PlayStation VITA のスペックからわかること

 昨日の発表で、次期PSPとして今年末の発売が予定されているゲーム機の正式名称とハードの概略、価格などがわかってきました。PlayStation VITAというのが新たなハードの名前ですが、車の旅で便利に使えるのかということを今回出てきた断片的な情報を見ながら検証していこうと思います。

 ハードの構成は、PSPのようにWi-Fiのみのモデルと、携帯電話のSIMカードが差さるスロットのある3G/Wi-Fiモデルに分けられています。どちらを購入されるか迷った場合は、販売価格の高い(29,800円の予定)3G/Wi-Fiモデルの方をおすすめします。というのも、GPSが内蔵されているのが3G/Wi-Fiモデルだけとアナウンスされているからです。通信費はどうなるのかという疑問は当然出てくると思いますが、今私が使っているb-mobile SIMがそのまま使えるのであれば言う事ありません。もしソニーと契約したSIMしか使えないようなことなら、購入に躊躇するかもしれませんが、早いうちにここら辺の情報を出してくれると嬉しいですが。

 本体には専用のカードスロットおよびメモリ用のスロット、3G/Wi-Fiモデルには当然ながらSIMカードスロットがあります。具体的にはメモリカードがPSPのようにメモリースティックだけなのか、SDカードも使えるようになるのかはまだわかりません。カメラは前面と背面に2箇所あり、今後もしドライブレコーダーの機能を付けたカーナビゲーションソフトが出てきたら、すぐに実用になりそうです。ゲーム利用にはダウンロードしての利用という話もあるので、どの程度本体のメモリがあるのかというのもこれからはっきりとアナウンスがほしいですね。

 また、何といっても画面および裏面がタッチパネル式になったということで、入力自体もしやすくなりました。Bluetoothは搭載されているものの、今のところキーボードやマウスの入力には対応していないのが残念です。ただ、シリアル入出力併用のマルチユース端子があるみたいなので、たとえ有線でも入力デバイスが繋げれば、長文の文章を入力してメールやブログ更新などできるとハードの価格が安いものですしありがたいのですが。

 これだけのスペックを見ていくと、すでに発売されている任天堂の3DSと比べてしまいます。3DSは3Dが目玉機能であったためでしょうか、私個人の面白く使えそうな機能や追加のソフトなどは未だ出ていないので、結果的にソニーのPlayStation VITAについての期待は当然ながら大きくなります。スマートフォンに近づく必要はないと思いますが、ゲーム機として主に使われるとしても音楽やビデオの再生マシンとしてや、インターネットに繋いでパソコンを持っていかなくても一通りの事ができるようなマルチメディア端末として出てくれれば、スマートフォンには興味はあるものの料金の高さや端末の2年縛りに違和感がある方にとって、代替機としてのポテンシャルも秘めている魅力的な端末となるでしょう。

 もちろん今の状況のままでも予約時の争奪戦は必至だと思われますが、個人的には手に入れる予定ではいるものの、上で書いたような不確定要素もあるので、ゲームをやる気満々の方を差し置いて手に入れるのも悪いなという気もしますし(^^;)、来年になってメーカーの在庫管理が落ち着き、いろんなソフトが出揃った時期ぐらいまでに手に入れることができればいいかなと思っています。ただ今後のプレスリリースの内容によってはここまで書いた私の使用目的に合わなくなる可能性もありますので、今後も追加される情報についてはきちんと把握しておこうと思っています。


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