キーレスエントリーであわてないために

 先日、知りあいの方から車のキーレスエントリーについての相談をもちかけられました。今まで何も問題なく使えていたキーレスエントリーが使えなくなり、ガソリンスタンドの人に聞いたところ、自分たちではどうにもならないので車のディーラーに持って行った方がいいと言われたそうです。しかし、もしキーレスエントリーが駄目だとして交換ということになったら費用もかかるので、その前に私に相談を持ち掛けてきたというわけです。

 実際に車を見せてもらい、キーレスのスイッチを入れたところ全く反応しません。とりあえず疑いは内部の電池にあると思われるので、100円ショップで買ってきた極小ドライバーを使ってフタを開け、中の電池の型番を確認して、改めて100円ショップで同じ型の電池を購入し入れ替えてみました。

 これでうまく動けばいいのですが、残念ながら電池を替えても全く反応しませんでした。これではガソリンスタンドの人が言う通り、ディーラーに任せるしかないかなと思ったのですが、その時まで私はもう一つの可能性を忘れていました。できれば新しい電池を買いに行く前に思い出せばよかったのですが、それでもディーラーに行く前に思い出したのでよしとしましょう(^^)。

 改めてその車を観察し、確実に全部のドアが閉っているかを確認します。前後左右のドアはしっかり閉まっていましたが、案の定後方のドアが確実に閉まっておらず、わずかに浮いていたのでした。

 車のドアにロックを掛けるということは、基本的に全てのドアが閉まっていなければなりません。前後左右のどあについては走っているとカタカタ鳴ったりするのですぐに気付くと思いますが、今回持ち込まれた車は後方のドアがわずかに浮いていても全く違和感なく走れてしまうので、まさが後方のドアが完全に閉まっていないというのは気が付かなかったということなのでした。

 改めてドアをカチッと音がするまで完全に閉めてからキーレスエントリーの操作を行なったところ、何も問題がなかったように使えるようになりました(^^)。これは、まれなことではありますが、このことに気付かないで車をディーラーに持って行く人も多いと思うので、同じようなトラブルに巻き込まれないように今回紹介させていただきました。お盆の時期は車で遠出をすることが多く、荷物の出し入れのために後方ドアの開閉をする機会も増えるでしょう。そんな時、突然キーレスが効かなくなってしまった場合、まずは全てのドアがきちんと閉まっているか確認し、それでも動かなかったら内部電池を疑い、それでもだめならプロの意見を仰ぐといったトラブル対応のための順序を覚えておけば、自分の力だけで何とかなる確率も上がり、車の移動の際のロスも最少限に抑えられます。この事についてはもしかしたら以前にもこのブログで書いたかも知れませんが、今回の事も思い出すまでに先に電池を買いに行ってしまったりしていますし(^^;)、自分的にもこういうことは書いて記憶に留めておいた方がいいと思った次第です。もし旅先でキーレスが使えなくなってしまったら、まずは全てのドアがきちんと閉まっているかを確認してみてください。

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