自転車の空気入れで車のタイヤに空気は入る?

 ちょっと前の話になりますが、知り合いからもう使わなくなったというので、Panaracer 楽々ポンプ BFP-PSAB1という安価なプラスチック製の自転車用空気入れをいただきました。もちろん、自転車用にということで使うつもりですが、もし旅の途中で車のタイヤの空気が抜けていると感じた場合、この空気入れは使えるのでしょうか。そんな疑問からいろいろ試してみました。

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 まず、標準では多くの自転車に空気を入れられる英式と呼ばれるバルブが付いているのでそのまま使えばいいのですが、車やバイクの空気を入れるにはそのバルブを取りはずして米式のバルブにすればいいというわけです。この他に、この空気入れで浮き輪やボールの空気を入れるためのアダプターが本体の根元の部分に写真のように入っているのも便利ですね。ちなみに、新品で買ったとしても千円ちょっとで手に入れることができるので、名前もわからない空気入れがすぐに壊れてしまった経験を持っている方なら、曲がりなりにもパナソニックという名前を信じて購入するのも有りだとは思うのですが(^^;)。

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 さて、いよいよ車のタイヤにつないでみました。レバーを倒すことでロックされるので、外れないようにロックをしてから空気入れに手を伸ばします。製品名には「楽々」とあるので自動車のタイヤも簡単に入るかと思ったらそうではありませんでした(^^;)。一回のポンピングでは多く空気が入らないこともあり0から空気を入れるには相当の根気は必要な気がしますし、一回ずつ押し込むにもかなり力を入れないと入りませんでした。しかし、ものは考えようで、こうした空気入れとは別に空気圧を測るゲージを用意し、出発前に空気圧を測った際に空気の入り具合が不足気味の場合、適正な空気圧になるように頑張ってポンピングをすれば、そこまで大変な思いをせずにより適正な値の空気圧に保つことができるでしょう。パンク修理をしたタイヤの空気を0から入れるなんてことはやめたほうがいいと思いますが、ちょこちょこと空気圧を調べながら不足分を入れるくらいの用途としてこんなものでもありかなという気もします。

 空気入れを車中泊のためのグッズとしてとらえると、浮き輪と同じバルブの空気マットやクッション枕などを用意している場合は、主にこちらの用途に使用しながら、いざという時にはかなり大変ですが車のタイヤの空気も入れられるものという認識で積んでおくと、それはそれで便利なのではないでしょうか。常に車に積んでおく必要はないと思いますが、車の中のスペースに空きがあれば、このような自転車用の空気入れを持って行く選択もありだと思いますね(^^)。


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