エイビット ホムテル3G AK-010 ファーストインプレッション

 購入のための予約をしておいた、モバイルフォンとしてはインパクト抜群のエイビット「ホムテル3G」がようやく届きました。

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 こんな箱に入っていますが、今回は先行予約の特典ということで、専用のリチウムイオン電池も箱の中に入っていました。電源はリチウムイオン電池とACアダプターの他に、単三乾電池4本でも動くようになっています。

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 まず最初に気付いたのがACアダプターの形状と違いです。PHS回線を使っていた同社の「イエデンワ」のACアダプターは、microUSBの汎用タイプでしたが、ホムテル3Gの形状は従来よくある細型のプラグになっています。もっとも、この電話機は単三乾電池での運用が災害時にはデフォルトになりそうなので、プラグ部分の強度が出た分良かったという感じもしますが、汎用タイプの方が何かと便利なので、この点では残念でした。

 発信機能のうち、しっかりしていると思ったのが、プレフィックス機能が搭載されていることです。私の場合は、ドコモ契約の無料通話のついたSIMを入れていますが、ホムテル3Gのテザリング機能を生かして使う場合にはMVNOの音声通話プランを契約することが多くなるでしょう。音声通話プランの場合の通話料は30秒20円(税抜き)と結構な金額になってしまうので、通常の電話番号の前に4ケタの番号を付けることで格安の通話料を実現し、さらに番号通知も可能な「楽天でんわ」「G-Call」の番号を自動で電話番号の前に付けてくれるプレフィックス機能は通話料金を下げるためにも有難い機能であると言えます。

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 他にイエデンワと変わった点といえば、液晶がカラーになったことと、この電話機だけでテザリング(Wi-Fi)ができることでしょう。単三乾電池4本でテザリングができるというのは、その昔PHSのどこでもWi-Fiがありましたが携帯電話の電波を使ったものはなかったので、これも何かの折りには役立つのではないかと思います。

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 最後に、SIMの挿入口についてですが、標準SIMをまっすぐ差すようになっているので、SIMアダプターの使用については、できる限りオリジナルの厚さと同じくらいになり、ぴったりと密着するタイプでないと入れたはいいが取り出す時が大変になるでしょう。それでも、自己責任の範囲で試すことはおすすめしませんが、単三乾電池と太陽電池バネルで何とか継続して電池での利用は可能な用意はしてあるので、本当に困った時にはmicroSIMやnanoSIMを使ってしまう状況も考えておこうかと思います。


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