モバイルプリンタの可能性はあるか?

 先日冷蔵庫を修理してもらった際、修理内容の控えをもらうのに、以前は手書きの書類だったように思ったのですが、会社が違うと(以前修理を頼んだものとは別のメーカーのものを現在使っています)システムも違うようで、実にスマートな方法で控えを出してきました。

 修理業者の方は携帯電話(ガラケー)を使って修理内容を入力し、おもむろに取り出したのが、恐らく写真のブラザーのものと思われるモバイルプリンターでした。

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 携帯電話とは赤外線で接続しているようで、ほどなくして修理内容が記載されたレシートくらいの感熱紙か出てきて、それをいただいて終了となりました。このプリンター自体はかなり前からあるものらしいですが、インクでなくファクシミリと同じようなタイプのプリンタなので耐久性もあるということなのでしょう。よく仕事で端末を使っている方は専用の端末とプリンタが一つになったようなものを使っていますが、これはさすがに業務のみに特化したものなのであれを欲しいとは思いません(^^;)。しかし、このような手軽に使えそうなプリンターは意外と役に立ちそうな感じもします。

 とりあえず思ったのは、QRコードを印刷し名刺代わりに渡すとか、お店の地図や電話番号、クーポンを印刷するとか、その日のスケジュールなどちょっとしたものをメモにして打ち出しておくとか、写真印刷には使えないもののスマートフォンで入力したものを人に渡す場合に便利そうです。

 ただ問題は、紹介したプリンターも当時の定価が3万円以上と業務用として作られたものらしく高値になってしまっているということです。それと、業務に利用しているところでも今は積極的にペーパーレス化を叫んでいるところもあるので、これからこうしたモバイルプリンタの需要が喚起される事がないのかも知れません。

 こういった出力系のデバイスは以前から好きで、インスタントカメラのフィルムを出力できるチェキプリンターも持っていますが、今こうした用途で使う場合、近くにコンビニがあれば据え置きの写真プリンターで出力すればいいわけですし、そのためにプリンターを持ち運ぶのは非効率的と言われても仕方ないでしょう。

 それでも今回紹介したモバイルプリンターが出てきた当時は、これだけ多くの人がスマートフォンを使うことは想定していなかったでしょう。今は自宅のプリンターをスマートフォンから動かして出力するアプリも普通にある時代ですから、Bluetoothを利用して小さめのロール紙やシール用紙に印刷できるプリンターは、システム手帳あたりとセットで使えば字が下手な人でもきれいに整理されたものが作れると思いますので、それなりに需要はあると思えるのですが、一般の人でも購入しようと思える金額で出てくれないですかね(^^;)。


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