真冬の静岡県横断は「東名」か「新東名」か?

一年で一番寒い時期は抜けたのではないかと思いますが、まだまだ雪が降ったり道路が凍結して危険な道路状況の元通行される機会は多いと思います。少ない休みを有効に使おうと夜通し長距離を車で走るような旅に出るケースも少なくないかと思いますが、今回は先日起きた高速道路の通行止めの様子を見た上で、特に静岡県を通過する場合に役立てるかも知れない話を書きたいと思います。

先週末に新東名の御殿場ジャンクション上りにおいて3台のトラックがスリップし、道路を塞ぐような形で止まりました。後から発表された情報によると、3台のトラックのうち1台のトラックがノーマルタイヤだったとのことです。その後、後続車も進めないまま高速道路会社は新東名の通行止めを決めました。それが午前1時過ぎのことです。

通行止めを解除するためには通行を妨げている車をどかすだけで済みそうですが、深夜から夜明けにかけてさらに気温は下がりますし、事故の起こった場所は雪が踏み固められて凍っているだけでなく風が通り高架だったため道路表面の温度は-6℃にも達したということで、全面開通したのは8時間後、さらに後続車全てが高速道路から出たのは止まってから10時間以上経ってからだったということです。

静岡県は一般的に雪も降らない温暖な土地というイメージがありますが、御殿場付近は標高が高く、そこだけは雪の心配をしなければいけないところです。ですから、今回紹介した通行止めの原因を作ったノーマルタイヤのトラックがもしきちんとスタッドレスを履いていたらとか、事前に天気予報で御殿場から東京へ向かう道の中で降雪の可能性が大きいという情報を入手していたらとか、たらればの話はありますが、今回の通行止めではもう一つ、ドライバーの選択肢がありました。それは、「東名高速」を走るか、「新東名(第二東名)」を走るかということです。

今回の通行止めがあったからということもあるのですが、もし御殿場の手前の清水のジャンクションで新東名から東名高速に道を代えていれば、ここまでの立ち往生に遭遇することはなかったでしょう。実は、道路の形態を見ていくと、東名高速に比べて新東名は内陸側の高いところを通っており、トンネルや高架が多い道になっていることがわかります。

ですから、東名高速と比べると道路表面の温度が低く、深夜から早朝に掛けて凍結が起こりやすいポイントが多いということも言えます。

基本的に凍結した道を通りたくなければ、深夜から日の出まではパーキングエリアで車中泊でもしながらやり過ごし、日の光の中を運転する方がいいのですが、そうもいかない場合もあります。その際は、サービスエリアには必ず周辺の道路状況を知らせる案内表示があります。そこを見ながら行き先の方面が渋滞になっている場合は単に交通集中しているための渋滞なのか(この場合はいわゆる渋滞の名所が先頭になっていることが多い)、何か事故があったことが予想されるものなのか情報を整理し、必要に応じて日本道路交通情報センターのテレフォンサービスを利用するなどして、そのまま渋滞の中に入っても大丈夫なのか確認した上で進むか留まるか、場合によっては手前で高速を降りて進むかの判断をする必要が出てくるでしょう。

真冬の事故による立ち往生は、たとえ自分が雪や凍結に関する万全の対策をしていても巻き込まれたら進めないというリスクを負うようになるので、進むことにナーバスになる必要があると思っています。ただ、こうしたリスクから逃げるという考え方だけではどうにもならないのが長距離輸送を行なうトラックドライバーの方々でしょう。

本来はこういう場合の運行については、各々のドライバーに任せるのではなく、運行管理をする方の指示に従うことで細かな進路情報を届先と共有しながら行なうのが安心だと思いますが、ナビによる最新の交通情報を基にした渋滞回避ルートの案内のような、技術的に立ち往生になる可能性のある道に向かわないような方法も考えるべきでしょう。据え付けのナビでVICSの渋滞情報を利用できない場合は、手持ちのスマホに無料のスマホアプリを入れて使った方がリアルタイムの渋滞情報を加味した道路状況を見ながら走ることができます。問題は渋滞情報として出てくる前にその場に遭遇してしまうことですが、その場合、もし進んでいる状態で高速道路の出口があったら思い切って出てしまうことも必要になってくるでしょう。

とにかく、台風・大雨の時や降雪・凍結のある時には慎重の上にも慎重を期して、さらに使えるものは何でも使って立ち往生する所へ入らないような努力が大切です。まだまだ夜間・深夜走行には危険が伴いますので、冬の高速道路を利用される方は十分に気を付けて走行下さい。


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