災害時の歯ミガキについて

最近、テレビを見ていると、液体ハミガキのコマーシャルが目につくように感じます。水ですすがなくてもいい液体ハミガキは水を専用に用意することが難しい災害時には便利なように思いますが、なかなか日常使っている歯のケアに関するものを持ち出せない場合にどうすればいいのかという事について今回は考えていこうと思います。

水自体は支援物質として届く可能性もありますが、自宅で避難している場合には自力で何とかしなければなりません。歯ミガキ用の水というのは飲料水と同じものですから、それまでの歯ミガキをどうすればいいのでしょう。どうしても飲料水が少なくなると歯ミガキ自体をやらない人が出てくるように思いますが、災害時に歯ミガキしない状態が長く続くと、菌が口から体の中に入り肺炎の危険があるということですので穏やかではありません。厚生労働省のページに様々な参考資料のファイルがあるので、ご一読をまずはおすすめします。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122257.html

ここで気付くのは、少しでも水が使えれば歯ブラシを水で濡らしたり洗ったり口をゆすいだりできますが、水が全くない場合に困ってしまいます。それでも、ある程度口の中から唾液を出すことができれば、歯ミガキを使わずに歯ブラシのみを使ってブラッシングし、汚れた歯ブラシをティッシュなどで拭き上げることで、対応は可能かと思います。ブラッシングだけでは歯の間に挟まった食ベカスが残っているという場合には糸ようじのやデンタルフロスのようなものも併用して口腔ケアを行なうのがいいでしょう。

具体的にどういったものを揃えたらいいのかというのは、歯ブラシについては頻繁に交換している方なら歯ブラシのストックをより多く買っておけばいいわけですが、一つ気になるのが屋外に避難した場合の衛生面です。100円ショップの歯ブラシセットの中に、ブラシの部分を保護するカバーが全ての歯ブラシに付いたセットを発見しました。これならお気に入りの歯ブラシが購入できるまでのつなぎとして用意しておいてもいいのではないかと思います。もちろん避難生活が長引いた時にはカバーは流用できます。

また、歯の隙間からカスを取るためのデンタルフロスについては、使い終わるとごみになる糸ようじ型のものよりも、使う時に必要な分だけ切って使う糸を切り取って指に巻いて使うものを一つ用意しておいた方が、家族だけでなく他人にも気軽に分けてあげることができます。100円ショップのものといってもあるとないとでは大違いですから、防災用として一つは用意しておくことをおすすめします。

そう考えると、防災用品をまとめる際には家族分の歯ブラシおよび歯ブラシケース、デンタルフロスにティッシュを用意して入れておくのがまずはいいでしょう。液体ハミガキを使っている場合は、袋の中でこぼれてしまったり、知らないうちに使用期限が切れてしまわないように、自分で使ってみて使えそうだと思った場合に日常の口腔ケアに使っているものを、いざという時に持ち出せる所に置いておくようにした方がいいような気がします。

それと、液体ハミガキについては殺菌力が強いということはそのまま飲み込んでしまうと体の中に菌ごと入ってしまいかねないので、特に小さなお子さんに使わせる時は注意をした方がいいと思います。歯ミガキでも災害時には大人用と小人用の分けるだけの用意もできにくいと思いますので、日頃から体への悪影響が出ないような天然成分の入ったものを探してみるのもいいのではないでしょうか。

不幸にして用意した口腔ケア用品を持ち出せなかった場合も、食事の後にとにかくティッシュなどを指に巻くようにして歯を拭いたりすることはできます。避難所でお弁当といっしょに飲み物として水やお茶が配られた場合には普段ではお行儀が悪いと言われているお茶での口ゆすぎをしてから歯を拭いたり隙間にたまった食ベカスを取るなど、毎日のケアは欠かすことなく続けられるかどうかによって、避難所での体調悪化を防ぐことにもなります。そう考えると日々出掛ける際にハンカチとポケットティッシュを常に服のポケットに入れて持って行くということは、それ自体がいざという時の歯のための備えにもなることも考えて持って行くことをおすすめします。


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