災害用の食料について改めて考えてみる

防災の日前後ということもあり、テレビのバラエティ番組でも防災関連の内容が放送され、目についたものは見ています。そんな中、目に付くのが災害用に作られた長期保存の効く食品の数々です。

昔は氷砂糖入りのカンパンくらいしか選択肢はなかったように記憶していますが、最近ではお菓子を中心に実にバラエティに豊んだ缶入りで長期保存できるものが増えてきています。

実は私のブログでも過去にこうした缶入りの食品を複数買い込んで、どんなものかという検証を行なったのですが、今年はそのようにして購入した食品が連続して賞味期限を迎えるため、その前に食べ切らなければならずにちょっと苦労しています。食べておいしいお菓子のビスコ缶などは子どものいる所にあげることもできますが、朝食用のクラッカーであるリッツ缶などはなかなか食べるのも大変で、それでも強制的に家族内で食べて何とか無駄を出さずに済みましたが、実際に被災した時のことを思うと、食事にクラッカーやカンパンでは味気ないですし、やはり普段食べているものを食べたいという風にも思いました。

最近の非常食はヒートパックが付いていて、ごはんとカレーを同時に温めて食べられるものや、アルファ米をレトルトパックに入った出汁で戻して水がなくてもおいしくいただける混ぜご飯系のものもあったりとかなり状況としては良くなっていると思います。しかしこういうものにも消費期限があるわけで、幸いにして何も起こらなかった場合には大量に用意してあればあるほど、期限間近に一気に消費しなければならないというところは変わらないでしょう。

これも、例えば年に数回家庭内での災害訓練を日課にすることで、電気・ガス・水道のない生活を体験し、一日の食事を全てこうした災害食にすると決めて備蓄システムを組んでいけば食品をムダにしないだけでなく、いざという時に食べ方がわからないということもありません。さらに日々の生活や食事の有難さというものも十分理解することができるということで、備蓄してきちんと管理することができればこちらの方法をおすすめしたいこともあります。

なお、こうした食品を持出袋に入れている場合は、車で泊まり掛けの旅行をする場合に念のため持って行くことをおすすめします。事故や天候の影響で全く進めなくなり道路上で立ち往生なんてことになった場合、いつでもどこでも手間なく食べられる災害用の食品が別の意味で役に立つこともあるのではないでしょうか。

そうしたアプローチとは別に、いざという時に備えながら特別な災害用食品を用意しない備蓄の仕方もあります。それは、家庭で普通に使う乾物やインスタント食品・缶詰・レトルト食品・冷凍食品などをバランス良く配置し、災害直後は冷凍食品を食べ、その後にはすぐに食べなくても大丈夫な一般的な備蓄用食品を食べて行くというものです。

こうすると、日常の中で決まった数をストックすることだけを決めておけば、ごはんを炊くのがめんどくさかったり、おかずが一品足りない時などに備蓄していたものを使った場合に、翌日にでも使った方を補充して先に買ったものから食べていくことを徹底するだけでいざという時にある程度のストックができるようになります。

十分な水が確保されているようなら、お米もレンジや湯煎であたためるパックごはんではなく、無洗米で大丈夫ということになると、米を切らさないように気を付ければさらに日常的に用意するものは少なくて済みます。その際、災害時には電気やガスが使えないことも考えてカセットコンロおよびカセットガス、外で使うことを考えた天ぷらガードを流用した風防についてもその用意について考えておきましょう。

キャンプをよくやるご家庭なら、キャンプ用品を使えば野外で使うことを考えて作られているので更に楽になりますが、問題なのはマニュアルがない中での調理です。簡単に作ることができる災害用の食品を用意することは大切ですが、それと同時に、もしカセットコンロと鍋とお米があった場合、飲料水があれば鍋できちんとお米が炊けるだけのスキルを持っているのかということも大事になります。

個人的にはカセットコンロ以外でもアルコールバーナーや固型燃料だけで炊飯をするようなこともやっているので、お米と水と必要なキャンプ用品があればあえて災害用のお米を用意しなくても私の場合は大丈夫ということがわかったので、改めて災害用に最適化された食品を買うより、定期的にお米を切らさないようにして、お気に入りの缶詰やレトルトのカレー(最近は植物系の油を使うことで、常温でもごはんにかけたりパンに付けたりして食べられる製品もあります)も必要に応じて準備しておく方が私には合っているように思えます。

まあ、最近の長期保存できる缶に入った食品にはお菓子も多いので、お子さんのいる家庭では災害時用としてでなくても、お菓子が切れて子供がぐずり出した場合に備えて5年保存缶を用意するというのもいいでしょう。要は買ったものの日常的に食べる気が起こらない食品は買わない方がいいのではないか? ということです(^^)。

さらに今までは災害用の食品を車の旅行の際に持って行ったりしていましたが、今度からは旅行用に用意したもので食べなかったものを備蓄するような事もありかなと思っています。皆さんの回りにも、特別災害用とうたっていなくてもしばらくの間備蓄できる食品もあると思いますので、日々の買い物の中で同じ買うならどれが備蓄用になるだろうかということも考えながら買われるのもいいのではないかと思います。


カテゴリー: 防災コラム, コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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