車で行ける伊東の公衆浴場「玖須美温泉会館 毘沙門天芝の湯」

せっかく伊東まで車でやってきたのに、足湯だけ入って帰るのではもったいないということで、今回お邪魔したのが地元の方々も利用する公衆浴場の中でも「七福神の湯」として観光客にも開放している中でも車で一番行きやすい「玖須美温泉会館 毘沙門天芝の湯」へ行ってきました。

なぜここなのかというと、データでは26台という利用者用の駐車場を持っているので、車で直接訪れての入浴が容易であるということです。時間の関係で、できればお昼頃に入って帰りたかったのですが、そこは地元の方々が利用する銭湯のようなものなので、14時から営業ということで少し軽食を取りながら14時になるのを待ってから向かいました「伊東マリンタウン」からは車で5分くらいの場所にあります。

まずこれが駐車場ですが、こちらの温泉会館は二階に集会所など、地元住民の方のための施設も併設されているので、ある程度の駐車場も確保されているようです。ただ、温泉以外に何かのイベントや集会があった場合、広い駐車場でもいっぱいになっているかも知れませんので、そこは空きがあるかをチェックして早めに入るのがおすすめでしょう。

施設はこのように立派なものです。ひなびた温泉の雰囲気が好きな方にとっては中の湯船を含めて何の感動もないと言われるかも知れませんが、湯量豊富な伊東温泉を毎日の入浴のために訪れる地元の方からすると、家のお風呂にあるような設備が整っていた方が使い勝手がいいわけで、こうした整備された温泉会館の存在が有り難いのでしょう。特に、地元民の方は一回70円(さらに高齢者は30円?)で入浴が可能なので、家のお風呂に入るよりもちょっとお風呂に行ってくるという感覚で訪れるのがわかります。ちなみに、私が入った時にはほぼ観光客は私一人で、私だけ一般入浴料の300円を自販機で購入しました。銭湯と比べてもこの金額は十分お安いです。もっとも、他の「七福神の湯」には一般入浴が250円というところもありますが、設備の面ではこちらの方が上でしょう。

脱衣所に入ったら14時ジャストで入ったにも関わらず、浴槽の中にはもう地元民でいっぱいでした。ただそのために脱衣所には誰もいなかったので、直接写真を撮ることができました。入るとすぐ下駄箱があり、写真はさらに入ったところにある衣類用のロッカーですが、奥にマッサージチェアと血圧計、反対側には体重計があります。下駄箱には全てではありませんが鍵のかかるところがあり、衣類のロッカーには普通に鍵がかかるようになっていますが地元民の方々は慣れているのかロッカーに入れたりしても鍵をかけなかったり、カゴに直接衣類を入れたりしていました。ただ、脱衣所にはそうした荷物を狙っての盗難被害が頻発していることの注意書きがあちこちにあり、それだけ無粋な人が出入りしている事が伺えます。もし温泉会館の中まで貴重品を持ち込んでしまった場合には、貴重品は番台に預けて欲しいということですが、車の中に貴重品を入れておくという方もいるかも知れません。ただ短時間の入浴でも車上荒らしに遭わないように気を付けながら自己責任での管理が必要になります。

浴槽にはそれほど人はいませんでしたが、カランとシャワーのある洗い場は地元の人たちに占領されてしまっていました(^^;)。公衆浴場なのでイスと風呂桶は用意されていますが、石鹸やシャンプー、そしてもちろんタオルは用意されていないため、自分であらかじめ必要なものを持って入る必要があります。石鹸シャンプーをひとまとめにしたカゴに入れて入ると、その一式を置いておく台があるので、そこに置いてとりあえず湯船に入りました。石鹸やシャンプーなどをカランの前に置いて洗い場の場所取りをすることは禁じられています。今後利用される場合には、空いていればそのまま桶とイスを取って洗い場に入ればいいですが、そうでない場合は湯船に入りながら空くのを待ちましょう。
お湯は無色透明で、源泉だけでは熱いので加水してかけ流しになっているようです。それでもちょっと熱めなので、高血圧や熱いお湯が苦手な方は一気にドボンではなく、まずは足から浸かって体を慣らしてから入りましょう。一部の浴槽にはジェットバスがあり、さらに段になっている場所もありますので半身浴も楽しめます。

そうこうするうちに洗い場が空いたので体と頭を洗いましたが、ちょっと手間取ったのがシャワーの出し方でした。手元の蛇口にはカランとシャワーの切り替えスイッチが有り、ワンプッシュでカランからお湯が出るようになっていますが、同じことをシャワーに切り替えても一向にお湯が出てきません。そんな様子を隣で見ていた地元の方が観光客だと察してくれたのか、シャワーのボタンを押すとそこからお湯が出てくることを教えてもらいました。このシャワーは一回押すと出るものの、もう一度押さないと止まらないので、使わない場合にはシャワーをその都度止めることが推奨されているようです。

体をリフレッシュして浴槽から上がった後は、上り湯のシャワーがあるのでこのシャワーを一浴びしてから出ました。混んでいてなかなか体を洗えなかったことでちょっと長居をしてしまいましたが、ほとんどのお客さんが地元の方で、世間話に花が咲く様子を感じたことで、改めて遠くに来ているんだなと感じることになり、心の方も十分リフレッシュさせていただきました。

ホテルの豪華な浴槽や、山の中のひなびた温泉の雰囲気もいいですが、地元の人も使っている公衆浴場というのも、普段銭湯に行かない身からすると、何か懐かしく楽しい感じがします。考えてみると銭湯自体、旅行で金沢に泊まった時に地元の銭湯に行って以来ということになります。特にこの玖須美温泉会館は駐車場が広いので、満車であっても少し待てば空く可能性があり、伊東に滞在しない場合でも気軽に立ち寄って温泉だけを楽しむためにはなかなかいい所ではないかと思いました。改めてコンパクトなお風呂セットを再編しようかなと思った今回の伊東行きでした。

※伊東市ホームページによるデータ

料 金

大人300円 小人100円

営業時間

14:00~22:00

定休日

毎週火曜日

駐車場

26台

住 所

伊東市芝町2

電 話

0557-36-3377

 効 能

リウマチ・神経痛・運動器傷害

病後・疲労回復

 


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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