に消費税やユニバーサルサービス料を加えると、月額約3,500円で通話もメールも無制限にできるようになります。ネット接続をしたい場合はさらにMVNOのデータ通信カードを契約し白ロムのスマートフォンを増やさなければならないのでさらに持ち歩く台数が増えてしまいますが(^^;)、月額4,000~4,500円くらいで何とかなります。IIJmioのSIMを低速基本の使い方をし、最初の1ヶ月高速通信を我慢すれば、常に月初に2GBの高速通信分をキープできます。以降毎月の高速通信使用量を1GBまでにセーブしながら使えば月初2GBの容量が常に使える計算になります。ガラケーのみでしか使えない2GBよりも(テザリングできる端末を除く)かなり使いでがあって、しかも安いので、すでにガラケーやスマートフォンの白ロムを持っているか、一括0円でドコモの携帯電話を入手できる契約をした場合は最大3台持ちという方法もあるということを覚えておいて損はないと思います。

 複数台数持ちのメリットとして、カケホーダイの電話からなら他の2台(データ通信専用の端末の場合はIP電話の050から始まる電話番号取得が条件)に追加料金なしで掛けることができるので、トランシーバーの代わりになることでしょう。カケホーダイでない端末からはワン切りで電話番号を残してかけ直せば、全て定額料金の中で済ませることができます。普段は一人で使い分けるにしても、旅行の際の連絡用に使ったり、災害時にも使いやすくなります。特にメール専用機として2台目のガラケーを持っていれば、電池の持ちは通話用より良くなるので、長期間充電ができない場合の通信継続にも有利になります。

 事情を知らない人には「何台同じようなものを持てば気が済むの」と言われそうですが(^^;)、1台持つより安い3台持ちということもあるということです。逆に言うと、契約を分けるだけでこのレベルに料金を抑えられるのですから、1台で通話とメールを楽しめるプランを安く出して欲しいと単純に思います。


電池不要のケミカルライトの実用性

 かなり前の話になりますが、いざという時に明かりを得るために電池不要のスティック型ライトを100円ショップで購入したことがありました。先日、ふとパッケージを見たら2012年に使用期限が切れてしまっていました(^^;)。ただそのまま捨ててしまってももったいないので、果たしてこの種の明かりは実用になるのかということでスティック部分を折るようにして中味の液体を混ぜ、発光させてみました。

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 すると、使用期限が2年前に切れているにも関わらず、白くきれいな光を放つではありませんか。この状態で手に持って振れば夜間に遠方にいる人にもそこに人がいることを知らせることができるでしょう。

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 また、周辺を照らす明かりとしてはどうかということですが、スティック本体はフックに掛けられるようになっており、S字フックと組み合わせれば上から吊るすこともできるのですがそれほど光はなかなか部屋全体には拡散しません。そのかわりとして、先日購入した1リットルのナルゲンボトルにシリコンケースを付けたものの中に入れてみました。すると、気のせいかも知れませんが、けっこう光が広がる印象です。何よりいいのは、ボトルに入れるとこの状態のまま立てることができ、ランタンのように使えるだけでなく、懐中電灯のように手元の確認をすることもできます。ケミカルライトの長さは約16センチで、たまたまこのボトルに収まることでこんなことができるようになるのがわかったので、本格的に災害用として用意しておくのもいいと思えます。

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 詳しく見たいもののがある場合はライトをボトルから出して、近くにライトを近づけるとまず問題なく内容を確認できます。写真のリモコンに書かれた細かな文字も、これだけで十分に見ることができました。新聞を読んだり手紙を書くにも何とか使えるだけの明かりです。

 私自身、人から比べればライトと電池はかなり用意していると思うのですが、急に停電になり一切の明かりがなくなってしまった場合、しまってあるところに行きつくまではかなり大変です。しかしこのライトは使い捨てではありますが6時間から8時間は点灯が継続しますし(今回試した期限切れのものでも夜使って翌朝まで光り続けていました)、津波や水害によって懐中電灯やランタンが使いものにならなくなった場合でも物理的に破損しなければ使えるという安心感はやはりすごいと思います。

 ケミカルライトには今回紹介したフックに付けられるスティックタイプの他、よくお祭りで売られているようなブレスレットとしてうでに巻けるタイプもあります。夜間に避難する際に、家族でケミカルライトを腕に巻いた状態で逃げると、ちょっとはぐれたぐらいなら確実にどこにいるかわかるので、用意しておいた方がいいものと言うよりも、スティックタイプとブレスレットタイプをセットで家族分は確実に用意しておくべきものではないかという感じがしました。

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 というわけで、早速近所のダイソーでスティックタイプのものとブレスレットタイプ(4本入り)をセットで買ってきました。ものは防災用品ではなく、コンサート用のペンライトが置いてあるところにありましたので、実際に商品を探される場合の参考にしてみてください。なお、日本では「ルミカライト」という名称で売られていますので、近所の100円ショップに取り扱いがない場合にはこのキーワードで探してみるのもいいと思います。



