モバイルバッテリー全盛の中ニッケル水素電池はどの大きさを選ぶ?

私と充電池との付き合いは深く、古くは民生用デジタルカメラ一号機と言われるカシオのQV-10というレンズが回転して自撮りもできる31万画素のデジカメを使っている時から利用しています。当初は、使い捨てのアルカリ単三電池を旅行のたびごとに買って使っていたのですが、それを続けていくと大量のゴミが出るため、当時はまだ性能の高くなかったニッケルカドミウム電池を入れて使っていました。

今のような長期間使っていなくてもきちんと使えるものではなかったので、充電してから時間が経つにしたがって自然放電していき、きちんと準備して満充電された電池を持ってきたはずが、いざ入れて撮影しようとしたら全く使えないほど放電してしまっていたこともざらでした。それが当時の三洋電器の「エネループ」の登場とともに安定して使えることがわかってから、外に出て安値のものを見付けたり、ネットで安くエネループが売られているのを発見したらどんどん買い込んで行ったので、かなりの数の単三エネループが自宅にはうなっています。

そんな中で車のバッテリーを使わなくても使える家電製品として主に単三電池で使えるものを揃えてきたわけですが、最近になって日常使いでは気にならないものの、災害時の事を考えるとこのままでいいのかという風に考えることも多くなりました。

というのも、安定した充電環境がなくなってしまう極限状態でこそ電池を使った製品を使うことが多くなるわけですから、もしそうした状況が長く続いた場合、手持ちの充電池の中味を使い切った時点で利用できなくなってしまうとも思えます。

さらに、多くの人が買い求めると思うので新品の電池の調達も難しいだろうという中で、いちるの望みを託すのはさまざまなサバイバル充電機能を持つグッズであると言えます。その中には太陽電池パネルだったり、たき火をしたりお湯を沸かすことで発電するぐっずだったり、手回しで人力で発電したりということが考えられますが、恐らく単三エネループを4本満充電にするというのは大変だと思います。

これらの中で一番可能性があるのが大きな太陽電池パネルで発電する方法だと思いますが、毎日晴天になるかというのはわかりませんし、大雨の天気ならたき火も安定してできるかという問題もあります。

あくまで私の場合ですが、かなりの量がある単三充電池については雨でも曇りでも太陽電池パネルにつなげでいつでも充電できる体制にしておくつもりですが、もしかしたら急な用途には間に合わない場合もあるかも知れませんので、もう一つの方法を平行して用意しておくようにしました。

それは、単三だけでなくより容量の少ない単四充電池も用意しておき、さらにより少ない本数で使えるものも用意しておくということです。そうすることによって非常時の充電時間は短縮されますし、最悪のケースでも自分の力だけで数百回手回しハンドルを回すことで、急場しのぎに使えるようにもなると思うからです。

ちなみに、私の持出袋の中には単四を単三電池として使える電池ホルダーも用意していて、とにかく少しの時間だけでも単三対応のラジオやライトを動かしたい場合はこの電池ホルダーを使って急場しのぎにすることも考えています。

最初に用意したデジカメでの利用というのは本当に限られた機種だけになってしまいましたし、スマホの充電ということになると以前には結構あった単三電池を使ったモバイルバッテリーというものはとんと見掛けなくなってしまいました。リチウムイオン電池を利用したモバイルバッテリーは小さくて高容量になり便利になったものの、それも安定して充電できる環境があってこそです。私自身はこうした大容量のモバイルバッテリーも便利に使いながら、単三や単四電池で動く製品やUSB経由で充電できるグッズも大切に準備して使っていきたいと思っています。


カテゴリー: 充電池活用法 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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