ナルゲン 広口1.0Lシリコンケース

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 以前からナルゲンボトル用のケースとして気になっていたのがシリコン製のケースでした。以前購入したネオプレーンのケースも湯たんぽとしてナルゲンボトルを使う場合は、カバーをすればケースをすれば直接持てて便利ですが、このシリコンケースもそのように使えるのではないかと思っています。

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 パッケージにあった他の使い方として、中にライトを入れてランタンシェードとして使えるというのがあります。ケース単体でランタンシェードとして使うなら、平べったくて真上に光を出す器具の方が扱いやすいように思います。今回試してみたのは、以前何かに使えるかと購入しておいた「OSRAM LEDライト DOT-it」という単四電池3本で使えるライトです。このライトは連続点灯時間が長く、さらに3つあるライトを全部付けずに省エネ運転もできるようになっています。元々は車の天井に付けて車内全体を照らす用途を考えていたのですが、このシリコンケースとセットで使うとかなりいい感じになります。

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 あえてLEDを1つ点灯という省エネ運転をしても、暗闇の中なら周辺を照らしてくれるという印象です。通常はシリコンケースの中にLEDライトを入れておき、必要に応じてランタンにもボトルケースとしても、またシリコンの素材を生かして鍋つかみにも使えるので、むしろ防災用品として便利な一品なのではないかと思いますね。


ナルゲン キッチン広口 1.0l ボトル

 熱中症が心配になる季節、そろそろ水分補給のために麦茶を連日用意したくなってきました。昨年麦茶作りに活躍したのがナルゲンのポリボトル1リットルで、水から麦茶を作る際に冷蔵庫で横向きに入れても中味がこぼれることがないのが気に入っています。しかも売っている水出し用のティーバックはたいがい1リットル用なので、無造作にボトルに水と麦茶の素を入れれば簡単に作ることができます。

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 今年も昨年のボトルをそのまま使う気だったのですが、新しくナルゲンがキッチン用に作っているボトルを買い足しました。サイズ的には全く同じ大きさの1リットルのボトルなのですが、まずは本体の価格の安さ(定価で税抜1,000円)が気に入りました。従来のものと比べて「キッチン」の文字が入っていますが、その違いは2つあります。まずは目盛りが打っていないことと、キャップが本体にくっついていないことです。

 キャップが本体とストラップで繋がっていて離れないということは、屋外ではキャップをなくさないためには便利ですが、毎日麦茶を作った後に洗う時に少々面倒に思うこともあります。それに、できれば外出時の水汲み用にナルゲンボトルは車載しておきたかったので、キッチン用とは言いながら大きさも同じで値段が安いこの無地のボトルがすっかり気に入ってしまったのでした。

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 シールを剥がしてしまうと全く何も文字が入らないので、人によっては本当に食品用かと思われるかも知れませんが、使ってみると本当に便利です。かなりラフに扱っても割れることもなく、きちんとキャップを閉めれば漏れることもありません。キッチン用ボトルのシリーズにはもう少し長い1.5リットルのぼとるもありますが、その製品ならパスタケースとしても使えそうですし、ナルゲンのキッチン用ボトルのシリーズは日用品としてもなかなか使い勝手がいいのでサイズ違いのボトルも手に入れてみたいなと思わせるものです。取り扱い店舗が限られているということがネックではありますが、単なる水入れから食品入れ、はたまた熱湯を入れて湯たんぽ代わりにも使え、災害用品自体をこのボトル内に入るようにパッキングしておき、これ一本でいざという時に対応するような形のセットを作ることも面白いでしょう。とりあえずはこのボトルを使って今年の夏を乗り切ろうと思っています。


NTTドコモ「ポータブルSIM」の可能性と不安な点

 携帯電話会社が端末を使って通信を行なう場合、いわゆる「SIMカード」を中に入れないと通信ができませんが、NTTドコモが新たなSIMカードの開発を発表しました。

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 それが表題の「ポータブルSIM」というもので、将来発売されるであろう機能に対応したスマートフォンやタブレット端末をポータブルSIMにかざし、基本的にはBluetoothで認証を行なうことによって、SIMカードの抜き差しを行なわなくてもネットワーク通信を紐付けした端末で行なえ、簡単に別端末での使い分けが可能になるというものです。現在はカード型の端末なので常に持ち歩く中でなくしてしまう可能性もあります。さらにこの端末自体では通信ができないので、常に何らかのデバイスと組み合わせて使う必要があります。

 さらに、ID認証の仕組みを使ってパソコンと連携し、買い物やネットバンキングを安全に行なえる事が期待されています。まだ具体的にいつから出てくるとかいう感じではないので、新しい端末の買い控えなどは無意味ですが、こういった流れを知っておくと、やはり長期間しばりのある契約で高い端末を分割払いしようとは思えなくなりますね(^^;)。

 ポータブルSIM自体にも電池が入っていてUSBによる充電が必要であるという点ではウィルコムの「誰とでも定額パス」と似ている感じがしますが、発表されたそのままのものを私は導入しようとは思いません。というのも、常に利用するスマートフォンなどの端末とBluetoothの届く範囲の中に置いておかなければならないため、もしうっかり紐付けしていないスマートフォンだけを持ち出してポータブルSIMを持って行くのを忘れてしまったらインターネットどころか電話も受けられなくなってしまうからです(^^;)。

 とりあえず、どこへ行くにも必ず持って行き、手ぶらでも付けられるものということになると腕時計型の端末でしょうか。このような端末でメールと音声通話できるものの中にポータブルSIMの仕組みが入り、Bluetoohが届かない場合には単体での使用が可能であるなら持ってみたいとは思います。ただその際、どれくらい電池が持つのかということも重要な購入における判断材料になるでしょう。その他、メガネにこの機能を付けたりしてあのGoogleグラスのように使えるものが出てくれば面白いと思います。

 このポータブルSIMの仕組みが一般化した場合、あえて端末のメーカーは通信会社の提供する電波に合わせた通信機能を付けなくても良くなりますので、端末の値段も下がるかも知れませんし、またメーカーの方で通信会社を問わずこのポータブルSIMを利用できるものが出てくれば、例えばauのスマートフォンを使いながらドコモの番号を使っての発着信ができるとか、そんな製品が発売されてもいいように思います。でも、ポータブルSIMだけ契約して端末は他社でというのはドコモが許さないかも知れませんが(^^;)。

 今後の事を考えると、従来のSIMカードに代わるものとしてこのポータブルSIMが開発されているものなのか、単に数多くある製品の中の一つなのかということにも注目していきたいと思います。SIMカードの差し替えは手間である半面、災害時に端末が壊れたとしても別の端末に入れればカード自体が壊れていない限り、少なくとも同じ番号での通話やメールは続けられます。反対にもしポータブルSIMが破損した場合は、お店に行って新しい端末に交換するしかなく、通信の復旧にはかなりの時間がかかってしまうことでしょう。ですから、あえて新しい技術には飛び付かず、冷静に動向を見ていくようにしたいと思います。


自転車で楽しむ三保の松原周辺(3)

 三保の松原の観光案内所で調べてもらった水上バスの時刻表によると、私が三保の松原を出発した時間で、次の水上バスまでには約2時間も待ち合わせがあるということで、三保海水浴場のそばにある水族館、「東海大学海洋科学博物館」に入ることにしました。車で行くと駐車料金は500円ですが、こちらは自転車ですからその費用もかかりません(^^)。たまにテレビの取材が入ることもある水族館ですが、こじんまりした施設ではありますが、見どころもけっこうあります。

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 駿河湾の深海に生息している深海魚の展示もあり、写真のリュウグウノツカイが目を引きます。もちろん水槽の展示も多くあり、特にクマノミにはかなりの展示スペースを割いているのですが、こうした珍しい標本はなかなか見られないものです。

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 展示スペースは2階にもあるのですが、2階の展示には生きた魚はいません。しかし、シロナガスクジラの標本はこれだけでも見る価値はあるでしょう。入場料は1,500円と結構高いですが、私はJAFの会員証を提示したら150円引きになりました。同じく2階には立体メガネをかけて見る3Dシアターも有り、船の時間まで十分に楽しむことができました。

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 そのうち汽笛の音が聞こえたので急いで連絡船乗り場まで行きました。この看板の先の桟橋から自転車ともども乗り込みました。私の乗った船は三保の桟橋から江尻に到着した後で目的地の日の出埠頭に向かいます。料金は江尻でも日の出埠頭でも同額の400円だということで、直接係員の人にお金を渡し、船に乗り込みました。

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 自転車は写真のように外の空いているところに置き、およそ30分の船の旅を楽しみました。途中江尻埠頭に止まりましたが、この場所には最近食事処が充実した市場の「河岸の市」があります。清水ならではの海の幸を楽しみたい場合はここで降りて買い物や食事をするのがベストだと思いますが、日の出埠頭にも映画館まである総合施設の「エスパルスドリームプラザ」があり、もちろん食事についても充実しています。また、伊豆半島方面へのフェリーもここから発着されています。車の中に自転車を積んで今回のコースを回る場合は、ここ日の出埠頭周辺に車を停めて三保を一周するというのがそれほど体力的にもきつくなく、十分観光を楽しめると思います。自転車がない場合でも、駅や観光施設各所でレンタサイクルを提供しているようですので、今回の私のとったルートは簡単に回ることができるでしょう。

 三保の松原が世界遺産となり、トップシーズンにはかなりの渋滞に回きこまれることが予想されます。今回のプランは渋滞対策だけではなく、ミニクルージングや廃線跡巡りなども組み合わせ、食事も十分満足できるものをいただけますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。(おわり)